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アニオンギャップ

アニオンギャップは陽イオンと陰イオンの差のことです、炭酸水素イオンと塩素イオンが陰イオンです。ナトリウムとカリウムイオンは陽イオンです。そのイオンの差がアニオンギャップです。ただし、カリウムイオンはほとんどゼロですから無視してよいのです。アニオンギャップは新しい話ではなく30年前つまり私が学生のころから存在していました。血液ガスのPHは7.4+-0.05です。アニオンギャップは12が正常です、まずPHは酸性とアルカリ性の目安です。BASE EXESSつまりBEも大切です。PCO2ga10mmHg変動するとPHは0.05下がります。アシドーシスになります。Po2は75から105mmHGPCO2は35から45mmHgです。SPO2で酸素飽和度ばかり見ているとCO2NARCOSISを見落とす。ご存知のように人間はアルカリ性です、アシドーシスは酸性です。ところで化学Ⅱで学んだヘンダーソンはっせるばるひの公式を覚えていますか。わたしはすっかる忘れています、対数計算が必要です。CO2が過剰になると呼吸抑制を起こす。酸素飽和度のみ介護の世界を中心に普及しすぎているようです。

タダラフィルの保険適応

タダラフィルが前立腺肥大症の薬として保険適応を取得しました。タダラフィルはもともと全額自由診療のお薬です。タダラフィルを保険診療を行い処方するには尿流測定検査、残尿検査、前立腺超音波検査などの実施年月日をレセプトに記載することになっている。早速電話でいつもお越しの患者さんが尿が出にくいがよい薬ないか?ときた。タダラフィルがほしいんだ。ダメだよ保険適応でタダラフィルを処方するには保険のルールがあるんだよと思いながら泌尿器に行かないとタダラフィルは保険では処方できませんとお答えしました。厚生労働省も厳しくしてほしい、生活保護の方が向精神薬を売るようにまた何か悪用する人がでないため厳しくしてほしい。泌尿器科の審査員の先生方に頑張ってほしい。前立腺超音波検査ぐらいならいろいろなところでできる。アコファイドに内視鏡などの器質的疾患を除外する検査が必要であるように厳しくしてほしい。保険診療をドラッグストアと間違っている人が増えている。薬だけとか、本人がいかなければだめですか最も基本的なことである。ナンセンスな質問が多すぎる、保険の療養規則違反である。自由診療を行うと医賠責が効かなくなる訴訟リスクは大きい。予防接種にはまだ保険がつくが定期予防接種に比べ額が低い。消費税を払ってまですることはない。

3種混合ワクチン製造中止

三種混合ワクチンが製造中止になっていることをご存知ですか?私のところもワクチンの在庫を置かないようにしている。ワクチンは行政に振り回される。武田薬品の三種混合ワクチンが急きょ3月に製造中止のお知らせをMSさんからいただきました。今後どうなるか?三混と不活化ポリオがそれぞれ一回以上残っていたら4種混合ワクチンに切り替わるそうです。三種混合ワクチンがある今ですよ。不活化ポリオをうってしまっている人は今ですよということになります。野生株の4種混合ワクチンがでてくるとみんなそちらに移行するから今のうちに大損しないうちにワクチンを接種しようというのでしょうか?まなものは返品不可の原則でどんな管理をしているのかわからないため返品できません。3種混合の接種が残り一回、不活化ポリオが残りゼロ回なら四種混合ワクチンを定期予防接種はできません。四種混合ワクチンは自費になりますだからいまのうちに三種混合ワクチンを接種しましょうということらしい。市場に三種混合ワクチンがあるうちに不活化ポリオワクチンとともに接種するか四種混合ワクチンを接種するか。

男の子の色覚検査

2003年小学校4年生の色覚検査は任意検査となった。色覚異常のおすすめ検索キーワードはパステルです。一度検索してください。或いは滋賀医大眼科のホームページをご覧ください。おひとり一時間の枠をとって色覚外来をしておられるそうです。お金にならないから民間ではできないことです。結構役立ちそうです。男の子は20人に1人色覚異常がみられる。児童や生徒には視力検査は毎年行われています。そして私立の学校なら検診日に欠席したら眼科に定型の用紙を持参し直接検査にお越しになります。公立学校でも熱心な学校はクリニックまで生徒を先生が眼科健診のために車で連れてくる。ねっしんな学校もある、クリニックの方が機械もある。ついでに色覚検査もしたくなるが国が決めたことには逆らえない。女性はXX染色体なので同じXを二つ有するから保因者になることが多く発症しない。カウンセリングができる病院はないか色々な眼科の業者さんにうかがうが私が知っているのは東京です。儲からない仕事です。更には治療法がない。占いや精神科のカウンセリングで5000円から10000円はする。自費で色覚相談となるとかなりの額になる。しかし、治ることがない。むしろ後世に遺伝子が残る。ましてアノマロスコープがあるところが少ない。以前〇ッセイ薬品のMRさんに一冊が2から3万円の色覚異常の書物を貸したらボロボロになって帰ってきた。色覚の書物は色が大切です、手の汗で色が変わる変色します。色が変化するので書物を貸し出すのはやめた。今は書物よりもネットで見てもらっています。今日も学校健診です。昔なら石原式で小学4年生を調べていました。

視力回復眼科

視力回復眼科なんてあるわけないのに検索キーワドで多く入っている。学校健診の時期だからです。近視回復眼科ならまだ良いが視力回復眼科はかなりインチキだと思う。視力は一時的に具体的はその日だけ回復する。近視回復とは目の長さが短くなることですよ。有り得ない。私のクリニックは大人の或いは老人の眼科なのでお子さんは少ない。検索キーワードで最近視力回復眼科姫路というのが散見される。保護者の方が誤解しているのは視力回復と近視は次元が違う、近視回復と視力回復の訓練どちらもインチキだ。わたしのところに少ないがお子さんがみえる。近視とはなんですかという質問に答えられる保護者は皆無です。だからしりょうく回復という言葉がはびこる。詐欺です。WOCなんて器械もあるが保険適応がない。神戸の細見眼科事件ではないが一つ間違えば具体的にはWOCで視力回復訓練をして保険点数を取ると不正請求として保険医停止5年となる可能性がある。近視とは眼軸長が長いことです。LASIKをもってしても眼軸長は短くなりません。つまり近視は治らない。もっと言えば仮性近視はアメリカにはない。眼時期長は決して短くならない。それでも無駄な金を使って訓練するか?韓国の安全管理が問題になっています。日本は安全重視の国です。LASIKは決して100パーセント安全ではない、コンタクトレンズもアカントアメーバや角膜内皮細胞の減少という問題がある。近視の無駄なWOCの訓練はやめよう。私はWOCを購入したがすぐに売り払った。WOCの訓練するなら安物でもメガネを買うのも考えよう。

学校行事は重なる

扶養の範囲で働くことに対して65万円という案が検討されている。103万円から65万円に減額して労働者の不足を解消というのはよい、ある意味平等ですする、しかし少子化対策からすると逆校です。配偶者扶養控除38万円がなくなる。いろいろ大きな意味を持つ。今月も土曜日に学校行事が重なる、学校行事とは一人の子供は運動会、一人の子供はPTA総会と授業参観日、中間考査の結果を返してもらう日だそうです。土曜日です。私のところのクリニックは遠くからお越しの患者さんがが多いので運動会とか関係ありません。人を採用するとき校区と子供の年齢を考えることは大切です。同一校区の人を採用すると土曜日で必ず行き詰まる。更には代休の月曜日も行き詰まる。本人さんの能力と違ったところで考えなければならない。また小学校へ入学し学童に入れると18時に迎えに行かねばならない。18時に学校へ到着できる職場は少ない。政府は人口一億人を維持する目標を立てている。15歳以下の人口が減り続けている。もう遅い気がするが何かできるとしたら130万円の壁つまり年金の壁や103万円の税金の壁をなくす、3号保険者の廃止などが考えられています。いろいろ試行錯誤されていますが小学校によっては学童の延長もされているところもあると聞きます。18時に迎えに行くのは大変だ、しかし学童の先生はもっと大変だ。そしたら独身の正職員を採用ということになる、さらには結婚したら続けにくい院内ルールや就業規則を定めることで退職を促しているところもあると聞く。一か月ごとのシフトでは育児と両立不可です、当日休むのは無給、有給休暇は2週間以上前に申請とかいろいろあるようです。私のところは前の週にシフトを決めます。それでも子供は病気する。政府の子育て支援が足りない。子供手当と引き換えに年少者扶養控除がなくなった。人口一億人を守る気が政府には少ない。老人重視の世の中です。少子化対策・労働人口の減少もっと真剣に取り組まないといけないもう遅いかもしれない。

水晶体

水晶体の濁りという異常を白内障と言いますが老眼も水晶体の弾力性がなくなることです。老眼と白内障は似ている。誰でもご存知かもしれません。老眼というのも水晶体の異常です。毛様体筋とコラボして水晶体が分厚くなったり薄くなることです。白内障で不眠になる。白内障があるとLEDのブルーライトが昼間は目にはいらない。ブルーライトで体内時計が狂う、白内障は紫外線・放射線と関係する。原因の9割は老化だとされています。ビタミンCを多くとると白内障を予防できるという考えもあるが現在健康保険ではビタミンCは処方できない。アンチエイジングでは高濃度ビタミンCを用いた治療が行われています。早老病といわれる糖尿病は白内障のリスクです。先日も記載したがアトピー性皮膚炎は白内障の危険因子です。目をこする目をたたく、遺伝子的に皮膚が弱いというのは水晶体も発生的に同じなのでアトピー性皮膚炎になるという話がある。老化と今と昔の外傷や打撲、サッカーボールが当たれば一発で白内障となることある。毎年110万件の白内障種々を日本では行っている。日本では白内障手術はときの厚生大臣が自ら手術を受けてよく見えるようになったため保険適応になり利益が出るので白内障手術を行う眼科は多い。

携帯電話は悪です

携帯電話を子供が持ってよいことは一つもない。というのはうちの子供が通う学校で先生がおっしゃることです。多分、おそらくひょっとしたら日本一携帯電話について厳しいかもしれません。公衆電話を必要なときは使えと言われる、しかし公衆電話が減っている。西川病院でもNTTから公衆電話を撤去したいと何度も申し入れがあった。携帯電話の普及とともに非採算となっています。自習室へ行って子供が勉強しているかというと携帯でゲームしている姿を見かけることがある。ほっておいてもパソコン力を今の子供は持っている。私も妻もパソコンで困ったら子供に聞く、子供はCPCという部活に属しており詳しい。部室にあるコンピューターにはウイルスが感染しているらしい。だからインターネットにはつながれていないそうです。今や病院のナースステーションにもPCがあり救急搬送したりするとき病院の場所が分からないといえばインターネットから地図を出すそしてお渡しする時代です、使えないと困るITですがはまってしまうのも困ります。どう付き合うか難しい。多分ゲーム機と思っている子供も多いと思います。

姫路から通える中学校

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ブラック企業

NHKのクローズアップ現代でブラック企業についての特集をしていた。当直病院で昨日夕食を食べながらそのブラック企業についての番組をみた。その中で年収一千万以上の残業代を成功報酬型に変えるという政府の今の発想も取り上げていた。以前、ホワイトカラーエグゼプションとして取り上げられていました。発明の対価も日本企業のリスクとなってます、発光ダイオードで発明の対価で多額のお金が裁判で認められた、従来の日本企業なら勤務中に発明したものは企業のものであり個人に帰属しないとされたと思う。さらに特許が個人に帰属すれば海外の企業が発明者を引き抜いたら大変なことになる。そんな人は一部である。若者を使い捨てするブラック企業が大きな問題だ。ブラック企業の定義というのがないあるいははっきりしていないそうです。労働基準監督署が入れば残業せず早く帰れとなる。それまでは昔の日本的発想で企業が潤えば給与や所得があがる。しかし、バブル崩壊後企業が潤っても個人に還元される製造拠点を海外移転する、そして海外拠点に投資する。賃金は上がらない。子供が減るから不安だらけである。その若者をブラック企業は狙う。