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面談

保護者との面談の季節となりました。昔は学期末ですが今は違うようです。昔は学期末は嫌だった。面談で通信簿の概要が分かり親から怒られ通信簿をどこに隠そうかと考えた。だから、学校のテスト、塾の公開テスト、カリテ、復習テストどんな点点数をとっても復習をして間違い直しをしているかどうか尋ねることにしております。この時期先生から「きびしいですね」と言われたら志望校変更の時期だそうです。うちの子ではないですが涙で枕がぬれてしまうそんな時期だそうです。うちの子は字が汚いから今になって時の練習帳をいただきました。一日50枚かくそうです。本番では疑わしきは×になります。しかし、予想以上のプレッシャーです。食事が入らない。ヨーグルトなら食べれます。胃薬すら戻していしまいます。昨年この時期多くの方がインフルエンザの予防接種に来られいわれたことが「1月さえかからなければよい」という趣旨でした。その気持ちが今たいへんよくわかります。予防接種には「無診療投薬」がないのでわたしはすきです。診察をうける本人が来るこれが医療です。

予防接種も予算

定期予防接種化されるかもしれないワクチンは7種類あります。HPVワクチン230億円、Hibワクチン350億円、小児肺炎球菌ワクチン450億円、の予算が定期接種化に医必要です。さらに三回接種のB型肝炎は190億円、2回接種の水痘ワクチンは150億円、おたふくかぜは2回接種で120億円、成人肺炎球菌ワクチン1回接種で140億円すごいなあ。これだけの予算がいるのだ。B型肝炎や子宮頸がんは複雑なので社会的損失が推定できないそうです。さらに健康被害が出れば補償にお金がいるかもしれません。この金額を見てどう思うか?それぞれの立場があります。多価混合ワクチンができれば接種回数が減り医療費が減るかもしれません。同時接種が一般的になりますと接種料金が安く抑えられるかもしれません。これから予防接種はどう変わるのでしょうか?

医療事務に必要な研修機関

医療事務に必要な研修機関とはどのようなものでしょうか?私の独断から述べさせていただきます。まず、カルテの表紙が入力できる。つまり、保険証を読解でき入力ができる、さらには有効期限が切れている保険証をみわけることです。これをレセコンを用いて少なくとも自分や友人のものが入力できるようになることです。開業医は入院の業務これがまた大変。外泊があれば減算、食事をとらなかったら減算、他院を受診したら減算と病院では自己否認の塊です。レセプトコンピューター略してレセコンは聞いてはくれますが答えるのは人間です。退院してから1か月は特定疾患であっても225は算定できません。退院した、あるいは入院していたなどというのは診療情報提供料があればわかるがないと退院しているかどうかわからない。入院中の他科受診。これがまたややこしい。一日分の薬しか処方できません。だから、待ち時間が長いとかどなるひとがおられます。私は医療事務の資格だけではと考えております。しかしこのようなことを教えくれるところはあるでしょうか?このようなことを教える学校があれば就職率がアップすると思います。私のところのように最新のレセコンをもちいるところではコードの暗記は不要の代わりに御入力にマウス操作が必要です。大変ややこしい。この中のどれだけの部分学校で教えてくれますか?さらに資格に反映されているでしょうか。医師免許だって同じです。採血を一度もすることなく医師免許をいただきます。

四種混合ワクチンの違い

クアトロバック皮下注シリンジはアステラス製薬製、テトラビック皮下注シリンジは田辺三菱製ですが何が違うか?免疫増強剤が違う。緩衝剤が違う。そしてクアトラバック皮下注シリンジは26Gの針です。クアトロバック皮下注シリンジは一本単位の包装になっています。テトラビック皮下注シリンジは2本単位の包装になっています。そしてテトラビック皮下注シリンジは針は27Gになっています。有効期間はクアトロバック皮下注シリンジはは2年、テトラビック皮下注シリンジは18か月になっています。微妙にいろいろ違います。

目をぱちぱちする子供

眼をぱちぱちする子供さんが診察に来られました。毎年秋になるとぱちぱちするという子供が診察にきます。一番の多いのはドライアイの一徴候です。空気が乾くと体は楽になるが目はしんどくなる。「ドライアイって治りますか?」ならぬ「ドライアイで一年も来ているのに治らない」という患者さんに出会ったことがあります。ドライアイは涙の量だけではなく瞬きや環境の要因が関与します。ドライアイは症候群です。いろいろな原因があります。ドライアイの治療を涙から考えると3コンポネント治療があります。ムコスタ点眼液のようにムチン分泌促進に働く点眼、ヒアルロン酸点眼液のように水の補給を行う点眼、さらにはタリビッド眼軟膏のように油の補給の3つのコンポネントがあります。まずは水の補給が簡単です。思い出しましたが長い間使われたコンドロン点眼液が絶品になります。製造中止です。古い薬を使っても患者さんが喜べばよいと思う。しかし、製薬会社も「ものづくり」の代表として生き残らねばならない。

漢方薬希望で高度遠視のお子さん

鼻炎の漢方薬希望の4歳のお子さん。今まで飲んだのは六君子湯と小青龍湯の錠剤だそうです。わたくしも錠剤で勝負しました。そこからです。目もついでに。オートレフをとると+10だ。びっくりした。視力は0.2くらい。ひらかなの視力表です。大変だ。高度の遠視だ。お母さんは「高度の遠視です。」というのが分からないようでお父さんに代わっていただきました。「要するに重症いうこやね」やっとわかってもらった。そのとおりです。きっとお母さんは遠視はよい目であると信じているのでしょう。遠視は近くが見えない悪い目であるとか疲れやすい目と思っておられないのでしょう。大きな病院に行くか、近医へ行くか、それともこのまま私のところまで来るか?漢方薬希望の方は遠くまで来るから大変です。今日、今からプールです。検査をしたいのですが時間はありますか?検査はできませんとお母さんはおっしゃいました。お父さんにもう一度同じ質問をしてみるべきだったかもしれません。プールは振り替えればよいのです。漢方薬希望の方は遠くから来られるから大変です。

医療事務の求人

医療事務の求人はクリニックの顔を探すのと同じです。このブログをお読みいただいている方ならおわかりでしょうか?ずーと医療事務の方を求人しております。こだわりの1名の医療事務員を探してずーと求人しております。ハローワークで医療事務の求人をずーとだしていましたが最近求人誌を利用しております。さらに他院を見ておりますと医療事務センターさんに出しておられるようです。たくさん診療にお越しの方やご家族からもお問い合わせいただきました。ハローワークのみで求人しておりましたときは「医療事務の経験の要」との文言を入れておりましたが必須とは書きませんでした。ハローワークの職員さん自身も契約であったり実績を残すことが必要とのことで「とりあえず電話してみましょう」というパターンが多かったように記憶しております。「病院」での経験から多くの人を雇用するとトラブルが多い様に考えております。したがって、少数精鋭主義にしております。医療事務ははっきり言って難しい。診察が終わるすぐ会計に行かれる方があるが機械的に会計できるものではありません。なかには退職後の保険証を堂々と提示するひともいる。有効期限切れの保険証をお出しになる老人もいる。私のクリニックのように珍しい検査や処方を時々することもある。資格を取っても国家資格ではないしあまり有用ではない。きょうは見学をさせてほしいといわれました。個人情報保護法もあり見学していただく事も難しい今日この頃です。ご応募いただきありがたいですが少数精鋭ですのでなかなか決まりません。むずかしい。

漢方薬希望の重症患者さん

漢方薬希望の患者さんに重症者が多い。アトピー性皮膚炎の重症患者さん20年間ステロイド外用も保湿もしておられませんでした。漢方薬の処方は柴胡加竜骨牡蠣湯加減でした。清熱薬が生薬で加わっていました。煎じるのは大変な手間暇が必要です。何がそうさせたのか?さぞや相当な不信感を募らせておれることでしょう。せめてお風呂出た後スキンケアぐらいなさったらよいのになあと思います。ところでその人の目も診てほしい。白くなっているといわれたので診察すると角膜潰瘍である。柴胡加竜骨牡蠣湯加減単独では苦しい症例です。視力も矯正しても見えません。わたくしには紹介状を書くしかすべがなかった。漢方への期待の大きさと2000年の歴史を重く受け止めることが必要です。しかし、目という局所、そして皮膚という局所を治療するには局所の治療を優先すべき時が少なからず存在する。アトピー性皮膚炎は糖尿病に負けることなく眼科が出番がある病気です。ときどきおられます。柔らかいパンなど食べたことのない方が。食べられるものは食べるのが栄養バランスには大切です。

東洋大付属姫路中学校の続き

東洋大付属姫路中学校のパンフレットをいただきました。うちの子どうだろうと大変関心を持っております。浮田池と今の校舎の間に建設中の建物が5階建てでその2階が中学校だそうです。2013年秋に新キャンパス誕生だそうです。今の小学5年生から入学できるのですね。建物も大切ですが先生をいかにヘッドハンティングするか?こっちがもっと受験生や保護者にとって大切です。「自学自習」の習慣をつけよう記載してあります。一週6日制、英語・数学は公立の1.5倍の授業時間、主要科目は2年半で終了、塾いらずの長期休暇補講・補習、放課後の自習などがあげられているようです。そしてそれに対し某女子中コースがある進学塾では東洋大付属姫路中学校もあわせておなじ特訓コースにする動きがあるようです。まだまだ未知数うなようです。なるほど、神戸のSも最初は比較的容易に入学できたそうです。通学に時間を費やすあるいはお金を費やすのは無駄かどうかは分かりませんが考えものです。公立へ行けるのが一番良いです。隣接の岡山では公立中高6年一貫教育が大変な人気だと聞きます。そして兵庫県西部地域にもその影響は忍び寄ってきています。パンフレットを読むと塾いらずと書いてあります。しかし、どこの私立中学でも塾へ通っている子は少なからず存在するようです。授業料だけでも大変です。修学旅行の積立金やら大変そうです。だから、公立人気が復活しているのでしょう。兵庫県西部は学校の数に限りあります。わたくしはきょうから内科病院の当直です。月曜日朝は直接クリニックへ来ないと遅刻です。ああえらいなあ。

ドライアイの季節

姫路の10月は秋祭り一色です。眼科は11月になると全国一斉に暇になるという統計がございます。無色透明の糸を引くような目やにを出す人を診ます。ことしは気温がここ数年の10月の中では早く低下しているようです。したがって、湿度も低下しています。ドライアイの方にはつらい季節になってきます。姫路市は冬寒く雪が降らない。ドライアイにはつらい気候です。ムコスタ点眼液の新薬規制のため2週に一回通院されていた方ももうすぐ1年です。最近聞いた話ではムコスタ点眼液を有効に使うには水を涙の中に補うことが必要だそうです。それがヒアルロン酸製剤、人工涙液マイテイア、ソフトサンテイアのどれがよいかはわかりません。かつてはソフトサンティア点眼液が万能薬であったが硼酸の量が多いとの意見があり。ソフトサンテイア点眼液の角膜障害について報告があります。いつ発売されるかわからぬヒアレインミニのOTCってどれくらい高いんでしょうか?今年の夏はジクアス点眼液で糸状の粘液分泌がみられる方が多かった。どうもこれは、ドライアイが改善しているサインのようです。ジクアスを中止してよかったのか悪かったのか?まだわかりませんが来年は糸を引いたような粘液が出てもよくなる前触れであることを伝え続けてはどうかと勧めてみます。