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アトピー性皮膚炎と汗

そとは熱くなりましたがアトピー性皮膚炎患者さんはかいたほうがよいのでしょうか、汗には3つの働きがあります、感染防御、体温調節、保湿作用です。2014年幼稚園児のアトピー性皮膚炎が2.37パーセントだそうです、これは過去最低を意味します。アトピー性皮膚炎が増悪する季節です。夏のアトピーは汗に注意する必要があります、アトピー性皮膚炎と汗には密接な関係がある。冬は乾燥肌に注意が必要です。汗は主にエクリン汗腺で賛成される。NACLやHCO3が再吸収される。汗のPHは低くなる。大量発汗時は再吸収が困難になり賛成になる。以前は汗はかくなクーラーを入れてくださいとの指導が多かった。アトピー性皮膚炎では健常者に比べ汗が少なく汗をかくまでの時間が長く汗の中の抗菌ペプチドが少ない。血液検査のHRTではヒト汗という項目がある。ヒト汗の一項目だけ検査することはできません、医療機関が赤字になります。休みの前の日には検査はできません。かいた汗は洗い流すのが今の流れです。現時点ではアトピー性皮膚炎患者さんは健常者と比べ発汗量が少ない。さらに汗をかくまでの時間は長く汗の中の抗菌ペプチドが少ないとの知見が一般的です。HRTでひと汗をとるとき一緒にマラセジアを調べたかった。

泌尿器科漢方

姫路駅前で大学の先生から泌尿器科の漢方薬の講演を拝聴しました。漢方薬の話はすごいことはなかった。泌尿器科領域の漢方薬は眼科ほどではないかもしれませんが難しい。眼科領域・泌尿器領域は八味丸・牛車腎気丸の世界。西洋薬が良く効くが高価です。牛車腎気丸が一番でしょうか?それとも熟地黄を用いるウチダの八味地黄丸が良いでしょうか。尿管結石には猪苓湯と連銭草そして一週たちDVDで復習しています。泌尿器科の漢方診療はそんなに有効ではないと思います。三谷和男先生に一年つかれたそうです。三谷和男先生の話はライブとDVDで耳にタコができるほど聞いたが三谷先生は医師には厳しい話はなさらない。患者さんには厳しいそうで家族も同伴を求めるそうです。患者さんにとって満足度百パーセントの外来で感動されるそうです。養生を求める、体を冷やす果物は摂取しないこと。果物は体を冷やすから東洋医学ではふつう悪です。漢方薬を服用する人には冷え性が多い。だらりとした生活のすすめつまり副交感神経優位の生活のすすめです。果物は果糖が多いから悪です。私も時間を気にせず外来をしたいがふつうの眼科と思ってくる人には雑談している、忙しんやでまっとんやでーとか私忙しいのよとかおしかりで大変です、更には小さな子供が暴れまくる。

E型肝炎

E型肝炎が最近話題です、牛の胆を昔は生レバーとして生で食していましたが2,012年以降禁止になりました。。私自身E型肝炎が怖いからシカ肉を食べることがなくなり久しい。鹿はこの辺りでは大変多い。しかし、せっかく獲得した肉もイノシシなら高く売れる。世界で年間300万人がE型肝炎に罹患しているとされる。代わりに豚の肝提供され摘発されている。国内で10万人以上がE型肝炎に罹患している。わが国では豚や野生の動物が感染源だそうです。1パーセントとが劇症肝炎になります。発展途上国では水が感染源だそうです。ほとんど慢性化はしないそうです。妊婦や高齢者では重症化しやすい。シカが増えてひめじでも被害が多いと聞く。歯科を駆逐してもなかなかジビエ料理には使いにくい、締め方に問題がある難しい。イノシシは高く売れるが鹿は難しい。以前、先生医師免許があるやろうちで働いてと言われました。シカ肉をたとえば店でカレーライスにして提供するならよいがレトルト食品として提供するには医師面鏡がいるとの話でした。E型肝炎のIgAが保険適応になっています。

プリン体

プリン体の7割が体内で作られます。尿酸はプリン体の成分です。プリン体には遺伝子のDNAとうまみのイノシン酸そしてエネルギーにかかわるATPがある。プリン体は体内で7割作られます。体内でのエネルギー消費や新陳代謝時にATPやDNAが分解されて作られる。美味しいものにはプリン体が多い。乳製品はプリン体が少ない。クロレラビール酵母にもプリン体が多い。アルコールが甘草で分解されるときATPが分解されて尿酸を上げる、アルコールには尿酸排泄を抑制する働きがある。激しい運動がATPの分解を促進するため尿酸値が上がる。閉経後は女性も尿酸値が上昇する。プリン体はどこで作られるのでしょうか、筋原性高尿酸血症、腎源性高尿酸血症、肝原性高尿酸血症に分類される。筋原性とは筋肉で尿酸が作られます。腎原性とは腎臓で尿酸が排泄されなくなります。降圧薬のCCBとロサルタンは痛風リスクを下げます。高血圧も高インスリン血症も尿酸の再吸収酵素のURAT1を活性化し高尿酸血症に関与します。

MERS

WHOはMERZがはやっている国を隔離していない、一方日本の世界文化遺産の登録のため大統領がドイツへ訪問している、まずは国の中を固めるべき時期です。検疫法と感染症法がある。MERZが日本に入ってくる前は検疫法です。いったん入ってくると感染症法に基づきMERZは第2種感染症指定医療機関に入院するべき病気です。第一種指定感染症指定医療機関と第二種指定感染症指定医療機関があります。違いは陰圧施設があるかどうかです。中東呼吸器症候群MERZが250人とされて一年ですが遺伝子が似ている韓国で広がっている。緑内障の研究では日本人と韓国人の遺伝子が似ているからよく比較の対象となる。致死率40パーセントと極めて高い。医療機関での2次感染も問題になっている。2012年に初めて同定されたMERZコロナウイルスは潜伏期間2から14日です。発熱外層から肺炎に至る。急性呼吸窮迫症候群ARDSを併発し人工呼吸器が必要になるそうです。日本でもそんなに人工呼吸器はないと思います。ウイルスの単体はヒトコブラクダとされています。TVでにほんじんがかんこくへあそびにいっているのは?理解できません。空気感染しないとされているが十分わかっていないそうです。君子危うきに近寄らず。ラクダの出産期に流行したことから風土病との説もある。潜伏期14日は長い。ふつうコロナウイルスは飛まつ感染や接触感染する。COMPROMISED HOSTは重症化しやすいそうです。普段からSTANDARD PRECAUTIONを励行することが大切です。不要不急の渡航はやめておこう。しかしペストがヨーロッパで流行したとき40日渡航しても防げなかった。

デング熱

熱くなると出てくるのは蚊です。蚊に瘀血を吸ってもらっているぐらいの気でいたが雲行きが怪しい。講演会で聞いた話ではもともと日本にはマラリアやデング熱が存在したようです。。デング熱はもともとバリ島などの東南亜細亜などからの帰国者のものでした。日本にも渡航歴を有するデング熱患者さんは200人程度はいたそうです。発熱・頭痛・発疹が見られます。日本でも対象明治時代にデング熱やマラリアの記録があるそうです。世界で1億人の患者さんがいて50万人がデング出血熱を発症2万人が死亡するそうです。日本にもかつていたということで診断をつけよう日本にもデング熱はいるとの思いでつまり日本でもいつかいつかと感染症のプロは待ちわびていたそうです。海外ではサノフィはデング熱ワクチンの第三相試験まで行っているそうです。蚊にかまれると病気になる。お墓詣りして蚊にかまれる。日本脳炎ワクチンを子供に受けさせない保護者の多いことには閉口する。北海道でやっと接種できるようになったのに。グローバル化しているからこそワクチンがあるものは接種しておいた方が無難です。

水熱互結証

中医学で猪苓湯は水熱互結の証と言います。水熱互結は下焦で熱が水湿と一緒になります。猪苓湯は膀胱炎の薬とか尿管結石に金銭草を煎じたものと服用する薬です。君薬の阿膠は袋に入れて後煎です。猪苓湯の使用目標は水熱互結です。清熱ツウ林と阿膠の滋陰潤燥です。猪苓湯は利水清熱養陰が効能です。阿膠が入ると養陰し滑石で清熱します。風寒の邪が化熱し少陰腎に入り下焦で熱と水湿が結ばれる。膀胱気化不利で尿が少なく三焦気機が阻滞して津液が布散できず熱邪が傷陰する。その結果口渇が生じる。五苓散と猪苓湯が似ています。五苓散と猪苓湯は茯苓・沢瀉・猪苓の3つが共通の生薬です。3つの生薬は茯苓・沢瀉・猪苓は尿量の減少、口渇、下痢がみられます。下痢が改善すると尿量が増え口渇も改善します。桂皮が入る五苓散は燥性に偏るそして表証を伴います、一方猪苓湯は阿膠が入っており滋陰作用があります。五苓散は膀胱の蒸騰気化不利の薬です。竜胆瀉肝湯は肝胆湿熱の薬です。

A型肝炎ワクチン

A型肝炎は糞口感染します。カキを食べるとA型肝炎になるのは糞口感染です。そろそろ増えてくるのがA型肝炎ワクチンの接種です。海外渡航に向けてそろそろA型肝炎ワクチンの接種の予約が入る。いわゆるエームゲンです。なかなか品薄ですから返品不可商品です。B型肝炎ワクチンが来年から定期予防接種になることが国内でほぼ確実になっています、B型肝炎のほうが怖いイメージです。A型肝炎患者さんは数百人です。海外渡航向けにA型肝炎ワクチン希望者が夏休み前に増えるのです.55歳未みまんの方はワクチン以外でA型肝炎の抗体はほとんどつかないつまり持っていないことがわかっている。A型肝炎で死亡する可能性がある時代に変化している。高齢者のA型肝炎が劇症化すると死亡する可能性がある。A型肝炎は劇症化しないといわれたのは私は昔は水道が普及していなかったからだと思っています。今は塩素消毒した水道水を飲むのが一般的ですが昔は井戸水でした。またこの井戸水がおいしい。夏はとても冷えている。

腰痛をどうするか

腰痛は労災認定になりにくい。更に腰痛が多い業種ではどうすれば腰痛を防げるかという講義を頼まれました。松平浩先生の「新しい腰痛対策」という書籍には新しい腰痛の概念について多くのことが書かれている。松平浩先生の「新しい腰痛対策」にはいろいろな新しい事実を紹介します。画像所見では腰痛を証明できないというの画期的な事実です。椎間板ヘルニアはSPONTANEOUS REGRESSIONを起こすことは私が放射線科医を志したころにはMRIの出現で常識になりました。安静は長くても3日だそうです、最小限にするそうです。腰痛ベルトも長期に習慣的に使うメリットはほとんどないそうです。腰痛は急性期でも温めるとよいそうです。ふつう急性期は冷やすと思います。最近は安静ばかり言わなくなった。衛生委員会では就業前に腰痛体操を勧めました。たぶん実践するには困難を伴います。重たいものを持つには準備つまり体操が役立ちます。

老視とAA-2

NIDEKのAA-2が普通の眼科にはなかなか設置していません。老視とはいわゆる老眼のことです。老視・老眼にならない方はいません。老眼の検査でNIDEKのAA-2を多用している。わかっていても私は老眼ではありませんと思うのが人間です。納得していただくにはNIDEKのAA-2を用いるとハッキリとカラーマップでわかる。最近わたし自身、老眼がひどい。愛用メガネが10個以上もある。わかりやすく噛み砕いて老眼と言えばピントを合わせることができない状態です。同年代かそれより下の方が老眼でお越しになることが多い。つまり40歳代後半の方です。ピントが合わないことが老眼です。白内障手術を受けるなら軽い近視がおすすめですとお話しします。しかし、皆さん遠くにピントを合わせる。遠くを見るのは運転ぐらいだと思います。と言いながら結局遠くに合わせる人の方が多い。近くが見えないことは老眼の壱現象です。いや老眼の一現象に過ぎないといえるでしょう。