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イモバックスポリオ皮下注

一部の方にとっては待ちに待ったイモバックスポリオ皮下注を今日から接種始めました。0歳児のお子さんでしたが泣きもせずあっという間に終わりました。21日後以降に又接種することになります。インフルエンザが流行期に入る前に不活化ポリオつまりイモバックス皮下注の接種が終わるとよいですね。0歳児と6歳から7歳6か月の方のみ優先で子宮頸がんワクチンの不足を教訓とした予防接種のスタートです。需要と供給のバランスはワクチンを一切うたない人、自費で不活化ポリオワクチンを接種した人の数が読めません。不活化ポリオ単独ワクチンは供給が需要をうわまわるはずです。4種混合ワクチンを含め不活化ポリオワクチンは不足にはならないと予測されています。当面3年間は56日ルールは適応されません。自費で接種した人はどうすればよいか?講演会で聞いた話ですと追加免疫として7歳6か月までの終わりの方にうつのも一つです。フランスかどこかでは6回接種するそうです。

予防接種法2類疾病

予防接種法2類疾病は個人の発病またはその重症化を防止して併せてこれによりその予防に資することを目的としてこの法律の定めるところにより予防接種を行う疾病とされています。個人の予防に比重、積み重ねとして集団予防を目的として「高齢者インフルエンザ」があります。だから65歳以上になるとインフルエンザの予防接種が無料ある胃は安価になるのですね。更には60から65歳未満の慢性高度の心・腎・慢性呼吸器機能不全も同じ根拠に基づいて予防接種法の対象疾患とされています。

生薬につく虫

生薬とは漢方薬の成分として使う草根木皮などのことをさします。名古屋の松浦薬業さんが面白い資料を作られていましたよ。最近漢方薬の話題が少ないと自分でも思います。松浦薬業さんは山椒は小粒でもピリリと辛いを絵にかいたような漢方薬の会社です。松浦薬業さんは少ない医療情報伝達者で運営しています。生薬につく虫には何があります。さっぱり見当がつかないですよね。生薬自体を見たことがないからです、代表的な虫してジンサンシバンムシが挙げられるそうです。シバンムシは欧州でdeath watchと言われています。直訳してシバンムシです、人間のミイラと一緒に見つかったことに由来します。別名クスリヤナカセの名があります。ジンセンは人参のことをGinsengto言うことかに由来します。チャタテムシは虫が鳴くと障子が共鳴して抹茶を立てる音にて聞こえることから江戸時代につけられたそうです。聞きなれない虫の名ばかりです。松浦薬業の漢方薬を使っておりませんので利益相反COIはありません。

麻疹風疹ワクチンの3期と4期

現在5年間の措置で麻疹と風疹ワクチンの予防接種が中学1年生と高校3年生には第Ⅲ期と第Ⅳ期という形で無料で受けられる。2005年3月までの措置です。この措置が延長になるかどうか?関心のあるところです。現時点では延長にならないそうです。なぜなら過去の実績と政令都市へのアンケート結果から麻疹と風疹ワクチンの3期と4期の延長による効果は限られると考えているからです。今年高校3年と中学一年生の保護者の方麻疹風疹ワクチンをインフルエンザが流行するまでに接種されてはどうでしょう。今風疹が流行っています。対象者の多くは30歳代の男性です。これは1995年の予防接種法改正までは男性は麻疹風疹ワクチンの接種をしていないからです。2004年以降先天性風疹症候群はほとんど発生していません。1期2期の麻疹風疹ワクチンは95パーセントの接種率です。いまやにほんははしかの輸出国ではありません。もうひとふんばりだそうです。A型肝炎ワクチンが品薄だそうです。海外渡航者が多いからでしょうか。ひも付き商品しかないといわれましたよ。HPのアクセスのところをクリックしている人が大変多い今日この頃です。初回来院患者さんの数と合わないな。不思議です。誰が何のために。

とうがらし

日本では七味とうがらしといい、七つの成分から構成されています。カプサイシンは新陳代謝を促進します。やせるかも。医療を温め消化を高めます。皮膚の光沢をよくします。たべすぎるとのぼせやいらいらがつのります。唐辛子、黒皮、黒ゴマ、白ごま、山椒、生姜、青海苔の七味です。唐辛子は漢方薬ではなくオランダから入ってきました。湿布にも唐辛子が入ったものがあります。山椒やゴマ等身近なものが入っています。吉野家で牛丼にかけたり、かつ丼にかけてりだれが考えたんだろう。唐辛子はは日本に入ってきてそのあと明の時代に中国に伝来したそうです。中医学では温裏薬として分類されています。温裏薬とはおなかを温める薬です。

イモバックスワクチン本日発売

イモバックスワクチン本日発売です。アメリカに遅れること15年、英国に遅れること8年そしてアジアのマレーシアに遅れること4年不活化ポリオワクチンが本日発売されます。不活化ポリオワクチンの名前をイモバックスといいます。イモバックスポリオ皮下注は7月までに生まれた子供用ワクチンです。11月に発売予定の4種混合ワクチンが2種類あります。8月以降に生まれた子供用として製造されるクアトラバック皮下注シリンジ、テトラビック皮下注シリンジイモバックス皮下注シリンジとの違いは何があるでしょう。1型から3型のポリオウイルスが入っているのは同じです。イモバックスはソークワクチンです。ソークワクチンは人の名前から命名されており、ソーク株は世界中で今まで使われてきた株です。セービン株は日本から世界に発進するワクチン株です。テトラビック皮下注シリンジやクアトラバック皮下注シリンジにはセービンカブが入っています。同じ株のワクチンを接種するという考えからイモバックスを途中でクアトラバックやテトラビックに替えないことになっています。

テトラビック皮下注シリンジ

テトラビック皮下注シリンジは沈降精製百日咳、ジフテリア、破傷風そして不活化ポリオワクチン〔セービン株〕の4価混合ワクチンです。クアドラバックともともと同じ株のポリオウイルスからできています。不活化ポリオワクチン単独は短い命かもしれません。だから個人輸入の価格に比べて高い薬代に設定されています。つまり4価混合ワクチンが発売されますと不活化ポリオ単独に対するニーズは確実に減少します。みんな三種混合ワクチンと不活化ポリオ単独を別々に接種するよりも4種混合ワクチンに移行します。クアトロバック皮下注シリンジとテトラビック皮下注シリンジどちらが人気商品になるのでしょう。きょうは姫路ではワクチン研究会があります。テーマは不活化ポリオワクチンです。それにしてもブログの人気がすごい。毎日、診察におとづれる患者さんさんは近くに若い男前の眼科医登場で若いお母さんを中心に減少したがブログは人気です。毎日お読みいただいてありがとうございます。

山椒

山椒の入っている漢方薬には医療用漢方製剤NO1の大建中湯があります。ウナギのかば焼きにかける山椒はなかなかおつなものですな。しかし、ウナギは高価なものになりました。わたくしが小学生のころ夢前川の書写の橋の下にうなぎが獲れた。本当です。わたくしが獲ったわけではなくよしのぼりを獲りに来たひとからうなぎが捕れたといただきました。当時、姫路市立曽佐小学校にはプールはなく書写橋の下で泳いだものです。家に持ち帰ったウナギはしばらく生きていました。その山椒ですがわたくしの生まれ育った家には大きな山椒の木がありました。毎年5月には実と葉を佃煮にして食べたものです。その辛みはサンショオール魚の臭みを消すさらに食欲増進作用を持ちます。おなかを温め血液循環を改善します。体内の余分な水を排泄します。山椒の葉は吸い物。山椒の実は煮物によく用います。四川料理によく用いられます。

高齢者喘息

気管支喘息はアレルギー疾患です。高齢者喘息とは65歳以上の方の喘息です。喘息死の87.5パーセントは65歳以上の高齢者喘息です。非アトピー型喘息です。重症が多いです。合併症には心不全、COPD,GERDなどがあります。服薬コンプライアンスにも問題がある場合があります。DPIつまりドライパウダーがよいか?pMDIつまりエアゾールがよいか。特に75歳以上では手技の問題があります。高齢者喘息は成人発症喘息の約半数を占めます。2010年の日本における喘息死は2065人です。目標だった3千人を達成できています。高齢者の喘息はCOPDとの鑑別が問題になります。喘息の定義は絶えず進化してきました。今日は慢性咳嗽の勉強に姫路に診察終了後行きます。1958年に広範な気道狭窄、1962年に気道過敏性、1992年気道の慢性炎症性疾患という概念が定義に加わりました。今日来られた患者さんが冬になるとそして乾燥すると咳が出る。フルタイドを耳鼻科で処方されているとのことでした。きっと咳喘息なんでしょうね。しっかり勉強してきます。眼科でこんな話をしているのはここだけでしょうね。このブログの検索キーワードの一番にテネリアが登場しました。新しい糖尿病治療薬です。話は変わりますがわたくしの愛車は日本製のブリジストン自転車です。高級外車なんて興味ありません。話の展開が読めないのがこのブログの特徴です。私はノート代わりにこのブログで勉強したことを復習しています。

なぜか

「なぜか」とたずねられたらどうお答えするとよいのでしょう。困ってしまうことが多くあります。インフルエンザの予防接種の料金が医療機関により違うのはなぜか?と聞かれたらお答えに困ります。無難なのは自費診療だからと答えることでしょうか。安くすると国産ですかと聞かれる。不活化ポリオ単独やヒブ、肺炎球菌ワクチンすべて輸入ものです。ドライアイの方がはじめての診察にお越しになった。前にかかっていたところではそんなこと聞いていない。なぜ前医はそんなこと教えてくれなかったのでしょうか?難しい質問です。さらに目薬を使いながら涙店プラグも入れるのかと聞かれたりする。答える方はもっと難しい。これはなぜでしょうか。前医を批判することは避けたいと考えているからです。或いは誤解を招くことがあるからです。ネシーナとセイブルが出ている糖尿病の患者さんネシーナなら飲むがセイブルは嫌だ。なぜなら他医にてセイブルは?といわれたそうです。親切心でお答えしても受け止め方は様々です。