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不妊治療前の予防接種

不妊治療前に採血をして風疹の抗体価を調べ風疹ワクチンを接種するのは当たり前のことになっています。風疹単独ワクチン接種に結構お越しになります。普通はそれで話は終わります。麻疹、おたふくかぜ、水痘は接種しなくてもよいかと聞かれました。問診票を見ると確かに2か月間の避妊期間を設けることと記載があった。風疹は先天性風疹症候群の胎児が生まれるリスクを避ける意味があります。しかし、生ワクチンの麻疹、おたふくかぜ、水痘をうったらなぜ避妊が必要か?製薬会社のワクチン専門MRさんにうかがいました。もし流産したら生ワクチンの場合、ウイルス感染が流産の原因ではないかということになります。これが答えです。今の30歳くらいの方はいろいろ抗体価が低いようです。抗体価を測定するには健康保険では調べることができません。自費になります。それなら抗体価を測定することなく接種するのも一つです。こどもから逆に感染症をもらう可能性は十分です。A型肝炎の抗体価を測定するとほぼ40歳以下では抗体はないそうです。自然には抗体はつかないきれい社会の時代です。

しもやけと漢方薬

今年は早くもしもやけの方がお越しになっております。しもやけ治療は西洋医学ではヘパリン類似物質の外用とユベラとか循環改善薬の組み合わせです。漢方薬で体を温めることをお考えいただいてはいかがでしょうか?漢方薬にしかない味が出るのがしもやけです。温める働き例えば補腎陽、循環改善つまり瘀血の改善、気の流れの改善など西洋薬にはない体を温めるという面白い働きがあります。養生としては香辛料を多くとり果物のように水分が多いものを控えることです。毎年冬になるとしもやけ用の漢方を希望する或いはしもやけ用の漢方への変更を希望する方がおられます。長い方は十年くらい続いている方もあります。昨日朝から空腹で特定健診の方が来られるというので暖房をつけて帰りました。今朝、暖房の室外機を見ると凍っていました。本当に明け方冷えているんですね。

チメロサールフリーのインフルエンザワクチン

チメロサールフリーのワクチンがふえています。日本脳炎のワクチンは2社ともにチメロサールフリーに変わりました。四種混合ワクチン、三種混合ワクチン、イモバックスポリオワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンなど数多くなりました。チメロサールとは水銀化合物です。先日は第一三共のチメロサールフリーインフルエンザワクチンを6か月の妊婦さんに接種させていただきました、昨日はMSD社のチメロサールフリーインフルエンザワクチンが入ってきました。昨日「じんましんがでてどこでも打ってくれない」と電話が入った方のために取り寄せました。じんましんはアレルギーです。そういえばアレルギー学会専門医試験でもワクチンは出題範囲内です。腕が腫れるのはチメロサールフリーワクチンを持っても改善は無理です。チメロサールはある種の水銀です。水銀入れるの嫌だからインフルエンザワクチンを打つのをやめた医師がいるとの記事を読みました。チメロサールフリーインフルエンザワクチンは0.25mlの三歳以下には使えません。最初から0.5mlがシリンジに入っています。今日のMSD社のワクチンは27ゲージの針がついていました。わたくしが使う針は26ゲージか27ゲージの針です。18時にお越しいただき無事終了しました。じんましんでインフルエンザの予防接種が不応というのも何の根拠があるのでしょうか?100床規模の病院で断られたそうです。「細い針はゆっくり注入した方が痛くない。太い針は速くいれた方が痛くない。」こう考え25Gと26Gを使い分けています。じんましんの方にインフルエンザワクチン何が悪いのでしょう?

ωー3脂肪酸とドライアイ

ω―3脂肪酸はリノレン酸、ωー6脂肪酸はリノール酸です。ωー3も6も高不飽和脂肪酸です。ω―3脂肪酸といえばエパデールであったがEPAとDHA配合のロトリガ粒状カプセル2gが登場すると眼科でドライアイを研究するグループは目を輝かせるかもしれない。ドライアイの予防または治療にω―3脂肪酸が注目されているからです。マグロを週4回食べるとドライアイリスクを20パーセント軽減させるとされています。マグロを週5回以上摂取するとドライアイリスクを70パーセントも下げるそうです。ωー6脂肪酸とωー3脂肪酸の接種日は4対1が理想的だそうです。米国では10対1で接種しているそうです。ω―3脂肪酸は動脈硬化抑制、ωー6脂肪酸は動脈硬化促進に働きます。ωー3脂肪酸はEPAとDHAです。ω―6脂肪酸はアラキドン酸です。

慢性便秘症

アミテイエ―ザがラキソベロンに代わり30年ぶり便秘のくすりとして登場しました。アミテイ―ザは1日2回まで服用できます。なんと便が出るのは最短で21分というデータがあります。アミティエーザはアメリカでは武田薬品さんが販売しているそうです。アミティエーザは一錠150円以上する高価なお薬です。昔はラキソベロンが高薬価でしたが今後はアミティエーザが便秘の薬としては高級品となります。アミテイエーザは小腸で水や粘液を分泌します。プロストン系には無限の可能性があります。アルツハイマーやパーキンソン病にもプロストン系が有効な可能があるそうです。漢方薬やカマグに比べると随分高薬価です。酸化マグネシウムですがカマグは関西の呼び方です。関東へ行くとカマというそうです。

インフルエンザの予防接種すきました

今年は遠くからわざわざインフルエンザの予防接種だけのために来られる方を減らすため、また一般診療では18歳以上が圧倒的に多いため「顔をしかめる人」がおられる為インフルエンザの予防接種の方が減る工夫を施した。その成果か?インフルエンザの予防接種がやっとすいてきました。ほっとします。しかし、なぜインフルエンザを打ちに来られましたかというと「小児科や内科へは今は近づけません」といわれる方が多い。感染性胃腸炎つまりノロウイルス感染症が怖いそしてインフルエンザや感冒症状のかたと一緒になりたくないということらしい。だんだん定期予防接種を含め小さなお子様が増えてきました。ワクチンは豊富にありますがすいてきました。おとなのかたも「病気もらうといや」といわれます。そしてどこから聞かれたのかインフルエンザの接種に来られます。もっとわけがわからないのが2か月のお子様のヒブと肺炎球菌にこられるかたです。今は2か月になるとヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンが始まります。肺炎球菌ワクチンで発熱するというと予診表が届いてません?という理由で帰られた方もいたのになぜか?増えています。きっと感染のリスクと天秤に掛けられたのだと思います。昨日お越しの方がおっしゃてました。中学校からできたら2回接種を勧められたと。定点あたり1人が流行入りの基準です。インフルエンザとノロウイルス感染症7週連続増加。もうすぐでしょう。 

ヒアレインミニ点眼液のジェネリック医薬品

ヒアレインミニ点眼液のスイッチOTC化は以前ブログで書きました。ヒアレインミニ点眼液のジェネリック医薬品も登場していることを遅ればせながら初めて知りました。以前ブログに記載したようにヒアレインミニはBAKフリーです。ヒアレインミニ点眼液でも接触性皮膚炎は発症します。接触性皮膚炎は塩化ベンザルコニウムではなく添加物の影響です。ジェネリック医薬品は先発品の値段が8掛けというのが売りですがヒアレインミニ点眼液は8掛けにはならないそうです。ヒアレインミニ点眼液は容器代がかさみそうな気がいたします。100パーセントヒアルロン酸は医療用製剤のみです。ヒアレインミニ点眼液の最大の問題点は健康保険ではシェーグレン症候群やスティ―ブンジョンソン症候群にしか用いられないことです。なぜヒアレインミニ点眼液のジェネリック医薬品は8掛けにならなかったのだろうか?薬価収載ってどうなっているんでしょう。

感染性胃腸炎

いま世の中ではノロウイルスによる感染性胃腸炎が大流行しています。感染性胃腸炎とノロウイルス感染症は何処が違いますか?と尋ねられました。感染性胃腸炎といえば気が楽です。感染性胃腸炎は春はロタウイルス、夏はカンピロバクターなどの細菌、そして今冬のノロウイルス感染症が流行しています。平成18年に次いで10年間で2番目です。クリニック近くの薬剤師にノロウイルスを恐れながら酢牡蛎を食べた話をしたところ「そんなこと考えながら食べてもおいしくないでしょう」と言われました。そうでしょうか?自営業なのでノロウイルス感染症にかかると収入はいきなりゼロになります。さてノロウイルス感染症と診断するキットには年齢制限など縛りがあります。ご存知でしたか?また今、ノロウイルスのキットが不足しているようです。ノロウイルスのキットは15分で判定します。測定原理は免疫クロマト法です。少なくとも6社から発売されています。ひと箱に10キット入っていますノロウイルスの判定キットはア、3歳未満、い、65歳以上、う、悪性腫瘍の診断確定者、え、臓器移植後の患者、お、抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、または免疫抑制効果のある薬を投与中のいずれかを満たす方しかノロウイルスのキットは保険適応ではありません。わたくしのクリニックにはノロウイルスの判定キットはおいていません。検査実施料150点、判断料144点で一月に一回限りです。だから感染性胃腸炎と呼ぶのです。ノロウイルスのキットを自費で行うと治療が自費になることはご理解いただけますでしょうか?混合診療になりますので20000円くらいかかる運違うかと内科の医師が

注目の東洋大付属姫路中学校

東洋大付属姫路中学校の注目度が高い様です。冬号のNキュ―ブの最後のページに東洋大付属姫路中学校の記事が掲載されていました。さらには進学レーダーの12月15日発売予定号には東洋大付属姫路中学校が特集されるようです。最初はそれほど難しく話でしょうというのが進学塾の先生のお話です。S学園も10年でぐーと伸びているようです。東洋大付属姫路中学校も進学実績次第では大きく伸びる要素があるようです。姫路で初めてとなる私立共学中学校です。東洋大付属姫路中学校につきましてはこのブログでも多くの検索があります。今の小学5年生から入学できます。しかし、どこも私立中学校は新しい校舎になっています。姫路は勉強するという目的以外で私立中学校を目指す人が多い土地柄です。

国保再審査付箋の続きです

国保再審査付箋が来たことは11月にブログ記載しました。ほとんど減点されたことがないのに不合理な減点でしたので再審査請求をしました。糖尿病網膜症にタジン錠を投与したところ再審査でも復活しませんでした。その後、再審査付箋について国保連合会に電話はお願いしたところ「眼科の先生に見てもらいます」といわれました。その後再審査付箋についてのご連絡を国保連合会からいただきました。糖尿病網膜症にタジン錠が全点復活になりました。当たり前といえば当たり前のことですが納得いかないことも多い今の世の中。月曜日の夜8時といえば水戸黄門や大岡越前でしたがこの時代には合わずそしてそのスポンサー企業も大変になっています。勧善懲悪は死語になりつつあります。そんな社会の中で国保連合会が一度査定したものを復活するという英断に感謝します。医療事務職の入力ミスは致命的になることもあります。人間力とパソコン力どちらも重要です。経理ならパソコン力と緻密性でしょう。給与計算は財務応援やホリエモンでおなじみの弥生会計が手際よくします。事務か経理かどちらに向いているか?どちらも緻密な仕事です。