姫路眼科　西川クリニック　院長ＢＬＯＧ

日本で唯一の中医学雑誌の眼科編をだすのでと依頼をいただき忙しいと理由で折角の出筆依頼断ってからは依頼はなかった。漢方のムック本をだすので眼科の分野で結膜炎と眼精疲労の漢方治療について書いてほしいとの出筆依頼状が届いた。眼科の漢方は難しい。眼科の漢方は全身とかけ離れた状態だからです。腹診とはまったく一致しない。眼科の漢方薬は効果判定も難しい。眼科の漢方について書くか断るかの返事の期限は１０月１９日締切と書いてある。原稿は１２月２５日締切と書いてある。著明な先生のお名前の中に私の名前がありラインマーカーが引いてある。結膜炎のところは越婢加朮湯と清上防風湯、眼精疲労では柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯が挙げられています。「なるほどと思う」ところと「ちょっと違う」と思うことがあります。特に眼精疲労の漢方薬に関しましては保険適応上はありません。眼科領域の漢方はむずかしい。手術やレーザーも難しいが眼科領域の漢方はむずかしい。なぜなら、薬は血液網膜関門があり網膜へは入っていきません。引経薬というものがあります。引経薬は目の中へと薬を誘導します。肝は目に開竅する。肝経の薬は目の薬として用いられます。ips細胞が期待されるような領域には漢方薬は全く無力だからです。処方は変えてよいとのことですので変更します。２０人以上の分担出筆です。文末は「である体」でお願いしますと記載されていました。確かに、２０人が好きなことを書いてまとめるのは大変です。

餃子はくさいといわれるからなかなか食べることができません。餃子には豚やニラという補腎効果を持つものが入っており冬を乗り切る食べ物です。ぎょうざの具といえばにんにく、にらが代表です。一般的にはにら、しょうが、にんにく、ネギがはいるとおもいます。ほかにはひき肉、白菜、などがはいっています。いろいろバリエーションがあると思います。食べ方には焼き餃子と水餃子があります。にら、にんにく、しょうがは体を温めます。はくさいは乾燥防止になります。にら・にんにくは体の奥深く腎をあたたためます。ネギ・ショウガは辛温解表作用で汗をかいて邪を追い払います。色々な具材で色々な餃子ができます。

河合隼雄さんのこころの処方箋はエッセイで人気作品です。心理学を御専門にされている河合隼雄さんですが「理解ある親」とは何か？伊かのように述べてあります。[子供と真剣に向かい合い子供の壁となることが理解ある親]とのことです。子供に受ける親がよい親ではありません。子供に受ける親は実は子供とむきあっていないととかげるそうです。中学受験に良く出る河合さんの文章の特徴は短くまとまっていることです。そして常識が非常識になっていることです。しかし、これが河合さんの常識です。心の問題は解決したかどうかわからない。今の時代にこそ河合隼雄作品一度読む価値があります。ひとの心など分かるはずがない。これが真実です。面白いのは常識が非常識だというところです。しかし、内容は奥深い。ここが受けるのでしょう。

片目が赤い方が最近多く受診されます。片目が赤い時どのような病気を考えられますか？一番怖いのははやり目です。アデノウイルスによるウイルス感染症で特効薬がありません。２から３日すると両眼の充血がみられます。自分の手でうつしています。アデノウイルスのキットを施行しても７０パーセントの陽性率です。アデノウイルスは非常に感染しやすいです。流水で手を洗うことが大切です。ヘルペスウイルスも侮れません。無疹性なので角膜病変がでないと診断できません。同じヘルペス属の帯状疱疹も同じですが頭が痛いという主訴で受診しＣＴを撮って異常なしと言われた後発疹が出て初めて帯状疱疹と診断されます。帯状疱疹は子供の時かかったヘルペス属の水痘ウイルスが神経節に潜伏することそして体が弱ったときにでてきます。３番目はアレルギーを考えます。アレルギーは普通両眼に病変が発症しますが片眼のこともあります。

肉と卵どちらがお好きですか？卵アレルギーがあると鶏肉が食べられない？そんなことはありません。卵アレルギーでも鶏肉は食べられる人の方が多い。卵アレルギーがあってもインフルエンザの予防接種が打てる人は多い。・魚卵のアレルギーが増加している。特にいくらは何歳になると食べることができるか？何歳になれば食べさせて良いか？しかし、鶏の卵がだめでも魚卵は食べられるかもしれない。交差性はない。魚卵の方が寛解率は低い。牛乳はダメでも牛肉は食べることが可能なことが多いです。交差性はありません。

東洋医学の皇帝内経には男性は8の倍数で、女性は7の倍数で年齢とともに変化すると記載されています。７×７は４９歳です。わたくしも人生５０年ならそろそろおしまいです年齢です。黄帝内経では女性は４２歳で体力気力が衰え４９歳で閉経するとされています。西川クリニックの患者さんは圧倒的に女性が多いです。４０歳代の緑内障の人の４人に１人が治療を中断していると前東大眼科のＳ先生の調査結果がでていました。今日来られた方が汗が多いと以前からずっとおっしゃいます。漢方では上熱下寒とされています。他には膝が痛い。口内炎ができやすい。いろいろな症状があります。熱と冷えが錯雑としています。なかなか満足のいく漢方治療ができません。しかし、わたくしのつたない治療を頼り５年以上来ていただいています。ところで皇帝内経では男性は８の倍数の４０歳で衰え始め、５６歳ですっかり衰えるという話です。高校時代の同窓会誌が届きました。２学年上の方が３人もなくなられていました。まさに人生５０年です。ショックと思っていたら小学・中学時代の同級生が診察に来てくれた。昨年脳出血になったとのことでした。小学・中学時代の同級生といえばほかにも２０年前から透析をしている子もいます。日々充実している日を送りたいと考えていますが光陰矢の如しです。今日はレセコンが立ちあがらず散々な日です。診察にお越しいただいた方々には多くの迷惑をおかけいたしました。

インフルエンザワクチンをうっていると特におやすくすると国産ですか？ジェネリックですか？と昨年さんざん言われた。姫路はインフルエンザワクチンの接種料金が安いと思います。一昨年近隣の都市から来られた方が姫路は安いといわれていました。インフルエンザワクチンにもシリンジ型という高級なものがあることをご存知でしょうか？３つの会社から発売されています。今年はＭＳＤ社からもシリンジ型インフルエンザワクチンは発売されました。MSDは阪大微研のものを今年から発売することとなりました。チメロサールフリーになっています。シリンジ型インフルエンザワクチンは本来妊婦さん用に作られました。予防接種すると腕が腫れるヒトにも有効かもわかりません。シリンジ型でも接種部位が腫れるかもしれません。

日本気象協会から２０１３年のスギ花粉症の予測がでていました。西高東低だそうです。わたくし達の兵庫はその中間ということでしょう。少し多い目らしいです。７月の日照時間、気温、降水量で決まるとされています。しかし、これですべてが決まるわけではありません。２０１３年の二月の気温、日照時間、降水量。更には１月１日からの積算温度により花粉の飛散は左右されます。しかし２月と３月の気候の影響もあり予想は必ずしも当たりません。

プロバビリティ曲線は食物アレルギーの話です。プロバビリティ曲線は食物経口負荷試験で症状が誘発される可能性とイムノＣＡＰの測定値の相関関係を描いたものです。食物アレルギーの中でもプロバビリティ曲線は卵白と牛乳が有名です。いまは食物負荷試験を行う時にルート確保はされないそうです。血液中の特異的ＩｇＥ抗体の測定でイムノＣＡＰは０から６まで分類されます。食物アレルギーがひどい人は姫路から国立病院機構相模原病院まで行かれているそうですね。Ｅ先生が講演の中でお話しされていました。

東洋大学付属姫路中学校の申請がなされたそうです。わたしは幼少時を東洋大学付属姫路高校の工事現場で育った。来る日も来る日も東洋大学付属姫路高校のグランドでダンプカーやユンボウを見て育った。そして私が生まれ育った寺井戸水を野球部員の多くは飲みに来ていました。フェンスを越えた打球を取りに来るふりをして私の寺の水を飲みに来られていました。今は野球の練習場が別になっています。東洋大付属姫路中学は今の５年生から募集するようなのでうちの子が受験するときには開設されている予定です。東洋大姫路はスーパー特進を開設しています。東洋大付属姫路中学は姫路初の共学６年一貫教育の私立中学校として発足します。私の高校時代の数学の先生がが昨年まで東洋大姫路高校の校長をされていました。高校の５年に一度の同窓会で東洋大姫路は大きく変わるといわれていましたが中学校までできるそうです。ぜひうちの下の子は東洋大付属姫路中学校へ進学させたいと考えています。近いし自転車で行けるし駅前には誘惑や恐喝など怖いことが多いように思います。山陽自動車道が通ったがまだまだ自然が豊富な書写でがんばってほしいい。今年の夏の甲子園優勝校の進学クラスの偏差値はすごい。これからは自分の進む道にあったクラス編成の時代かもしれません。