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ニューモパックス

肺炎球菌ワクチンが秋から定期予防接種に加わります。肺炎球菌ワクチンは肺炎にならないワクチンではありません。肺炎球菌による感染症を防ぐワクチンです。肺炎球菌ワクチンには莢膜多糖体ワクチンPPSV-23と蛋白結合型ワクチンPCV-13があります。定期予防接種と言っても無料ではありません、肺炎球菌ワクチンにはひとり4000円の自己負担を伴います。高齢者優先に予算を使っているわが国としては画期的な発想です。高齢者インフルエンザは1000円の自己負担ですから妥当なところと思うか高いと思うか?普通は高いと思いますがこれからの超高齢化社会では当たり前でしょう。65歳、70歳、75歳、80歳、85歳という風に未接種の方を優先に5歳刻みで行われるようです。23課のワクチンに加えて小児肺炎球菌ワクチンとして用いられていたプレベナーが十三価になり65歳以上の成人のワクチンとして用いられるようですが今年の秋はまずニューモバックスのみが適応だそうです。しかし23価と13価のワクチンがあれば普通は莢膜多糖体ワクチンである23価のニューモバックスを選択するともいますが最低5年あけるワクチンとなるとアジュバント効果が大きな効果を発揮するかもしれません。実際蛋白結合型ワクチンである13価のプレベナーの方がはるかに高価です。

アレルギー性結膜炎の原因

今姫路には花粉は飛んでいません、しかし皮膚がかゆいあるいは目がかゆいという人は多い。五年に一度のアレルギー学会専門医の更新の書類が届きました。アレルギー性結膜炎い画に治療している病気としてアトピー性皮膚炎、じんましん、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、などについての症例を40例書かねばならない。アレルギー性結膜炎の原因を聞く患者さんがおられる、眼科では当たり前のことだが目を見て原因は分からない、涙でもわからない。ところがアレルギーの原因が目で分かると思っている患者さんが多い。採血か皮膚テストをしないとわかりませんよとお伝えするとソレなええわとおっしゃる方が多い。そして採血するにもムチムチで血管見えませんというとそれって難しいんやねとおっしゃる、そうですよと伝えるとそしたらええわと言われる。目を見て或いは涙液を採取してアレルギー性結膜炎の原因が分かるようになるとよいのですが、なかなかです。いろいろ検査すると一部負担金が高くなる。シックハウスの検査をしてくれという人も時々見える。シックハウスの検査は非常に微量の物質に反応しているので大変であるとは思っておられないそうです、なんでも簡単に原因がわかると思っている人が多すぎる、さらにステロイドを使わずに簡単によくなると思っている人も多すぎるようです。あそこの薬はよく効くというのはステロイドです。漢方単独でなかなかありえない話です。なぜ月曜日の夜ブログを読む人こんなに多いのでしょうね。

エコー

小さなエコーを購入しました。検査して異常なしと言わないと信用できないといわれます。今の流れですのでエコーのプリンターはPCからとなります。往診する医師にはぴったりだと思いました。めんたまにあててみました。硝子体はよく見えました。しかし眼科領域は不可だそうです。最近Bモードエコーをしても在宅医療やベッドサイドで活躍する日は近いと思います。P3という機種でした。GEYのカラーエコーも魅力的ですが私には白黒で十分です。眼科医が余っている今のところにずっといるべきかどうか迷いがあります。今は何も不自由もありません。在宅診療を増やせというのが国の方針です。一建物に対する国の施策が厳しくなりました。先日も書きましたが膀胱結石を見つけました。膀胱結石ができると絶えず尿路感染による発熱リスクがあります。膀胱結石は本当は除去した方がよいがESWLを行うには腹臥位でないと出来ません。ストレッチャーで大きな病院の泌尿器科へ行かねばならないところP3のおかげで私が往診にゆくだけで膀胱結石が見つかりました。入院が難しい時代です。車の運転しないから往診も遠くはゆけません。木曜日の午後に医師会館に行けば高級車が並んでいます。絶景です。私は正面玄関横に自転車止めています。過疎地で最後を終えるのも一つの人生です.地域の方にきっと喜んでいただけると思います。今のままで何も困りませんがあえて過疎地に関心があります。今やインターネットで勉強もできる時代です。明日は夜は会議です。雨よ降るな。膀胱結石カテーテルが膀胱に入っていたら避けられない。

粗供養

法事の粗供養に粗供養に夢工房さんの夢そばを注文しました。そば6人前にだし6人前を箱に入れたセットです。粗供養にはぴったりです。もう少し安くという人にはそば3人前というのもよいでしょう。夢工房はお米もおいしいです。ミルキークイーンというのを昨年は購入しました。山田にも売ってます。夢前町の宮置の夢街道あたりの田んぼに植わっている白い花をつけてるのが夢そばの花のようです。法事と言っても高齢化社会で随分親族の人もひとの入れ替わりを感じます。そばの産地といえば米を作れないようなところが多いみたいです。年齢的に今回の法事が最後の参加となりそうな方も多い。夢そばは高級ですがおいしいです。毎日ムシムシしています夢そばならいっぱい食べることができそうです、依然お蕎麦屋さんの患者さんがおられました、網膜中心静脈分枝閉塞症という病名でした。そばは体に良いはずなのになぜこんな病気になったんやろっておっしゃってました。それはそばには塩分が多いあるいは蕎麦湯も塩分が多いことによるものではないかと思います。夏は麺類おいしいが塩分過剰摂取には気を付けたいものです。小田和正の小田日和をアマゾンに注文し䏮来るはずでしたが延着です残念です。

オキュセバ

オキュセバ点眼液ってご存じですか?既存の点眼液を用いて新たな保険適応を取得できるようになるかもしれない。網膜色素変性症の患者さんは全国で30万人しかおられません、網膜色素変性症は60歳以下の失明原因の一位とする報告もある、しかし薬はほとんどありません。既存のりょうく内障治療薬であるイソプロピルウノプロストン点眼液の濃度をかえてレスキュラ点眼液と同じ工場で製造できるかもしれないのがオキュセバ点眼液です。加齢黄斑変性症の委縮型の治療薬としても期待されている。滲出型のように4種類の抗VEGF抗体が競うわけではない。イソプロピルウノプロストン点眼液は錐体機能を保護して失明の予防になる。レスキュラ点眼液はいつの間にかPG関連薬とは別の薬という分類となっています。希少疾患である網膜色素変性症ですが参入企業が少なく高薬価が期待できるさらには政府の助成金が期待できる。2016年に発売することを目指しているそうです。黄斑変性症の委縮型は現在はサプリメントぐらいしかない。1錠10円もしないメトグルコの治験をする会社もある色々です。

収納代行

コンビエンエンスストアが2件も近隣にある、コンビニエンスストアにはそれほどでもないそうですがコンビニエンスストアでの収納代行はありがたい。問題は払った払わないの問題です。診察をうける前に問診票を記入する。また予防接種を受ける前に民心表を記載することにどんな意味があるのでしょうか。予防接種を受けるときやめたと言ったらどうなるか?定期予防接種では不応料というものが想定されています。医療機関は保健所に予診票を提出すればお金がいただけます、任意の予防接種ではどうか?ないんですよねー。不応料が。しかし最近では問診票を書いているときに突然辞めたと言って帰る方がおられる、普通ならもう少し何かあってよい気がする。予防接種ばかりではない、用事が出来たので帰りますという父子もいた。激戦区ならではの出来事です。最近は反社会勢力との関係がないことをチェックするために契約書を求められます、コンタクトレンズの販売にも契約書と収入印紙を求められる。コンタクトレンズは高度管理医療機器です。今話題の注射器も高度医療管理機器です。PTAに入るのは任意であると訴訟になる時代です。PTAに入るのは当たり前、税金を払っているようなものという考え方もある。いよいよ法廷にPTAの加入が持ち込まれました。

ネスプ30

ネスプ30を用いて順調に腎性貧血は改善しています。一週間にHbが0.2mg/dl改善すればよいそうです。ネスプは従来の製剤よりも持続時間が長いことが特徴だそうです。だから一カ月に一回投与でも14日に一回投与でもよい。腎性貧血にフェジンの静注を併用するかどうかは賛否両論が分かれるところです。嚥下障害による低栄養もあり多くの患者さんと同じでアルブミンも下がっているそしてむくみも出ている。そこで代謝が早く一時的な効果しか期待できませんがアルブミンも入れてみました。アルブミンを注射した日には発熱がみられました。少し尿路のカテーテルの中が汚れているのでカテーテルも入れ替えました。輸血ならプラステイック留置針は16G,造影剤なら18Gですがアルブミンなら細い注射針でも入ります。今日でネスプ30を合計3回投与後一週間を経過しました。何もできない在宅診療の中でネスプ30は皮下注射が可能です。初めてHbが10を超えました。アルブミンも0.5回復シテいましたよ、昨日は朝6時から採血に行きました。ボタン式の胃瘻はわたしが同じ状態ならつくられたくないのでやめです。アミノ酸の末梢点滴を試みる予定です。MCVは90でした。鉄が使われていません。

ゴーストライター

ゴーストライターとして緑内障の多治見スタデイを取り上げたところ査読が返ってきました、緑内障にとって多治見スタデイはそんなに意味があるスタデイなのか?とのことでした。眼科以外の医師の方や一般人には多治見スタデイが知られていないことがよくわかりました。多治見スタデイは本当は緑内障であるのに緑内障と診断うけていない人が93パーセントもいるという衝撃的なデータ、ヨーロッパでは約50パーセントが未発見だそうです。眼圧が高いヨーロッパの緑内障とは違う特徴を日本の緑内障が持っています。さらには40歳では20人に1人、70歳になる何と10人に1人と高頻度に緑内障が見つかるということを示した日本人のデータです。失明原因としても70歳を超えると緑内障が多くなります。若い時から緑内障はありますが傍中心暗点であったり両眼でモノを見ていること顔が動くことなどから自覚は全くないことが多い。一眼でも失明基準に達しているのは近視と緑内障です。この中で緑内障にも落屑緑内障というのがあります。このタイプの緑内障は進行が大変早いことをご存知でしょうか?NTGやPOAGに比べて進行が大変早いことが知られています。

トーリックハードコンタクトレンズ

乱視の方はハードコンタクトレンズですといったのは過去の話でしょうか?今でも強い乱視にお悩みの方にはハードレンズでトリックレンズを使わないといけない、ハードレンズにもソフトレンズにもトーリックレンズがある。トーリックとは乱視用のコンタクトレンズです。―5Dの強度乱視の方が来院されました。普通のハードコンタクトレンズを装着してもまだ―2Dの乱視が残りました。仕方がない、メーカーさんからトーリックのトライアルレンズを持ってきていただき合わせるしかない。強い乱視はソフトコンタクトレンズでは無理ハードレンズしかありません。LASIKも5Dでは無理です。今までこの人は一体どんな眼科に行ってどんな説明を受けてこられたのでしょうか。不思議です。だが不思議なことにハードコンタクトレンズが装用できそうなんです。普通男性でも女性でも異物感で涙うるるなんですが何ともないようです。遠近両用でもなんでもハードコンタクトレンズを装用できる人は得です。まずは落とさなければ安い。絶対オーツ―のハードレンズがお勧めです。安全性も高いです。ゴロゴロ違和感があることは安全性の証です。ちょっとでもキズが入ったら自覚症状があります。

吉村元希の呼吸操法

吉村元希の呼吸操法という書物が神戸新聞出版から2月に出たそうです。体型と神経作用はまさに解剖と生理学です。大変わかりやすく一般の方向けといった感じです。その吉村元希先生が私のクリニックに現れました、吉村元希先生は探したよ先生、とクリニックに入ってこられました。現在はご自宅で施術されているそうです。その一方で4冊の本を出版のため頑張ってこられたそうです。まずは一冊が完成し2冊目の原稿ができたそうです。病院に診察に来られた時、患者さんが先生と言っているので何の先生かとお尋ねしたのを覚えています。診察に来られているのに扉を閉めて治療していただきました。確か職員もしていただきました。著書を神戸新聞から出版されたとのことでわざわざ謹呈のためにお越しになった。診察の時足を組んでいる人を見ると叱られるそうです。背筋が曲がると言っておられました。10年は経っていないが5年どころではない。時代、時代、時代の流れです。姫路に帰ってきて15年以上経過するが古くからお越しいただいた患者さんが一人二人と去ってゆく。いろいろな選択肢が増えています。街角で出会うがお元気そうです。働くなというサインのような気がします。昔来られた方がよう肥ったなあ。そりゃ働けば働くほど座っているもんって伝えました。