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帯状疱疹と水痘ワクチン

帯状疱疹の予防に水痘ワクチン接種は有効な治療方法です。水痘ワクチンは阪大微研の高橋先生が考案されたものです。名前の通り水痘ワクチンは水痘の予防が本来の目的です。水痘ワクチンには帯状疱疹や帯状疱疹後の神経痛の予防という適応症はありません。しかし、これは目的外使用に当たり何か副作用が出たとき補償がない。先日不活化ポリオの話をしていたとき、不活化ポリオには補償がない、何か起こったとき困る。」というはなしをされたおかあさんがいらした。言葉はむずかしい。定期予防接種化されていない不活化ポリオには補償がないのであり定期予防接種自体に補償はある。高齢者ほど帯状疱疹後神経痛は発症しやすい。

単純ヘルペス感染症

暑さのせいかヘルペスの人が多い。単純ヘルペス感染症私の世代では90パーセントですがきれいな環境で育った平成生まれの人は50パーセント以下の抗体保有率です。単純ヘルペス感染症には1型と2型があります。初感染では1型単純ヘルペス感染症は7割、2型単純ヘルペス感染症は3割です。単純ヘルペス感染症は無症候性排泄がある。ここが帯状疱疹と違うことです。アトピー性皮膚炎に合併する重症型をカポジ水痘様発疹症といいます。入院して点滴です。最近、あまり見ないのは開業医だからでしょう。再発するのは単純ヘルペスⅡ型が多い。無症候性排泄が続くため頻回に再発する。単純疱疹が発症する前に尿閉が起こることがあるそうです。皮疹をともなわないヘルペスは難しい。ところで眼科疾患である角膜ヘルペス専用のキットがあることをご存知ですか?今年のうちに眼科以外でも使用できるようになるそうです。

水痘ワクチン

水痘ワクチンは日本で開発された弱毒生ワクチンです。90パーセント以上に発症予防効果がある。成人には免疫賦活作用がある。米国では水痘ワクチンの2回接種が義務付けらています。帯状疱疹の予防にも有用で60歳以上に接種するとよいとされる。帯状疱疹後神経痛はとても痛い。帯状疱疹後神経痛の予防には水痘ワクチンの接種が進められる。

駅前での恐喝

最近このブログを読み患者さんからいろいろ尋ねたり尋ねられたりしたことが駅周辺での恐喝事件です。かなり日常茶飯に恐喝はあるようですね。こわいこわい恐喝。恐喝から自分を守るためには友達を売ることもあるようですね。恐喝の対策としては小銭を入れた財布を持たせる。被害を最小にすることが可能な場合があるとのことです。コンビニなどに駆け込める状態なら駆け込む。そして110番です。防犯ブザーを持たせるだけではなく使える状態にする。鞄を背負っている小学生にはなかなか難しいことです。一人では行動しない。出来るだけ独りにならない。ゲームセンターやパチンコ屋さんの近くへは行かない。お金を渡すと何度でも要求はエスカレートする。そのうち自殺に追い込まれることもある。家に帰ったらすぐ報告するよう子供を教育する。武道は女子こそ学ぶべきである。姫路の駅前とは限らずカツアゲは起こっています。進学塾へ行く子はだれでもわかります。毎年甘い汁を吸っている可能性があります。こんな奴は許せません。本当は開業医やめて市会議員にでも立候補して姫路駅前の恐喝ことカツアゲ絶滅に尽力したい。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹後神経痛は高齢者によくみられるつまり位多くみられます。帯状疱疹後神経痛は急性期のペインクリニックでは大変有効ですが慢性期ではそれほど有効ではありません。帯状疱疹の後発部位は三叉神経第一枝の領域が多く次は胸椎領域です。薬としてはとランセットやリリカが使われています。リリカはブレガバリン抗痙攣薬のガパペンの類似薬です。至摘内服容量を決める過程が必要です。至適内服容量はタイトレーションといいます。②5mgでは聞きません。75mgでは眠いといわれてしまいます。腎機能低下例では要注意です。トラムセットはドラマドールとアセトアミノフェンの合剤です。非ガン性疼痛の薬です。吐き気に注意が必要です。漢方でといわれる方も多い分野ですが難しいですね。非麻薬とはいえ漢方薬の方がやさしい気がします。ブロックも急性期ほど有効との見解になってきています。帯状疱疹後神経痛の治療にはきめてはありません。これが現実です。

重複診療と混合診療

無診療投薬の禁止のつきましては何度も記載しました。重複診療とは同じ病気で複数の医療機関を受診するドクターショッピングすることを防ぐなど一定の役割と目標をもっています。混合診療は自費と保険の併用です。たとえば、胃カメラを受けてその写真に対し自費を払うことです。血糖の自己測定器をかりて預り金を受け取るのはよいのですが売るとつまり販売すると違法です。保険の決まりは難しい。

恐喝事件

姫路駅周辺における「小学生を狙った恐喝事件」がこわいので夏期講習には送り迎えを行うようにしてます。この件に関して犯人が人相を変えるといけませんので人相はあえて触れておりません。駅前は人どうりが多く見守りがなされているようで一歩路地裏に入ったら不確定要素が多いようです。絶対隙を見せないことです。そしてひとりでは、こどもだけでは行動しないことです。できるだけ広いと折を通ることです。バスなど利用する場合はバス停まで迎えに行くのも有効だと考えます。よく頑張ったねというメッセージにもなります。

0歳児の予防接種

生後2か月になると姫路市では無料でヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチンの予防接種がはじまります。というかヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチンの接種券が送付されます。そうするとどうしてよいかわからないがとりあえず医療機関へ電話予約することになります。小児肺炎球菌ワクチンでは発熱とともに局所の発赤と疼痛、腫脹がみられることがある。発熱も局所の反応も結構おこります。お父さん、お母さんそしておじいちゃんとおばあちゃんを巻き込み大騒動になることがあるようです。あかちゃんの腕をたまたま触ると何かある。かたいしこりがある。心配ですよね。子供のことになると保護者も必死です。大津市をはじめとしたいじめ問題も同じです。保護者にとっては一生不登校になるかもしれない。そう思うと死んでも死にきれません。一方の保護者は被害者をモンスターペアレントにすればという発想になる。全国各地できっとこのようなことがあるんでしょうね。BCGの接種の後なんてもっと心配ですよね。シルがでたり腕の場所が低かったりすると一生ものですものね。

春季カタル ブログ 治った

「春季カタル ブログ 治った」で検索していただいていたので同じように検索しました。確かにヒットした。なかなか簡単に治らないのが春季カタルです。アレルギー性結膜炎の重症型が春季カタルです。春季カタルはアトピー性皮膚炎に合併し眼瞼型と輪部型に分かれます。眼瞼型はコンタクトレンズ装用者の巨大乳頭状結膜炎にかなり似ています、巨大乳頭状結膜炎は糸や義眼、コンタクトレンズなどの異物に対するアレルギー性結膜炎です。輪部型は輪部の増殖性病変が主です。なかなか治療は難しい。わたくしは主にリンベタPF点眼液とタリムス点眼液を併用しています。なかなか治りません。アトピー性皮膚炎には漢方薬を併用しています。

ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインとバリアフリーについて調べる宿題が子供にだされた。恥ずかしいことですがユニバーサルデザインなど聞いたことがなかった。子供以下の知識かと思うといやになった。ユニバーサルとは普遍なという意味です。したがって「誰でも」という意味になるのでしょう。どちらも優しさをテーマとしており、目指すことは同じですが体が不自由な方に対応するのがバリアフリーです。一方、すべての人に対応するのがユニバーサルデザインです。