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過重労働

過重労働はなぜいけないか?睡眠が減るからという内容を昔習いました。不眠はうつの初発症状の可能性があります。不眠から食欲不振そしてうつ最悪自殺となれば大手企業は安全配慮義務違反で訴訟になる。更には睡眠不足は血圧などメタボに作用し心血管や脳血管エベントの発症を増やす。これも安全配慮義務違反と健康配慮*-義務違反で経営者は訴訟の対象になる。安全配慮義務違反は2008年施行の労働契約法5条に基づきます。居酒屋経営の参議院議員のところが昨日の新聞で入社二年の女性正職員が140時間超の一か月の労働で自殺し訴訟になっていました。面接に今週も昼休みお越しです。皆さん労働安全衛生法66条の9の努力義務である80時間超えが多い。然し法的義務である労働安全衛生法66条の8の100時間超もおられます。昨日もお二人面接しましたが若いからお元気そうでした。疲れは蓄積します。よく言われることは労働問題で法律は最低のものと言われます。しかし、過度に日本では規制がかかっています。したがって企業は製造部門をどんどん海外へ移転させます。まさに悪循環です。80時間や100時間は医療など特例措置事業所や変形労働時間制であっても同じである。

柴胡桂枝乾姜湯

柴胡桂枝乾姜湯は難しい処方です。柴胡桂枝乾姜湯は日本漢方では腹診ひとつで簡単に処方できます。しかし中医学的には大変難しい処方です。関口由紀先生が先日姫路に来られた時腹診した日は柴胡桂枝乾姜湯が多く腹診をとばすと柴胡桂枝乾姜湯はないと個人的に質問したらいわれてました。柴胡桂枝乾姜湯は小柴胡湯から人参、生姜、大棗、半夏を抜き乾姜、桂皮、カロ根と牡蠣が入っています。火神派といわれる流派に詳しい河田佳代子先生がお使いになっておられると聞き見直しています。劉先生の傷寒論解説の書物では胆熱脾寒、気化不利、津液不滋に用いるとされています。やはり難しい処方です。やはり私には使いこなせない。少陽の和解と脾寒に用いるといわれたら少しわかった気がします。やはりわからない処方です。河田先生に講演会で質問しました。小金井信宏先生がクラシエ薬品の協力でお書きになった火神派の入門書2冊読んでも柴胡桂枝乾姜湯は書いてない。柴胡桂枝乾姜湯の中医学的用い方の文献誰かこのブログを読んでいるMRさんないでしょうか?あればもってきてください。水熱互結と脾虚そして膈が作動しない気があがったままの状態に用いるとコタローさんの講演会で河田先生は言われました。

ヒルドイドソフト軟膏とビーソフテン油性クリーム

ヘパリン類似物質のヒルドイドソフト軟膏に後発品ビーソフテン油性クリームが12月14日の金曜日に発売されます。昔は14日の金曜日といえば縁起が悪いといわれました。ジェネリック医薬品の油性クリームつまり油中水型クリームであるビーソフテン油性クリームが登場します。ビーソフテン油性クリームはアトピー性皮膚炎や老人性乾皮症の皮脂欠乏に用います。皮膚保湿剤と血行促進の作用を併せ持つビーソフテン油性クリームはグラム単位の薬価がついているのでジェネリック率35パーセントを超えるには貴重な薬です。来年4月改定ではジェネリック率60パーセントを目指すことになりそうです。後発医薬品のない先発品は分母から削除される為今の45パーセントぐらいではないかと噂されている。へパリ類似物質は血行をよくするとヒスタミンの循環をよくするためしもやけにも使える。一方アトピー性皮膚炎にもつかわれる。不思議なな薬です。どちらを支持する論文もあるようです。2011年クリームと軟膏の定義がきっちりしました。軟膏とは皮膚に塗布する、有効成分を基剤に溶解する又は分散させた半固型の製剤です。クリームは皮膚に塗布する、水中油型または油中水型に入荷した半固型の製剤です。油中水型クリームつまり油性クリームです。

過重労働の面接

過重労働つまり長時間労働に対して医師による面接が行われるようになり何年経つでしょう。平成18年に労働安全衛生法の66条の9が施行されています。なぜ長時間労働は悪いか?仕事が多すぎる過重労働はうつ病そして自殺に至るという考えです。今週と来週は昼休みに色々なしがらみで80重時間を超える労働をされた方に面接をさせていただく事になりました。長時間労働は悪いこと。という考えから面接を行うことになりまでは当たり前となりました。有害業務はみんな海外に移り日本は公害が減りました。残るはメンタルヘルスです。80時間超の残業が管理されている企業自体大企業です。労基が入らないとなかなか時間管理はできません。これが日本の現実です。昨日新聞報道で「○○さん」と大手企業が呼ぶように決定したとの内容の記事が書いてあった。子供が通う塾も皆さん職種限定で入っていないので事務員から教員あるいはその逆もあるため「○○さん」で呼んでいる。問題のない方ばかりだとよいのですが…。まずは睡眠です。80時間超の労働が何が悪いか?睡眠時間が減ることです。うつ病の初期症状として不眠は大切です、しかし、マスコミが作った新型うつには困ったものです。うつ病は誰でもかかるというのを逆に取り自分の好きなことはできるが仕事はできない。これが新型うつです。正式な定義はない状態です。

NaSSA

NaSSAはSSRI、SNRIとは異なる系統の抗うつ薬です。NaSSAの代表はレクサプロ・リフレックスです。ミルタザピンです。HT2レセプター眠たくなる。HT3レセプターは食欲が増すことなどがよく知れています。従来の4環系抗うつ薬であるテトラミドに構造式がよく似ているようです、うつ病は寝ていても治らない。今は神経伝達物質を補わないといけません。こころの風邪は寝ていたら治る。しかしうつ病は風邪ではない。うつ病は肺炎ぐらいなので肺炎に抗生物質がいる同じように神経伝達物質が必要です。最近レクロプサばかり使っています。鎮痛目的もありますがうつ病の方もいます。パキシルCRもよいがレクロプサなら外国のガイドラインでも10mgから20mgの用量だそうです。ヒスタミン1の働きも眠くなる。更にヒスタミン1には食欲増進があります。しかしNaSSAはHT2やHT3に対する働きが大きいそうです。NaSSAは死ぬほど眠くなる。きっとNONREM睡眠の時間が長くなっているのでしょう。ベンゾジアゼピンと同じで即効性があると思いますが車を運転される方には使いにくいなあ。然し抗うつ薬とベンゾジアゼピンを併用するならNaSSA4分の一錠もありでしょう。割線が入っているのは半分に割るだけです。粉にしたら4分の1も可能です。レクサプロはQT延長症候群もありますよ。

往診

眼科で往診って何を見るの?多いのは坂睫毛を向くのが多かったです。病院の時は元気だったので市川を超えて往診をしてました。車はペーパードライバーなので自転車で市川を超えてました。コぼもの学校の近くまで自転車で往診してました。今は無理です。時間外にかかってくる電話ほとんどが営業です。またかと思って電話にでたらお近くの方で昔はよく診察させていただいた方でした。目がいたい、涙が出るどうしたらよいですかとのお問い合わせでした。まさか眼科に往診はないと思われたようです。自転車飛ばしてゆきました。眼科用往診バッグもあるんですよ。久しぶりです。姫路でも車で土曜日の午後とか往診されている方がおられます。私から土曜の午後をとったら自分の勉強できません。アレルギー学会専門医、漢方専門医、眼科専門医、さらに日医認定健康スポーツ医更に産業医さらには生活習慣病や鬱そして中医学いろいろ学びたいので土曜午後は絶対フリーにしています。さて患者さんですがなぜか?角膜にキズが入っていました。眼帯でとりあえず今日は様子見てくださいと言ってその場を去りあす朝また来ますとお伝えしました。朝もう一度診察にゆきました。やはり治っておらず薬を取りに来ていただきました。支払額が!3割だったので5000円以上する。所得があるご年配の方の医療費は高い。夜に往診したから余計に高い。

試験です

小学校六年生の方いよいよお受験まで一か月です。がんばって下しい?お受験のブログを自分で読み返しました。そして期末試験まで一週間です。来年の今頃は又お受験でやきもきとはならないと思います。どこでも通ったところに進学すればよい。偏差値の高いところに進学するのが幸せではないことがわかりました。入ってみないと成績がほっておいてもよい子は別として苦手強化を伸ばしてくれる学校がよいなあと思います。社会で学年最下位とっても何のフォローもない。一学期で学校やめた方正解かもと思いながら数学と英語位なら教えることが可能です。私立専用のZ会のトレジャーは昔と変わらぬ英語ですが基礎英語は勉強が必要です。新幹線は英語で何というか?日本語で弾丸です。英語では?SUPEREXPRESSとか新幹線はSINKANSEN EXPRESSは古いのかなあ?基礎英語は左のページしか授業でやらないそうですよ。冷蔵庫はレフレジャレイターではないんですね。NEW CROWNも結構難しいです。物理ができたら人生変わったと思っているので化学は教えてましたが物理は何を学んでいるのかさっぱり知りません。しかし、中学校の参考書は買わないでくださいやりませんからと言われて!憂鬱な個人懇談?で成績頂きます。そりゃみんな成績親に見せるわけないです。折角合格しても長ーいですよ。6年一貫教育。28日まで強制の補習もありますよ。入学できても天国はないです。親は地獄です。授業料噂どうりの値段です。あすくらい引き落としです。しかし、姫路に中学ひとつできたのにさらには西播学区になり私の母校一クラス分が他の学区に今まで言っていた人が来るそうですが塾の生徒は減っている。不況でしょうか?面倒見の悪さでしょうか?

メイラックスとソラナックス

メイラックスもソラナックスもベンゾジアゼピン系の向精神薬つまり睡眠薬です。日本はベンゾジアゼピン使用量ダントツ世界一です。28日ベンゾジアゼピン系の向精神薬は連用するとぬけだせなくなるといわれています。メイラックスは半減期が100時間以上の超長い薬です。最近なぜか?メイラクックスとソラナックスを服用中の方が漢方薬で減量したいとお越しになります。ソラナックスは頓服メイラックスは毎日処方されています。スギ花粉の減感作療法でも記載しましたが患者さん急ぎすぎです。三年間皮下注射に通うのは大変な根性が要ります。皮下注なら痛みを伴うしショックのリスクを伴いますが舌下減感作療法は普通の薬並みのリスクとされています。漢方薬にはそれだけのEBMがありません。西洋薬で副作用で苦しまれる方もおられますが漢方薬は臨床治験をしていません。武見太郎さんの力で薬価収載されました。EBMと言われたら弱い。だから漢方最大手の会社は大病院でEBMづくりに帆走しています。漢方薬はビタミン剤や湿布とともに薬価から削除されると何回も叫ばれてきました。先ほども息子の薬だけ欲しいと来られてお断りしました。保険医師停止5年の処分は重い。なぜ厚生局は国民に無診療投薬についてもっとアピールしないのでしょう?不思議です。EBMがない状態でベンゾジアゼピンを漢方薬単独に置き換えるには時間が必要です。

スギ花粉症の舌下免疫療法は

今のアレルギーのトピックスはアレルギー総合専門医、新しいLABA/ICSの配合剤、根本治療となるか?スギ花粉症の舌下免疫療法です。アレルギー免疫療法は皮下注射から舌下免疫療法に期待がかかるがワンクール3年ですよ。続くんだろうか?先日の講習会でも薬を自分で取りに来なかったり月に一回の受診が出来ないような人は続かないから最低月一度は受診するようにすすめることとの話が出ていました。正月前とか正月かかるから目薬一本余分にとおっしゃる方がいらっしゃいますが実は月一度の受診していない方に限ってそうおっしゃっています。やる気のある人は何かを「TAKE HOME MESSAGE」しようとしてこられます。アレルギー免疫療法が皮下注射から舌下になり身近なものとなりますが私の子は一年間皮下注射の免疫療法を週3回行いましたが効果がでずマルチアレルゲンなのでヒスタグロビンを接種しています。今治験レベルではダニの舌下減感作療法がなされています。2005年の厚生労働省の花粉症に対する治療は舌下免疫療法を最優先するとの方針が示されています。実際に効果が出るまでに時間がかかります。今の患者さん待ってくれるでしょうか.

蛾は昆虫アレルゲン

蛾は重要な昆虫アレルゲンです。以前気管支喘息のコメントを求められた時、蛾について書いたら何の関係があるといわれてしかられました。蛾はダニに次いで重要な室内アレルゲンです。屋内で食品に発生するメイガ衣類に発生する衣蛾などがあるそうです。認知度は低いが実はRASTを測定するときダニに加えて蛾やゴキブリを測定することは気管支喘息やアレルギー性鼻炎の重要な原因検索にになります。秋は昆虫アレルギーの重要な季節です。春から秋は蛾のアレルゲン量が増えるそうです。例えば蓋付きのごみ箱冷蔵庫の隙間の掃除などの対策があります。キッチンならゴキブリやメイガです。寝室は衣蛾、カーテンや布団を定期的に洗う。リビングはユスリカや蛾です。照明機器の定期的な掃除や窓に網戸をつける。など対策があります。蛾のRASTを採血で調べるとかなり多くの方が陽性になります。RASTでは何とHDとダニ次がスギそして蛾の陽性率がその次にでてきます。私も西川病院時代RASTを調べるすべての方に蛾を追加したところ凄い陽性率でした。