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婦人科と東洋医学

漢方で何とかしてほしいという方は圧倒的に女性です。男性も根性ある人はパラパラおられます。婦人科疾患の中医学での用語をまとめて学びました。ホルモン療法中の基礎体温はあてにならないそうです。自然周期は28日の前後3日だそうです。卵胞期つまり低温期は14日の前後4日が望ましいそうです。黄体期つまり高温期は14日で16日を超えない。当たり前のことばかりですが逆に10日前後は陽気不足だそうです。排卵期・月経期は肝の疏泄作用が大切だそうです。排卵と月経の問題は肝気鬱滞が多いそうです。胞宮瘀阻は血瘀のことです。子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮・卵巣の癒着・掻破等の手術に関することは胞宮悪阻だそうです。月経痛は前半に集中、激痛、黒い血塊の程度が増せば胞宮瘀阻の程度が増す。一人出産したら胞宮瘀阻は改善することが多いそうです。月経周期が長すぎるのは気血両虚、腎虚、脾気虚など、短いのは陰虚の虚熱、実熱が多いそうです。月経過多も胞宮瘀阻に多いそうです、月経過小は気血両虚肝腎陰虚、腎精不足等の虚証です。

人を見る目

人を見る目をどうしたら身につけることができるか>なかなか難しい、私自身は永遠に身につかないと思っています。入院した患者さんならある程度分かってきますが外来診療の短時間の接触では無理です。大きな組織にいれば分業化されています、小さな組織にいればいろいろな経験を積むことが可能となります。T大の眼科の教授が免職になっていました、びっくりしましたあの眼科の教授が免職ですよ、眼科生涯教育講座でオーガナイザーを務められた理講演されたあの教授WOCの後ですよ、WOCを成功させたあの教授が公認なんでしょうか?T大はips細胞の問題、N社と腫瘍内科の不透明な関係と連続スキャンダルです。私のようなものには縁遠いT大です、医療安全研修に一度だけ行きました。漢方の研修に護国寺の分院にも行ったことがあります。なかなか人は見かけではわかりません。患者さんも入院していただき始めてわかることが多いです。パッと見では人は絶対わかりません。このブログいよいよ兵庫県以外の人ばかりがご覧になっています。最近、患者さんはどんどん減っています。

ヒスタグロビン

4月になり受診抑制が起きています。シダトレンも発売延期で暇です。漢方薬も長期処方したら患者さんの服薬アドヒアランスがよくなるかというとそんなことは決してない。うちの子のヒスタグロビンを花粉の時期なのでやめていたら間違いだった。調べてみると花粉の飛散期こそ一週間に一回注射する必要があったそうだ。昨日鼻炎がひどくなったので何とかしてやりたいといろいろ調べていたらヒスタグロビンを飛散期こそ打つんだということが分かった。今日早速ヒスタグロビンを打った。一方、近頃、医療の世界は毎日インターネット講演会で忙しい。その点、眼科領域はおくれています。生の講演会ではわざわざ姫路駅前まで行かねばならぬ。家庭で講演を見ることができるのはとても良いことです、こどもの迎えを考えたら便利なこともありますが。COPD,喘息、高血圧ガイドライン、昨日は小児アレルギー性鼻炎、今日は精神科領域と毎日WEB講演会です。ひとつのテーマにつき一人の講師を確保して全国の色々な会場に配信すればよい。講演会に使うお金を節約し開発費に回して医療で世界に対抗してほしい。

乳児医療

近畿厚生局が平均点数を診療科ごとに公表しています。わたしとこは平均です。毎年4月になると子供の医療費がかわることがある。わが子など一歳から3割負担だったので違和感がなかったが800円や0円に慣れておられた保護者の方には違和感があるようだ。電話で会計が間違っているとおしかりを受けた、念のためレセコンで確認した。800円が子供医療費になり2割になっていた。いきなり3割になる人も少なからずおられる。高いと思えば医療機関を変えることになるのでしょう。例えば乳児医療がある間は花粉症でも眼科耳鼻科など診療科ごとに受診しても800円が上限です。小学校4年になると外来受診は姫路は2割か3割つまり定率医療費になる。生活保護受給者が複数の医療機関を受診して睡眠薬などの向精神薬を処方してもらいうっているというのが問題となっているが何ら改善されない。しかも生活保護受給者は入院しても医療費がかからない。だから退院しない。私のところには生活保護受給者の患者さんは来られません、なぜなら医療機関からの申告によるものだからです。生活保護の方には保険証がない。医療券というのが代わりにある。特殊な世界です、入院はどんどん定額になってゆくと思います、外来も人口が少ないところは過疎化対策で中学卒業まで医療費無料です、しかしそれも税金からの持ち出しです。給水器を置いている医療機関があるがそれも財源は患者さんからの診察費から出ています。

求人を見たんですけど

最近看護師以外の求人が求人誌に掲載されなくなっている。医療事務の学校のホームページには多くの採用実績が記載してある。今日、診療時間内にお若い声で「求人を見たんですけど」と電話をいただいた。なぜハローワークからではないのだろうか?いやな予感がした。これって受付会計の経験って必要ですか?やはりそうだ。未経験で専門学校を出たばかりなんですけどだめですか?インターネットの発達でハローワークへ出向かなくても求人情報がわかる。若い人はハローワークを飛び越え事業所に連絡することに抵抗がないようです。求人票にハローワークを通してと記載しています。色が違う職員を採用すると中がガタガタするそれなら足りないときは自分で受つけの一歩手前の仕事をこなす。なかなか即戦力はいない。医療事務で未経験の方を積極的に取るところは正職員で思いっきり遅くまで働いたりするところです。いっそのことがんばって看護師を目指したらどうだろう、大変ですが思いっきり売り手市場になると思いますよ。医療事務は難しい割に求人がない。国家四苦の職業に就くことをお勧めいたします。

花見と思ったら

まだまだ、夜は寒い、入学式というのに寒いままです。いよいよ新学期です。先日は花見の予定でしたがいつもお越しの方から電話が入り今岡山なんやけど診てもらえるだろうかと連絡が入った。ちょっと考えたがお越しいただく事になった。私が行かなければ花見が始まらないことはない。花見は初めておいていただく事にしました。ライトアップされたサクラなんて近くで見るのは久しぶりですが寒かった。ビールをガンガン飲んだら寒くなってしまいました。何かアレルギー物質が飛散しています。ヒノキが飛散しているのは間違いない。しかし、WEBでも語られているが受診抑制がかかっている。保険証を見せてくださる患者さんがおおっしゃるには4月〇日まで一割だ。そのあと白内障の手術したら高くなるんちゃうん。高齢者の方の保険証は一年切り替えですよ、昨年相続や何か一時所得があれば2割どころか3割になります。通則一割のままです。4月1日以降70歳の誕生日の方は残念ながら通則2割となります。なんか受診抑制がすごくかかっています。白内障の手術は一割違えば大違い、それぐらい患者さんの立場で考えていますよ。花見の時期ですが中学校の入学式ですが花粉飛散が少なく財布が寒いです。異口同音に今日はゴールデンウイークや~。一本多く入れといてといわれるが前回お越しになったのは半年前。ゴールデンウイークは関係ない。内科のようにきっちりなくならない。消費税に関係ないのが保険診療です。

求人

最近、求人のFAXや電話ががたくさん送られてきます、春だからとも思いましたが何か不思議です、9月ごろからハローワークを介した求人の方法が変わります、なんとハローワークから自治体つまり学校関係や有料紹介所へ情報提供が9月からなされることになります。但し私どものような経験者のみを募集しているところにはあまり関係ないようです。学校を出たところの新卒の方や医療事務の資格を取得したが仕事がないという人向けの求人が予測されます。ハローワークからの無料紹介に慣れているわたしにしては違和感を覚えます。医療の有資格者では有料紹介は当たり前になるかもしれません。なぜならハローワークに出向かず登録していればいくらでも求人はきます。女性が多い医療では出産で一旦仕事から離れることが多い、ハローワーク自体職員が非正規雇用となっています。現在、国内では非正規雇用が3人に1人と大きなウエイトを示しています。勝負はゴールデンウイーク明けからです。新学期で役員に当たる外れるから始まり働こうと思ってもゴールデンウイークぐらいはゆっくりしたいと医療の経験者は思います。医療につくとゴールデンウイークは縮小します。昔、そうだ夏休みがあったんだという非正規労働者の方に出会いました。保育所も休みはありますよ。今日、オンライン請求が終わります。やれやれです。

エピペン研修

中学校でエピペン研修をさせていただきました。新年度に当たり市内各所で熱心に研修が行われています。大阪の〇○市ではまずは教頭先生が給食センターから来た給食を確認次は給食職員と本人最後はクラス担任が確認しているそうです、一年間蜂毒や薬物によるアナフィラキシーで落とす命は50人から100人です、エピペンを折角保険適応にしたのは命の尊さを尊重したものだと思います。新学期に向け色々なところでエピペン研修会が行われています。熱心な教員の方が多数集まられ予想以上の反響でした。新学期に向けて忙しい中、修学旅行に向けて熱心に話を聞いてくださいました。感動いたしました。市内の中学校で給食が開始されるまであと数年です、アナフィラキシーショックは避けては通れない問題です、誤食が起こらないということは不可能です。リスクを減らすにはお変わり禁止は致し方ないことでしょう。エピペンは常温保存です。冷蔵庫に入れないでください、早く聞かせるためには筋肉注射です、つまり、側面を握り垂直に大腿部の外側にうつことが大切です。センター方式の学校給食開始に向けエピペンをいかに適切に使用するかが大切です。

とんでもない医師

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アトピー性皮膚炎と食物アレルギー

食物アレルギーについて大きく考えに変化がるのは以前も記載しました。食べて治すアレルギー治療というのがあります。入院が必要ですが。乳幼児のアトピー性皮膚炎と食物アレルギーは密接な関係というのが今の考え方です。今食物アレルギーは経皮感作という考え方で固まっています。赤ちゃんのよだれがアレルゲンとなり食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を起こしている可能性がある。つまりバリアが壊れた皮膚から食物という蛋白が侵入すると皮膚炎を起こすという考え方です。どんなにお母さんが妊娠中や授乳中に制限食を施行しても子供のアレルギー発症には役立たない。というのが長い間の通説でした。今も変わりません、茶のしづく石鹸の事件は記憶に新しいところです、加水分解小麦配合石鹸を使って洗顔した人が小麦例えばパンを食べるとアナフィラキシーを起こした、そして時間がたつと発症しなくなったというのは記憶に新しいところです。皮膚科では皮膚を大切にするから抗生物質を内服して概要を控えることがある。経皮感作は怖い。保護者はまさかと思っている。アセチルフラジオマイシンは怖い。