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仙頭塾

大阪の仙頭塾に久しぶりに参加しました。テーマは咳でした。講師の仙頭正四郎先生の話では西洋医学的には咳は肺の病気です。しかし、長く続く咳の場合は肝つまりストレスの関与を考える必要があるそうです。麻黄と石膏で消炎、麻黄と杏仁で止咳です。基本的には肺の宣発と粛降作用には配慮することです。ベクトルの上下に配慮することです。基本は三拗湯だそうです。そのあとは症例検討会です。咳が止まった後、体質改善にはどう考えるか。肺と大腸は表裏であることから大腸疾患を有する方の咳を治療するのに腸から攻めるなどの議論をしました。久しぶりに胸がすーとしました。楽しかった。最近ブログの内容が子供の中間考査と重なり子供のはなしと風疹ばかりといわれていたのですーとしました。途中で昔、研修医・専攻医時代にご一緒だったO大医学部准教授の先生が質問があります先生のブログ見てたら兵庫県では漢方薬は2種類までと言われてましたけどなんでなんですかと尋ねられました。なんでか知らんけど兵庫県は2種類とされています。確かに兵庫県は2種類までとなっていますとお答えしました。仙頭塾は大変楽しい漢方薬の勉強会です。

冷所もの

一般の方の常識と医療従事者の常識は違う。冷所ものとは冷所管理の薬物のことです。LIPOPGE1や予防接種のワクチンは冷所ものといわれます。これらはいったん納品するとどのような管理下に置かれたかわからないので返品不可になってます。予防接種のキャンセルですとご連絡をいただくとヒヤヒヤものです。このまま廃棄処分になったら大損です。医療廃棄物は産廃ですので破棄するのも有料です。体調が悪くなることはある。止める勇気も必要です。体調がよくなれば接種に来てほしい。しかし、親切心で風疹単独ワクチンやA型肝炎ワクチンやどよそへ行ってもないといっても探しますと帰って行かれることも多い。更には期限が案外短く在庫を置くにはヒヤヒヤものです。公費の接種では不応料が切底されていますが自費では診察費をとるか?難しいです。しかし、ワクチンは納入した段階で返品不可です。ましてや、箱を開けた段階で全く返品不可です。だからホームページのTOPに記載しました。「予防接種すると決めたら受診してください。」お取り寄せするだけで返品不可です。予防接種が高いといわれる方がおられますが廃棄となることがあります。医療機関もちです。今までかなり損をしています。一方、売り上げに対し消費税はかかります。税法の改正で更に医療も措置法26条が改定され保険収入と自費収入の合算で実額請求か簡易請求か決まるようになりました。一般の方にはわからない悩みです。インターネット社会です。もう少し予防接種やワクチンについて学ばれてから問診票を書いてほしい。ワクチンの破棄が多すぎる。来年からはもう少し考えようと思います。特にワクチンのうち忘れが多い方には要注意。インフルエンザワクチンを打ってない方にも要注意。「日本小児科学会のスケジュール表」で研究している人やB型肝炎まで打っている人は医療側から見ると安心な受診者です。保健所の方がよくおっしゃいますが無料だからうつというのはやめた方がよい。子宮頸がんワクチンを打ってからギランバレー症候群や失神、CRPSいろいろ起っています。

風疹・麻疹が普通の病気であったころ

姫路市保健所のホームページを見ると結構風疹の方がおられます。風疹のことをだれに聞いたらよいか?多分小児科の医師しかも風疹が普通の病気であったころの医師だと思います。わたしが研修医なったころはしかや風疹は普通の病気でした。「風疹に昔なりました。」と言われたら記憶違いではないですか?とお話ししていました。当直すればいくらでも来られました。いまはまれな病気で保健所に報告が必要な病気です。抗マラリア剤のマラロンが日本でも発売されましたがマラリア流行地へ行く24から48時間前に服用する薬のようです。マラロン錠はマラリア原虫の増殖を抑制します。はしかや風疹にもこのような薬があるとよいのですが今のところ少ないながらリスクを犯し予防接種することが唯一の方法です。大阪でもいよいよ9月まで妊婦と配偶者に風疹の予防接種に補助金が支給されるそうである。男性にも補助金20から40歳台の男性と20台の女性に多いそうです。1979年4月1日以前に生まれて人は定期接種の対象外でした。1979年4月1日から1987年10月1日までに生まれた人つまり25歳から34歳位の人は暫定措置で接種対象でした。その後生まれた人でもかかった方がよいという親の方針でわざと接種していない人も多い。きょうは友達がマイコプラズマ肺炎にかかったのでジスロマックSRがほしいという人が朝からお越しになりました。きれい社会の落とし穴で一旦流行すると止められません。B型インフルエンザは今も流行しています。毎年のことですがゴールデンウイーク前後はB型インフルエンザの季節です。妊婦が11週までに履患すれば先天奇形を起こす確率は90パーセントです。風疹自体は3日ばしかです。しかし甘く見てはいけないようです。今はブースターがかからなくなり風疹は2回感染する病気です。終性免疫ではありません。みずぼうそうのワクチンも2歳までに2回接種の時代です。

学校における定期健康診断

学校における定期健康診断は毎年6月30日までに行わないといけない。期日に健康診断できなかったものについては可能になったら速やかに行うことになっています。学校保健安全法、同施行令、同施行規則、日学保の児童検診に基づき検診は行われています。検診を行えば事後措置が必要です。学校で検診を行った場合21日以内にその結果を児童又は生徒または幼児およびその保護者に学生においては学生に伝える義務がある。私の専門分野の一つ労働安全衛生法も同施行令、同施行規則がありきめ細やかに記載されています。では実際視力検診してから21日以内に児童、学生などに結果が交付されているでしょうか?結構21日よりも遅滞している学校があると思います。視力が悪ければ近視や遠視とは限りません。緑内障や網膜剥離を発見した経験があります。昨日の竜野から心因性視覚障害のお子さんが来られました。眼科の世界でメンタルといえば心因性視覚障害です。検診結果は全員に通知するとなっています。またまた心因性視覚障害と思っても受診勧奨は必要です。健診後21日以内に受診勧奨しないといけないという法律をご存知でしたか?

CRPS

予防接種に対してマスコミの力は絶大です。子宮頸がんワクチンを接種してCRPSが発生しているそうです。というかまだCRPSと子宮頸がんワクチンの因果関係は不明なようです。注射そのものかもしれません。CRPSは複合性局所疼痛症候群のことです。今マスコミが盛んに取り上げています。私のブログでもCRPSを検索キーワードで検索されています。複合性局所疼痛症候群は皮膚爪毛の委縮痛みのため関節硬縮がみられます。85パーセントと女児に多く心理的因子が大きく、小さな外傷が関与します。治療として理学的療法が有効です。季節的には富裕多い。早く対処することが大切です。100万回から150万回の接種で1回発症します。失神・ADEM・ギランバレー症候群・TTPどのワクチンでもリスクはあります。10から14歳のみならず15歳から26歳にもEVIDENCE LEVELがAの子宮頸がんワクチンです。高リスクのHPVである16・18、低リスクの6・11型HPV感染。10000人のHPV感染につき6人の浸潤癌が発生するとされています。全く安全はワクチンはない。ごくまれな重大な副反応は絶対ある。

初めての漢方治療

診断と治療社から「初めての漢方治療」が3500円で発売されました。その「はじめての漢方治療」が今日手元に届きました。わたくし西川実徳が眼科のところは記載しております。初めて漢方を学ぼうという医師向けの書籍です。眼科の漢方は難しい。硝子体に薬を入れるとかOPの方が手っ取り早い。私自身漢方をよく用いるのは更年期障害、アレルギー疾患つまりアトピー、鼻炎、虚弱体質の改善、口渇や胃腸疾患などが多い。眼科の眼精疲労や結膜炎を漢方で治療しくれという依頼を受けることは少ない。眼精疲労ならまずめがねを合わせるそれでだめならドライアイなどの治療を行います。眼科疾患の漢方治療は認知症の周辺症状に対する抑肝散に似ているとおもいます。眼科疾患はなかなかダブルブラインド試験ができません。したがってEBMというものが不足していると思います。EBMは皆無です。眼底疾患も抗VEGF抗体や何やかやうん十万円の治療や両眼で100万円の白内障治療が出現し漢方と土俵が違います。仏の顔も三度までと言いますが漢方専門医の顔は二度までに薬が効かないといけないそうです。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチンは超高級ワクチンです。子宮頸がんワクチンを一人3回接種すると医療機関としては消費税課税対象業者になります。世界のなんと52か国で20歳以上の女性にも適応を取得しています。四価の子宮頸がんワクチンガーダシルと二価の子宮頸がんワクチンサーバリックスどちらがよいか?まだまだ分からないところです。しかしガーダシルには子宮頸がんだけではなく尖圭コンジローマの適応症を取得しております。尖圭コンジローマはSTDつまり性行為感染症の一つです。いまどきの女子学生はsexualdebuetが早いそうです。何と中学3年生で10パーセント、高校三年生では45パーセントだそうです。みんなHPVを簡単にもらうなんて知っているのでしょうか?その奥に待ち受ける子宮頸がんや性行為感染症。コンタクトレンズの使い方もいい加減その奥に待ち受けるアカントアメーバ感染症。定期予防接種になり小学校6年生から高校1年生で接種することが勧められています。子宮頸がんワクチンは定期予防接種化され市町村には干渉義務が生じています。そして副作用に対しては手厚い給付が受けられます。HPVに感染し子宮頸がんの発症には5年から10年のギャップがあります。ガーダシルにはHPV11と6も入っています。HPVは肛門癌のリスクでもあります。世界72か国で男性への適応を取得しています。風疹ワクチンと同じで男性の協力なくして子宮頸がんは減りません。陰茎・亀頭・陰嚢どこにでもHPVはいるようです。陰茎癌、肛門癌、口腔咽頭がんの予防で男性も打ってるガーダシル。姫路でも全国的にも70から80パーセントの接種率です。男性もHPV持っていると考えるのが普通うのようです。男性も接種するのはまだまだ先のことでしょう。ワクチンうっても婦人科へ行ってハイブリッドキャプチャー法でHPVをしらべ検診で細胞診をうけましょう。しもの話は難しい。AGAやED治療薬が〇朝鮮から偽造品でも自分が悪いと思う人が多いようです。2月9日にもCRPSについて書きました。その時は採血の問題でした。針を刺すという行為および神経の走行は見えないということが問題です。

予防接種の不思議

麻疹風疹ワクチンの予約を聞くのやめました。予防接種に来られたかたがおこしになってからやっぱりやめたといわれたどうしたら良いか。そんな方が最近大変多くなった。一つは水痘・おたふくかぜの任意接種の時期が変わったことです。日本小児科学会の予防接種スケジュールが変更になったことです。二つ目は風疹の流行で札の自分のお金で予防接種したことない方が多く接種を希望するようになっていることです。他院に比べ接種料金を安く設定したがこのようなワクチンの液を吸った後帰ってしまう人というのは想定していませんでした。接種の液は原則返品できません。事情を分からない方は日をかえてきますとかえられます。二度とおこしではありません。来られてもすったワクチンの液は破棄です。問診票の同意書を書いてからやめますいわれても契約社会です。契約書を書いてもクーリングオフがありますといわれたらそこまでですね。お子さんが入ってきてから数しかないのでしょうね。予約をしていた○○です。キャンセルしといて欲しいんやけど。とまれながら電話が入る。それがめったに使わないワクチンの場合泣きたくなります。返品できませんので誰か万良くお越しでないと廃棄です。ワクチンは感染性産業廃棄物ですから廃棄も有料です。予防接種r高いと思われるかもしれませんが予防接種はハイリスクです。利益ではなく売上高があがると消費税もおさめないといけません。麻疹風疹ワクチン接種は多いが子宮頸がんワクチンや日本脳炎ワクチンを接種しない人案外多いです。

学校健診と不登校

学校健診を休むとどうなるか?自分で受診するのが本筋です。昔定〇制高校を担当していました。2部制になっており各州に志か生徒は来ない。従い、2回言ったことを覚えています。定〇制高校では途中退学が多い。多かった。だからできるだけ早い時期に検診をしていました。ゴールデンウイークさらにはゆ〇た祭りになると不登校が多くなったようです。最近は公立の義務教育の学校でも不登校で検診を受けられないお子さんが多いようです。そこで提案を受けました養護教諭が私のクリニックに不登校のお子さんを連れてゆくのでみてもらえますか?との話でした。校長先生まで登場されるので何事かと思いました。学校医が検診へ行くと校長先生が出てこられるのは当たり前の時代は終わっています。以前は校長室に入れていただきお話をしました。色覚検査をどうするとか。いまや「校長は出張中です」のでと教頭先生が登場します。しかし、学校は一見静かですがその陰には不登校の生徒や児童が泣いています。親も一緒に泣いています。対応する教職員も大変だと思います。私のクリニックに不登校のアトピー性皮膚炎の方がお母さんと一緒に午前診が終わり昼に誰もいないのを確認してお越しになります。アトピー性皮膚炎は重症者が減っています。しかし、学校へ行けない子がいるのも事実。体が不自由だとか不登校などの事情で眼科の健診受けなかったあるいは受けられない子は診察時間でも時間外でもまってますよ。昔とはことなりほとんどおとなの方ばかりです。うちの子供の生徒手帳を昨日見ていると停学や退学について記載があります。いじめをすれば「即退学」という内容が書いてあります。色々な学校がありますが世界最古の法典ハンムラビ法典には「目には目を」と復讐法になっています。初めから生徒手帳にきめ細かく書くということは現代社会では大切なことです。労働契約法も施行されている時代です。

留年したらどうしよう

義務教育が終わると学校を休みすぎるつまり三分の二休むと留年が待ってます。子供の中間考査が終わりました。2月~3月「えーいい学校に入ったんやね」「頑張ったんやね」と言われたのもつかの間中間考査ビリだったらどうしよう。いつ答案が返ってくるのか知れないけど欠点とったらどうしようと思ってしまう。三分の二以上休むことさらに平均50点以下ないしは40点以下を二教科とると留年するそうです。私の大学も同様ですが2回同学年はできず退学になります。浪人はしましたが留年はしたことがないのでわかりません。誰もしたくて留年するのではないが進級できないと困る。コンピューター関係の部活に入りたいというが多くの方が自然に関係する部活にしておけといわれる。そこで中間考査が終わった昨日こどもと「黒川養魚場」へひらべ釣りにつれていきました。ゴールデンウイークに勉強を全くしていないとことが分かり私自身教えるため勉強しました。その代りに雨ふりと割っていましたが生野まで遠征しました。釣竿をお借りして生まれて初めて釣りをしました。息子は30分ほどで2ひきのひらべをつりました。とてもうれしかったと言ってました。雨でぬれたので「せせらぎの湯」であったまって帰りました。自然を学ぶクラブを選んでくれるとうれしいな。デモコンピューターが大好きらしい。小学時代の塾の先生に相談するとウイルスつくたり危険ですよと一蹴されました。いつまでも相談に乗っていただき感謝します。幾何で40点なかった。看板の英語も書いて覚えていませんののでスペルのミスが多すぎる。今の子はもっと書いて覚えないといけないのではないでしょうか。pronunciationはよいので。リスニングはまあまあでした。もう一教科で・・・・。親の心配は尽きず、世間からは「いい学校に入った」といわれ親はつらいなあ。高校に上がれるかどうか。高校にあがれば上がったで留年の恐怖。60番以内はほぼ成績が固定らしい。夢の夢のまた夢でしょうか。姫路福崎学区から西播学区に代わります。西高や東高へ行くには何でもできないといけません。主要教科のみならず副教科がさっぱりなうちの子には無理です。「いい学校とはなんでしょうか?どこでしょうか?」コンピューターよりコミュニケーション能力。「親の心子知らず」は永遠に続きます。