記事一覧

時間外診療加算

時間外診療とは別に夜間早朝加算についてご存知ですか?夜間早朝加算は厚生局への届け出が費用です。届け出医療機関は25パーセントだそうです。時間外診療は昼休みも診療体制を解いた状態では算定できます。夜間早朝加算をご存知ですか?18時以降は診療時間であってもつまり診察時間内であっても18時以降に受診すると算定されています。ちなみに私のクリニックは18時診療終了18時15分には勤務時間終了です。この時間は子供さんが小さな女性にとっては大変重要な時間です。小学校の迎えが遅れると学童で注意されたりちょっと遅れると保育園で延長料金を取られたり大変繊細な時間です。詳しくは存じませんが延長するととても高い保育料金で何のために働いているのかと思う人も多いようです。一方朝や午後のの出勤時間は遅刻しないという立場から少し早くてもサービス残業になりにくいようです。むしろ少し早く出勤するのが社会人として遅刻をなくすマナーのようです。西川病院にも朝みんな患者さんが待合室でお待ちの前を毎日走っている職員がいた。結構注意したが常習者は治りません。始末書も書いてもらいましたが糠に釘です。学童は18時で終わりというのは働くお母さんにはよくありません。もう少し延長してほしいなあ。医療従事者にとって子育て支援は必要です。しかし、患者さんのための医療です。厚生労働省も夜間診療加算を作って遅くまで診療するよう推進しています。

メトグルコ

メトグルコは第日本住友製薬製品です。メルビンとメトフォルミンは同じ薬です。1959年フランスで発売され1961年日本でも発売されました。メトフォルミンをはじめとするビグアナイド系糖尿病薬は乳酸アシドーシスが怖いので長い間使われない薬でした。しかし、糖尿病の入り口の薬として治験を再び行い名前と薬価をかえて再登場です。乳酸アシドーシスが起こりやすい状態は脱水や手術、感染症です。乳酸産生の亢進、乳酸代謝の低下、メトフォルミンの蓄積などが挙げられます。肝障害、腎障害、手術前後、アルコール摂取、脱水、75歳以上の高齢者、などがあります。症状的にはげり、嘔吐等の胃腸症状、筋肉痛、筋痙攣、クスマウルの大呼吸、脱力、昏睡になると死亡率50パーセントです。維持量1500mgが承認されたインスリン分泌を介さないビグアナイド系血糖降下薬です。肝糖新生抑制、脂肪織における糖の取り込み、小腸からの糖吸収抑制等の作用機序です。全身状態の悪い人高齢者には使わないのが無難。DPP4阻害薬もよいが若い人には10円しないという安さの良い薬だと思います。先月からオングリザ売れないという検索キーワードが一番多い。売れてないのでしょうか?

腹部大動脈瘤切迫破裂

腹部大動脈瘤は救急当直していると時々当たります。昨日CT上9×9センチメートルの腹部大動脈瘤に当たりました。主訴はおなかが痛い、嘔吐が続く座れないなどでした。おまけに血圧の薬を自己判断というか家族判断で服用していなかったそうです。血圧があがれば破裂しやすくなります。循環器疾患の2救急輪番病院へ紹介しました。心臓血管外科ではない循環器科の医師でしたが快く受けてくださいました。研修医のころ何度かあたりました。ご家族は心臓が二つあるようなものとの医師の説明を誤解しておられる様でした。心臓は一つです。心臓が二つあり危険という判断をした医師に対し予約をとりますという言葉に危険ではないと家族は判断したようです。日本語の危うさです。良いようにとった家族は余りにのんびりした対応なのでびっくり。4×4センチメートルでも破裂することがあります。胃透視の時の圧迫あまり行うと破裂するからやめとけと昔上司から指導されました。おなかがいたいと言われてもっとも怖い病気でした。そのあと今度は下血してます。腹痛もあるといわれました。虚血性腸炎が怖かったのでめずらしくお断りしました。老後の私の夢はへき地医療です。東京には私のような医師を内科・外科として僻地に赴任できるように教育してくれるところがあるそうです。

食べて治す食物アレルギー治療

経母乳感作や経胎盤感作食べるから食物アレルギーになる。じゅらいの常識でした。しかし完全人工乳でも卵アレルギーは起こる。そこに茶のしづく石鹸事件が起きました。経皮感作という考えです。」そこでまだガイドラインに掲載されるほどではありませんが食べて治すアレルギー治療とか新しいアレルギー治療とかいう記事や講演を聞かれた方はおられますか。食物負荷テストを行いながらしだいに増量するというこれまでと逆の治療法です。今まではできるだけ食べないことが食物アレルギーの発症につながるというものでした。講師の栗原和幸先生は急速経口耐性誘導つまり経口免疫療法を考案し2007年から実践されているとのことでした。アレルギー学会専門医のための講演会でしたが一般の方も入場できたようでした。栗原先生の講演時には人が増えていました。今まで食物アレルギーの講演といえば除去と誤食予防とされていましたが食物負荷テストを行い卵牛乳小麦ピーナッツを食べるというチャレンジでした、日本では茶のしづく石鹸で経皮感作が一気に注目を浴びました。卵、牛乳、ピーナッツ、小麦において栗原先生は急速経口耐性を誘導することに成功されておられるそうです。遠く神奈川での話です。

医療事務2か月で一人前か

医療事務はいつまでも新人ではいけない、医療事務は2か月で一人前或いは2か月すればベテランと接遇教育で講師の先生が言われたのはプロ意識を持てということかと思います。自分に厳しく患者さんには優しくという意味だともいえる。学校行ってもレセコンはオプションです。実務はレセコン触っていくらの世界です。さらに人間力の教育は全く学びません。人間力が信頼感を患者さんに与えます。医者の力なんてちっぽけです。行列ができる医療機関には出来の悪い医師がいると講師の先生が言ってました確かにそうだ。西川病院の眼科の職員はいまだに出入りの業者が言います。どんなに行列のできる眼科でもあんなにできる職員は一人ですよ。先生のところは二人いた。長ーい間二人とも続言いた。だから最近面接をお断りすることが多くなりました。基準が西川病院の眼科職員にあるからです。二人とも育児の真っ最中です。メスと言わなくてもメスが用意される。これを実践してくれる職員でした。近くの医療機関の先生が最近の子はある日突然来なくなってなあ。私の場合2週間以内にさっさと判断する。だいたい1週間見ればやる気、人間力つまり素直さや誠実さ、根気そして社会的常識がわかる。いざとなれば少ない患者さんを丁寧に診察しているので何とかなる。

エビリファイ

エビリファイが2015年特許切れになるそうです。統合失調症の薬でしたが既存の治療抵抗性のうつ病・うつ状態にエビリファイです。エビリファイはSSRIやSNRIと併用して治療抵抗性うつ病に3mgから3mgずつ増量際ます。副作用には錐体外路症状や体重増加、そして自殺関連のリスクがあります。大塚製薬が絶好調と新聞に載ってました。日本の製薬メーカーで第4位だそうです。3期連続増益。ジェネリックには手を出さず自社開発品を大切にしています。日本は自殺が減ったといっても世界第4位、韓国は第2位です。うつ病で問題なのは双極性障害つまり昔の躁うつ病です。再発率が90パーセントとたいへん高いことが問題です。うつ病の患者さんは何気なく私のような漢方専門医のところをおとづれる。診てはいけないのが双極性障害です。双極性障害の三人に1人は単極性と診断されます。私は診療に関係ない話をしてあるいは診断と関係ない話をしていると誤解され患者さんにどなられたころは何度もある。本当に大切なところは声を落とします。漢方やっている製薬会社の人はみんな知っている関西のM先生、S先生は診察中声が大きい。エビリファイは一日15mgまで増量できます。

ICレコーダー

最近のICレコーダーはよいですね。8月25日大雨警報の発令された博多のヨドバシカメラへ行ったついでに不払い対策、クレーマー対策としてICレコーダーを複数個買ってきました。子供が弱い者いじめを受けたときにたくさんICレコーダーを買いました。約10台。消すことができないから新しいものを購入しました。あたらしいものは容量も大きいし小さいし安いしさらにはムービーが撮れるものもあります。もともと漢方薬の勉強のため購入しました。最初オリンパスのものを買いましたが4万円位してました。すぐいっぱいになり又一つ買いました。ソニー製品も持ってますがビックカメラもヨドバシカメラもオリンパス製品をすすめます。しかし、新聞でPTAの話し合いにもICレコーダーが登場する時代だと新聞に書いてあった。目的はテープ起こしではなく、いった、いわんや誤解、微妙なニュアンスでもめることを防止すためだそうです。私の貸金庫にはいっぱいICレコーダーが入っている。内容はいじめ問題の話し合いに関するものです。大阪の体罰問題でも試合中に殴られる画像が裁判に提出された。今は画像も残せるICレコーダーがいっぱい出ていました。代議士の秘書さんも取り調べでICレコーダーをお使いでした。被害生徒や被害児童が死んでも生きていても記録を残しておく方がよい。貸金庫代くらい知れている。

トピロリック20mg

フェブリックの独り舞台のところに新たな高尿酸血症のトピロリックが登場しました。フェブリックに遅れて発売されただけで不利です。更には半減期が短く一日二回服用する必要あります。富士薬品初の医療用の薬つまり処方せん薬です。腎臓にやさしいとされています。腎臓と血液中の尿酸値は鶏と卵つまりどちらが先かわかりません。腎臓が悪いから尿酸値が上昇するのかそれとも尿酸が高いから腎臓が悪くなるのかということです。フェブリックに比べて腎臓にやさしいのがポイントのようです。しかし半減期が短いため一日二回服用するところが弱点です。サー売れるでしょうか。一回の方がアドヒアランスが絶対的によいと思います。更にフェブリックが採用されたところにもう一つというのも採用されにくいと思います。院外処方/院内処方いずれにおいても同じです。誰でも20mg二回服用するよりも40mg一回がよいと思います。

ワクチンの互換性

ワクチンの互換性とは何かご存知でしょうか?同じワクチンで製造する会社が異なるときウイルスや細菌の株が同じであれば製品の名前が異なっても大丈夫ですよということをワクチンの互換性と言います。最近ホームページで結構検索が増えています。大丈夫なんだろうか間違いではないかという医療不信の表れでしょうか。日本脳炎ではジェービックとエンセバック、四種混合ワクチンではテトラビックとクアトロバックなどがあります。これらのワクチンには互換性があるとされています。つまり名前は違いますがどちらのワクチンを接種しても効果は同じであるとされています。反対に互換性がないのはサーバリックスとガーダシルです。元々サーバリックスは2価ガーダシルは四価でことなります。ワクチンの色についての検索も増えています。液の色で間違ってないか?チエックされているようです。更にアルコール消毒したかどうか再確認される方もある。十三価の肺炎球菌について製薬会社に問い合わせたが全く音沙汰ない。誠意のないなあ。みんな自分の成績だけ考えてるんでしょうかねえ。

過重労働の面接

全く面識がない会社から過重労働の面接を頼まれた。「労働衛生コンサルタント姫路」で調べて連絡いただいたんでしょう。姫路にはに事業所はない企業です。過重労働の法的根拠は労働安全衛生法66条の8に基づくものである。事業主が一週間当たり40時間をこえて労働させた場合における所定労働時間を超えた時間が一月で100時間を超えるさらに疲労が蓄積したものが対象である。どんな仕事でも仕事があることはありがたいことです。最近はいろいろありますがよいことがありました。保険証が変更になっているのに私どもの職員が誤入力しており返戻がかかってきました。電話で連絡し保険所を提示しましたよねと言われました。しかし、あすには保険請求の処理をしなくてはなりません。何とか連絡がつきました。何とか今日お持ちいただけませんでしょうかと事務職員がお願いしましたところわざわざお持ちくださいました。申し訳ございません。と申し上げると誰にでもあやまちはありますと温かい言葉をいただきました。本当にありがたい患者さんの言葉でした。久しぶりです。こんな気持ちになるのは。