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インフルエンザワクチンの巡回診療

インフルエンザの予防接種が値上げになります、姫路市の高齢者インフルエンザ接種でも当然値上げの嵐になります。高齢者インフルエンザも値上げになります。どうせ消費税に持っていかれるからあまり値上げしたくはありませんが大きく値上げするかもしれません。B型インフルエンザワクチンが山形株とVICTORIA株の2種類入り4日のインフルエンザワクチンになりバルクが変わります。つまり工場に投資が必要とのことでワクチンが大きく値上げされます。従来の効かないB型ワクチン1種類の選択肢も残されたらよかったのにと思うのは私一人でしょうか。インフルエンザワクチンでもう一つの変化は事業所でインフルエンザワクチンを接種してくれと頼まれたら断っていましたが保健所に届けて巡回診療という形で接種していくことが厚生労働省の通達されました。私が読んだ文章ではベッドがある医務室でないといけないとか縛りはないようです。ただ保健所に届けてまで職場で接種するか?ショックが起きたら責任は事業主?産業医?秋からストレスチェックテストが50人以上の事業所つまり産業医を置いている事業所で義務化されます。産業医も結構大変です。

比叡山千日回峰行

行く道は精進にして忍びて終わり悔いなし。比叡山千日回峰行で有名な故酒井雄哉師のお言葉です。取ったそして取られた、人間は生かされている。誰のものでもない、栄えるものの必ず滅ぶ。失敗の人生から千日回峰行に挑み時の人になった。私利私欲がなく体力も気力も充実した大阿闍梨酒井雄哉師でも100歳まで生きていない。私はたまたま平成3年の9月の台風の日に勤務先の病院を休み比叡山の会館でで過ごした。すごい音で木々が折れていった。翌日、比叡山を下りるときには台風一過の秋晴れでした。回峰行者さんはこんな日も歩くんだと感動した。平成3年の4月に比叡山で三塔巡拝という行事に参加した。別名一日回峰行として知られている。横川の行院を出発して昼間に回峰行者様と同じ道を歩いた。参加者はみんな晴天の昼間に千日回峰の道を歩き解放行者の偉大さに感銘を受けた。行者道というのは道があるが木が倒れてそのままになっているところもあるもちろんアスファルトなど全く敷いてはない。今では良い思い出です。一緒に行をした方でご存命の方はほとんど天台宗の寺院で住職なんだろうと思います。寺に生まれた私は今医師の仕事で手いっぱいです、行院では便器を素手で掃除する。医療従事者としてはしてはいけないことです、必ず手袋をつける。世の中はばい菌だらけSTANDARD PRECAUTIONです。そもそも医師である私が便所掃除をすることは一般社会では要求されることはない。私もあと幾年生きているかわからない。回峰行はNHKで何度も放映されているからご覧になった方は多いと思います。私の父は今年87歳になります、酒井雄哉氏がなくなられた年齢と同じ年齢になります、同じ天台宗の大僧正です。夏になると元気がなくなる。今年は暑い。署邪と湿邪がきつい。がんばってほしい。酒井雄哉師のつまは自殺された、これが得度への入り口だったといわれる。医師はみんな科学者だから宗教なんて非科学的と宗教をさげすむ。オーム真理教の林死刑囚は慶応の医学部まで出てもったいない。

アシテアWEBサイト

ダニの舌下免疫療法の登録サイトであるアシテアWEBサイトでの医療機関の登録がおかしいとMRさんがお越しになりました。MRさんはご自身で直せると思うので訂正お願いしますとのことでおかえりになりました。塩野義製薬に電話を入れるとMUSIC FAIRのBGMが流れていました。アシテアWEBサイトではミスを犯したかと思いましたがシダトレンのe-leaningの後の登録では一対複数あった緊急搬送先が西川クリニックとは1対1対応になっていました。舌下免疫療法ではご家庭でアシテアを舌下投与することになります。私のところでスギ花粉の舌下免疫療法であるシダトレンを投与している患者さんは東は加古川、西は赤穂に及びます。アシテアダニ舌下錠も広域から舌下免疫療法の患者さんはお越しのはずです。市外から患者さんが来ることが想定外のようです。舌下免疫療法は患者さんがご家庭など院外で行うものですけどね。

予防接種の同時接種

予防接種の同時接種について、如何思われますか。Hibと肺炎球菌ワクチン、四種混合ワクチン、そして来年4月からは財源さえあればB型肝炎が定期予防接種となります。同時接種とは医療機関の門をくぐってから門を出るまでに複数のワクチン接種を行うことです。現状で生後2か月から同時接種を行わないと14回の受診が必要になります。同時接種を行うとBCGを含めて5回、BCGを除いても4回定期予防接種のため医療機関を受診する必要が生じます。任意接種つまり自費ではありますがロタテックも同時接種の対象となります。今現在、任意接種のロタウイルスのワクチンとB型肝炎ワクチン接種は姫路市において無保険の状態です。同時接種をすれば定期予防接種と一緒に行えば不本意ながら保険に入った状態で接種することになります。医療費無料化の前にこのようなもんだを解決することは必要です。最近はご希望であれば2か月から同時接種を四種類でも五種類でも行っています。ロタテックはまだ経口ワクチンだから良いにしても私が2か月や3か月のお子さんがかわいそうになります。B型肝炎は子供の方が抗体がつきやすいそうです、最近は母子手帳を見ているとB型肝炎ワクチンを接種しているBABYが増えています。保護者の方へ垂直感染だけではなく水平感染のリスクが周知されたっかのようです。ガーダシル9がわが国でも承認申請されました、医薬品医療機器情報機構での補償も進まない。原因究明が進まない。

水腫・湿・痰飲

水腫・湿・痰飲とは中医学の用語です。さらには陰虚という概念がある。陰虚は日本漢方と中医学では異なる。日本漢方では単なる水の異常です。これが日本漢方には理論がないといわれると弱いところです。江戸時代にはもっと日本の漢方もレベルが高かったそうです。明治時代に蘭学中心に医学が変わったところで衰退の一途をたどったそうです。水腫とは英語のEDEMAのような状態。湿は今の気候が署と湿であるというような表現と私は理解しています。日本の漢方には陰虚の概念がない。日本漢方の陰虚は陰証で虚証を意味していわゆる冷え性のようなイメージです。陰虚と傷津はどのように違うか。物質としての陰が不足するのが陰虚です。傷津は短期間の水の不足つまり熱中症はまさに傷津ではないかと思います。傷津のお薬の代表の五皮飲にはスイカの皮が入っています。痰には広い意味の痰と狭い意味の痰があります。つまり呼吸器系の痰、怪病の原因となるたんです。局所的に雨が降っているようです、私のクリニックのあたりはきのうもおとといも大雨でした。一昨日はすごかった、医師会の委員会が8時からあったが大雨で欠席してしまった。21時30分まで雨宿りしていました。今日も午後はSHOWERが来るのでしょうか。湿邪と署邪で体がだるい。今週末はまた東京で眼科実践講座2015とCATARACT ACADEMIC SEMINARです。帰宅するのが遅くなりそうです。私は外からクーラーで湿邪、体の中なかからは石膏・知母で冷却です。元来冷え性なのに五心煩熱で手足が温かい。男性更年期なのか、ホルモンバランスが乱れているようです。

アシテアダニ舌下錠のe-learning

ダニの舌下免疫療法であるアシテアの舌下免疫療法のe-learningが始まりました。舌下免疫療法の受講情報登録・アシテア適正使用e-learning・eテスト・受講修了登録申請の順にすすんでゆきます。e-learningは簡単・明瞭な講習です。e-learningは診断・治療説明・治療開始・治療継続の4STEPです。まずは舌下免疫療法の講習会をいつどこで受講したかというところから入力は始まります。5つのSTEPに分かれるe-leaningを約50分で終えることになります。すべてで15問を正解すると修了です。e-learningで一番難問だったのは久光製薬のノルスパンテープのe-learningでした。一回ごとに五択の選択肢が変わりました。慢性疼痛は専門外だからかもしれません。シダトレンとアシテアのeテストではどちらが難しいか。アシテアの方が難しかった。これで年末までは患者さんへのお声掛けの期間です、シダトレンを意外と多く治療しているのでシオノギさんもビックリされていました。兵庫県での導入件数から言えばふつうの数です。今からSIONOGI TVの時間です。

アシテア登録医

シオノギ製薬から今年の年末に発売される予定になっているダニに対する舌下免疫療法であるアシテアダニ舌下錠の登録医になりました。シダトレンの時にお世話になったMEDYから毎日MAILが来ます。今回はMEDYのID/PASSWORDがすでにあったので簡単でした。アシテアのe-leaningを視聴してetestを受けて合格したので登録しました。これで私は登録医となりました。そんなに急がなくてアシテアダニ舌下錠の登録医を使えるのは今年の年末の予定です。e-learningは舌下免疫療法の講演会をいつ受講したかのチェックとその番号入力から始まりました。そして4段階の診療に準じたe-learningを受講しました。そしてテストを受けて合格すればいいんです。試験に合格すればいよいよ登録です、救急の対応についての登録もありますがこれはシダトレンと同じところを登録しました。登録が終われば後はシオノギ製薬のMRさんがまたお越しになるのをお待ちするだけです。ダニはスギのように1月から5月いっぱいの初回投与禁止の縛りはありません。鳥居薬品と塩野義製薬の製品がどう違うのか関心があるところです。塩野義製薬の社内研修はまだまだなのか?私の方がいろいろ情報を持っている。

一人医師医療法人

相続税55パーセント、所得税45パーセントと高所得と法人税以外は日本ではどんどんうなぎのぼりで出国税が課税されるようになっている。一人医師医療法人は利益を上げているところでは節税になるかもしれないが私のところでは全く縁がなさそうです。利益を一人医師法人のお金としてプールして引退時に生命保険を解約し退職金にするのが一人医師医療法人の節税法です。しかし低金利時代においてそんなに甘いはなしはない、解約返戻金として生命保険の掛け金が戻ってくる人はほとんどなようです。個人でかけている小規模企業共済も運用が良くないそうです、当面の節税にしかならないかもしれない、医療法人が掛けている生命保険は後継者特に子息が継承をうまくすればよいがそんなに親子間継承は上手く行かない。あとを継がないかもしれない、さらには私立医科大学に進学したいと子供に言われたとき学費を準備しないといけない。法人にお金を残すほど利益が上がっているところは良い。私のところは自分で持っておかないと間に合わない。私立中学校へ入学し6年一貫教育で教育費をおおく使い、大学まで私立の医学部となると教育貧乏になってしまいそうです。暑い日が続きますが7月はドコも補習です、学校へ通うだけでも大変です、公立・私立を問わず今は高校になると留年がある。大学のことなお考えて折れない。公立が教育の原点です。職員が来ましたのそろそろ診療の時間です。

小児ワクチンフォーラムin神戸

来年度になったら、生後二カ月で皮下接種が3種類、3カ月で4種類の皮下注射の定期予防接種が始まることが財源の確保ができれば確実視されています。さらにはロタウイルスのワクチンが任意接種で経口接種されます。ホテルオークラ神戸で小児ワクチンフォーラムin神戸に参加しました。兵庫医科大学の学生時代小児科の講師をなさっており講義を受けたこともある熊谷直樹先生がロタウイルスの演題で座長の労をおとりになっていました。熊谷先生は30年前とほとんどお変わりがありませんでした。小児科医ばかりの中で貴重な講演を拝聴しました。日常診療に役立つように一生懸命聞きました。昨年、県医師会での開業後の担当理事の指導でも自費診療ありますか、自費のカルテを見せてくださいと言われました。眼科で予防接種の自費カルテ初めて見たと何度もペラペラ持参したカルテをご覧になっていました。B型肝炎ワクチンの抗体は大人になってから接種してもなかなかつきません、いちど消えてもいったんついたらMEMORYが残るとの新しい考えが普及してきています。B型肝炎ワクチンは来年度からの0歳児での定期予防接種化の最終段階に来ています。遺伝子型がビームゲンとヘプタバックスⅡでは異なり日本でも遺伝子型が欧米に近づいているようです。血液はもちろん、涙、汗、唾液、精液などから水平感染するため思春期前の接種を求める声もあったそうですが0歳児での定期接種化が有力です。ロタウイルス感染症はほぼ全員が感染し発展途上国ではなくなることが多々ある病気だそうです。ワクチンは経口です、吸啜反射なのでしょうか、一生懸命飲まずに戻そうとします。ロタウイルスは変異するため流行を予測することが困難なため5価ロタテックが良いそうです。MMRワクチンは無菌性髄膜炎の副作用が過去に日本で発生したためおたふくの定期予防接種化は遠いようです。先週は2日にわたり小児科の先生に混ざりワクチンの講演を拝聴いたしました。

チーム医療

DPP4阻害薬は今や糖尿病治療の第一選択薬です。スイニーでもとうとう腸閉塞が起きたそうです。すべてのDPP4阻害薬で腸閉塞が起きました。チーム医療をテーマとしたDPP4阻害薬に関する糖尿病の講演会を拝聴しました。糖尿病は理解できても実践できない病気です。そうめん2把とご飯を茶わん一杯が同じカロリーなんです。手術はチーム医療です。今は術前に剃毛は今は行わないそうです、剃毛により不潔な毛がなくなることよりも傷がつくことが問題になります。無駄な毛もないほうがよい。なるほど、昔と変わっている。手術の前の入浴ですがこれは清潔になります、ではヒビテン浴をするとどうか、あまり変わらないようです。SSI(SURGICAL SITE INJECTION)は手術後一か月以内に起こる手術部位および近傍での感染です。チームで手洗いが必要です。SSIのリスクは年齢・栄養・DM・喫煙・肥満・輸血。術前の長期入院などが挙げられます。これからはチーム医療の時代です。やっと買ってきました、昨日からずっとがんばつていました。ワクチン、医療法人化の勉強、そして系統中医学講座今日は早く寝ます。