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腹診

腹診とは漢方的におなかを触ることです。中医学では腹診はない。マスコミの影響さらには日本漢方の影響で腹診しないところで漢方薬をもらってはいけないとまで言われる。しかし、全身の病気がすべておなかに現れるはずがない。脈診も相当待ってからしないと意味がない。舌診も長い時間前へ出すと紫になる。四診合参といい問診だけで決めてはいけないといわれます。脈診できる人は日本中に何人ぐらいいるのでしょうか?中医師の言いなりでしょう、舌診だって日本漢方と中医学では違います。薬局の漢方は体を触れません。薬剤師さんですから。中医学ではなぜ腹診をしないか?儒教の教えが大きいとされています。人の前で肌をだすことを儒教では良しとしません。目の病気が腹に現れると巣と現代医学は何なんだろうということになる。腹診では決まった一定の処方しかできません。処方できない薬もあります。マスコミに惑わされないことです。

アトピーの体質改善・漢方

漢方薬によるアトピーの体質改善を期待する人は多い。将来的には舌下減感作療法が導入されたら舌下減感作療法に期待が寄せられると思います。フィラグリン遺伝子の研究が進めばフィラグリン遺伝子異常に期待が高まる可能性がある。舌感作療法は韓国が進んでいる。漢方薬に頼る前に今一度考えたい。アトピー性皮膚炎の体質を現代医学的に自分なりに考えてみました。フィラグリン遺伝子異常体質、ハウスダスト・ダニアレルギー体質、皮膚バリアー機能異常体質、もっと大きく分けるとダニアレルギーが関係するタイプ、関係しないタイプがあります。今までは体質改善といえば漢方とブラックボックスのように言われるがはたして満足度はどうだろう。体質改善できましたと言われたことはそれほど多くはありません。体質改善にはまずふつうは運動でしょう。次が食べ物でしょう。薬は最後かな。しかし、HDやダニ単独アレルギーの場合話は変わるかもしれない。減感作療法が一番かもしれません。「アトピー体質改善 姫路 病院」と検索いただいた方お答えになりましたでしょうか?相変わらず「アクセス」をクリックする人多いですね。

雑誌やテレビがないのはなぜ

西川クリニックの待合室にテレビがないのはなぜか?雑誌が少ないのはなぜか?答えは感染症対策です。見た目がきれいでもアデノウイルスがいることは十分あり得ます。診療後早くおかえりいただくことを目指しています。いつ行っても混んでいないそんな環境を理想としています。早くクリニックから帰れて医師ができるだけ診療のなかで多く関与し満足感をお持ち帰りいただくクリニックを目指してます。先日来られた方が指導箋たくさんくれるからうれしいといわれました。机の上にたくさんいろいろな領域の指導箋をご用意しています。雑然としているようですが色々な患者さんが来られるためご容赦ください。「こんなん先生のところぐらいですよ」「いろいろもらえてうれいわ」といわれますが予防接種などとよくいわれます。「絶対何か起こる」のになぜそんなことするのか。はやり目以外に感染症はほとんどない状況下での予防接種を希望する人もいると考えております。何あったらうちに紹介してくれたよいという小児科医もいます。高いところにつるしたテレビがないのはドライアイの啓蒙運動です。指導箋などパンフレットは読み終わられましたらお持ちかえり頂く要希望いたします。

修学旅行とエピペン

修学旅行は本来楽しいはずのものです。最近食物アレルギーの方が増えています。エピペンが保険適応になったこともありエピペンを持たせようとお考えの保護者の方は少なくないはずです。姫路市教育委員会では全職員がエピペンを打てるようになることを目的にしています。マスコミでかなり取り上げられましたからね。わたくしのもとこられたかたは県立学校の生徒さんです。姫路市民ですが県立かっやっているそうです。学校側の回答はDVDや資料を貸し出せば前向きに検討するというものでした。今年も姫路では小学も中学も修学旅行でなんだかのエベントが起こっているそうです。永遠に食物アレルギーゼロにはなりません。姫路市教育委員会学校指導課とその指導下の市立学校および宿泊施設にも万全を期してほしいものです。ヒャリハットは永遠に不滅です。永遠にゼロにはなりません。

人参湯が咳喘息に有効だった

夏になりアレルギーが一気に悪化した子がいます。小学一年生です。気苦労もあるでしょう。じんましんが出る、喘息が発症する。そこで何を考えたか?まずはダニアレルギーです。RASTにて陰性です。クーラー冷えということは無いか?子供の場合漢方といってもあまり異常がない。くすぐったいぐらいです。脈や舌も変化ないのが当たり前です。クーラー冷え、アイスクリーム冷え。そこで単純に乾姜が君薬である人参湯を処方しました。大当たり。珍しいヒットです。飲ませ方はカプセルに入れる方法です。お母さんも協力的です。名前は人参湯でも君薬は乾姜です。しょうがはひねではあまり温まりません。乾姜は温裏薬です。おなかを温める薬です。人参は佐薬です。乾姜を助けます。どうも人参湯というと元気が出る薬と誤解されやすいが人参養栄湯は気血を補います。人参湯はおなかを温めます。じんましんはまだ解決していません。じんましんは補うばかりではなく祛風など祛邪の概念が必要ですか。

網膜剥離

最近網膜剥離の患者さんが続きます。一般に網膜剥離は裂孔や円孔が作られそのあと打撲等の誘因が加わり発生すると考えられています。前兆は飛蚊症や光視症です。剥離が起こると黒いカーテンがぶら下がってきたとか黒いカーテンがぶら下がってきたといわれます。視力が矯正して見えるかどうか?これはご本人にはわかりません。単にメガネが低矯正なら良いが自己判断ではわかりません。高度近視は網膜剥離の一番の危険因子です。高度近視の方はメガネは緩く、めがねの度数を上げると見えると考えている場合が多いようです。コンタクトレンズは遠方が見えるように合わせることが多いと思います。だから単にコンタクトレンズやめがねの度数の問題と考えるのも無理がありません。おひとりは約一年「度数が弱いめがねをかけているだけ」と考えていたそうです。怖いな網膜剥離。最後は逆です。コンタクトレンズが汚れていたため視力低下を起こしていました。さらのレンズに変えると見えました。2年ぶりの眼科だそうです。いろいろありますがコンタクトレンズをかえて見えるならよかった。

エピペンの管理

エピペンの管理はどうされていますか?説明書には15から30度で冷所保存と書いてあります。つまりエピペンは車のバンパーや冷蔵庫の中はいけないことになります。なぜいけないのでしょうか?エピペンつまりアドレナリン自己注射器は精密に作られています。いざという時に針が飛び出さなければ何の意味もありません。そこでエピペンのまわりの温度差が大きな問題になります。温度差でエピペンという器械が壊れる可能性があります。エピペンの主成分であるアドレナリンは40度で放置しても大丈夫ということです。冷所保存といってもいろいろです。

テネリア

テネリアがいよいよ本日発売です。期待のDPPー4阻害剤です。半減期24時間つまり長時間にわたり有効です。20ミリグラムの剤型のみです。40ミリグラムつまり2錠まで増量可能です。糖尿病のお薬ではアクトスとSU剤しか併用できません。肝臓や腎臓の機能低下に対しても優しそうな感じです。朝昼夕いつ飲んでもよい薬です。田辺三菱と第一三共の併売です。将来的には併用薬が増えることが期待されます。

アシナガバチ

エピペン処方してもらえますか?とのおといあわせをいただきました。夏場は八チのアレルギーのアナフィラキシーのために持っておこうという人が多かった。今日の方は食物アレルギーの方でした。エピペンが保険適応となりちょうど一年です。私のクリニックの換気扇にアシナガバチの巣が見つかった。自動ドアから侵入するのかと思っていましたが換気扇の中に巣つくりそこから侵入していました。一日に3匹くらいは入るので室内に巣があるのかと思案していました。アシナガバチは芋虫などめしあがるそうです。そして夜になると巣に帰ってくるそうです。退治するなら夜です。ところが特製?の換気扇の吹き出し口が外れないからまたひと騒動です。パナホームさんに連絡しました。水曜日でしたがきちんと対応してくれました。しかし、換気扇が外から外れないようになっておりタイルを割らないと外からとれないとのことで明日室内から蜂の巣を除去することになりました。換気扇もう安心です。近頃ホームページの[アクセス]をご覧になる方が大変多い。なんでかな?今年は蜂の被害が多いそうです。

漢方薬で調子よい

漢方薬で調子が良いといわれた。うれしい限りです。夏バテしておられる方が多いようです。わたくしもお盆は田舎の内科病院で当直させていただいたので8月14日はゆっくり休みました。はっきり言ってばてているようです。年です。水曜日の午後は休診にしようかとも思います。どのような漢方薬で調子が良いといわれるかというとあたためる薬です。附子とか乾姜などあたためる生薬が配合されたものが人気です。みんな夏冷えしているようです。わたくしにはテレビがありませんのでオリンピックをクーラーの中で明け方まで視聴することはゼロでした。毎日暑いですが元気を出す生薬には人参や黄耆があります。それよりも温裏薬の附子や乾姜の方が有効なようです。後は消導薬の入ったものです。神曲や紅麹などが入ったものも人気でした。冷たいものの食べすぎでしょうか?点滴神話は?まだまだ暑い日が続きます。