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タプコム点眼液

配合剤を点眼液で用いる一番のメリットは防腐剤や添加物が眼瞼につくことを避けることです。タプコム点眼液は1+1は2だそうです。チモロールとタプロス点眼液の配合剤だから当たり前かもしれない。しかし従来の緑内障点眼薬では配合剤は1+1は2ではなく1+1=1.…だったそうです。ゲル化剤のチモプトールXE点眼液とタプロス点眼液なら1プラス1が2になるのは理解できるが普通のチモロールとタプロスを混合したら1+1が2になる。不思議な気がする。私はまだタプコム点眼液もグラナテック点眼液も処方したことがない。しかし、正月を前に処方をかえたくない。グラナテック点眼液も使ってみたいしかし充血を気になさる方には怒られそうです。新薬が年末にでるのは毎度のことです。昨年はアレジオン点眼液が新登場でした。グラナテック点眼液の発売記念講演会は新年早々に行われるそうです。会場の都合か全く新しい緑内障治療薬か?どちらの影響かは分かりません。グラナテックはチモロール化PGとの併用薬という位置づけです。充血が2時間続くというが患者さんにはどう映るでしょうか。年末には新しい薬は使えません。合わなかったら患者さんに迷惑です。

町医北村宗哲

西本隆先生がおすすめの書籍の名前です。角川文庫から590円と税です。町医北村宗哲は姫路の書店になかったので医学書専門店で取り寄せ種頂いた。こんな時はアマゾンかもしれないが付き合いというものがある。西本先生は医史学をよく学ばれています。しかし実際に本を取り寄せてみると表紙には漢方的な記載は全くありません。小曽戸先生が絡んでいると講演時西本先生がおっしゃったような気がする、医史学大嫌いですがこの本は面白い。158ページに疼痛を伴う胸部・腹部・下腹部・腰部の内臓疾患はほとんど疝気もしくは癪、腹が立つのを癪に障るという。日本人の9割は疝気を患ったことがある。日本では疝気を腸の激痛に伴ってまたの付け根あたりに差し込む痙攣性の痛みと定義し慢性的に繰り返しかつ腹部に激しい痛みの来る疝痛は癪と定義しているとの記載がある。この時代の日本人の9割が腰や腹の周りが痛むとみんな決まって疝気とか癪とかいったそうです。疝気や癪は国民病だったそうです。また江戸病というのも面白い白米を食べて脚気になることを江戸病と表現している。西本隆先生の推薦書は面白く勉強になる。

ストレスチェック

いよいよ改正労働安全衛生法に基づきストレスチェックが行われることとなった、ストレスチェックの対象企業は産業医選任義務の50人以上の事業所です。例えば〇○市立の学校であれば内科学校医が兼務しています。学校の産業医はメンタルヘルスケアが大きな課題です。メタボは給食召し上がっているし運動もされているの無縁です。医師・保険師はよいが看護師の場合は一定の研修を受けたものとなっている。57項目を簡易調査票を用いてチェックします。検査の結果高ストレスと判定されたら医師による面接を実施しなければならない。面接指導を行って医師の意見を聞き必要に応じて就業上の措置を講じる必要がある。措置とは労働時間の短縮、作業の転換、深夜業に対する配慮なっどがあります。年があけたら労働衛生コンサルタント試験です。6年前は必至で勉強しました。労働衛生コンサルタント試験は産業医のように講習をうけたらだれでもなれるものではありません。国家資格ですので一回では通りません。毎日午後も診療しているので労働衛生コンサルタント業務はお休みしていますがしおりを愛読しています。産業医と違い労働衛生コンサルタントには更新がありません。永久ライセンスです。

子供の言うことはあてにならない

子供は家庭では本当のことは言わない、なぜなら親から怒られるからです。アンケートという手法の限界です。アナフィラキシーで死亡するのは年間60人、主は医薬品と蜂刺されです。八チは5人くらいのようです。エピペンを処方して使われるのは1パーセントです。99パーセント使われません。首都で起こったチヂミの誤食事件が残した教訓はなにでしょう。食物アレルギーの子供は文部科学省の調査では45万人です。ちぢみの誤食が残した教訓はわたしの私見では子供が言うことはあてにならないということです、子供自身がアナフィラキシーではないといいそれを聞いている間に不幸な転機をとった。アナフィラキシーショックと教員は思いエピペン接種を勧めたが違うという児童の意見を尊重した。最期は校長がエピペンを打ったが心肺停止に至った。そして不幸の転帰をとった。だから東京都にはカラーのきれいな素晴らしいアナフィラキーショックの対応マニュアルができたそうだ。食物アレルギー緊急時対応マニュアルというそうです。エピペンは筋注です、皮下注は効果発現に30分かかります。アナフィラキシーには遅すぎる。インフルエンザの予防接種で行っている手技です。アレルギーの問題も人権問題も児童や生徒が死なければ世の中動きません。組合活動なら動きます。

学校生活管理指導票

TOTAL ALLERGISTを育成するための第一回総合アレルギー研修会に参加してきました。学校生活管理指導票は診断書と同じで有料でよいそうです、学校生活管理指導票は診断書ですから保護者の思いを書く事ではありません。また医師が過剰な要求をしてもいけません。新年度からは学校給食はYESかNOかのいずれかになるそうです。給食ですが小学校は文部科学省管轄、幼稚園は文部科学省管轄いろいろ溝があります。12月20日から21日にかけて第一回総合アレルギー講習会に参加しました。学会が認定するのではなく第三者機関が認定するせいどになる。2017年からの新しい専門医制度にに対して秋季のアレルギー学会がなくなり第一回総合アレルギ-講習会が行われました。向こう3年間はパシフィコ横浜を抑えているそうです。2017年より基本領域を選び3年間の研修が実施され2020年には新しい専門医が誕生します。統一基準による第三者機関が認定することになります。総合的にアレルギーを診察できることを目標として研鑚することになります。第一回総合アレルギー講習会の一日目は雨で下、今日は晴れていました。話は変わりますが大企業の産業医の業務も大変になります。学校のクラス担任が組合の幹部というのはよくないなあ。○教組。組合の仕事している時間があるなら人権問題に取り組むべきですね。私は一度も労働組合に入ったことがありません。学校の産業医も大変だ。

第一回総合アレルギー講習会

クリスマスムードで学会が行われないこの時期にあす12月20から21日にかけて第一回総合アレルギー講習会です。実習は早々締め切りだった、講演は1500人参加可能とのことで何とか参加できます。学会ではないからテキストがパワーポイントになっています。世間はクリスマスムードで宿泊費も高い、専門医制度全体が大きく変わることがきまっています。つまり学会認定から第三者機関の認定になります。私はアレルギー学会専門医です。眼科専門医を有するアレルギー学会専門医は全国で20人くらいです。私がアレルギ学会専門医になったころには10人だった。増えましたが又減るかもしれません、今年から秋のアレルギー学会がなくなり一回総合アレルギー講習会がパシフィコ横浜で開催されるそうです12月20日から21日までです。シダトレンの舌下免疫療法の講習会もあります。この講習会はアレルギー専門医は5年の間に必ず参加しないといけないそうです。アレルギー講習会は今後5年間はパシフィコ横浜で行われるそうです。つまりパシフィコ横浜を会場として抑えているそうです。更にははじめてアレルギー協会によるアレルギー学会の専門医更新の単位が付与されるインターネット講演会が行われました。アレルギー学会も内科・皮膚科・耳鼻科・基礎や眼科などの専門医を持つ者の集団です。皮膚科でアトピー診るのは当たり前それをわざわざアレルギー学会に入りアレルギー学会認定専門医更新するのは大変です。喘息と呼吸器学会というのも同じです。小児科とアレルギーも同じです。しかし呼吸器専門でも肺がん専門と喘息専門がいます。小児科でもアレルギー専門と感染症専門がいます。眼科でも手術が得意である得意で内によって大きく変わります。面倒です。アレルギー科と看板を上げる医師がアレルギー専門医ではないことが先日問題となっていました。横浜で眼科手術学会が行われたとき雪だった。あすも寒いんでしょうね。

スギ花粉の初期療法と鼻アレルギーガイドライン

スギ花粉症の初期療法は鼻アレルギーガイドラインでみると次第に変わってきている事が分かる。そもそも初期療法という言葉はなかった。1993年の鼻アレルギーガイドラインでは飛散前1から2週間で処方開始する。季節前投与と言ってました。2002年のガイドラインでは早期に治療を始めるとの記載になった。2005年のガイドラインではケミカルメデイエータ―遊離抑制剤や第二世代抗アレルギー薬を花粉飛散とともにまたは症状が少しでも出たら開始する。2013年LTRAや第二世代抗アレルギー薬は予測日か少し症状があらわれた日に内服開始する、さらには症状が少し出てからでも予防できる。薬物治療がどんどん進歩している。特にナゾネックス点鼻液が発売されたときの感動が忘れられません。一年後昨年もらった薬の名前を知りたいという電話が数多くあった。アアラミスト、エリザス、ナゾネックス点鼻薬をいかに使うかを含めて薬物治療は進化した。だから14日前から投与する必要はないというのが今の考えです。第二世代抗アレルギー薬の出現で楽になるはずの花粉治療は楽にはなっていません。それはスギの木の生長という逆風が大きいと考えます。いまもアレルギー性結膜炎ガイドラインは花粉飛散まで14日前から投薬を開始する.本当によい新薬が出ているなら無駄?スギ花粉症の舌下免疫療法シダトレンも目の症状には弱いそうです。鼻の方に良く効くと講演会で聞きました。

新規の舌下免疫療法終了です

そろそろ今年のスギ花粉の舌下免疫療法の新規導入が終わります。5月か6月まで新規を開始することができません。なぜ通年治療になったかというとアレルゲンの濃度が濃いくできなった為です。数人の方が駆け込みでバタバタはじまりました。私のところは5人以上おられ姫路では多い方だそうです。スギ花粉の舌下免疫療法が関東では爆発しているらしい。阪神間の芦屋・西宮でも多いらしい。最初の2週間はボトルの色が異なり日により滴下量が異なるためややこしい。来年も花粉飛散はそんなに多くなさそうです。寒波到来で花粉飛散が遅れるとゲリラ花粉となるかもしれません。治療を説明するときにすべての患者さんに有効なわけではないことを説明すことになっている。ダニの舌下免疫療法はまだまだ先のことだが電話が書かてくる。シオノギ鳥居薬品に聞いてくれかと思います。これも診療です。診療ではないのですがと電話かかってきますがかなりは診察に属するとおもわれます。舌下免疫療法を調べるならインターネットでいくらでも情報を得ることができる。海外では5歳以上がSLITの適応ですが日本では12歳以上となっています。ハウスダストの標準化アレルゲンは微量のゴキブリ、が、カビなどが含まれるため標準化が難しいそうですよ。

スギ花粉症

スギ花粉症の舌下免疫療法はもうすぐ締め切りです。というのは1月からはアナフィラキシーショックが増えるため新規の患者さんの治療開始は禁じられています。スギ花粉飴、甜茶、ヨーグルトなどの代替療法について相談する患者さんは2割存在し、医師の8割は分からないと答えるそうです。私もその一人です。代替医療の中で保険適応がある漢方薬についてはある程度何でも来いと思っている。親の喫煙についてはよいことはないはずだがはっきりとしたEBMはありません。花粉は今後10年減ることがない、花粉予測では禁忌は昨年に比べ少し多いようです。鼻噴霧ステロイド薬になぜ鼻出血を慎重投与と記載しているか?ステロイド薬には皮膚が薄くなるようにダメージを与える。鼻粘膜が薄くなります。すると鼻字が出ることを危惧した慎重投与です。しかし、鼻汁を噛めば噛むほど鼻粘膜を傷つけます。どこまで鼻噴霧ステロイドが影響しているか不明です。代替え医療のスギ花粉飴、甜茶、ヨーグルトでスギ花粉がよくなれば素晴らしい。関係ないが吉野家の牛丼値上げ痛いです。姫路駅の構内の優等生だったのにね。

六腑

五臓六腑の六腑です。五臓は処方に大きく関係するが六腑はあまり関係しません。知っていても知らなくても困りません。大腸・小腸・胃・胆のう・膀胱そして三焦です。大腸は伝導の腑つまり飲食物を下に送る、小腸は受盛の腑とは栄養物を受け取って吸収する、胆は中精の腑、中正の官、決断はこれより出るとの記載もあるそうです。胆汁を分泌し腹腔内を正常に保つ、胃は五穀の腑は飲食を腐熟する、膀胱は津液の腑は水分代謝に関係する、三焦は中とくの腑で水分代謝に関係するトクは溝のこと。三焦は表がありません。つまり孤独な存在です。三焦はさらには決とくの腑とも言われています。ちなみに三焦には3つあります。三焦の病とは腹部膨満氏下腹部が固く、小便がでず、水分の調節がうまくいかないのでむくみます。皇帝内経では五臓が表、六腑が裏に当たります。もうひとつの三焦は上焦からは衛気がで、中焦からは営気、下焦からは排出されるべき水がでます。これが分かってもあら未処方選択には関係はありません。今日は雪が舞っています。五臓六腑にしみわたります。暇でしょう。