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医師の県会議員

4月12日の統一地方選挙の県会議員選挙で医師免許を有する議員が全国で約15人が出馬し選挙を戦ったそうです。15人には無投票当選は入っていません。立候補者15人中7人とあまりとおっていませんでした。つまり8人は落ちたということです、高い税金を投じて医師になって医師として働かないことには大きく賛否両論があるでしょう。特に国立大学を卒業するには多くの税気が投じられている。医師免許を有する県会議員は兵庫県には誰もいない?大坂では維新やっ自民に負けてました。姫路には医師免許を有する市会議員がいない。誰も出馬すらしない。坂口厚生労働大臣の後今後誰が医師免許を有する国会議員で厚生労働大臣になるか。ネットで予想していたがいないようです。坂口力さんは公明党選出ですが人格者だと同じ大学の医学部を卒業された医師が言ってましたよ。厚生省と労働省どちらが上かといえば労働省なんです。労働問題の方が昔から重要視される。だから医療関係の資格を有する厚生労働大臣は誕生の見込みはないようです。市内には世代交代との赤い看板でいっぱいです。どちらが為っても建設中心の行政のような気がする。

腰痛

業務上疾病で一番多い疾病はずっと腰痛です。そして腰痛には2012にガイドラインまで登場した。一生の中で腰痛は83パーセントの方が経験するということがわかりました。仕事に支障をきたす腰痛が新たに発生することの危険因子は腰痛既往歴、持ち上げ℃動作が頻回、職場での対人関係のストレスが強いことです。仕事に支障がない腰痛が仕事に支障をきたす腰痛に悪化したり慢性化することの危険因子は20K議場の取り扱いに従事、前屈、仕事に対する満足度が低い、上司のサポート不足、日常生活や仕事に支障をきたしやすい経験がある人が家族にいるなどが挙げられている、つまり腰痛とメンタルは大いに関係ありそうです。更に新規の腰痛の発生には毎週60時間以上の労働も関係あるそうです。更に新しい常識としてMRIなどの画像診断はほとんど腰痛の原因を証明できないということです、つまり、腰痛持ちでも画像診断には異常を認めないことがある。更に基礎疾患のない非特異的腰痛患者に画像診断を行っても治療結果はよくならないそうです。ぎっくり腰の医学的命名は腰椎捻挫、腰部挫傷などであります。労災ではぎっくり腰は多いようです。自院以外で働くと気分転換になります。

ヒノキ科の花粉

スギとヒノキの花粉の飛散は一定しないしかし今年は一致した。どちらもひめじでは少ない。気温と降水量の差によりスギ・ヒノキには一か月の差があるそうです。今年はヒノキ花粉の方にとっては良い年でした。ヒノキ科の中にスギとヒノキがあることをご存知でしょうか?私はスギがヒノキであることを知りませんでした。ヒノキが終わると岡山ではネズが飛散します。之は有名な話ですがおそらく姫路ではハンノキの花粉が飛散します。この安室地区で多くの生徒や児童で検査をすると陽性にでます。シラカバは北海道しかないがハンノキやヤシャブシは人工的植樹しているからどこにでもある。今採血でRASTをチェックすると多くの方にハンノキが陽性となります。ヒノキとスギには抗原交叉性があることが知られている。6割は交差性があるといわれている、ひょっとしたらスギ花粉の舌下免疫療法で檜科の花粉症も楽になることはないでしょうか。産業医業務の中で衛生委員会というのが毎月ありますが花粉症についてお話しました。姫路生まれの姫路育ちはわたしだけです、大企業には転勤があります。その地方地方で花粉の時期は違います。話は変わりますが北海道では定期予防接種の日本脳炎をしていなかったのにはびっくりします。今やGLOBAL化しています。いつだれが転勤や転校で西日本や韓国・東南アジアに行くかもしれない。

医療費無料化

子供医療費の助成は10年で103倍,自治体の65パーセントに増えています。めい目は少子化対策・過疎化対策人口が少し動くだけの様な気がする。無料化は兵庫県の事業にしてほしい。人口が動くだけで決して少子化対策になっていません。過疎化対策・少子化対策になっているかどうか大きな疑問です。姫路市立の学校の保健室業務にもっとお金を投資していかがでしょう。思う人は少ないでしょう。なぜなら、現場で働く者にしかわからない世界です。県立の学校と姫路市立の学校ではいろいろ違うようです。中学生以下の医療費無料化よりも少子化対策よりも妊婦健診の検査料やクーポン券の枚数を増やしたらいかがでしょうか。急病センターの夜間当直で怒鳴られ次の日は平常勤務する身になるとどうでしょう。休日の昼間は朝9時から18時、拘束が9時間そして1時間の休憩で8時間労働です。6時間以上になると休憩が発生します。8時間以上になると1.25倍になります。1週間で1日も休日がないと1.35倍の割り増しです。市会議員もこんなにいらんでしょう、道路掘り返してばかりだ。

色覚検査が始まりました

任意の色覚検査が姫路でも始まりました。まだ多くの学校で思案されていますが早い学校ではもう学校で色覚検査が始まりました市教委から各学校へ文章の様式を配布されていました、まずは申込書から決まった様式になっているそうです。まだまだ暗中模索の感じです、いつごろ検査するか、全校生かなど不明瞭です。昔は色覚についての書籍を貸し出していましたが今はインターネットの検索キーワードをご指導する程度で保護者の方が研究してくださいます。書籍は変色します。保護者の方に少しだけ検査をしているそばでお子さんの検査の様子を観察していただくと「良くがんばった」と保護者の方がお子さんに語りかけておられます。然し、3種類の色覚検査を複数回すると色覚検査でかなり時間がかかります、また複数回すると微妙に違う結果になります。また小学校に入ったところの方では検査が難しいようにも見えます。色覚検査表をいかにお子さんが触れることなく検査するか?いろいろ工夫が必要です。おじいさんが色覚に有所見であればお母さんは保因者の可能性があります。色覚が有所見であっても治らない、然し、進路決定に大きくかかわる。色覚が正常ではないと高校生になってからでは遅い。

ストレスチェック制度

医師又は看護師によるストレスチェックテストが始まります。昨年の夏に成立した改正労働安全衛生法に基づき12月から産業医配置義務のある産業医設置事業所つまり事業所として50人の従業員がいるところにはストレスチェック制度が義務になる。結果は労働基準監督署に届ける必要がある。更に面接が必要になる。お願いではありません、50人未満の産業医設置義務がない職場は努力義務です。守秘義務は厳格で事業者には結果はご本人の同意なく伝えてはいけない。実施するのは医師または看護師です.衛生管理者ではありません。私は最近毎日クリニックの外の仕事です。事業所でのメンタルチェックを医師または産業看護師が行うようになりますが私が一番にしてほしいという医師は少ないと思います。あーあ今日は昼も学校検診です、少子化の影響でずいぶん早く終わりますがかえってからまた診療もしんどいなあ。わたしが夜いないと子供たちはゲームばかりしているようです。駅前まで自転車通学を進めています。私に時代は〇○・ライフの前の舗装されていないがたがた道を通学したものです。ストレスは学生も同じはずです。自転車で気分転換してほしい。今日、市内の中学生が来た、中毒疹かなとおもいます。不登校中で眠れず睡眠薬を飲んで〇日目だそうです。結膜つまり粘膜もアレルギーが起こっていました。廃校になった学校だそうです、小規模校には小規模校の悩みがあります。子供も大人もメンタル問題は重要課題です。県会議会選挙に姫路〇高校の〇回生つまり私と同級生らしいです。唯一の女性議員誕生すればよいと思いましたが落選だった。同窓会名簿がでてきた3年生で隣の組つまり理系女だ。

にきびと耐性菌

過酸化ベンゾイルの働きはピーリング、抗菌作用です。過酸化ベンゾイルでも副作用はある、おかしいと思ったらすぐにやめるべきです。ニキビはアクネ菌が発症に絡んでいます。どうしても外からの外用薬が中心となる。寒熱のベクトルで見る漢方薬の処方を求めてにきびの方がお越しになる。今までニキビといえばダラシンゲルとディフェリンゲルが使われていることが多い。青春のシンボルと言われたにきびもすっかり嫌われ者です。漢方薬で赤いニキビや黄色のにきびを見ると漢方薬では冷やしたくなるが素体は冷えている特に男性よりも女性に多いのではなかろうか?そういえば昔、硫黄カンフルローションというのがあった。硫黄カンフルローションは洗顔後すぐ塗布しない方がよいと聞きました。にきびこと尋常性ざ瘡の原因となる菌は30パーセントくらいは抗生物質耐性菌つまりアクネ菌耐性クリンダマイシンが増加しているようです。そこでべピオゲルが登場したようです。外用抗生物質、レチノイド、内服抗生物質、漢方薬そして過酸化ベンゾイルが日本で使えることになりましたピーリング効果そしてしみること一か月赤いにきびが改善しているとよいと思います、臨床治験で実施していないことは言わないのが今の日本です。BPOは角質剥離作用と抗菌作用が期待されています。べピオゲルには耐性ができないない抗菌作用に期待が寄せられています。然し、講演会も雑誌の記事も同じ先生ばかり登場する。

特定健診と脂質代謝

生活習慣病対策として特定健診が3月は駆け込みがありました。そして今指導が続きました。HDL/LDLについて姫路市医師会臨床蠲センターの報告書に記載がありますが皆さん案外ご存じありませんでした。LDL/HDLが2以上の方が多い。HDLとLDLの値だけではわからない、もっと言えば血液中のE2やFSHを45歳以上の女性の場合調べる必要があるがその判定がまだまだ決まっていません。HDLとLDLは大昔と違い直接測定できるようになっています。そして動脈硬化が進むからお薬はいかがなさいますかとお尋ねいたしましたところ動脈硬化って目を見たらわかるの?そうですね、MRIが普及するまでは眼底の血管で動脈硬化を見ていました。それなら緑内障で病院行っているから見てるんですねと言われましたので見ているけど緑内障屋さんは視神経ばかり見ていると思いますよとお伝えしました、今までもコレステロールの薬出してもらったけどつづかないんだよ、痛くもかゆくもないのに薬飲みたくないですよね。LDLは薬で下がるしかしHDLは薬では上がらないこれが通説です。EPAは患者さんに受け入れられやすいしかし効果はリバロの方が上です。今や残薬の多さから残薬確認が調剤薬局の使命にもなりつつあります。薬は毒だと書いたら書籍は売れる。

アシテアダ舌下錠

ダニとハウスダストは一つのものです、今まで標準化ダニ抗原が日本にはなく、ハウスダストを用いていましたが不純物が混ざるのがハウスダストです。ダニの舌下免疫療法が承認された。その前に、まもなくダニの皮下免疫療法が登場します、少ないPHASE4で4例の標準化ダニアレルゲンにアナフィラキシーの発生そして53週以降で標準化ダニ荒れるっ現2例のアナフィラキシーが起こったそうです。ダニアレルギーに対する皮下免疫療法は蘇生措置に絶対の自信がある人でないと人間関係が構築されていない中でアナフィラキシーは怖い。アナフィラキシーを4件海外では液体ですが欧州21か国で発売されています。アシテアダ舌下錠はアレルギー性鼻炎と気管支ぜんそくの保険適応を有する。アシタデ舌下錠だから今度は錠剤のようです。シダトレンのような液体では海外では少数派で錠剤が主流のようです。問題はアナフィラキシーショックです。予防接種でもなんでもアナフィラキシーが怖い、しかしシダトレンとは異なりアナフィラキシーがダニは舌下錠でも注意喚起されている。シダトレンと同じで小児アレルギー学会、アレルギー学会、鼻科学会で講習会を受講し、e-learaningを受講したら処方できるのでしょうか。しかし薬科発売即発売とはいかない、シダトレンは季節限定なので飛散の時期には新規の投薬を開始できません。ダニは通年性アレルギーですから新規はひょっとしていつでも開始できるのでしょうか?注意しておかないとスターターキットのみ売り切れ?それとも錠剤ですからスターターキットがない?わからないことだらけです。そうだ塩野義製薬のホームページを見てみよう。

製薬会社からの情報

製薬会社からの講演会の講師料が1000万円を超えるケースが100人以上に上ることが分かったそうです。しかし、公開しているといっても3日間だけであったり個人情報保護法を盾になかなか譲らない製薬メーカーも多いそうですね。宮岡等教授の話を聞いていると複雑なものがある。精神科領域に限定した薬の話ですがMR自身の倫理観あるいは製薬会社を含む倫理観に任せずこれらの情報は宣伝と思って考えていかねばならない。情報を得るにはどうすればよいかと質問された医師がいた、答えは医薬品医療機器総合危機PMDAの情報を読むことですがかなり分厚い情報です。PMDAの審査報告書も添付文書も訴訟になれば読むがなかなか熟読できません。PMDAのホームページから情報を売ることは大切です。うつ病になったから抗うつ剤を服用することに異議を唱える方は少ないと思われる、しかし小麦粉でもつまりプラセボでもかなり有効だという話を聞くと飲みたいと思う人は減るだろう。心の気管支炎だから薬は必要と聞いたことがある。しかしセロトニンやノルアドレナリンが枯渇しているのはEBMがないと宮岡等教授はお話されていました。