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脂のくすりがあつい

アト-ゼットとロスーゼットはゼチーアにリピトールやスタチンを加えた配合剤ですがゼチーアと同一価格でHDもLDも入手できることがとてもお得です。パルモデイアも動脈硬化ガイドラインが出た後で出た新薬なのでフィブラートに分類されていますが副作用がフィブラートに比べて少ないそうです。したがって薬価が低く抑えられています。脂の話が多い。卵は何個でも食べてもよいというが最近話題です、それはいくら食べても脂質代謝に影響を及ぼさないというだけなん子玉子食べてもよいとわけではないようだ。吸収が良い人ではコレステロールの値が上がる。中性脂肪を下げるならパルモデイアのほうがきっと良い、ω3の薬は患者さんには受けるが本気かどうか。イワシの油は優しいイメージです。今週はホテルモントレ姫路さらにはホテルオークラ神戸まで遠征し脂質代謝を勉強しました。ところで遊離脂肪酸分画の血液検査がガスの供給不足でしばらくできないらしい。国の事業の第五期風疹接種事業で風疹の抗体検査も殺到している。姫路市医師会臨床検査センターの電話も鳴りっぱなしらしい。FHでなく使える最強のSTATINはリバロ4mgの様である。

アシテア専任MRさんが来た

以前からお越しいただいたアシテア専任MRさんにお越しいただきました。大阪からは漢方メーカーさんはしばしばお越しいただきます。塩野義製薬のスぺシアリテイアドバンスドチームのアシテアダニの専任MRさんがお越しになった。舌下免疫療法についてさすがに詳しい。逆に言うと普段訪問する人は知識に乏しい。これも企業戦略。一日薬価が200円でライセンス料を海外に持って行かれるとなると利益は生まない。姫路市内を一日かけて数軒回るそうです。最近午前中は暇だから、アポイント不要で午前中に訪問いただくようにお話している。昼休みに訪ねた学校や企業から帰って患者さんが待っているのは仕方がない、患者さん以外には午前中にお越しいただくように依頼している。今日も又ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎のお薬ではなくワクチンがアシテアです。アシテアは学会のイーブニングセミナーやWEB講演会でお話を聞くぐらい。先日もアレルギー学会のイーブニングセミナーで聞いた。ダニ抗原自体は海外のもの。オランダのダニとかフランスのダニといわれていますが主要抗原は同じです。。

顔面の皮膚をきれいにすれば食物アレルギーを予防できる

新生児の顔面に湿疹があればステロイド外用剤でも保湿薬でも使って皮膚をきれいにすれば食物アレルギーが予防できる。今では誰でも知っている、いわゆる常識の世になっている。日本で資生堂のドウーエを用いて大規模な行ったのが成育医療センターの堀向健太先生です。アレルギー学会などでしばしばご講演されているがなかなか拝聴する機会がなかった。しかし、WEB講演会ながら初めて東京慈恵会医科大学の堀向健太先生の講演を聞くことができた経皮感作を最初に思い付いた医師はすごい。お母さんがアレルゲンを除去しても何しても初めて食べる食物でアレルギーが起きるこれほどショッキングなことはない。茶のしづく石鹸では加水分解小麦を塗った方が小麦を食べると顔が真っ赤になる、ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こす。医師会の抄読会で堀向PAPERを開設したいただいたときは!。英国米国世界で似たような論文が出ているとも聞いた。今では誰でも知っている経皮感作。皮膚をきれいにしよう。しかしPFASつまりOASは違う、今年も相模原臨床アレルギーセミナーで勉強しよう。

涙の日

今日は何の日?ソフトクリームの日。7月3日は涙の日です。いつも参天製薬の講演会があります。2016年からドライアイ研究会が涙の日に制定しました。最初は坪田教授とアナウンサーの久保純子さんが登場したこともあったようななかったような。コンタクトレンズやパソコンそしてスマホの普及によりドライアイの概念が普及している。7月3日JR姫路駅前のジバサンビルの集合会場でドライアイを勉強しました。いつもはいろいろなWEB講演会を開催しているが今日は涙の講演だけでした。ジクアス点眼液は良い薬、値段が気になるならヒアルロンサンや人工涙液マイティアでもよい。そんなな講演会でした。SHIRMERテストは感度70から80パーセント特異度70パーセントつまりSHIRMER値が低い場合は涙液分泌低下。高いからといってる胃液の分泌低下とは言えない。5mm/5mindeCUTOFFです、最近2016にドライアイの診断基準が変わりSHIRMERテストをすることが減った。もったいないから購入分を施行しよう。。バリア機能、涙液保持、潤滑剤。ムチンは250KD以上の高分子蛋白で分子量の80パーセント以上がコアタンパク。ムチンは高分子の網目を包み込んで液体の流出を防ぐ。表面張力が高いのは水濡れ性低下だそうです。水分保持にはムチン同士の架橋が大切です。MUC5ACがドライアイでは減少している。膜型ムチンは水濡れ性に関与する。糸状角膜炎は涙液の量の低下と眼瞼の圧つまり眼瞼下垂そして摩擦と関係する。眼表面のムチンを意識した治療を行おうとさりげなくマイテイアやヒアルロン酸ではいけないとのTAKEHOMEMESSAGEで締めくくった。涙の日が終わりました

水と湿濁痰飲

金原出版の標準東洋医学P75から78を眺めるとスーッとする記事が載ってました。湿濁痰飲は病邪の表現です。水は生理的状態では木火土金水の水。生理的水は津液邪魔物は湿。日本漢方ではすべて水。良いものも悪いものも見ず。病的な意味を明確に表すのが水毒、毒とは邪なり。毒は中医学では病邪が重大な時の用語です。強毒インフルエンザなどは毒です。津液の中で陽的なものが津、陰的なものが液。つまり粘ちようなのが液。世間のイメージの逆です。血管の中にとどまるのが液、外に出てくるのが津。体外に出ていくのが津、出ていかないのが液。理論で説明できる楽しい。言葉は文脈で変わるが一応語彙を増やすと理解が深まる。

2020年は20年目です

2001年東京での系統中医学講座が始まりそして受講を開始して20年目というのが2020年。場所は関西に変わり梅田のホテル阪急インターナショナルのむかいのホテルに移りました。お茶の水や飯田橋にはやたら詳しくなりました。そして飯田橋もお茶の水もなかなか詳しいですねと言われる様にもなりました。のぞみで東京について中央線が動いて無かったら有楽町から飯田橋へ向かうのに有楽町線を使うことも覚えました。1010(仙頭湯)を2倍にした2020(二仙ニ湯)では言葉遊びとしては全く面白くないが新しい何か面白い読み方を考えてくださるのが仙頭先生です。しかしいろいろな漢方があるが系統中医学とエキス漢方ZtoAを学んで漢方薬の打率が上がっている。大谷選手の打率が昨日4打数0安打で下がった。最初は3月に東洋医学会の岡山県部会で聞いてこれは凄いと思った。そして4月から東京のお茶の水スクエアで系統中医学講座は産声を上げた。そこから値上げなしで10回シリーズ20000万円の破格を実現したのがコタロー漢方製薬のすごいところ最初は社員が撮ったビデオを無理を言って分けていただいていましたがほしいといったのは参加者のほうだったのは間違いない。DVDのほうが保存に場所をとらないとお願いしたが費用がかさむとのことで年余をかけてDVDに変えていただいた。感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの経緯を知らない人にはDVDは当たり前かもしれないが。20年前は7000円で泊まれた東京のホテルが今は15000円と倍以上かかるようになっている。

苓桂朮甘湯の変法

奔豚はホントンと読みます。トントンとぶたが下から突き上げるのが奔豚。それを茯苓で脾から肺に上げて回す。そして桂枝甘草湯の方位で下げる。最近冷え症には苓桂朮甘湯を使う機会が増えた。単なるめまいや頭痛の処方ではなく上に上がってしまったものを特に気を下げる方剤として苓桂朮甘湯は使っている。苓桂朮甘湯の変法ではエキスにない方剤が多い。苓桂朮甘湯の甘草を○という生薬に変えると苓桂○甘湯という表現ができます。甘麦大棗湯の中のナツメ大棗に変えると苓桂甘棗湯にかわる、りょうけいかんそうとうです。苓桂味甘湯もある。五味子を○に入れるとりょうけいみかんとうです。エキス漢方ではこれらを漢方2剤併用でいかに作るかです。

POWERPOINT

昔なら紙に書いて勉強したことは復習するのが普通ですが今はpowerpointのスライドをまねをしてパソコン上で絵をかいて復習する時代かもしれない。仙頭正四郎先生が作成された図にはいろいろ奥が深いことが自分で円を描くとわかる。5つの円が層構造を形成しさらには外側の円は中枢神経を表す。そこから2本の細い線が全身を一周する細い円につながる。この図を表すにも私には1時間以上かかる。系統中医学が始まり20年以上最初はオーバーヘッドポロジェクたーでっちゅう~POWERPOINTを使われるようになった。8月の終わりに医療機関を閉院するための講習会での司会が回ってくる。子供が医師になっても継承することがないケース、子供が医師になれなかったあるいはならなかったケースではいつか閉院することが必要になる。生涯現役となるには子息が戻ってきて2人で働く時期が必要になる。そこらが医療法人を形成した時の問題点です。医療法人は目の前の税金を考えるとよいことのようです。しかし、若い医師には勝てない。若いって素晴らしい。廃院・継承についてもう一度田中税理士のお話を聞いてみよう。今日は東洋医学会来週はコンタクトレンズ学会はじめとするフォーサムが京都で行われる。いよいよつゆでむしむしする。

たかがコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズを私のところでは主力としている。G20大坂サミットでMADEINJAPANのハードレンズの素晴らしさをアピールしてほしいがそんな力があるメーカーはない。眼科では京都で今週白内障来週はコンタクトレンズ学会が行われる。参加しようかと思ったが神戸の講演会に行くことにした。コンタクトレンズを扱う機会がグーンと減った。というよりもコンタクトレンズの方にはよそへ行くように勧めている。コンタクトレンズの患者さん0を目指しているが0にはならない。場所をとる。私はコンタクトレンズを推奨しない小学生には勧めない。カラコンも取り扱わない。サークルレンズもしかりです。今G20大坂サミットの影響でコンタクトレンズを頼んでも来週まで来ない、困ったものです。目の上に乗せるとか角膜内皮細胞が減って白内障手術ができないかもしれないといっても今がよければよいみたい。

難治性喘息の講演会

今日は木曜日姫路商工会議所では薬剤師会の講演会、リウマチ、キートルーダそして私が参加した難治性喘息オマリズマブの講演会。百花繚乱華やかに咲き乱れてます。台風でひょっとしたら開催されないかと思ったが名古屋の大学から教授がこられ呼吸器専門医大集合で熱気むんむん。あっという間の1時間でした。気管支喘息ガイドライン2018での変更点はSTEP2からLAMAそしてSTEP4で抗IL-5、抗IL-5Rα抗体、気管支形成術が加わったことなど基本的なお話から生物製剤のお話まで多岐にわたるお話でした。難性喘息ではATOPICな素因が6割IgEがオマリズマブ適応の30~1500に至る方が50。喘息では最近相模原病院からユニークな報告があったとこの前も聞いたがアスペルギルスの抗体が8.6~10年後には31パーセントに増えていたそうです。ABPAにゾレアが良いとも言われています。オマリズマブを用いた臨床研究にはPLACEBOを用いることが重症者に配慮を欠くとのことで前向き非対称観察研究が良いそうです。ノバルテイス社はアレルギー講習会でも聞いたがPGD2の内服薬の第三相臨床試験をしているとか期待しています。