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ヒト汗

アレルギー検査でHRTを用いるとヒト汗という項目があります。HRTのヒト汗はアトピ-性皮膚炎との関係が深いそうです。HRTは一項目だけ実施することはできません。HRTは五項目がセットです。ヒト汗はHRTという検査をする必要があります。5項目を検査するには2CCの血液が必要です。小さな子供さんでは結構2ccは多い。HRTと他のアレルギー検査との違いは今の状態を表します。広島大学や杏林大学の皮膚科で人の汗と皮膚の関係は研究されています。ひと汗をアトピー性皮膚炎の方に注射すると80パーセントに皮膚反応がみられるそうです。汗は体に良いの変わるのか。体温調節、保湿機能、角質剥離作用、外から敵がバリアを壊し体内への侵入を阻止する働きなど汗には非常に多くの皮膚を保護する働きがあります。最近ではアトピー性皮膚炎の方は少しずつ汗を出すことがわかってきた。本来汗は良いものである。中医学では汗は津液です.体を潤す成分であるはずです。今日も熱くなってきました。暑い日に汗をかくことはアトピー性皮膚炎の方には体に悪いのでしょうか。よくわからないところです。皮膚疾患が暑くなると増えます。

オオバヤシャブシ

六甲山系に登山する方がいい時期です。六甲山に登山して花粉症がひどくなるのはオオバヤシャブシです。カバノキ科ハンノキ族のオオバヤシャブシとハンノキの区別がわかりません。ハンノキは全国どこにでもあります。オオバヤシャブシで有名なのが兵庫県です。六甲山系がキーワ-ドです。オオバヤシャブシを知っている医師はアレルギー診療をしている。兵庫医科大学耳鼻咽喉科准教授の故小笠原寛先生はオオバヤシャブシのけんいでした。オオバヤシャブシはカバノキ科です。私自身はCAP-RASTでは代わりにハンノキを見ています。カバノキ科のアレルギーはLATEXアレルギーにつながり且つOASにもつながります。花粉症と食物アレルギーは大いに関係あるのです。アレルギーの世界では常識となりました。OASとは口腔アレルギー症候群のことを指します。今はないそうですが六甲山でなぜ多いかというと植林が原因です。そういえば日本固有の花粉症であるスギ花粉、ヒノキ花粉も植林が原因です。シラカバそのものは北海道にしか存在しません。今年のアレルギー学会総会のテキストが届いた、モーニングセミナーはなく朝8時10分スタートだそうです。

かわっとうなあ

コンタクトレンズ診療は矛盾がいっぱいです。本来自費診療です。保険診療って不思議です。「コンタクトレンズを合っているかどうか」が本来の要件、「老眼かしら」と診察にお越しの人を受付してしまった。仕方ないから検査をしていると「先生かわっとうなあ」と突然おっしゃった。そりゃしまった断るべき方なのにすごく後悔しながら検査していた。変わっていると思うのはお互い様、ひと箱は買うからというのがコンタクトレンズ診療のマナーです。診療やめておきましょうかとお答えしましたというとここまで来て。「何を言うじゃ」とのことでした。結局嫌々診察と検査が終わった。最近急に増えているコンタクトレンズが老眼で合わないなんかおかしいと感じて診察に来る。インターネットやメガネの安売りつまり量販店が販売管理が置いているところで以前は処方箋をもらってきてくださいと言われたのがコンタクトレンズ販売店を持っている眼鏡店は絶対しないやり方で患者さんいやお客さんにうまくささやくようです。わたくし共でコンタクトレンズを買っていただくと4月にごっそと消費税が来るから本来いやなのですがコンタクトレンズ販売所が言うとおりにうまいこと利用されトライアルレンズを供給できないとメーカーから言われて「コンタクトレンズあっているか」という人は断るようになりました。コンタクトレンズには現時点では処方箋がない。急病センターでのゴールデンウイークの診療も嫌だが、おいしいところどりの患者さん増えました。今日はお城まつりです。寝るに限ります。

アレルギーの採血検査

暖かさを超えて熱くなりアレルギーの採血希望の方が急増です。鼻症状よりも特に皮膚疾患が増えています。アレルギーの採血検査にもいろいろあります。アレルギーの採血検査にはこどもならVIEW36やMAST33など何もわからない方向けのアレルギー検査。CAP-RASTはMAST33やVIEW36はより精密な検査です。採血ができない金属アレルギーは皮膚科へ行かれるとよいです。アトピー性皮膚炎ではHDやダニそれもマダニではありません。夏のアトピー性皮膚炎では採血もヒト汗をみるならHRTしかありません、広島大学皮膚科では古くから研究されてきた項目です。春の花粉として岡山ならヒノキ科のネズ、兵庫県ならシラカバ科のオオバヤシャブシこれは採血で検査できません。HRTは5項目がセットです。ヒト汗一項目の検査はできません、したがってHRT5項目で2mlは必要です。小さなお子様では2mlが大変です。ダニやハウスダストは採血するといがいと多くの方が感作されています。ゴキブリや峨などの昆虫に意外と感作されています。採決量と項目の選択が重要です。そして一回採血しても一年もすれば大きく変化します.ゴールデンウイークはまず寝ます、そして急病センターで必死で働きます。働けど税金減らず。姫路の子供の8割を子供の医療費無料化にするなら働く医師の税金も無料化してほしい。それが無理なら中学生以下の子供の医療費無償化を撤回してほしい。

ブログ掲載禁

いよいよゴールデンウイークです。最近ブログ掲載禁止と言って製薬メーカーさんからいろいろ教えていただける話があります、だからブログのネタが少なくなっています。あらかじめ私のブログをお読みいただきそのあと各メーカーのみなさん面会してくださりありがとうございます。ブログ掲載禁といえば懐かしいステーキ弁当があります。あったかい飾磨のステーキ弁当でした、姫路城に行った後どこへ行くか?今年はゴールデンウイークにお城まつりがおこなわれます、わたくしは姫路城の近くには近寄らないようにしなければと思います。姫路城に行った後どこ行くかという記事がのっていたそうですが夕やけこやけで泊まる、アナゴのひつまぶしを食べる、玉椿を食べる。わたくしたち姫路市民の一部は姫路城に近寄らないように行動しています。明日はもうお城まつりです。ゴールデンウイークは子息の中間考査1週間前ではないか。名物に旨い物なしといいます。名古屋の高島屋の白河のひつまぶしはとても美味しいです。そのまま食べるよりだし茶漬けで食べるのがおいしい。ゴールデンウィークも最後に仕事が入っている。待った待った、まだですあ、憂鬱なゴールデンウイークです。一杯寝だめがしたい。

緑内障のQOV

緑内障とせっかく診断してもすぐに患者さんはお越しにならない。治療を自己判断でやめる人が非常に多い。なぜなのか?緑内障とせっかく診断しても社会保険のデータでは3か月後に通院する人は70パーセントです。39歳以下ではわずか一か月で60パーセントに減少する。緑内障は失明原因の第一位です。いつ失明するかといえば眼圧が高くても10から20年、眼圧が低いグループでは失明まで20から30年です。糖尿病と同じですぐに症状は出ません。あるいは糖尿病よりも症状が出るのが遅い。DROP OUTは若い人・治療早期で多くは5回目までにお越しではなくなる。中には抑うつになる方もある。説明不十分かあるいは理解不十分かいろいろな場合が想定される。昨日も緑内障と言われたことがあるので診てくださいと言われました。緑内障で点眼してよいことはほとんどない、点眼したら目が赤い、まつ毛が伸びた、下眼瞼が黒くなった。眼圧が下がったと医師は言うけれど2とか3mmHgです。20年さらには30年のことですが点眼の不都合がアドヒアランスの低下につながる。治療の効果が実感できたらよいのにと思います。

春は苦味をとれ

タケノコ・山芋などヒスタミンやヒスタミン類似物質を含む食物を摂取すると蕁麻疹様の反応が起こる。比較的古いものでは八小委rつが上がる。一方、春は苦味をとれ。春は山菜の苦味が簡単に手に入ります。たとえば筑紫、ふき、ウドいっぱい苦いものがあります。清熱解毒作用が苦味にはあります。漢方薬で苦い薬の代表は黄連解毒湯です。現代医学では山菜はあくがあり必ずしも良いものではありません。春は五臓では肝ですから五行のなかの五味では酸味のはずです。一方アレルギーの世界ではあくがある春の草はアトピー性皮膚炎には悪いとされています。青魚がアレルギーに悪いことは酸化されるとかアニサキスアレルギーの話を聞き納得がいくようになった。苦味の漢方薬として黄連解毒湯があります。黄色い生薬は苦みがある。黄連解毒湯にはカプセルがあるためカプセルしか使っていません。苦味の中で黄笒が悪いとの説が続くが証明はされていません。こタケノコ・山の芋などヒスタミン様のものは食べると口の周りがかゆいとか蕁麻疹がでる、これらを西洋医学では仮性アレルゲンといいます。どこまでどうかはわかりません。

機能性デイスペプシア

機能性デイスペプシアは機能性の異常だからアコファイドを処方するには一年間或は2年間に内視鏡などの検査を受けているつまり器質的疾患がないことを証明する必要がある。こんな縛りがつくと機能性デイスペプシアに対してアコファイドは売れない薬になります。しかし、六君子湯などの漢方診療にぴったりの病気が機能性デイスペプシアである。しかしダブルブラインド試験をしたら意外と当たらなかったそうです、NUDそして機能性デイスペプシアは六君子湯が良いとされてきたが痛み以外は案外当たらなかった。機能性デイスペプシアは内視鏡をしても癌や潰瘍などの異常ではないが食後膨満感、早期膨満感、心窩部痛、心窩部灼熱感からなる病態です。今まで慢性胃炎として診断されていた多くが機能性デイスペプシアという呼称になっています。機能性デイスペプシアの治療には漢方薬がくわえられていることがうれしい。しかし漢方薬も二重盲検試験では意外と当たらなかった。ダブルブラインド試験を施行すると必ずPLACEBOでも有効ということが問題となる。薬とは不思議なものです。そしてアコファイドは胃から十二指腸の薬になってゆくかもしれない。

MAST33

金属アレルギーは採血ではわかりません。MAST33は優れた検査です。なんといっても微量の採血で33項目見れることです。子供さんにはピッタリです。しかし36というのも登場しています、MAST33は食餌、花粉、環境関連同時にそのほかカンジダ、アルテルナリア、ラテックスを少ない血液で調べることができます。しかし、万能ではありません。イメージとしては薄く広くです。何が優れているかといえば血清で0.5ccという血液量の少なさです小児の採血は嫌なものがあります。しかし、皮膚テストとくらべショックがないことが何よりです。コナヒョウダニDerf1とヤケヒョウダニDerp1を成分とするアレルゲン免疫療法が始まります。標準化エキスを用いる検査と治療です。Derf1とDerf2の合計22.2から66.7μg/ML含まれるエキスを1000000JAU/MLと表示しているそうです。スクラッチテストも免疫療法薬も同じです。アレルギーの分野では分子標的療法に治療が入っていこうとしています。抗IgE抗体はすでに臨床の場に登場しています、そしてNFκB抗体Decoyもいよいよ第三相試験です。アレルギーのダニはチリダ二〔House Dust mite〕です。今はやりのマダニとは異なります。

接遇の基本とクレーム対応

5月23日14時30分から接遇の基本とクレーム対応という接遇研修がある、保険医協会に加盟されている医療機関には案内が言っていると思います。司会は私ですよ、保険医協会初登場のあたらしい講師の先生ですので是非ご参加ください。会費はおひとり1000円です。即戦力は道には落ちていない。当然のことですが即戦力はいない、医療機関が変わるといろいろ変わる。接遇の前にレセコンを使いこなす力かもしれない。その上でクレーム対応力が必要です。ゆとり世代が保護者として登場するようになっています。ちょっと混んでいたら待てない、子供が泣くからこちらの集中力が切れる。眼科は中下ら充血すら見えない。早くしないと患者さんに怒られる、それどころか診察費を払わずおかえりになる。昨日は木曜日普段のかかりつけが閉まっているから御来院になった患者さん、お子さんですが目が痛い、涙一杯です、きっとキズが角膜に入っていると想像した。細隙灯に顔がのらない、しばらく仕切り直しで待合室でお待ちいただきベットでタオルでくるんでみようと思ったが帰るとおっしゃいだした。ご夫婦で意見が話がわかれていたがお母さんも帰るという話になった。細隙灯で診る、生体染色をするなど医療行為をしていたあので当然支払いが生じる。しかし、これから診る前に帰るのは患者さんの父親から言い出したこと。当然診療費は頂きました。保護者さん、待てないんだなあ、悪いことに、お呼びした時にはトイレに入っていて後回しになった。クレーム対応困ったものです、今日は協会で弁護士さんの講演です。