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ベルソムラ錠

オレ寄進受容体拮抗薬不眠症治療薬であるベルゾラムは1998年日本人により発見された世界初のオレキシン受容体拮抗薬です。オレキシン受容体拮抗薬はマイスリーぐらいのパワーを持つようです。サンプルがつられていないとのことで本当のところは分かりません。メラトニン受容体に比べてシャープだそうです。一日目から有効だそうです。GABA受容体を介さないところが魅力です。最近、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬をやめたい減らしたという方が多くいらっしゃる。デパス、メイラックス、ソラナックス、非ベンゾジアゼピンのマイスリー。漢方薬で何とかと言ってご来院いただきます。最近眼科が増えてますます暇ですが成人で漢方薬で睡眠薬や抗うつ薬を減らしたい人は増えています。それがまた意外とうまくゆくのです。漢方薬で眠くなるのは危険だと亡くなられた森雄材先生に訊いたことがある。つまり、柴胡、黄笒、半夏の日本漢方の柴胡剤では肝気虚が起こる可能性があるとのことでした。気がなくなるということは死ぬということです。しかし、なぜか、ベンゾジアゼピンが減量できている。

常用字解

平凡社の常用字解を愛用してます。漢字のなりたちそのもついみにいついて解説されています。東邦大学の名誉教授の三浦先生の講演を聞き漢字を知ることが漢方薬の原点となるかもしれないと感じました。常用字解は白川静先生の著書です。漢方を学ぶ医師は多くは愛用しています。德はもともと目の強い呪力といういいみだったそうです、道徳、徳性のように正しい、よい、めぐむの意味に用いられる。ギョウンベン、シメス、省の3つを合わせてるそうです。徳は省にギョウニンベンに心を加えてるそうです。話題は変わりますがきくには3つのかんじがあります。聞く、聴く、訊くの3つです。どう違うか?これはコーチングの世界です。聴は聞き入れて許すという意味だそうです。訊くは、常用漢字にはなく常用字解にはありません。訊問の様に質問することだそうです。聞くはかすかな音が聞こえる、神の声が聞こえる働きがあると考えたそうです。一番一般的なのは聞くです。子供が実には實という難しい感じがあるんやねと言ってました。姓名判断は旧字で行うようですね。徳は旧字では德になります。

慢性咳嗽

先日慢性咳嗽についての講演を拝聴しました。慢性咳嗽は8週間以上続く原因不明の咳嗽です。最近、毎日のように咳嗽の漢方治療を求めて患者さんがお越しになる。非感染性の慢性咳嗽にはCVAとアトピー咳嗽を鑑別しなければならないそうです。しかし問診票できっちりとアトピー咳嗽とCVAを鑑別することは不可能だそうです。しかし今日も漢方薬で慢性咳嗽が改善していました。アトピー性咳嗽とCVAの鑑別は一般開業医では無理だそうです、唐辛子の成分つまりカプサイシンに対する反応を調べる必要があるそうです。10月は姫路では喘息の調査月間です。定点では喘息発作を調べています。咳喘息は気管支喘息の前段階という従来の考えは古いそうです。つまりいまはCVAは気管支喘息の前段階ではないそうです。シダトレンの添付文書にも気管支喘息の発作時の対応が記載されています。しかし、スギ花粉症と気管支喘息の関係はグレイではないでしょうか。開業レベルでは問診等ではアトピー咳嗽とCVAは分からないとのことでしたのでザイザルシロップをお子さんに併用してみました。良く効いたそうです。アトピー性咳嗽だったのでしょう。

インフルエンザワクチン完売しました

Kという医薬品卸が最近私のクリニックにお越しになるようになった。そこでKさんインフルエンザのワクチンどうですかとお尋ねしたところインフルエンザのワクチンは残念ながら完売しておりますと言ってました。折角よいお話しいただきましたが申し訳ありませんだってさ。ひとり勝ちしているのでしょうかね?そんなに売れているならうちに来ないでほしい。面会するだけ時間の無駄です。神戸で薬剤師の先生方向けに漢方のお話をすることが現実化しています。折角公民館の講演会をを逃れたと思ったのにね。暇そうに見えてアレルギー学会の専門医の更新の書類を作ったり漢方の中国語の書籍を読んだりそれなりに勉強しているんですよ。卵が成長しなかったわけでもないのに景気の良い会社もあるものです、一方漢方薬メーカーはみんな泣いています。漢方薬の原料の80パーセントは中国産です。物価高騰の中国に原料の80パーセントは依存しています。まして円安です。夕張で漢方薬の原料をを作ることはツムラにとっても為替レートが関係なく良い、さらに中国に北海道の一部の山が買収されていると聞きます。夕張のような過疎地でどんどん漢方の生薬を作ってほしい。

シダトレンの処方箋

シダトレンの講習会が総合アレルギー講習会でも行われるそうですね、ところでシダトレンの処方箋ってどう書けばよいのでしょうか?MRさんはシダトレンの処方箋の記載方法はラキソベロンのとおり、一緒に来た上司は無言で追加発現なし。最初の2週間の間は用法容量が微妙に変化します。必ず誤飲が起こります。ラキソベロンは10滴からとか処方箋に記載しますが増減の仕方は患者さん任せですがシダトレンは一滴とか2滴とかきっちり決まっています。一週目と2週目では青と白で容器が変わります。いずれもからうち5階が必要です。第一回総合アレルギー講習会は今後のアレルギー学会認定アレルギー専門医の更新では必須となります。ことしからアレルギー学会は年間一度になります。春のアレルギー学会と総合アレルギー講習会に5年間で合計3回参加しないと専門医の更新はできません。従来から行われてきたアレルギー講習会は遅刻で2点減点早退で2点減点と厳しい管理下で行われていますが総合アレルギー講習会は自由度が高いようです。シダトレン発売まで1週間です、処方箋の記載方法はどうなるのかな?今日は木曜日で医療機関は休みが多い、まわるところがないからくる失礼なMRさんが多くいる。必要な医療情報を伝えてほしい。

お付き合いするのは無理

いまどきの学生さん、携帯電話やDSとお付き合いすることは多くの人が無理ではないか?TVもPCも同じです。隠してしまいなさいと先生はおっしゃいます。うちの子が言っていたが学校へDSを持ってきた方がいるそうです。停学か謹慎かな?DS持たせたら使いたいのはみんなです。家ではDSばっかりしてと保護者が怒る。仕方ないから学校の往復で遊ぶ。購入しないのが一番です。授業料も他校より高い。ダブルスクールも費用です。受聞お金を使っている。だから、もう一人の子供は市内の学校へ自転車で通うということになったが危険です、自転車ならどこでも寄り道できます。やっぱり携帯電話不法保持の罪で謹慎や停学の学校の方がよいかなとも思う。いつでも元の特訓に戻しますよと教室長から言われているがオリンピックに出るほどの勉強をしても仕方ない。あと4か月もない。時間がない。家庭学習時間が限りなくゼロの割に点数が悪くない。とことんまで落ちなさいと先生から私が言われてしまった。市内の学校なら偏差値40でも地獄ではない、もっと偏差値落ちろ。まだ合格圏内だということらしい。難しすぎて教育には答えがない。居住地の学校へ通うと私が子供に振り回される。校区外へ早く出て行ってほしい。

10月1日

公衆衛生の話を聞きにいきました。公衆衛生の話は大学教授や保険所の医師そして総合病院の医師、開業医がそろっています。感染症とアレルギーの話です。同じ診療科でも専門が感染症とアレルギーでは全く異なります。感染症の話題とアレルギーの話題です。10月1日から水痘ワクチンと65歳以上の肺炎球菌ワクチンの予防接種の定期予防接種化が大きな話題です。更に一緒に高齢者インフルエンザワクチンの接種は15日からですよ。ワクチンは冷所保存ですので返品不可ですよ。予防接種には母子手帳や健康手帳をお忘れなく。デング熱よりもセアカゴケグモが怖い今日この頃です。デング熱は血小板減少が特徴です。姫路城という観光資源がある姫路市で感染症がはやるとマスコミは注目するでしょうね。小児の水痘ワクチンは3か月以上あけて2回接種です、何もしないと5歳までに80パーセントが感染するそうです。一歳過ぎたら早い時期にうたないとり患してしまいますよ。

瀬戸内眼科コロッシアム

参天製薬を中心とした企業にお世話いただく瀬戸内眼科コロシアムが今年もカープのクライマックスシリーズで沸く広島市内のホテルで開催されました。今年は一週間前に近視の適応を取得した抗VEGF抗体のアイリーアを中心に新しい話題が多いのが特徴です。これだけの講師を集められる企業力はすごいと思います。眼科専門医の更新点数は十分満たしているが知見を増やすためには素晴らしい。参加費が一日ずつ設定されているのがよい。しかし、ついビジネスホテルの泊まってしまう。二日目の日曜日の朝一番つまり8時30分からはの東京医科歯科大学眼科学の教授に就任された大野京子先生の近視による黄斑病変の診断と治療についてのモーニングセミナーはぜひ聞きたかった。pointは明快でした。FAでのSTAININGの違いでした。初日は一番最初はレンテイスなどの付加価値眼内レンズの話から始まりました。最先端の話もよいがアレルギー性結膜炎の話は心が和みます、日本人の15から20パーセントに見られます。その中でもタプロす点眼液やパピロックミニ点眼液が出現した春季カタルはステロイド点眼無効例が免疫抑制剤できれいになる。アレルギーと一言で言っても作用機序はいろいろある。

アレルゲン免疫療法と漢方薬

アレルゲン免疫療法と漢方診療の共通点は何か?儲からないこと。漢方薬の生薬は大きく逆ザヤになっている。生薬の8割を占める中国の物価、人件費高騰、為替、円安もう危機的です。もらったら医者はもうかるなんて漢方薬、特に生薬ではありえない。漢方のせんじ薬を保険で出すことはもう限界のようです。一杯薬を持って帰る人は迷惑です。益して保険の審査で査定されたらもう終わりです。処方箋料も調剤基本料もすべて査定される。225点を算定される医療機関はまだましです。アレルゲン免疫療法も同じようなものです。まず、患者さんに指導しているのに指導料がない。さらにどれだけ調剤薬局が説明をするのか?患者さんには説明が丁寧な調剤薬局を紹介しなければならない。シダトレンの次に登場するダニアレルゲンは気管支喘息限定のようです。知人の呼吸器内科専門医にたづねるとダニアレルゲンによる減感作はスギに比べてリスクを有するようです。割に合わない診療です。多分、シダトレンを取りに2週間ごとに来院できる人はかなり少ないと思います。本人がとりに来る方が成績が治験でよかったようです。漢方薬のせんじ薬は自費診療以外有り得ない時代を迎えている。

系統中医学と日本漢方と中医学

系統中医学は中医学ではないと御高名な土方康代先生がおっしゃつたのが忘れられません。系統中医学を中医学と言ってしまっては仙道先生のオリジナリテイが消えてしまう。こんなん中医学違うと怒って帰った医師がいたからそのような発言になったと思います、質問しても丁寧に惜しげもなくいろいろ丁寧に答えて下さる。日本漢方では気血水をきけつすいと読みます。中医学では気血津液と呼びます。漢方薬や東洋医学の話を聞くとき漢方用語の違いを見れば流派が分かります。そして陰虚という用語も中医学か日本漢方の鑑別に役立ちます。日本漢方では陰証で虚証を陰虚と言います。中医学では陰が虚している状態を陰虚と言います。虚実も同じです。体力の虚実は日本漢方の概念です。中医学で因という物質が欠損することが陰虚です。日本漢方では陰証で虚証を陰虚といいます。仙頭先生の系統中医学、わすれられません、初めて仙頭先生の話を岡山衛生会館で東洋医学会の岡山県部会で聞いたときのことが、さっぱりわからない。どこにもない5つの層構造の話の中の出店の心の存在の話。すべての熱源は心が大本で腎を支える。その年から系統中学講座がお茶の水スクエアで始まった。生理学に基づく独自の理論いらすとを作るだけで大変です。