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抗インフルエンザ薬の予防投与

抗インフルエンザ薬の中で予防投与が可能な薬は何か?予防投与可能な薬はタミフル、リレンザのみです。イナビル、ラピアクタは予防投与は不可です。だれでもインフルエンザ感染症にはかかりたくありません。予防投与とは家族がインフルエンザになったときリスクを考えあらかじめタミフル、リレンザを投与することです。ただし保険給付の対象外です。全額自費です。本人が来院することが前提です。ひと月に二回インフルエンザにかかることはあるか?十分ある。2回予防接種をしていてもたとえばA香港とB型の2回かかることはある。イナビル、ラピアクタは予防投与の適応症は取得しておりません。イナビルは予防投与申請中です。自費は高い。予防接種を打たない理由の一番は値段が高いという理由が多い。選手から急激に姫路でもインフルエンザウイルス感染症が増えてきた。近畿統一試験日にはインフルエンザウイルスに対する配慮が少ないように思う。一年前から一月12日ではなく1月19日でほぼ決まっていました。児童の塾通いに多額のお金をかけ第一志望校の受験日にインフルエンザでしたでは笑うに笑えない話です。必ず自宅待機する児童が出る。また、学校へいかず自宅にいる児童が増えるでしょう。

修正液とカルテ

修正液という言葉に隠されたものはなんでしょうか?ねつ造。一部の方は美しいということをさすと考えられますが二本線で消すのが正解です。いま一緒に働いている医療事務飾は前職できっちり教育された或いは教育を受けた方で二本線で消した後が分かるように修正する。病院で私が修正液使用禁令を出したが自分で買ってでも修正液を使いたいと猛反発を食らった。学校出たところのひとではなくベテランが言うから参った。医療で修正液を使うというは不正をもみ消すという行為そのものなのです。消した後は見えるように消すべきなのです。カルテは公文書です。病院時代眼科で一緒に働いてくだっさった方は修正液を使う他部署で働く職員を見て「修正液を使うべきかどうか尋ねました」医師や看護師その他一部の職種を除きカルテに記載すること自体を厚生局は望ましくないと考えています。カルテは公文書です。保険点数を書いていけません。事務職員が使い勝手の良い方法で使うとたいてい厚生局の検査で引っかかりますよ。毎月のレセで引っかからないから大丈夫。レセプト審査は厚生局の仕事ではありませんよ。レセプト審査自他ではカルテはみません。厚生局は開業医を[保険医停止]にする力を有しています。医療安全にみんなで取り組もう。そして個人を責めるのもやめよう

ハインリッヒの法則

ハインリッヒの法則は産業医学から出た言葉です。ハインリッヒの法則はひとつの重大な事故の陰には29のアクシデントがあり300のヒヤリハットがある。私は子供が一年間の不登校になり苦しみました。今、教育の世界の話題は体罰と誤食だと思います。人様のことを言える立場ではありません。人の死という重大事故のかげには多くの今も苦しむ方の存在があります。体罰は熱心なあまりのことも多いように思います。荒れた学校では生徒になめられると思います。除外規定とか何か必要だと思います。永遠に誤食も体罰もさらに体罰もなくならない。まずは公立高校でスポーツ専門の学科が必要なのか?だれの責任かという前に考えるべきはハインリッヒの法則です。自殺やアナフィラキシーでの死亡はは氷山の一角です。マスコミに乗せられてはならない。体罰を騒ぎすぎると部活動の指導者はいなくなる。誤食を騒ぎすぎるとますます教員を目指す人が減る。学校にはインシデントレポートはあるのだろうか?インシデントレポートは始末書とは異なり責任は問わないから報告するものです。いじめ問題やその他の問題で[過ちは誰にでもある]ではなく今後どうするか抽象論ではなく具体的にとらえなければならない。今のマスコミのとらえ方のように一教員の問題としてではなく全体で情報共有しなければならない。また体罰の学校で共同生活している生徒がいるのは法律や条例の不備だと考えます。「越境」という言葉は誰でも知っている。市長も急に体罰に乗り出してきた。自殺が絡む以上訴訟を考え普通はコメントは控える人が多い。弁護士資格を持つ市長が乗り出すのには違和感を持ちませんか?これなら市立高校の問題なのだからおのづから何か処分を下すべきではないか?学校の体質なら、なおさらに過去の教育長や校長も含めて調べてほしい。校長先生が変われば学校変わりますよ。公立高校にスポーツ専門の生徒ががいるのでしょうか?私立な個性を養うというところでしょうか?マスコミから毎日いろいろ情報が増えている。給食は全く話がでなくなってしまいました。高校は甲子園で優勝、中学校は偏差値R4で59の学校があります。はっきりしてますよね。私立は然し効率はそうもいかない。今は定かではないが○○西高は進学校で甲子園に出てくる高校野球の強豪校でしたが予備校の知人が言うには「野球には普通科はおらんけんね」と四国の言葉で教えてくれた。文武両道はなかなかむずかしい。国立の体育大学は東はT大、西はK大くらいしか思いつきません。兵庫県にも体育の学科を有する高校はある。公立が私立にスポーツで勝つとすっきりする人は多いと思う。しかし、一芸に秀でることは難しい。

給食のおかわり禁止

チーズアレルギーによるアナフィラキシーで死亡した事故の再発防止対策としておかわり禁止はどうでしょうか。無くすことは無理でしょう。どうしたら再発を防げるか?誤食を減らすことができるか?小学校の教員は極めて多忙となのは周知のとおり。特に給食の時間は大変でしょう。自分が給食を食べるだけでなく児童の食物アレルギーの管理も必要です。再発防止には給食のおかわり禁止はどうでしょう?ひとつめはアレルギー調査票で親がチエックした児童のみ。それが平等でないというなら全員おかわり禁止。うちの子が不登校の時うちの子の給食を破棄してほしかった。休んだ子の給食を食べるのも誤食の本です。さらにはアレルゲンとなるものを無理に添加しなのはどうでしょう。チヂミなら助かったかもしれない命、チーズが入ったから落とした命。学校たたきや一教師をたたくのはやめよう。誤食はなくならない。いじめもなくならない。ハインリッヒの法則を思い出して行動する野は医療安全と同じです。教育の世界にもハインリッヒの法則を広めたらどうだろう。

ωー3脂肪酸とあたま

ω―3脂肪酸を摂取すると頭がよくなる。ω―3脂肪酸にはDHAとEPAがあります。 「さかなさかなさかなさかなをたべると・・・・・あたまがよくなる」歌にもなった。EPAだけではなくDHAを摂取するとあたまがよくなるのは1989年に英国の研究者の「日本の子供のIQが高いのは魚を食べることに起因する」との仮説があったそうですね。しかし、現在ではDHAで頭がよくなるのは否定的です。お騒がせな話です。武田薬品からEPAとDHAのロトリガ顆粒の発売とともにDHAは再び注目を浴びています。最近ものすごい勢いで全国の方が私の「ロトリガ顆粒」のブログをご覧いただいているようです。そうかきのうロトリガ発売でしたね。URL型投稿文ってこわいですね。URL型投稿文を開けてウイルス感染おこしたらどうしようとどきどきするがすきなかたにはよいのしょうが?

ブレイクアップタイム

ブレイクアップタイムつまりBUTとはフルオレセイン染色を行い涙液を可視化するなかで行う検査です。細隙灯顕微鏡下でまぶたを開けた状態で角膜上にドライスポットができるまでの時間を測定するものです。BUTは5秒以下が異常値です。10秒以上が正常値です。かっては難病でブレイクアップするかということばかり話題に上りましたが最近は時間つまりBUTのみならずブレイクアップの形にも注目されるようになっております。線状のブレイクアップは涙液量の減少、丸いブレイクアップは涙液の質の不良です。丸いドライアイはBUT短縮型ドライアイで見られる。涙液の安定性の低下は涙液のムチン層・油層の異常です。VDT作業者に多いとされる。BUT短縮型ドライアイは他覚的所見は軽いが自覚症状は強い。

インフルエンザワクチンうたなくてもよいか?

「中学生になったので」あるいは「8歳になったので」「小学生になったから」「うってもかかったから」もうインフルエンザワクチンうたなくてもよいですか?とかインフルエンザワクチン一回でよいですかとよく聞かれます。また妊婦はインフルエンザワクチンうったら太地に悪い?妊婦へ対するインフルエンザの予防接種は胎児を含めて安全性と有効性が証明されています。更には年々チメロサールフリーのインフルエンザワクチンが多く生産されるようになっております。妊娠中にインフルエンザに罹ったらどうなるか?重症化するとされています。今のところ薬の影響が胎児に及ぶという報告はない。抗インフルエンザ薬は重症化リスクを下げると報告されています。インフルエンザのキットはインフルエンザ流行期には偽陰性が相対的に増える。ガイドラインでは予防接種直後に妊娠が判明しても人工中絶の必要はないそうです。一般に予防するには湿度は50から60パーセントがよいそうです。それよりも十代のこどもの異常行動が抗インフルエンザ薬によるかインフルエンザ感染症そのものによるか?この問題は永遠の課題です。なかなかイクメンが進まぬ予の中で2日も十代の子供から保護者は目を離すなと言ってもなかなか実行できているのか?そもそもタミフルなど抗インフルエンザ薬の投与は差し控えることになっているとか未解決問題であることをご存知でしょうか?ハイリスクグループ以外では10代は今でもタミフルのみならず抗インフルエンザ薬の投与は差し控えである。

CKD

CKDは慢性腎臓病のことです。CKDのガイドラインが改正されました。CKDは透析予備軍さらには心血管疾患エベントを上げるため大変いやな病態です。CKDのガイドライン改正は3回目です。CKDの重症度は原因、腎機能、蛋白尿により評価されます。糖尿病はHbA1c6.9パーセント以下にすることを推奨している。血圧は夏に高齢者で下がりすぎたことから140/90以下と具体的に表示されました。尿酸値は7以上を高尿酸血症とした。尿酸の値が上昇するのと腎機能低下どちらが鶏か卵かわかりません。心血管エベント減少のたっめにはスタチンを用いてLDL120mg/dl未満にコントロールすることを進めている。もっとお知りになりたい方は日本腎臓病学会のホームページからダウンロードできますよ。

給食の誤食

給食のチジミをチーズアレルギーを持つ児童が誤食して女児が亡くなるという痛ましい事故があった。多くの医師が疑問に思っているのはエピペンを使ったのだろうか?この女子児童はエピペンを持っていたのだろうか?昨年の夏多くの方にエピペンを処方した。保険適応ができて一年経過し周知された結果だと思います。エピペン処方医が説明するには結構時間がかかります。修学旅行などでも昔に比べアレルギーを持つ児童の食事に対して格別な配慮がなされていると思います。アレルギーを持つ児童の給食後のアレルギーは横浜市での調査でかなり多い、予想以上に多いことが分かっている。13時20分は開業医は電話がつながらない時間です。横浜市のデータで食餌だけでなく適当な運動負荷がかかるとアナフィラキシーが起こるつまり食物依存性運動誘発アナフィラキシーは予想以上に多いとアレルギー学会で聞いたことがあります。食物依存性運動誘発アナフィラキシーが起こるのは13時20分ごろが多いとされています。この女児はどのような状態でアレルギーが起きたのでしょうか?林間学校でも教職員の方は昔と違い無理に食べるよう言われないそうです。むしろ僧侶が食べる様指導するみたいですね?天台宗の修行時の作法はとても参考になります。しかし、最後にスープとしてすべてをお茶とたくあんで洗いながら食べるといろいろな添加物も取り込む恐れがあります。まして山の上では救急搬送にもリスクがあろと思います。然し、一般公務員に比べ2割ほど給与がよくても昼休みも一般公務員とは違い小学校の教員のかたは昼も拘束されているように思う。一人の教員の「ヒヤリハット」で一人の尊い命を失った?保護者にとっては悔しい、悲しい出来事だと思います。しかし個人責めるべき問題でしょうか。いくらKYトレーニングしたところで誤食は絶対に起こる。しかし、一教員の問題ではない。授業をスムーズに行うことが一番大切で、なかなか給食時の禁忌事項まで管理しきれないのではありませんか?やはりダブルチエックなど複数の目で見ることが必要であると考えます。今の子はチーズ大好きです。アナフィラキシーが解剖の結果死因とされたそうですがAEDやエピペンを保護者は購入していたのか?さらにはエピペンの適切使用は行われたのか?エピペンの針を刺すことは医療行為ではないとわかっていたのだろうか?医療従事者は聞きたいことのようです。アナフィラキシーショックは徐々に悪化するそうです。あれよあれよという間にチアノーゼをおこします。予防接種後にはアナフィラキシーショックの話をできる限りするように努めています。

プソイドエフェドリンと麻黄

デイレグラ配合錠はフェキソフェナジンとプソイドエフェドリンの配合剤です。麻黄にはエフェドリンが含まれています。エフェドリンには覚せい作用があります。エフェドリンにもトゥル―エフェドリンとプソイドエフェドリンがあります。プソイドエフェドリンはシュウドエフェドリンとも呼ばれます。プソイドエフェドリンは漢方薬の世界では有名でしたが西洋薬の世界では日陰の存在でした。米国では抗アレルギー薬とプソイドエフェドリンの合剤が多く使われているという日本語の論文を目にしました。世界で通用する抗アレルギー薬はデイレグラに用いられているフェキソフェナジンとロラタジンです。世界に通用する抗アレルギー薬のロラタジンと漢方薬の小青龍湯を併用したら鼻閉と睡眠の質が向上したという論文です。2007年の論文ですがその時の記載内容で鼻閉にエフェドリンすなわち麻黄が有効なことがわかります。フェキソフェナジンはスイッチOTCのアレグラのことです。ロラタジンはクラリチンのことです。スギ花粉の根本治療は減感作療法であると思いますが昨日季節前投与を希望する方が今年はじめて来られました。季節前投与は有効とする論文があれば有意差なしの論文もあります。