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四月です

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腹診よりも問診重視

本来は漢方薬を処方するには望聞問切の四診が中医学では基本とされています。日本の漢方は腹診で処方が決まる、しかしおなか以外の病気で本当に腹診が決まるかはなはだ疑問です。儒教の教えか中医学では肌を見せる腹診を行わない。問診が大切です。脈診は難しい。時間がかかり保険診療になじまない。腎虚ではやる気が続かない、脾気虚はやる気が続かない、肝鬱はやりだしたらやる、心血虚はやるかどうか決められない、肺気虚はやるにはやるがすぐつかれる。問診票を用いてこちらが効きたいことを聞くそして相手が述べたいことも効く、問診で純粋な体質を見分けるのは無理がある。虚弱には貧血、ほてり、冷え、息切れがあればそれぞれ血虚、陰虚、陽虚、気虚となります。邪が体にたまると実証です、気が滞る気滞、血が滞る血瘀、不用の液が滞ると日本漢方では水滞といいますが中医学では痰飲といいます。普通の眼科と思って診察に来られた女性も男性の患者さんが切れることがある。眼科に関係ない話をすると遊んでいるように思われるようです。問診が一番漢方薬の処方には重要です。昨日は花見をしました。

シダトレン発売の延期

シダトレンは従来から存在したcryj1の皮下注射のエキスを用いる為、新薬かどうか厚生労働省と製薬会社の考えが合わず薬価が安く設定された為に発売延期になりました。以下に理解不十分なところがありました、訂正します。その内容とは初回投与時期は1月から5月は避けることになるそうです。一シーズン乗り切ったら次のシーズンからは花粉飛散期も継続投与するそうです。誤まって理解しておりました。最近は画期的新薬には高薬価をつけるように制度改革されているようです。つまり今年の12月までに初回投与した患者さんには来年のスギ花粉飛散シーズンは継続投与するそうです診察時に誤ったご説明をしていました。最初の2週間は投与量がややこしい、デバイスもややこしい3週目からは簡単な容器になります。一シーズンに一回だけ注射をしておられる方が少なからずおられますがステロイドの懸濁液である可能性が高い。ステロイドと知らずにうっている患者さんが大変多い。骨粗鬆症や胃潰瘍、高血圧、糖尿病いろいろよくない副作用があります。

細絡

女性を診たら妊娠を疑えとは西洋医学の鉄則です。東洋医学では女性を診たら血瘀を疑います。最近ズホンでは無理ですがスカート履いた漢方薬を飲んでいる女性の患者さんの膝を見ると結構な頻度で細絡を見つけます。おそらく大腿部にはかなりの頻度細絡がみられるのでしょう。舌下静脈の怒張蛇行や紫舌などが血瘀の所見です。紫色はなかなか改善しません、しかし舌下静脈の怒張蛇行は改善します。皆さん手鏡で舌下静脈の怒張蛇行について指導しておくと改善したと教えてくださいます。血瘀では痛みを訴えることが多いです、代表は生理痛です。血瘀は夜間に痛みが強くなります、動くと悪くなります。虚按というのは実証のサインです。虚証では喜按です。血瘀は実証です。血瘀の原因にはには気虚、気滞、血熱,寒凝があります。さいらくは刺絡といい針を刺すことで瘀血を出すあるいは吸玉という治療法も行われています。後が残ります。地竜って何かわかりますか?ミミズです、水蛭は蒜です。地面をはうのがミミズや蒜です。瘀血を吸い取ってくれます。瘀血は日本の漢方中医学では血瘀、あるいは病理産物を瘀血と言います。

シダトレン発売延期

舌下免疫療法の新薬シダトレンが発売延期になった。鳥居薬品のシダトレンの薬価収載が遅れる背景にはシダトレンの薬価が低く厚生労働省と折り合わなかった。これが真実のようです。マスコミがそろそろ取り上げていたのでワンクッション置くという意味でよかったと思うのはわたしだけでしょうか?まだ講習を受けた医師が少ない。一時的にバブルを起こすかなと心配していました。期待されていた方には残念ですが開発費をかけた割には厚生労働省の評価が低かったということです。このように薬価が低く発売時期が遅れることは珍しいことではありません。一見患者さん軽視に見えますが講習を受けた医師が増えてからの方がより良い医療を行えると思います。十分説明してからでないと最初の数回だけ患者さんが殺到することになります。3から5年継続が必要な治療です。当初一年間は2週間に一度の受診を必要とします。殆どの人が続く訳がない。先日など県立こども病院の処方箋を私のクリニックへ持参された方がいる。調剤薬局と医療機関の違いが判らない、ドラッグストアと医療機関での保険診療との違いが判らぬ患者さんがおられるのが現実です。

シダトレン発売延期のおしらせ

鳥居薬品は舌下免疫療法のシダトレンが発売延期を決めたそうです。シダトレン発売が10月に延期になったそうです。シダトレン発売延期になり良かった、本当は西川クリニックではない方がよいのにという方がお越しになり従来からお越しの患者さんに迷惑がかかることがほぼ確実でした、なぜならシダトレンの講習を済ませた医師が非常に少ないうえにマスコミが安易な取り上げ方をすることが予測されたからです。シダトレンの効果が出るには3から5年と診察でお話しすると私におは無理かなといわれる方がほとんどでした。4月になり受診抑制が起きています。より一層暇になっています。ある意味よかった。実は医療にとって診療報酬改定が4月から行われておりいろいろしなければならないことがあります。コンタクトレンズの料金も据え置いています。来られた方があがっとんかいなといわれるが総収入としては絶対に下がっている。在宅自己注射管理料、後発白内障切開術、網膜光凝固術、虹彩切開術などさがる一方です。四月から減収間違いなしです。

面接まで行かない

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血瘀と気

気血水といえば日本漢方です、気血津液弁証は中医学です。日本の漢方では瘀血と言いますが中医学では血瘀といいます。血瘀は生活習慣病のどろどろな血液をさす場合と子宮筋腫などのできものも血瘀と呼びます。瘀血顔〔おけつかお〕という表現を聞かれたことはありますか?細絡がみられる顔です、細絡は全身に見られ足にも見られます、私には女性の足を見ることは不可能です。四診合参といいますがなかなか難しい。血瘀のひとでは舌を診ると紫色であったり瘀点・瘀斑がみられます、さらに下の裏側を見ると舌下静脈の怒張があれば血瘀です。日本漢方か中医学かの鑑別として水があります。水はすいと読みます。中医学では正常な液体を津液〔しんえき〕と読みます、痰飲とか湿と呼びます。みずという用語を使う医療従事者は日本漢方です。貧血は血だけの異常でしょうか?赤い液体である血があっても廻らなければ意味がありません。酸素は赤血球という車に乗っかって全身を巡ります。貧血は気血両虚です、単なる血虚ではありません。四物湯だけ服用しても血虚は改善しません。気虚の基本処方は四君子湯です。有名な三谷和男先生が10年以上前に講演会で四君子湯を単独で用いて有効だった経験ある?と聞かれました。私はありませんとお答えいたしました、足りない気を補うだけではだめで二陳湯で気を巡らせる必要があるそうです。要するに仙頭先生が言われるように物質だけが存在しても意味がないと思います。今日は書写の夜桜見物によるは家族で行きます。珍しく誘われて参加する気になりました。

消費税うちがかぶります

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医療安全

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