記事一覧

デイレグラ配合錠の説明聞きましたが

ディレグラはアレグラにプソイドエフェドリンを加えたアレルギーの薬です。東洋医学的にみるとアレグラ錠をはじめとするアレルギーの薬と漢方薬を合方するとデイレグらの方意はある。医薬品情報担当者からディレグラ配合上の説明効きましたがあまり売る気がないようだ。つまりアレグラをジェネリックから守りたいあるいは皮膚科でも耳鼻咽喉科でも使えるアレグラを残したいという意図がうかがえた。アレグラは特許権の侵害を訴え訴訟になっているようです。タリオンは特許権を巡り訴訟に勝ったので特許が伸びたようです。デイレグラはまず無茶苦茶一錠がでかい。さらに一日4錠も飲まないといけない。アドヒアランスがよくないと思います。節がある。アレグラ30mgに相当する製品が存在しない。つまりこどもにはディレグラは処方出来ません。OTCのアレグラがでたが意外と安い。今日麻黄配合の漢方で不眠になったといわれました。麻黄の成分であるプソイドエフェドリンでも不眠は起こりえます。アレグラは無難なお薬です。聞くことも大事だが副作用がでないことはもっと大事です。

薬剤性高プロラクチン血症

薬剤性高プロラクチン血症にはどのような症状がみられるか?女性では月経異常、性機能障害、男性では性欲低下、女性化乳房、骨粗しょう症このメカニズはプロラクチンの上昇によりエストロゲンが下がり骨吸収が骨形成を上回るからです。長期になると骨密度低下がみられます。更には乳がんのリスク、抑うつ、心血管エベントの増加も考えられます。例えばなぜ抗鬱剤のSSRIで高プロラクチン血症が起こるのか?SSRIによりセロトニンが上昇すると5-HT受容体を刺激すると視床下部下垂体ドーパミン神経細胞抑制さらにはプロラクチン分泌更新が起こり高プロラクチン血症に至ります。高プロラクチン血症はD2受容体に働きで向精神薬の副作用です。同じ副作用でも「目がしみる」「目が痛い」等はご本人とってはつらいことでも医療側からみるとよくある話である。一般的には目薬と涙液との浸透圧やPHの差が痛みやしみるにつながる。それでも患者さんは目薬をかえてくれとおっしゃいます。しかし、きのうはびっくり一昨自治花粉が飛んだようで花粉症に用いる鼻噴霧ステロイドですが保護者に1本、お子様に1本処方すると「親子で一本にしてもらえる」親子で1本使うからインフルエンザB型が少し増えているから写りますよと伝えるとどうせ子供が鳴ったら親もなります。と言われました。私は子供がかかってもインフルエンザにはなったことがない。少なくともインフルエンザには30年以上かかっていません。まあいろいろな人がお越しです。お越しいただけるだけ感謝しております。色々なこと言えた方が副作用を吸い上げることが可能になります。鼻分ステロイドを共有するひとはすくないとおもいますが今の裕福な時代。

骨折のその後

うちの子のけがは結局骨折でした。骨折するにはふつうは外的要因が関与します。しかし、打撲など外傷の既往がはっきりしないときに迷います。しかし、考えてみますにおひさんに当たる時間が極端に少なければビタミンD欠乏症で骨が折れるかもしれません。学校での怪我にはスポーツ振興財団に入った保険が適応されます。話は変わりますが、2月保育園、幼稚園、小学校、高校とよく空いてるうちのクリニックでも特に木曜日には外傷の方がお越しです。それなりの枚数のスポーツ振興財団に提出する用紙を記載しました。世間で言われているのは厚生労働省管轄の保育園でけがを園でした児童を2回目以降も先生が連れてくるから文部科学省管轄の学校が悪く言われると聞いたことがあります。しかし、まあ!保育園でも小学校でも保護者の方が保険証の持参と支払いに来られない事態が生じました。大半の保護者の方は当日か翌日にお越しです。今日も怪我した後すぐ支払いにお越しでした。医療機関のしめきりは八日くらいです。スポーツ振興財団のしめきりは四日くらいです。わたくしは心配して保育園等へ学校へ連絡しましたがお父さんの保険証が来たり無関心さにあきれるとともに何かあったときの責任の所在が怖い。昔病院のころ化学外傷で学校から来た子のおかあさんに模試明日見にくい様ならここへは来ずに大きな病院へ行くよう伝えたところ怒鳴られました。「なんでそんな簡単に見えないという言葉を使うんか」しかし、可能性のあることは説明しないわけにはいけません。学校での怪我にはできるだけ保護者のかたにたちあってほしいと思う医師はわたくしだけでしょうか。学校でのけがで不払いの時代でしょうか?医療機関で3割払えばスポーツ振興財団から4割給付されますよ。うちの子のけがでは基幹病院ではひと月、MRIを撮影した病院で2週間、開業医ではその場とスポーツ振興財団の用紙を書いてもらうのに時間が違います。それに比べ開業医はみんな早く書いてると思います。

色視力

普通の視力計は白黒の世界です。色視力は背景の色と色を付けたランドルト環を見る視力です。形の差や光輝度の差をつけると却って高齢者では見にくくなります。だからこそユニバーサルデザインが推奨されています。同じ赤いリンゴを眺めても朝と夜では「脳がみているので色が異なります」。実用視力とは異なる色視力が注目される日は来るのでしょうか?ろうそくの火を見て赤い光が短くみえるのが色覚異常を有する方の見え方です。又か例でもろうそくの火は短く見えるようになります。ダルトンめがねは分かっていたものが見えるようになるだけのことです。色覚異常者の色の世界が増えるわけではありません。夢や魔法ではありません。色盲、色弱、異常などは差別につながるとして控えないといけないそうです。「石原式検査表」で検査をすれば5パーセントの男子に異常が見つかります。西宮市では色覚の健康相談を行っているそうです。他の自治体に広がることを望みます。期待しています。色以外による識別とユニバーサルデザインの普及。仕事の選択は自由でもあとは自己責任で現実には取り違えの事故も起きているそうです。

色覚検査

昨日M新聞?で色覚異常が治るという印象を与える記事を読ませていただきました。めがねで色覚異常が治るという印象を受けたのは私だけでしょうか?色覚異常の方のメガネは今まで人と異なる見え方がしていたものがめがねの装用により人と同じ見え方になるそうです。一方、今までふつうに見えたものが人と異なるように見えるそうです。「異常」とか「盲」はできるだけ使うなという子となっており全色盲は1色覚、2色型色覚は2色覚と言い換えるようになっているそうです。そしてユニバーサルデザインを用いて→や斜線などを併用し色だけで判断しなくてもよい社会になるよう眼科医師は啓蒙する必要がありそうです。チュ―リップの鉢植えがあります。鉢とチューリップの色が逆さに見える絵をお子様が書かれたらどうなさいますか?茶色と赤は近い色になります。焼肉を食べるとき赤くまだ焼けていない焼肉と茶色に焼けた焼き肉を間違えるとどうしますか?これが色覚異常です。赤と灰色は近い色です。色以外の情報を与えることで間違えを防止することは可能とされています。男性は5パーセントです。つまり20人に1人です。「おかしなやつ」といわれたりとか自信を失えたリストがないよう配慮が必要です。検査を受けることで本人の自覚を促し守ることが大切です。

コタロー滋腎明目湯

眼科領域の漢方薬で保険適応のあるエキス製剤は大変少ない。目の疲れに使える漢方エキス製剤が発売されました。コタロー滋腎明目湯は原典は万病回春です。コタロー滋腎明目湯はエキス製剤で初めての処方です。保険適応を取得している漢方エキス製剤で明らかに眼科向けのものは大変少ない。コタロー滋腎明目湯は乳糖は使用されていませんので乳頭不耐症にもよい。。コタロー滋腎明目湯は保険適応の薬と違い乾地黄と生地黄を両方配合しているまるで煎じ薬のようです。ベースは四物湯です。肝血を補います。肝血を補うとは目がはっきりすることです。人参・甘草で補気・健碑で補気し、万けい子・菊花・白しで解表、黄連・山梔子・細茶・桔梗で清熱、さらに桔梗は載薬上行し目に薬を運びます。灯心草で利水という構成です。コタロー漢方製薬の匙倶楽部から発売されました。保険適応ではなので自費診療になります。逆に言えば診察なしで薬局で購入できます。灯心草・まんけいしは保険が効く薬には入っていません。コタロー匙クラブは90包から買えるのでお手軽です。つまり、一日三回を30日分です。

不眠症

20歳以上の日本人の2割が不眠症です。60歳になると中途覚醒が起こりやすくなります。若い人は睡眠不足の頻度が増えます。うつ病の前触れとして眠れない、食べられないなどの症状がみられます。不眠症は国際分類ではどのように定義されているか?調べてみました。「適切な時間帯に寝床で過ごす時間が確保されているにもかかわらず夜間睡眠の質的低下がありこれにより日中の生活の質の低下がみられる症候群」と定義されています。高齢者の場合、昼寝が問題となることが多い。寝れないといいながら実はTVを見ながらうとうとされておられる方は多い。うつ病だけではなく生活習慣病の高血圧や糖尿病では効率に不眠症が合併することが知られるようになった。また日本では医療機関を受診する機会が少なくアルコールへ頼ることが比較的多いそうです。アルコールでねるのははなぜ悪いのか?それは「睡眠の質の低下」が悪いとされている。却って覚醒します。姫路では小学校4から5年のお子さんに進学塾の先生が子供に聞くと21から22時くらいに寝ている子が多いそうです。中には1時から2時まで起きている子もいるそうです。「ウシミツドキ」つまり1から2時といえば成長ホルモンが出る時期です。凄い子もいるんですね。

花粉症に用いる錠剤やカプセルの漢方薬

花粉症の季節です。アレグラの会社が新たに日本で発売予定のディレグラがなぜ「大きな錠剤か」というとプソイドエフェドリン配合のためです。デイレグラには漢方薬の麻黄の成分であるプソイドエフェドリンが配合されています。デイレグラにはOTC薬の2倍のエフェドリンが配合されています。医療用の漢方薬にも錠剤やカプセルがあることをご存知ですか?医療用漢方薬には顆粒や細粒しかないとお考えの方、粉薬が飲めなくとも保険適応の医療用漢方製剤はありますよ。例えば小青竜湯には錠剤があります。そのほかにも花粉症に使えるつまり保険適応のある漢方薬は少なくない。顆粒や細粒は飲める人は飲めるし飲めない人は飲めない。しかし、もっと効く漢方という方は細粒または顆粒が有効です。煎じる方がもっと有効です。然し飲めていくらのものです。そろそろ花粉症の方がおみえです。しかし、漢方に対する期待は大きい。ディレグラの大きな錠剤を呑むなら漢方の方が体にやさしい気がする。お近くに漢方薬を子供さんにガンガン出す先生がおられる。踏絵のようなものです。子供に薬を飲ますのは困難を伴う。うちの子は花粉症と鼻出血の時だけは漢方を飲んでくれる。

おとなの風疹ワクチン

先日ブログに風疹ワクチンについて記載したところ多くの方がご覧になったようです。麻疹風疹混合ワクチンつまりMRワクチンの3期4期は3月31日で終わりです。アンチワクチンの保護者の家庭では期間を延長しても同じという厚労省の考え方です。風疹は近畿での流行で大きく変化したのは風疹ワクチンを打つため男性が車から降りてクリニックに入ってこられることです。そして風疹ワクチンを接種されるようになったことです。わたしは病院経営と寺という特殊な環境で育ちましたので「高価な予防接種をすべてした」と母が申していたのを覚えています。それもよその病院で接種したそうです。今日お越しの方はMMRワクチン世代の26歳の方でした。一回しか売ってないので不安と来られました。教育に携わっているが結婚するので風疹ワクチンをうちに来たといわれていました。むかし西川病院へ診察に来ていた女性の方でした。この頃とても空いているのでゆっくり説明できました。MRワクチンの方がよいですよというとMRワクチンにされました。風疹ワクチン以外でも問診票には2か月避妊することと書かれている。おたふくかぜ、はしか、水痘と妊娠はどんな関係でしょうか?よくわかっていませんがウイルス感染は流産リスクを高めます。風疹以外も2か月避妊と書かれています。1995年から男性は風疹の定期予防接種をするようになったようです。1989年に私は研修医として救急外来で子供さんを多く診察していました。当然はしかや風疹おたふくかぜは多くく来られました。その時の貯金かわたくしはすべて抗体があります。きれい社会ではしかも風疹もにどなることが当たり前になりました。インフルエンザワクチンは姫路は安く設定されています。神戸市や近隣都市ではインフルエンザの予防接種は4000円だそうです。風疹ウイルスは今のところ変異はしないことになっています。不妊治療前の方ばかりであった風疹ワクチンの希望者ですがはしかと風疹ワクチンの2回接種を25歳以上40歳代の特に男性の方方考えられてはいかがでしょうか。

COPDと気管支喘息の合併

気管支喘息喘息とCOPDがどうことなりますか?症状は似ています。COPDは労作時、気管支喘息は明け方に息苦しくなる。中枢気道から末梢気道にかけてちょうどよく吸入される粒子径は2から3マイクロメートルです。つまりPM2.5の大きさとシムビコートの粒子径はほぼ同じです。シムビコートがきくということはPM2.5も末梢気道まで入りやすいということにつながります。BUDが2.4マイクロメ―トルホロモテロールが粒子径2.5μmとPM2.5とぴったりです。喘息とCOPDの何が違うか?COPDはタバコの喫煙歴が大きく関与します。さらにCOPDでは破壊された肺胞は戻らない。気管支喘息は可逆性というところも違います。息苦しさではCOPDは労作時優位の呼吸困難、気管支喘息では安静時も苦しい。子供の時は純粋な気管支喘息というものが存在しますが大人になるとさらにタバコを吸うと喘息とCOPDがOVELAPしてきます。ぜんそくではHDやダニのRAST、喀痰好酸球、COPDでは喫煙、CTの画像、肺の拡散機能などが参考になります。たばこはPAD、肺がん、肺炎いろいろ体に悪い。室内のPM2.5です。