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鼻閉と漢方薬

暑い日が続きます。暑くても猛烈な湿気でつまり暑邪と湿邪でダニは元気です。漢方では鼻水は化熱して鼻詰まりには漢方薬が良く効く。有効な生薬としては辛夷にと麻黄と石膏です。辛夷には鼻閉の専薬としての働きがあります。今世の中はとても暑い日が続きます。湿邪と署邪が大きくかかわっており素体がみんな気虚になっている状態です。ニンジン+黄耆で衛気を充実させて麻黄と石膏で炎症を抑える。石膏を多めに入れて気分の熱を取り除く、口渇を取り除くと水分摂取を防ぐことが可能になる。今鼻閉は熱を取り除きうまくいっている。鼻の粘膜が腫れて空気が通らない。副鼻腔炎と花の粘膜が腫脹して鼻腔の粘膜に炎症が起こる、意外にも、鼻粘膜がろ過機能を発揮する80パーセントの異物を取り除く。いずれにしても口呼吸になる。睡眠時無呼吸症候群に至る。さらには鼻づまりで学力低下を招くことすらある。鼻詰まりは夜おこる通気性が低下している夜に起こることが多い。いびきをかく人は成績が下がるとのデータもある。中耳炎をよく起こすのも鼻詰まりと関係することが多い。睡眠中目が覚める、喉が渇く、イライラするなどは要注意です。

再生医療にはお金がかかる

再生医療を普及させることは日本の国家プロジェクトです、加齢黄斑変性症での臨床応用がなされましたが維持費などを考えるとおひとりで5000万円かかるそうです。全国の如何に多くの施設で再生医療に取り込むかが費用を下げる決め手です。人工透析を減らす決め手もIPS細胞です。透析を受ける患者さんがなんと30万人、年間1.5兆円にも及ぶそうです。腎臓ではアステラス製薬ががんばっているようです。いまは効果はES細胞(胚性幹細胞)でもⅰPS細胞でも大きく変わらないようです。病気や事故で失われた組織や臓器を回復させる再生医療。再生医療はお薬の治験とは少し違うと先端医療病院の高橋政代先生が講演の中でお話になっていました、それはPHASE3を経ずに短期間で承認が得ることができる。再生医療では日本が世界最速で承認される制度になっている。薬の知見は日本は遅いといわれていたのに再生医療は国家プロジェクトのようです。漢方薬は冷遇されているのね。眼科は主治医になれない診療科であるためこのままでは眼科医は減少していく。再生医療で眼科が世界をリードしていけば眼科脂肪の研修医が増えるかもしれない。

大勢に無勢

日本政府は漢方薬に全く理解がない、大勢に無勢です。中国は道理を外れた国だが中医学をCHINESETRADITIONALMEDECINEに標準化しようとしています。ISOつまり国際標準化機構では中国・韓国が力を持っているそうです。日本では国が何もせずシェア85パーセントの会社におんぶにだっこだからでしょう。中国の物価や通貨のレートは関係なくどんどん薬価が下がる。おすすめの漢方薬って何でしょう、漢方専門医では補中益気湯・八味地黄丸・桂枝茯苓丸そしてある大学の卒業生では芍薬甘草湯・大建中湯・葛根湯・六君子湯と補中益気湯が続くそうです。漢方薬を処方している時に説明していること自体インターネットの情報とは違う、いわゆる適応外の処方が多く存在します。そして、講演会でも本当のことは話さない演者は多い。あるいはビデオどりを禁止する演者も多い。だからお薬の説明書はずいぶん前からPCに入っているものではなく私が考案した文章でお配りしています。しかし、患者さん私が処方した漢方薬を最初はうちに来てもあとはどこかよそで処方していただくらしい。そしたら製薬会社にバレバレです、目立たぬように汚い身なりをしてこっそり生きているのにうちの漢方薬使ってないと怒られる。MRさんの顔を思い浮かべて胸が痛みます。よその薬局では最大手の漢方薬をもらってくださいね漢方エキス製剤は最大手のものが手に入りやすいのです。私の漢方薬の処方をオール○ムラといわれます。胸が痛みます。

再生医療

25年後の日本は4000万人の人口減少が起こるとされています。先日、マスコミにもよく登場される先端医療センター眼科の高橋政世先生の再生医療の講演に感動しました。そして東京歯科大の島崎潤先生のお話に時代の流れを感じました。島崎潤教授の話は角膜移植から再生医療に変わっていくとのことでした、では角膜移植がなくなるかといえばそんなことはないとのことです。時代の流れといえば角膜移植が全層移植からDESAKなどのパーツ移植に代わっています。そしてIPS細胞の出現で高橋政代先生は2005年から研究されているそうです。加齢黄斑変性(ARMD)のRPE移植では日本は他家移植で世界をリードしているそうです。ライト兄弟は1903年飛行機を作り、たった16年で乗客を乗せる定期旅客輸送業務に成功したそうです。再生医療も慎重を期してものすごいスピードで進んでいる。第一号の患者さんはARMDで抗VEGF抗体を硝子体に注射して0.3を維持していたが今は抗VEGF抗体を注射しなくても0.3の視力を維持しているそうです。眼科医になる人が極端に減少しています、これからは主治医にならなければ医師ではない。すぐに開業できる眼科・皮膚科から今の若い医師は内科志望になりプライマリーケア学会が人気となっています。時代はどんどん変わってゆきます。

アイケルビス点眼液

アイケルビス点眼液は人口涙液では無効な重症ドライアイに用いるシクロスポリン製剤です。アイケルビス点眼液は欧州で承認されています。海外では参天製薬が発売しているそうです。海外ではドライアイのコアメカニズムが炎症です。日本とは異なります。日本では参天製薬はシクロスポリン製剤のパピロックミニ点眼液があります。同じシクロスポリン製材でも濃度はどう違うか>MRさんに聞いてもきっと教えていただけないと思い調べてみました。薬剤・基剤・防腐剤の三つから点眼液は構成されます。防腐剤は無添加が良いに決まっている。コソプト点眼液、タプロス点眼液はミニムスという形でBAKフリーになりました。クーラーが入るとドライアイ患者さんが増える。参天製薬も関節リウマチの薬から撤退した。眼科医療費の5パーセントを占める抗VEGF抗体はその有効性は素晴らしいが患者さんの負担の面からも好ましくない。レーザー治療つまり網膜光凝固術との併用で医療が減るとよいと思います。いろいろな臨床治験でレーザー治療が進化することそして医療費を底なしに上乗せする抗VEGF抗体の使用が減るとよいと思います。あゆみ製薬は参天製薬から分社したんですね、参天製薬の株価が上昇していると眼科実践講座2015で話題になっていました。

あゆみ製薬

あゆみ製薬ってご存知ですか?8月から抗リウマチ薬のDMARsを参天製薬から引き継いだ会社があゆみ製薬だそうです。眼科臨床実践講座の終りに参天製薬のお偉い方つまり執行役員の方ががリウマチ分野からの撤退をそして眼科分野への専念を宣言されていました。病院で整形外科の医師から眼科には参天製薬来ていますか?と質問されていました。良い薬があるが整形には来ないとのことでした。参天製薬のMRさんにははずれがいない、みんなよく気が利く。何か御用は?と気軽に言ってくださる、情報共有ができているようです。眼科臨床実践講座は眼科診療アップデートセミナーに比べ歴史が浅い。しかし、とても便利な場所で15000円の参加費でとても役立つ。パワーポイントのスライドをいただけ15000円は安い。

眼科臨床実践講座2015

眼科臨床実践講座2015は締切日の一カ月前にキャンセル待ちをかけてまで参加させていただきました。前回参加したときが第一回です。第1回は東京駅のJP TOWERHALL&KONFERENCEでした。今回は品川のインターシテイホールでした。座席は要らんからぜひ参加したいとのリクエストもあったらしい。8月1日は診療を終わって駆け付けました、いきなりのぞみが姫路に5分遅れて到着しました。。16時にホールに入りました一番前の真ん中しか空いてなせんでした。素晴らしい講演ばかりでしたが初日は神戸の先端医療病院の高橋政代先生の講演が一番感動と夢をお与えてくれました。コンサートにでも行ったような気分でした。二日目も素晴らしい講演ぞろいでしたが兵庫医科大学の木村亜紀子准教授の神経眼科のお話に感動しました。そして午後からは第一回CATARACT ACADEMIC SEMINARを聞くためJP TOWERHALLA&COFERRENCEで17時40分まで講演を拝聴しました。東京歯科大学の島崎潤先生の講演で角膜移植もPATS移植になっている、DEMEKもよいが京都府立医科大学と同志社大学の角膜内皮細胞の移植が伸びてくるのではないかとお話にまた感動した。

相変わらず若い

お話の仕方か顔つきか何かわからない。いまだに患者さんから40歳代の半ばかそれより若く見られる。男性ホルモンが欠乏しているのかAGA型の脱毛にならない、海で釣りをして1日立って真っ赤になってもすぐ真っ白に戻る。先日、姫路西高27回生をなのる患者さんにはあんたの先輩の○本先生に紹介してくれとか。大学が○本先生と同じだそうです。私が20年前に姫路に帰ってきたときまだ姫路の基幹病院で研修医をなさっていたと思う。○本先生はもっと若いし姫路西高ではないと思う。自分ではもうすぐ還暦ぐらいの気持ちでいる。いつ診療の駒を減らすか?しかし職員の収入も減る。仕方がないから働いている。だから今年は姫路に帰ってきてから一番ゆっくりしている。暑くてしんどい、週のなか場に一日休みたい。年です。いろいろ院外でお仕事をいただく。忙しくなった、しかし、私の顔は笑っているように見えるそうです。来てほしいMRさんと来られると疲れがどっと出るMRさん。勉強会の案内以外は訪問規制を強化したらよいかもしれない。一人で見るWEBの案内誰も見ないから頼みに来る。昨日と一昨日の疲れでしんどいが頑張ろう。MRさんと会うのはアポイントメント制を導入しよう。木曜日は合わないというのに案内状持参せず訪問する。

CATARACT ACADEMIC SEMINAR

今日はJPタワーホール&カンファレンスで行われた東京慈恵会医科大学主催第一回CATARACT ACADENIC SEMINARに参加してきました、日本眼科学会雑誌の7月号に案内がのっていました。元東京中央郵便局を改装して作られたJPタワーホール&カンファレンスへは月末に行われるアレルギー学会の専門医講習会でもう一度来ます。東京駅の丸の内側で徒歩一分のところにあり新幹線で行くには便利です。東京駅が一望でき夜景がきれいです。17時40分までの長丁場です。一番関心があった講演は時間生物学の基礎というタイトルでした。次が色覚の基礎です。このような話は薬がないのでなかなか聞くことができない領域です。午前中までは品川インターシテイで土曜日・日曜日と缶詰でした。東京慈恵医科大学の常岡先生の名司会の元、興味深い話で会場はいっぱいでした。昨日・今日と眼科実践講座2015にも参加いたしました。眼科臨床実践講座2015は結局キャンセル待ちが回ってこなかった方もおられたようです。いっぱいいっぱいでした。疲れました、寝ます。

ヒトスジシマカとネッタイシマカといえば昨年騒がれたデング熱を媒介する蚊のことです。デング熱は昔1942から1944年に流行したときは南方からの引揚者が持ち帰ったようです。今は南方への旅行者が関与するようです。デング熱には1から4型があるそうです。昨年はやったのは1型だそうです、今年はどうなることやら韓国旅行が減る代わりに熱帯への旅行者が増える可能性がある。7月20日に大阪でもヒトスジシマカが1000匹以上捕まった。ずっといたのではないかと言われています。あるいはデング熱はずっと日本に存在していたのではないかと思われます。RASTで蚊を調べたいと電話があった。蚊のRASTで何を見たいのか診療中で前に患者さんに問うことができなかったが蚊に対する関心の高まりです。RASTで調べることができるのはやぶ蚊だけのようです。蚊に対する関心の高まりを示すものです。今日は東京へ行ってましたが今年はデング熱が話題となりません。