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POWER POINT

来年の2月の薬剤師の方向けの漢方講演会に向けPOWER POⅰNTのソフトと今日も格闘しています。その日は神戸新聞松形ホールで眼科生涯教育講座が行われるの忘れていました。DVD35000円+消費税を買うしかない。POWER POINTはEXELよりも簡単かもしれない。私の前に今月講演されるのがなんと私が大好きな前京都府立医科大学准教授・奈良県立医科大学特任教授M先生です。11月15日だそうです。困った、絶対にレベルの高い薬剤師さんが集まります。ご質問が一番怖い。漢方薬と食養生について以前市内の公民館で講演させていただきました。更に姫路商工会議所での西播臨床漢方で排膿散及湯について講演させていただきました。それから経絡の話を姫路市内の医師向けにお話ししたことがあった。専門家向け東洋医学での講演は3回しかしたことがない上に随分前の話です。パワーポイント簡単よと良く聞くが自分で作るの難しい。タイトルが気の昇降出入・・・補中益気湯と排膿散及湯を中心としてで行こうと思っています。公民館の眼科の講演会を逃れたがとんだ話になってしまった。以前はよく公民館で眼科の話アレルギーの話をさせていただきましたが開業してからクリニックに引きこもっていました。やっといろいろ講演会へ行けるようになったら今度は私自身が演者です。先日講演を聞いた新見正則先生は年回100回以上の講演やマスコミに登場しておられるそうです。新見先生の新しい漢方薬の考え方は漢方薬を生薬から虚証実証を鑑別したり、日本漢方の腹診で実証と虚証と考えたりしなくても腹診をして方剤が変わるのは10パーセントとおっしゃられてました。新見先生の本を読むと当たり前のことが斬新に感じる。

ルネスタの講演会

ルネスタは超短時間作用型のアモバンの光学異性体で悪いところを除き良いところだけにした薬との触れ込みでした。非ベンゾジアゼピン系の薬の中で一番新しい薬はルネスタです。ふらつきが少なく半減期の短さがウリです。シフトワーカーには長短時間作用型の薬は人気があるそうです。残らず、すっきり覚醒するからです。強く短い睡眠薬は依存を起こしやすいとされています。デパ中は効いているときと切れたときの落差が大きくはっきり分かることから起こりやすいようです。デパスは抗不安作用があり不安を取り除いてくれます。だから離脱しにくい言葉を変えると精神的に依存してしまいます。そこで0.25mgが発売された聞きます。デパスから離脱するにはメイラックスのような100時間以上の半減期を有する薬を主としてデパスは頓服で服用するとよいと講師の先生はおっしゃってました。ルネスタはアモバンの光学異性体で発売時の話では悪いところを除き良いことばかりかと思いましたが夜間ふらつく人は意外とおられます。ルネスタは2mgがお勧めだそうです。昼夜逆転以外でロゼレムがそんなに聞いた経験もないとおっしゃっていました。

ベルソムラ

睡眠障害の講演が続きました。睡眠薬も自殺に使われたバルビツール酸誘導体から1967年に初めてベンゾジアゼピンのベンザリンが発売され、最近では非ベンゾジアゼピンに変わってきています。もっとも新しいところでは2012年ルネスタが発売された。ベンゾジアゼピンは依存性があります。一方、スプレキサントつまりベルソムラには依存性がないとされています。初めは摂食中枢に関与する可能性があるとされたそうです。睡眠薬を服用すると認知症になるという話を良く効くとの論文も限りなくあります。みんながみんなそんなことはありません。どちらが本当なのでしょう。先日参加した睡眠障害セミナーでは薬を服用して認知症になるというのはちょっと違うようでした。睡眠障害を起こしている患者さんが認知症になりやすいのではなく薬が効いている間少しレベルが落ちているのではないかという話でした。デパスつまりエチゾラムは服用するしないの落差が大きく依存になりやすいそうです。つまりデパ中になりやすいそうです。デパス0.25mgが世に登場してあたらしい。短い時間良く効く薬には要注意です。

魚アレルギー

東洋医学では青魚は補腎作用があり体に良いものであるとされてきました。背びれが青い魚が体に良いか悪いかよくわかりませんでした。西洋医学では青魚アレルギーはなぜ起こるのか従来3つの原因が言われてきました。大型回遊魚には100倍のアレルゲンが含まれているそうです。1.アニサキスのアレルギー2.ヒスタミンによるアレルギー様食中毒3.魚アレルギーの3つが考えられてきたようです。おなじみ東京海洋大学の小林先生のお話を拝聴しました。日本人の成人の食物アレルギーの半分は魚だそうです。90パーセントの魚アレルギーの人がカツオ・鮭以外も食べられないそうです。アニサキス特異的IgEが30パーセントに陽性だそうです。魚類のアレルギーで注目されるキーワードはコラーゲンとパルブアルブミンです。ともに熱に強いそうです。だから厄介です。昔から卵アレルギーのように卵白でも熱で破壊されるものとされないものが知られています。バルブアルブミンは熱を加えても抗原性を壊すことができない。高い耐熱性を有するアニサキスアレルギーでは加熱も冷凍処理も無効な場合が多いそうです。アニサキスを考え海外では魚はいったん冷凍することが当たり前のところもあるそうです。わが国では生きのよい魚を冷凍するなんて考えられません。

インフルエンザウイルスの早期診断

インフルエンザの患者さんののどを覗いたことはありますか?キットをしてさっさと帰っていただく事ばかり考えていました。インフルエンザウイルスを簡易キットを用いることなく発症つまり発熱後2から3時間の早期で診断できる理学的所見があるというので3連休の中日に神戸の農業会館まで行った。お隣は同じ姫路市医師会の内科の先生でした。簡易キットによる迅速診断でも早期は全く無力です。中咽頭後壁にいくらのようなつまり胃の隆起性分類の山田1型ポリープが癒合することなく多発するそうです。もしこれを組織をとって電子顕微鏡で写真を撮るとLANCETに掲載できるほどの凄いことだそうです。他のウイルス感染でも似たことは起こるそうですが何かが違うそうです。中咽頭後壁のイクラを見るにはLEDのライトがよいそうです。更に赤いフィルターをかけるのも一つだそうです。いくらの正体はまだわかっていません単なる浮腫の可能性もあるしリンパ濾胞の可能性もあるそうです。発熱に気づいてから2時間ぐらいでいくらがのどに見られるそうです。写真にとることはかなり難しいそうです。麻黄湯やノイラミダ^-ゼ阻害薬を早く投与すれば早く解熱して楽になれる。

オレキシン受容体拮抗薬

新しい薬オレキシン受容体拮抗薬をご存知ですか?3連休の初日オレキシンを発見した大学の先生の話を聞きました。ナルコレプシーとオレキシンは大きな関係にあります。REM睡眠にすぐに入る状態がナルコレプシーだそうです。YOUTUBEにナルコレプシーの動画はいっぱいあるそうです。生活習慣病とも関係が深い不眠症、ふたりの日本人が発見した期待の新薬オレキシン受容体拮抗薬のベルソムラの説明会に精神科の医師に混ぜていただき参加させていただきました。マイスリーの人気が高い領域ですがベンゾジアゼピンでも非ベンゾジアゼピンでもない新しい不眠症治療薬です。ロゼレムは一か月服用がいる。ロゼレムは即効性がないがオレキシン受容体拮抗薬は即日効果を発揮するそうです。デパス、ハルシオンはすぐ依存になるから漢方薬にしたいと思っている人は多い。意外とその気になれば漢方薬により減量できるものです。帝京大学の新見正則先生の講演を聞いてより実感しました。プラシーボでも3割に有効と昔から言われます。一か月飲んだら依存性ができる薬それがベンゾジアゼピンだそうです。2次性不眠症には使えませんがベルソムラは日本発の薬です。

舌下免疫療法の講演会

11月1日はあいにくのお天気ですが舌下免疫療法の講演会に参加してきました。講師は国立大学の有名教授でした。鳥居薬品が舌下免疫療法の講演会を一切しないため為利益相反がないメーカーがスポンサーでした。アレルギー学会決して専門医の単位付きですが私は更新手続き中のため関係なくスギ花粉の舌下免疫療法を希望して訪れる患者さんに少しでも情報を発信するため講演を聞きにゆきました。二週間に一回の受診は甘くないが患者さんにとって金銭的負担は軽い。シダトレンの薬価を見たらびっくりするほど安い、鳥居薬品が発売延期にするのもガッテンです。ガッテンでは30から40パーセントが完全に薬不要になるという話だったが講演の中では20派セント程度だとの話でった。ただし、教室の研究費でなされた臨床研究のためCryj1の使用量は少なかったそうです。5年頑張ってスギ花粉症の舌下免疫療法に取り組めば治療終了後5年間は楽になるとお話しされていました。SLITは今までなかった治療です。マルチアレルゲンに反応する人はスギがよくなれば3人に1人は他のアレルゲンに対して改善するそうです。SLITで一旦よくなった人にスギ花粉がでればまたその時再開すればよいそうです。鳥居薬品の研究とは違うのが点眼薬は5年舌下免疫治療をして必要だったそうです。また、口がかゆければ抗アレルギー薬を服用するそうです。kな水鼻図まりに有効だったそうです。子供は部活動がある、舌下免疫療法をするか夜するか微妙です。

たかが咳されど咳

たかが咳されど咳という川崎医科大学の准教授の講演を聞きました。慢性咳嗽ガイドラインができたり話題の領域です。百日咳は診断が大変難しい。更に11,12歳での予防接種が2種混合ワクチンなので16歳以降で百日咳は増える。CVAにはべネトリンのネブライザー吸入を15分間施行して有効ならCVAと考えるそうです。市中肺炎のemperic therapyにはニューキノロンとメロペネムはつかない方向にあるそうです。点眼薬ではニューキノロンしか使われていません。開発も?海外にはジスロマックの点眼液があると聞くが日本ではエリスマイシン点眼液しかありません。キノロンはすぐに耐性菌を作る。しかし点眼液には水に溶けやすいキノロンしかありません。嫌気性キノロンの中でGRNXとSTFXは点眼液にはないがGFLX・MFLXは点眼液としてある。インフルエンザ菌は気のロン間で有効性に差が無いそうです。抗菌薬の前進投与に対する効果を見るにはNSAIDsは頓服で使用し抗生物質の効果を見るとよいそうです。2週間以上続く感染性の咳ではマイコプラズマ、クラミジア、百日咳などがあります。百日咳の診断は極めて難しい。上気道症状の選考が55パーセント、鼻より咳の症状、16から40歳、5から9月、ICSに対する反応が悪い、軌道過敏性のマーカーFeNOが正常であることなどが考えられるそうです。私のクリニックを訪れる患者さんに対して慢性咳嗽には漢方薬がかなり有効です。百日咳には麦門冬湯は無効ですが感染後咳嗽には麦門冬湯は有効です。

シダトレンについてのご質問

スギ花粉の舌下免疫療法シダトレンについてのよくある質問を講演会で大学教授がお答えくださったのでを記載します。有効率について全く効かないのが2割、有効性を自覚出来るのが6割、薬をやめられるのがが2割という話もあるが色々だと思いますよ。服用法を間違えたときは間違えた日の服用量を投与する。妊娠したらどうなるか?初期は中止で重篤な副作用が起こると胎児に影響することがあるからです。服用を忘れたらどうするか?二日分飲んでよいか?二日分飲んだらみんなショックを起こすわけではありません。ただショックを起こしたら自己責任です。複数のアレルゲンに反応する場合スギが改善したらどうなるか?スギイガも改善する可能性は十分ある。若い人と高齢者ではどちらに有効か?若い人が有効だが若い人は続かない可能性が高い。花粉症の時期には薬をどうするのか?従来の抗アレルギー薬も舌下免疫療法も継続します。ぜったいやめていただきたいことは何か?簡単に初めて簡単にやめることだそうです。本気で取り組む人にとって欠品状態になると困る人がいる。

生理病態治療編

ことしになりはじめて10月の最後の日曜日に関西系統中医学講座の生理病態治療編に参加した、大阪の街ではマラソンや東洋医学会の関西支部例会などいろいろなエベントが行われていました。、少し参加者が少ない気がしました。いつものことでしょうか?快晴でしたので姫路城の前の駐車場・梅田の駐輪場は行列ができていました。今回のテーマは関節・筋肉や骨・血液について学びました。骨髄から血液は作られます。新し組み合わせになっていました。脾は肌肉をつかさどると言いますが肌肉は筋肉そのものです。脾は肝臓・膵臓・脾臓を一つにまとめた概念です。現代のように医学が進んでいなかった時代には致し方ないところです。肝は筋をつかさどる、筋肉の付属器の腱は肝がつかさどります。アキレスけんも腱の一つです。前日は新見正則先生の講演を拝聴し感動した。初心者には目からうろこだと思う、マスコミにいっぱい露出されている新見先生の講演を聴講したい人は多いと思います。今日は新見正則先生の著者がいっぱい届いた。フローチャート漢方薬治療が一番売れているそうです。初心者が〇〇病に〇〇湯ではない治療を行うには新見先生です。無効なら次の処方がある。更に生薬によりプラスとマイナスがついており日本漢方の実証と虚証に包材を分類されるなど新しい漢方薬の使い方です。日本漢方で理論が必要になれば緻密な生理学解剖学の理論なら関西系統中医学講座です。あすはインフルエンザの予防接種の方が多いかな?