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最近の面談

最近学校や進学塾の面談で時代の変化をつくづく感じることがある。先生の生徒や児童に対する言葉づかいです。とてもきれいな言葉づかいです。進学塾など受付の方に〇○様と言われると誰が呼ばれているのだろうかと周りを見てしまう。さらに子供が脱走するとバス停まで探しに行ってくださり見つけてくださった。先日も授業終了後21時から23時まで延々と面談に立ち会った。先生は最終電車の時間と言って終わりにないました。最初から最後まで敬語でした。昔だったおいお前だったが君ねーとか〇○クンに効いているんですよ私はといった具合です。姫路駅前には危険がいっぱいです可能なら迎えに行くのがよいみたいです。JR・山電といった方面に整列している理由の一つは危険がいっぱいということのようです。そして先生が先生はねーとおっしゃらなくなっていることです。先生はねえという言葉だけで敬語です。自分に敬語を使ってはいけないと思います。学校によってはガンガン内容は厳しいところもいまだありますがそれでも生徒に対して〇○クンと敬語を使われます。昔は〇○クンなんて先生は読んでくれなかった。子供に対して塾に行かせていただいていると思ってくださいとすべて子供に対して敬語を使われてました。YAHOO知恵袋で〇○大学付属〇○中学校のスクールバスについて記載がありました、無茶苦茶ですね、ただ一人しかANSWERを記載していないので事実かわかりません。事実であればR4が37では済まないでしょう。人気没落?さらに〇○付属姫路中学校のS女子高からお越しになった男性教諭K先生ではない女性教諭をおばちゃんと書いてあったり統一試験日の午後受験に受験者は集まるのでしょうか?11月3日のプレテストは無料だし緊張しやすい男の子はみんな受けましょうと保護者会で教室長がおっしゃっていました。なんせこの学校への受験指導は先行き不透明感が強く強くは進めにくい状態みたいです。一方市内の男子校も今の一年生に良い先生を集めたため受験生にとっては不安ですがまだ改革弐年目やる気満々の先生はおられるそうですよ。

もう一度聞きたい講演

先日の神戸大学医学部のシスメックホールで行われた東洋医学会の兵庫県部会の日本医科大学の高橋教授の講演は感動的でしたよ。MRさんがブログを読んでどんな話であったか聞いて来られたので東洋医学会兵庫県部会の高橋教授の講演内容の一部についてノートを見ながら復習しています。またノートの内容を記載したいと思います。講演の最後は日本の漢方薬には温病の薬がない,数少ないがあっても加減ができないということであった。姫路の西播臨床漢方にお招きしてほしい。或いは大阪漢方懇話会に招いてほしい。しかしうちの子供たちのノートは読めない。西洋医学の限界を感じたので漢方でもやってみようかな?これは愚の骨頂ですと〇○ファミリークリニックのM先生が開業なさる前に語られていました。西洋医学で漢方を科学しないと漢方薬は原料高騰・円安・中国への依存度80パーセント以上など逆風が吹いているから保険診療から削除されてしまうかもしれない。生薬を中国に依存するなら漢方薬には軽減税率ではないが物価スライド制か何か導入してほしい。又夕張市を再建するためにも夕張に漢方の生薬特区を設けてほしい。NK新聞で株式でアステラス製薬が初めて一位になっていた、有望な新薬があり海外の投資家から買われているそうです。

OCT

OCTを最初に使い始めたのは眼科です。それが今や循環器内科でも使われているそうです。眼科もいずれ今のSDOCTからSSOCTに変わる。SSOCTは網膜のみならず脈絡膜の観察ができる。ゼチーアの講演会に参加したらなんと冠動脈の動脈硬化を観察するのにOCTが臨床応用されているとの話でした。更には血管内視鏡の話も出いました。冠状動脈を内視鏡で観察するなんて夢のようです。しかし、OCTの方が客観的にそして色調の変化によりわかりやすいそうです。

スギ花粉舌下免疫

発売から10日以上立ったスギ花粉症の舌下免疫治療薬ですが診察をしていると質問を受ける。新たに発売された薬ですから14日に一度の通院が必要ですよと止めておく方がよいですよとお答えしています、それでもと言われたら一年待てば28日に一回の通院でも可能になりますとお答えします。14日に一度の通院の方が治療の成功率があがるとされています。ある協会の新聞に姫路の中学生までの医療費の自己負担を安くしようという署名が集まった記載してあった。目的は受けたくても受けることができない医療をみんなに受けさせることだそうです。然し、医療費無料化しても少子化対策にはならない複数の医療機関を受診する、医療費の無駄遣いが確実に起こる、無料化は決して少子化対策にはならず人口が移動するだけであることは自明です。急病センターに不要不急の子供が受診するのは間違いない。本当に救急患者さんのためになるのでしょうか?中学生までの医療費を近隣の町と同様に無料化すればスギ花粉の舌下免疫療法を受けたいという希望者が増えるのは間違いない。全国的にスギ花粉の舌下免疫療法薬は品薄だそうです、また返品不可です。更に1月から約半年はアナフィラキシーの確率が上がるため新規の導入は避けなければならない。ためしてガッテンでも今始めれば来年から有効かもしれない。或いは全く変わらないかもしれない。

漢方の問診

中医学では儒教の考えがあり腹診はしないようです。また眼科の漢方もおなかを触ってそれほど有効とも思いません。おなかに体のすべてが現れるわけではありません。脈診は難しい。薬剤師さんも医師もできる漢方の問診をしているといろいろ発見がある。薬を飲んだ結果口が苦いとか便通のところに記載がない。本当は不眠症で薬で口が苦い。便通の薬を飲むから異常ない。日本語は難しいと言ってしまえばおしまいです。本当はどうかを知りたいところです。カマグを飲んで便が一日一回でるのと自然に一日一回でるのは違う。問診の確認はとても有意義ですが患者さんが意図しないことも多くある。寝入りが浅く夢を見るという問診では寝入りが悪いだけあるいは夢を見るだけという人が多いように思います。心身一如、全体を見渡すには問診票でチェックすることは大切だと思います。眼科に特有な方剤がいろいろあるわけではありません。普通の方剤に引経薬などを加えるのが眼科漢方です。しかし今の日本では加減の減をすることは逆ざやの生薬が多く保険の範囲内では困難です。また丹参のように薬価未収載の生薬もある。スギ花粉のシダトレンと漢方薬どちらも原料にお金がかかるので保険では難しい。

泌尿器科の講演会

泌尿器科の勉強に県の医師会館へ行ってきました。BPHや神経因性膀胱は生活習慣病つまり虚血とと関係があるかもしれないそうです。講師の先生が御参加の医師の中にも該当する医師がおられると思いますといっておられましたが女性医師の参加が大変少なく男性医師の参加が非常に多かった。しかし女性泌尿器科の話が一番感心深い話でした。難治性尿失禁に対する治療という基調講演のタイトルでした。α1遮断薬は尿道を広げる抗コリン薬は膀胱の押し出す力を増強させる。この二つの薬が泌尿器科では基本だそうです。OAB810万人、尿意切迫1800万人、尿失禁2100万人もおられるそうです。抗コリン薬はPACGは禁忌、BPHは要注意便秘の悪化に注意しながら用いるとのことでした。腹圧性尿失禁は経産婦では50パーセントに見られ女性特有の骨盤構造に関係が深い。お椀のように支える骨盤底筋群の筋力低下が大きく関係します。男性ではBPHがあり腹圧性の尿失禁は起こりにくい。くしゃみ、坂道を下る、重い物を持ち上げるなど原因が分かっていることが多いようです。骨盤底筋体操は腹筋を鍛えるのではないそうです。腹筋を鍛えると尿漏れが悪化するそうです。β刺激薬と抗コリン薬が薬物治療だそうです。

口が渇く

口が渇くざらざらするという患者さんの治療にに苦労している。口が渇くには2つある、たくさん飲みたい口渇と多くは飲みたくない口乾です。虚と実の違いがあります。がぶがぶ飲むのは実、口は乾くが飲まないのは虚です。いろいろ考えてみたがそしていろいろ方剤を変更してみたがむずかしい。口がざらざらするようです。便通は改善しておられるようです。私のところへ来られる前はせんじ薬でどちらかといえば暖める方剤を服用されていたようです。今便通がよくなったのも暖める方剤だそうです。加東市や宍粟市からわざわざ診療にお越しいただくのはありがたいが続きません。エキス顆粒なら番号さえわかれば近隣で同じ処方してもらえばよいということかな。お越しになって開口一番遠いですね。因人せい宜・因地正宜因時せい宜と申します。少なくとも季節変われば処方は変わります。口渇に対して肝と腎の煎じ薬が使用されていました。ともに温める薬です。そこで私は石膏を含む薬で胃熱をとることを考えたが舌診で淡白でした。やっぱりうまくいかなかった。そこで気の巡りを改善することを考え新しい処方にしました。腎の気化作用を期待してせんじ薬で温めてだめだった方です、難しい。

漢方薬の効果効能

今年になり、漢方薬の効果効能が一部変更になりました。漢方製剤のうち変更になったのは小柴胡湯、黄連解毒湯、小青竜湯、白虎加人参湯、六君子湯、桂枝加芍薬湯、芍薬甘草湯です。科学的知見を踏まえ現行の効能を変更したそうです。コンピューターに査定される現代において時代に合った保険適応を有する病名があることは保険での漢方診療に大切です。先日網膜中心静脈閉塞症の病名でバファリン81を処方したところ査定された。適応症を見るとそのような病名の適応はなかった。眼科の網膜疾患は抗VEGF抗体以外きっちんと適応症を有する薬がない。アドナやカルナクリンすら返戻することがある、うちのような姫路で一番平均数が低い貧乏眼科でもさてが入る。たいてい復活はします。芍薬甘草湯は病名漢方でこむら返りに頓服として使用される。新しい適応症は急激に起こる筋肉のけいれんを伴う疼痛、筋肉・関節痛、胃痛、腹痛と効能または効果が変更されました。未標準で保険の審査の時指摘を受けることがある。しかし漢方薬を標準コードに収めるのは難しい。コンピューターに保険の審査をゆだねるようになり難しい。メーカーによりおおよそ4パターンの病名が同一処方につけらる。漢方薬がインチキだといわれる一因です。昨日は500アクセスいただきました、ありがとうございます。

気の昇降出入

気の昇降出入ってわかりますか?神戸で漢方で実績のある薬剤師の先生向けの講演会を頼まれた。お受験が終わった来年の2月のはなしです、12月には抄録を書かないといけないそうです。苦痛ですが薬剤師の先生から直接ご依頼をいただき断れなかった。。タイトルは何でもよいといわれたので気の昇降出入にすることにしました。抄録の内容を考えています。気の昇降出入を考える方剤として補中益気湯と排膿散及湯についてお話ししようかと思います。補中益気湯は下にあるものを上にあげる方剤です。柴胡・黄耆・升麻で下から上にあげます。自験例でうまくいかなかった例についてご紹介する予定です。排膿散及湯は化膿性疾患だけではなく気の調節薬としてもちいることができる平性の方剤です。以前姫路の商工会議所で行われた西播臨床漢方という会で以前一般講演として発表したことがあるお話のつづきです。桔梗・枳実で気の昇降と大棗・生姜で調和営衛の働きが期待できます。これを今後数カ月でいかにまとめるかです。すごいストレスです。一杯勉強しないといけません。来週は定期考査だが子供が勉強しないから代わりに私ががんばろう。

舌下免疫療法の処方箋

舌下免疫療法がいよいよ開始です。シダトレンスギ花粉舌下液による舌下免疫療法の処方箋記載方法についてMRさんに尋ねてみました。処方箋にはシダトレンスギ花粉舌下液などのくすりの用法・用量を記載するという決まりはないそうです。たとえば、ラキソベロンなら5滴からといった記載になります。シダトレンも最初の二週間はきめ細かな用法容量の変化があります。しかし、シダトレンスギ花粉舌下液も詳細を処方箋に記載する必要があるのかないのかはっきりしなかった。やっとわかりました。青色のシダトレンスギ花粉舌下液200JAU/ml、白色のシダトレンスギ花粉舌下液2000JAU/ml一本でよいそうです。用法に対する記載は求められていません。ためしてガッテンでNHKが放送したらどうなるでしょうか?ためしてガッテンは4時間ぐらい収録してその中の一部をNHKが勝手に放送している。スギ花粉のアレルゲン免疫療法薬と記載された1mlのも14日分でよいそうです。インフルエンザに罹患して中断したらどうなるか最初の2週間は特に日々シダトレンの量が変わるので医師との相談が大切です。