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抑肝散と抑肝散陳皮半夏

抑肝散と抑肝散陳皮半夏の使い分けが分かる偉ーい漢方専門医を探していますがなかなかおられないようです。違いはオーソドックスに表現すると脾の弱さです。一番納得がいく説明は関西系統中医学講座の仙頭正四郎先生の御解説です。陳皮・半夏が入ると燥性が強くなる。いっぽう下向きのベクトルになる。抑肝散は釣藤鈎で肝気を下げる、柴胡で肝気を上げる当帰で肝血を上げる、川芎で肝血を上げる。漢方薬は仙頭正四郎先生にかかればベクトルです。ここまでは仙頭正四郎先生の系統中医学で理解できます。更に肝の子供の基本処方は抑肝散陳皮半夏、これもガッテンです。漢方の原則としては薬味が多い方剤は優しいという原則があります。肝の生薬である釣藤鈎と菊花が入っている釣藤散これも肝の薬です。二陳湯が入っていますから脾の気を動かします、石膏が入っており胃を冷やします。日本漢方では柴胡・黄笒・半夏で柴胡剤です。柴胡剤で眠くなると肝気虚が起こる可能性があるそうで非常に危険だそうです。いずれにしても抑肝散や抑肝散陳皮半夏+αでデパスやマイスリーから脱出したり減量に成功する例は多い。

色覚検査復活

色覚検査を平成14年の通達で亡くしたのはだれか?眼科学校医が検診でおとづれた時、最後にあらかじめ指定したお子さんを保健室に集めて再検査して保護者に書面で通知していました。わが子が来年入学するかもしれない市内の中学校は今年から色覚検査を復活させておられました。もう一人の子供が現在通う市外の別の中学校は色覚検査はしていませんでした。検査すれば男子の20人に1人ですからいくらでも見つかる。私のブログを読み色覚検査に訪れる中高生はパラポラです。色覚検査を希望者に実施するのは確実ですがいつ行うか?できれば来年一学期という話で全国の市教委と折衝中です。平成15年に廃止されつまり義務化されなくなり小学校4年生で希望者に同意書とって行われるようになりました。10年を経過すると大学や専門学校・各種学校へ進学する際色覚異常という項目で就業や入学がかなわない学生が散見されるようになりました。やっと重い腰を文部科学省もあげました。小学校で保護者と本人が知ることは職業選択の上で非常に有意義なことです。眼かい、養護教諭、チョウクを使う現場で授業をする教諭みんなが色覚についての知識を持つことは大切です。エピペンについての講演同様学校保健委員会のテーマとなればうれしい限りです。

貧血の話題

毎月10日は診療報酬明細書をオンラインで送る期限日です。鉄欠乏性貧血のTIBCとUIBCの返戻付箋の話題は全国で起こっているようです。新しい良い検査法ができたから28年3月に削除されるのかと思いきや違うんです。私のブログにも多くの検索がかかっています。RIA法とはラディオイムノアッセイで放射性同位元素を用いる為好ましくないということで比色法を用いて検査をすることに変更になった様子です。保険点数が31点が11点で医療費の抑制かと思いきや放射性同位元素を用いることに問題があった。確かに検査センターにある試薬がいきなり使えなくなったら検査センターは大損します。過渡的措置を設けることは厚生労働省の思いやり予算のようなものですね。しかし社保支払基金も国保連合会も大変です。いきなり除外ではなく過渡的措置を設けるなんて今までないからです。これは診療報酬を請求するうえでどくろマークか地雷を踏むようなものです。TIBC=UIBC+鉄は学生時代からの常識です。新しいすぐれた検査が誕生したのかと思いましたよ。

漢方クリニック

最近関西の漢方専門医が関東で活躍されているそうです。以前幾度かお会いしてことがある先生が銀座で診療しているそうです関西の漢方医が。おひとりならず銀座に進出しているそうです。逆に東京から関西へお越しになった漢方医もおられます。東京では保険診療では査定が針思うようにいかないようです。いろいろ理由がありますが保険診療でも出せるだけ多くとか高いとかいろいろ言われます。漢方薬は西洋薬と異なり絶えず変えてゆく必要があります。私の母校からも多くの漢方薬に詳しい医師が出ている。更には私の母校は中医学に熱心になっているようです。しかし、漢方クリニックって保険診療でどうやって運営できるのでしょう。漢方薬の処方は再診診療と外来管理加算と処方箋料が算定できる。漢方薬はエキス剤でも薬価差益がない。刻みなら逆ザヤ生薬もいっぱいある、それなら華々しい大都会にゆき花を咲かせるのも一つかな。関西では自費の診療は受け入れられません。コンタクトレンズ検査料の一部負担金の820円でも高いと思うのが関西人だそうです。自費で漢方薬を漢方薬局でいただくと20000円が標準です。一日700円を支払っていることになります。銀座の高い漢方クリニックでは動物性生薬を多用し一月10万円と聞いたことがあります。シダトレンも再診料と外来管理加算と処方箋料エピペンは再診料と在宅自己注射管理料100点と外来管理加算報われない医療です。

関西臨床漢方医会

大坂の福島にNTTコミュニテイープラザというところを会場に10年以上続いている。今は阪急グランドビルの会議室で行われています。とても便利な会場になりました。いつの間にか私の名前が世話人として載っている。そのうち一度は講演をしないといけないかもしれません。恐る恐る参加しています、会が終わるとある管理薬剤師さんとMRさんが私をお待ちくださっていました。兵庫県で講演を薬剤師さん向けにしていただけませんか?テーマは先生が得意なほうざいの話でお願いします。来年でもよいです。神戸で薬剤師さん向け?困ったなあ。薬剤師さん向け講演。先日近くの公民科の話を逃れたところです。これパワーポイント出来ていたが木曜午後の診療に時間が重なるからお断りした。薬剤師さん向けとなるとパワーポイントをゼロから作る必要がある、MRさんに手伝ってもらうのはN社の問題があり難しくなっている。悩みは尽きない。薬剤師さんでもかなり漢方を学ばれている方向けの講演となる。人に教えるのは難しい。私は中医学なので余計大変だ。関西臨漢方床医会の西本隆先生の「心に聞く漢方」は満席で机がない人多くおられました。大盛況でした。抑肝散陳皮半夏で睡眠薬や安定剤から離脱できる人が多くおられます。

読体術

仙頭正四郎先生を追いかけを初めて12年以上になります。今回は一時間新幹線に乗って追っかけをしてきました。今日はコタロー匙倶楽部の処方の中で眼科で使えそうなものについて講演でした。柴葛解肌湯、滋腎明目湯、清肝明目湯、杞菊地黄丸、そけい活血湯、清上蠲痛湯についてのお話でした。仙頭先生の講演は何回聞いても新鮮です。生薬単位の話漢方にベクトルがでてくる。大学時代のクラブの先輩で今度姫路の医師会館に講演に来られる昆虫の研究で御高名な夏秋優准教授もベクトルが部活動の話の中で出てきました。3時間があっという間でした。しかし17時52分ののぞみに遅れたら18時52分ののぞみで姫路に変えるのが一番早い。どんどん望みが出てゆくしかし姫路に止まる新幹線は一つもない。昨日は大阪、今日は広島で漢方の勉強でした、子供たちは文化祭、塾も2日休み晴天に恵まれ楽しい日だった。勉強ばかりできるわけがない。広島も中心部は何なかったかのようににぎわっていました。入学してハッピーな学校へ進んでほしい。副教科ができないから西播学区の学校は無理ですよ。広島焼き旨かった。

DVD

漢方薬の勉強会・講演会のDVDが当たり前のように無料配布されていた時代があった。N社の問題もあり厳しさを増している。利益強と言わればそれだけの話です。遠くで講演され時間的に講演会に行けないときDVDは便利です。系統中医学講座のように一本5000円で販売している例もある。これは著作権保護によるものですが12年前から進んだ考え方がいきわたっています。今も一本5000円で購入しています。N社ばかりなぜ叩かれるのかいかにも悪い会社のように一般の方からは見えるがそんなことはないと言っても一切私のクリニックではもともとN社の医薬品はもちいていていません。糖尿病の講演会で内科学会の旅費・交通費を浮かした医師は返還を求められるのでしょうか?姫路市選出の県会議員がTVで切って購入について取り上げられていたそうです。どこも似たようなものです。発明の対価を社員に払う、これも見直そうという動きがある。ある程度抑えないと小さな会社は持たないのも事実です。今日は文化祭日和・溝掃除日和、みんな文化祭へ行き家には誰もいません。昨日は大阪に行きました雪の新快速で危険行為で尼崎で停車、帰りの新快速は加古川で非常ボタンを押した人がいて結局何もないが停車してさらに神姫バスで停車時のブザーが壊れてすべての駅に停車して帰ってきました。降りたら大雨でした。

文化祭巡り

この週末は文化祭の季節です。土曜日午後から日曜日にかけて受験を前堤に文化祭巡りをすることになりました。Yゼミの規模縮小でもわかるように潤っているように見える教育産業ですがいろいろ変化しているようです。スギ花粉症の治療薬シダトレン発売までは暇な日々が続くとの読みです。シダトレンが出てもちょっとばたばたする位です。文化祭で飲食の提供禁止のところもある。丁度、学食の見学になります。兄弟、別の学校へ行った方がよい。〇訓のクラスをかえて自転車で通える学校へ行けばよい、兄弟比べられるのは面白くないでしょう。土日は試験もぶっちでよい。毎週試験を受けてもモチべ―ションがあがらない。マンネリ化します。昔から副教科ができれば公立が基本です。中学校から高等学校へあがるときに上がれないつまり自主退学をすすめられたら英語圏の外国にでも行き帰国子女に生まれかわるかなんかしないと通う学校がないそうです。高校生にして予備校にゆき検定で大学受験も子供を苦しめるだけです。6年間通い始めて6年一貫教育です、自分でここに行きたいと決して言わない。受験やめたという子が出る時期らしい。学祭めぐりで一皮めくれたらよいのですが・・・・。合格できる学校ではなく入学して真ん中以上に居れる学校さがしです。6年は長いので自転車通学できる学校がよいな、いろいろ楽しみも必要です。学校選びは進学実績ではありません。姫路に必要なものは岡山県の操山のような中高6年一貫公立学校です。高校卒業後予備校の一年まで面倒を見る岡山式6年一貫教育が姫路にあればうれしい。岡山の私立は軒並みいろいろダウンしている。姫路〇高校の火が消えるとOBが困るのかな。私は漢方づくしです。

TIBCとUIBCのRIA法

26年4月の診療報酬改定において採血をして血液検査をするときTIBCとUIBCは比色法で行うことになっています。鉄欠乏貧血の血液検査のTIBCとUIBCに返戻付箋がついてきたらどうするか。うちのクリニックはは平均点数が低いつまり時に高いと思う人がいるかもしれないが平均すれば安い医療をしているので無審査に近いと思われるが縦覧突合の時代です。血液中のTIBCとUIBCは2年後の診療報酬改定からはRIA法~比色法のみになることが決まっています。RIAは31点RIAは11点と比色法の方がずいぶん安くなっています。しかし、いきなり検査方法が変わると混乱をきたします。そこで厚生労働省は28年3月まではRIAはコメント付きで認めるという経過措置を設けました。こにょうな場合むしろRIAは削除して比色法のみにしてしまった方が信施かもしれない、RIA法を実施するには診療報酬明細書になぜ必要かの理由を記載することになっています。どのような理由があるのか?それは以前と比べたいなあ?というのがあるがこれとて絶対的ではありません。認めるかどうかは心さ次第です。薬出せるだけというのと同じです診療報酬さてされたら薬局は損はしない。すべて私自身の不徳の致すところです。

シダトレン確認チェックシート

シダトレン確認チェックシートは治療に関すること、服用に関する事、副作用に関する事について14項目を医師がお伺いすることになるものです。少なくても一度は定期的に受診していただけますかという項目があるが新薬なので最初の一年は14日処方です。2015年9月末日まではアナフィラキシーなどの副作用を見ていかねばならないので最低一カ月に一度は診察をうけるどころか一四日に一度は診察をうける必要がある。ど根性物語です。アナフィラキーが起きて無診療投薬が発覚でもしたら大変です。服用前後2時間の入浴・運動は禁止されています。エピペンと異なり冷蔵庫で保存が必要です。こちがかゆくなることはかなり頻度が高いようですよ。掃出し法での治験はされていないから飲み込み方ですよ。スギ花粉の飛散期服用初期、服用30分は副作用が出やすいので要注意です。初診時のカードにはしっかり記載してくださいね。しかし確認チェックシートを記載するには時間がかかりますね。シダトレン処方医療機関が多くないのもわかります。