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保健の自主的指導

開業したら絶対に受けないといけないものにはいろいろありますが4年経過し県医師会の健康保険の指導を県の医師会館で受けてきました。カルテを5冊持参して県医師会館へ行ってきました。いわゆる自主的指導です。行ったら姫路の眼科医が先いかれていました。私より20分早い時間だが遅れているようでした。学ぶものは必ずあります。良いお天気で姫路城の前の横断歩道も三宮も元町も人々でいっぱいでした。厚生局の指導は厳しさを増しているようです。電子カルテは金食い虫だが省スペースになるそれだけですよと先に行かれていた姫路の眼科がおっしゃっていました。確かに分厚くなったカルテで困っています。電子カルテに1000万円も使えない。眼科専用の電子カルテでないと機会をネットワークできません。紹介状があるから完全にPAPERLESSにはできません。縦覧突合でいろいろ行われるようになりましたが一番ネックは眼科には特に糖尿病網膜症には保険適応を有する薬は存在しないことです。抗VEGF抗体がありますが注射です。よく査定される同じ人で複数回再診復活したこともあります。世の中白内障手術しない眼科医には逆風です。

医療面接

診察終了間際に電話が入った。何かと思えば面接だった。私が面接をされたのです。人材派遣会社のトップからの医療面接でした。ご自身も産業カウンセラーとして産業医学を実践されている。産業医つまり労働衛生コンサルタントとして働く前提の面接で間に入る方との電話を介するものでした。今の学生には医療面接というものが在学中何度も試されるようです。通るまで再試験があるそうです。私はまず落ちる。できなければ何度も再試だそうです。メンタルヘルスを診断するには面接が必要です。医療面接はまず①傾聴、②共感、③OPEN とCLOSEDQUESTIONを組み合わせる、④解釈モデルを尋ねる、⑤わかりにくい言葉を用いない。この5つが基本的医療面接の技法だそうです。最後に印象的だったのは薬にも面接にも副作用があるということでした。効果と副作用は誰でも感じているが一体だということです。不適切な使用と適応の誤りはいつでも起こりうることです。副作用の内容もいろいろある。事前に副作用がないものはない、食べ物でいえばそばを食べて死ぬ人もいる、漢方薬が安全だと思っている人が少なくなったが今もいる。面接にも副作用はある。ドラッグストアと保険診療の違いがわかららない人がいる、それは保険診療ではないといいたくなる。

ニキビの新しい薬

海外では40年以上使われた実績があるニキビの薬であるべピオがいよいよ発売です。べピオ以外にも4月には多くの薬が新発売です。べピオを待つ人つまりニキビで悩む若い方は女性ばかりではなく男性もいます。ケミカルピーリングは美容皮膚科で保険適応外です。しかしべピオにはピーリング効果もあるそうです。ピーリング効果とは角層をはがし毛穴をふさいでいる古い角質や角栓を除去します。にきびには漢方薬も有効なため私のところへも来られます。面皰の形成を抑制するため丘疹や膿疱も抑制するそうです。ニキビの原因の一つにはにきび菌の増殖があります。この後べピオに続きクリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合薬が登場します。こちらはニキビができているところに塗布するそうです。①面皰②紅色丘疹③硬結・嚢腫の形をとることが知られています。ニキビの原因ですが月経・ストレス・ドライスキン・皮膚のバリア機能の低下不規則な生活などです。当たり前ですがストレスのない生活、睡眠、入浴、衣服・バランスがとれた食事など当たり前のことを当たり前にこなすことです。

眼科での予防接種

県医師会で兵庫県では自主的指導というものを行っている。私にも順番が回ってきた。自費診療ってやってますか?と指導医の先生がおっしゃったので予防接種のところとED治療薬シアリスの処方を見てもらおうと思った。О初めて見た、予防接種している眼科医。本当は禁煙外来をしたい。チャンピックスの処方をしたいが薬剤師では無理なのです、看護師がチャンピックス処方の条件になっている。薬剤師の領域と思いますがなぜか看護師なのです。指導医師のY先生は目が点になっていた。眼科で予防接種をしていることとその数に。価格のことも尋ねられ周囲も2500円でしたが皆さん値上げされ3000円になっている、以前は同じ2500円でした。姫路では自由競争ですとお答えしました。眼科は主治医に慣れないかであり糖尿病網膜症で指導料をとれない県が多い中兵庫県は認めているだよね。眼科で予防接種すると消費税を納めなくてはならなくなる、一方、経費を保険診療と自費保険で案分できるメリットもある。できるだけ自費は少なくしようと思うがインフルエンザの予防接種のみならず風疹などでも値上げを望まない声を聴くと値上げしにくい。いずれこの地域から消えるかもしれない。校区に眼科4件は多すぎる。もっと田舎にゆき地域医療に貢献したい夢がある。子供たちが大学に行けたら考えよう。しかし、医師会入会金350万円が消えると思うとこのままでよいとも思う。眼科医会にも入会金がいるんですよ。

姫路の口腔アレルギー症候群

姫路市の屋外ではスギ花粉だけではなくハンノキの花粉が飛んでいるようです。OASは口腔アレルギ-症候群のことです。例えばスギ・ヒノキはトマトと関係します。この安室地域ではハンノキ陽性の方に多いような気がします。バラ科の植物リンゴ・モモ・ナシ・琵琶・サクランボ・イチゴ他にも山芋のようなアクが多いものを避けるとかアボガド、マンゴーなどと関係することが多いとされます。OASは特定の花粉症と特定の植物をつなぎます。果物特にバラ科の植物が犯人です。口腔・唇・喉が腫れますそしてその周囲がいがいがします。なぜこのようなことが起こるかといえば抗原交叉性によるものです。花粉症の方が多いこの時期に特に多くみられます。姫路市ではブルーインパルスも飛びました。ひきこもりで外の出れない子もいます。いつだれが引き子もおるかわからない。OASの対策は原因となる食物を食べないこと、原因となる花粉の飛散言い足して花粉の暴露を受けないこと。姫路にはシラカバはありませんがカバノキ族のオオヤシャブシ、ハンノキは全国どこにでもあります。当然書写や八丈岩山にもあります。私は見たことがあります。

抗うつ薬と小麦粉

あたらしい抗うつ薬のレクサプロやサインバルタは小麦粉と効果があまり変わらないという過激な講演を拝聴しました。もちろん古いパキシルもおなじです。SSRIとSNRIを比べるとSNRIの方が痛みつまり疼痛には有効ともおっしゃていた。このご講演をなさった方つまり関東の大学教授が製薬会社から恐れられている有名な教授です。今後もし、この教授を怒らせると向精神薬や抗うつ薬は一切発売できなくなるかもしれないと恐れられている教授です。利益相反という言葉が講演会が始まると2枚目のスライドにで登場するようになり久しい。製薬会社が関係する講演会でも私は同じ内容を講演するとお話しくださいました。うつ病は製薬会社が絡むとセロトニンやノルアドレナリンが不足しているから寝ているだけでは治らない、風邪なら寝ているだけで治るしかしノルアドレナリンやセロトニンが不足しているから補充しないと治らない。つまり心の風ではなく心の気管支炎から肺炎だとの話を聞いたことがある。PMDAを読むとよいそうです。多くて読めないのが現実です。PMDAとは医薬品医療器総合機構つまりPMDAといえばムコスタ点眼液に重篤な副作用が加わりました。きっと全国でこの副作用は8例や5例ではありません。私のところだけでも5例くらいある、然しこの方たちはもう私のところへは来られていないので報告のしようがない。PMDAの簡略版特にプラセボとの比較を知りたい。

高給

誰が詠んだか知らないが「高給と言われる仕事の中味は我慢料」。医療関係のサイトに投稿されていました。医療とは辛抱です。特に保険診療とドラッグストアを間違えてる人が多い今日この頃です、先日も医師会幹部の医療機関に勤務する人がいることを示唆する保険証を持参してこの薬を欲しいが調剤薬局へ行ったら処方箋をもらってくるように言われたという人が診察が終わる18時前に入ってきた。処方箋などご覧になったことがないそうでなぜ処方箋がいるか同じものがなぜドラッグストアにおいていないか説明しないといけなかった。小泉内閣の過度の規制緩和がもたらした弊害が大きく影響しています。更にアレルギーの薬か活動性膀胱の薬、PPIとどんどん規制緩和に向いている。眼科のヒアルロン酸NAも上がっている。意見を求める段階だそうです、行く先は混合診療解禁です。健保組合の破たんが見えてくる、しかし、いよいよ、姫路も所得制限ありで中学生以下の医療費無料化です。何を言われても我慢が万の毎日です。梅田のヨドバシの横でいつもプラカードを持った人がコンタクトレンズの安売りのチラシをくれる。見ると一日使い捨てのブランドレンズが800円と書いてある。有り得ない価格です。噂ではどこか倒産したところや期限切迫品ではないかと言われています。そんなに安いものは普通有り得ない。安くてよいものなどあるはずがない。レセプト一枚が万札に見えるようになれば良いのでしょうがなかなかそうは見えないのです。姫路市は急病センターの中学生以下の医療費無料にするなら医療従事者の給与もあげてほしい。私はゴールデンウイークもお盆の急病センターで過ごします。お盆は中学生以下無料化で忙しいやろなあ。

枳実と芍薬

中医学の研究会で「芍薬と枳実」という内容で講演を伺いました。私はかねてから「芍薬と枳実」についていろいろ考えていました。いました。先日の私自身の講演では桔梗と枳実について取り上げました。保険医協会の新聞に講演の感想を書いてくださった先生ありがとうございます。枳実と芍薬は漢方エキス製剤で枳実と芍薬が配合されたエキス剤のリストをROWAR POINTのスライドに上げました。POWER POINTを見直してみました。経方では四逆散、大柴胡湯、麻子仁丸、排膿散及湯、経方以外では五積散、荊芥連翹湯が見られます。漢方薬を処方するために古典を勉強することは考古学のようなものです。古書も医学の場合どんどん進歩してしまうため西洋医学では少し前の書物はどんどん破棄していかないとわたくしの自宅の書庫がパンクしてしまう。しかし、東洋医学の場合結構古いものが値打ちある。温故知新の精神です。芍薬はせんじ薬では赤芍です、赤芍とは皮付きの芍薬です。赤芍は活血作用が多い。赤芍は自由診療です、一生使えそうにありません。4月25日〔土〕選挙前で誰も来ないとは思いますが私一人で診療・受付・検査この日は子育て世代はPTA総会に参観日です。

オレキシンによる覚醒状態の安定化機構

日本人が発見したオレキシン。日本とアメリカで薬として用いられているそうです。タイトルの様な講演会を拝聴しました。今後、オレキシンを発見された講演会はなかなかないというので大雨の中参加させていただきました。なぜオレキシン受容体拮抗薬を投与すると悪夢を見るのかまた悪夢について患者さん自身はどのような夢をご覧になったのでしょうか?私もボチボチ漢方薬とどちらがよいかと思いベルソムラを患者さんに処方をしています。マスコミが取り上げているのでベルソムラを一度服用したいとお考えの患者さんは少なくありません。反兆性不眠という課題がありBZPからの転換は不可能です。オレキシン受容体拮抗薬はアメリカのFDAではあまり下ではもっと少ない量で効果があるはずだと突きかえされたそうです。日本の10mgと20mgが適量かどうか?製薬会社がスポンサーでない講習会ではいろいろ本音が聞ける。プラシーボでも3割が有効といわれる。更に突き進めば抗うつ薬のNaSSAも小麦粉と有意差がないそうです。SEROTONIN

新しい薬

参天製薬がコソプト点眼液のBAKフリーを発売するそうです。さらに欧州ではドライアイ用にシクロスポリン点眼液を発売するそうです。さらにはヒアルロン酸NAの点眼液のOTC化についての話が再浮上しています。ランソプラゾール錠までスイッチOTC化されるという話です。さらには皮膚科学会からの要望でベピオゲルがざ創の薬として発売されます。さらには過酸化ベンゾイルの配合剤も登場します。ざ瘡に対してひと月遅れてクリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合剤が登場します。ざそうがみられるところだけに配合剤は塗布するそうです。糖尿病では一週間に一回の服用でよいDPP4阻害薬も登場します。アレルギー領域ではダニの舌下免疫療法の薬が承認済みです。アレルギー性鼻炎と気管支ぜんそくの薬として登場します。アメリカでは1991年からすでに行われていた標準化ダニ抗原がいよいよ日本でも実用化されます。アトピー性皮膚炎の保険適応はありません。ムコスタ点眼液で重篤な副作用がみられることが分かったそうですそして重篤な副作用の項目が作られたそうです。