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診療拒否

院外処方箋を発行している医療機関で患者さんの無理を聞きすぎると保健医療機関停止になると書いてありました。具体的には薬局に患者さんがいき薬がほしいと言って良心で出したところ患者さんがが心筋梗塞でなくなった。家族は何というでしょう。更に厚生局は何というでしょう。無診療投薬で医師法違反につき保険医停止になるかもしれない。警察からも問い合わせが入るかもしれない。わたくしどものクリニックには依然常習犯がいた。お昼休みに電話をしてくるとかどうしても診てほしいと時間外に電話をしてくる。来れば同じ人です。最近はブログで盛んに無診療投薬について書くので改善されました。親切も時と場合によります。もっとひどい例は生活保護の方で土曜日午後に電話がありお断りすると診療拒否だと言われた。生活保護になると受給券がある。一回一回保険証がないため市役所へ行き受給券をもらう必要がある。お昼寝をしているので一時間後に受診しますといわれ断ると「診療拒否」といわれた。生活保護指定医療機関ではないのでこれは診療拒否ではありません。

子供の変化

子供の成績が急に下がったとき、急に字が汚くなったとき、計算ミスが多くなったときには子供に何か起こっている。間違いない。よく子どもを見守ることが大切です。疲れているだけのこともあるかもしれない。今はありえないようなことが起こる世の中です。尿検査の検尿コップに穴をあけて喜ぶ愉快犯もいるそうだ。心因性視覚障害は学校健診で多くが見つかり自覚症状がない。困った様子がない。左右の視力が同じなど特徴的です。単なるめがねかけたい願望は比較的簡単です。両親が離婚したり大きなエベントがあったときも比較的原因は推測しやすい。原因が全く分からない子供がむずかしい。年少の兄弟がいるときも比較的容易です。姫路に警報が出ているみたいですね。学校へ行ってる子が前を通っています。クリニックのまえを中学生が学校通過している。声をかけたいが不審者と間違えらると困るのでやめておきます。中学生の生徒さんみんな帰りだしました。よかった。

出来るだけ多く

出来るだけ多くという言葉を診察しているとよくきく。耳にタコができた。これほど不快感のある言葉はすくない。もう言わないでほしいとおもうのはわたしだけでしょうか?何かといえば薬の処方日数です。ひと月の平均受診日数は1.05回というのがわたくしのクリニックの現状です。一期一会ならぬひと月に一度も会わない人が多い。十分な薬を出しているはずだ。それでも同じことばかり聞くと毎日うんざり。診察を重ねると見えないものが見える。無診療投薬だから薬だけはでないというとたいていは受診しなくなる。ステロイド外用薬が出ていても母親が平気で薬をとりにくる。このような方に限り医事紛争に至るのだろう。確信犯は昼休みに電話してきて薬の処方を希望する。待たなくてよい。夕方からは幼児教室がある。今くれないなら耳鼻科へ行くといわれる。どうぞご自由に。中学校まで医療費無料化されているところへ行けばもっとひどいことになっているのだろう。国に罰金払ってまで医療費払うこと免除する必要はあるのかなあと思いませんか?

龍角散

龍角散の漢方ゼリーを試された方はいらっしゃいますか?龍角散の漢方ゼリーをわたくしは東洋医学会の展示ブースで初めて食しました。龍角散の漢方ゼリーと苦い苦い黄連解毒湯エキス顆粒と混ぜ合わせるとかなりマイルドなお味になりました。龍角散の漢方ゼリーにはチョコいちご味とコーヒー味があります。万能ではなくごっくんとのみこむことがたいせつです。今日から大杉製薬の葛根湯の錠剤も使うことになりました。第62回東洋医学会総会に参加させていただきました。東洋医学会は質素な学会です。今はどの学会も5年間に一回は総会に参加することが専門医の更新に必要になっています。京都なので参加させていだだきました。姫路の先生は先生が一人目ですとくすりやさんにいわれました。そんなこんなでぶらぶらと展示ブースへ行きました。そこで出会ったのが龍角散漢方ゼリーでした。

コソプト点眼液はすごい

日本でいま注目されている緑内障治療薬はコソプト点眼液かもとおもっています。コソプト点眼液はドルゾラミドとチモロールの合剤です。緑内障治療薬の2番手にコソプト点眼液があがってきました。コソプト点眼液の眼圧下降効果とアドヒアランスが支持されたものと考えます。コソプト点眼液は一滴の点眼でで二回点眼することと同じです。コソプト点眼液は韓国では緑内障の点眼液の30パーセントのシェアを有しています。お隣の韓国と日本人は遺伝子が似ているとされています。今、コソプト点眼液は日本では10パーセント弱のシェアと聞きます。一般名ラタノプロスト点眼液の出現で緑内障治療は大きく変わりました。手術が減りました。コソプト点眼液も海外ではドルゾラミドが2パーセントです。日本では1パーセントです。なぜ日本では2パーセントが発売されないのでしょうか?

アイファガン点眼液に期待する

アイファガン点眼液は海外ではアルファ眼点眼液として緑内障の進行予防に約15年の実績がある。アイファガン点眼液0.1パーセントをまだ処方したことがない。その理由は他の医師から聞いたが眠たくなる人がいるそうです。まさかアイファガン点眼液という目薬で眠くなるとはだれも思っていないのではなかろうか?LPGSつまり低眼圧緑内障スタデイというのがありアイファガン点眼液を使った群では緑内障の視野の進行を優位に抑制できたらしい。しかし、そのデータは0.2パーセントのものだそうです。日本で発売されたアイファガン点眼液ははLPGSとは更に添加物が違う。塩化ベンザルコニウムが入ると角膜障害の発生率が上昇するがその角膜の傷により点眼薬の全貌内への移行性が上昇する。海外のものと日本でのデータは単純には比較できません。ドルゾラミド配合の点眼液も海外では2パーセントだそうです。他科が目薬されど目薬。海外ではアルファガン点眼液の名で非常に使われているアイファガン点眼液効果と副作用はどうでしょうかね。眼圧下降しなくても視野進行を抑制できるなら素晴らしい薬です。

海外渡航と予防接種

海外渡航の季節です。最近、毎日のようにA型肝炎ワクチンの予防接種についてなぜかお問い合わせがある。東南アジア方面に渡航される大学生の方のお母さんからの電話です。A型肝炎は昔は具体的に言うとわたくしが中学生のころ同級生がかかりました。まだ水道も十分整備されていなかったためでしょう。またかきの生食が関与するとされた時代もありました。カキの養殖のエサに問題があったようです。老婆心ながらB型肝炎ワクチン同様にA型肝炎ワクチンは3回接種しないと抗体がつかないとされています。海外渡航前に一度だけ接種して抗体がつくと勘違いされている方が大変多い。B型肝炎ワクチンは医療従事者ならみんなうっています。3回接種して初めて抗体ができるかどうかという世界です。早い目の接種をお勧めいたします。

シムビコートタビュウヘラー

シムビコートタビュヘラ―は2010年にアステラスとアストラゼネガ社から発売された気管支拡張作用とステロイドによる抗炎症作用がある吸入薬です。シムビコートは喘息の方が普段から吸入するために使うのが一般的です。ところがこの度喘息発作時頓服的につかえるようになります。画期的です。

小児肺炎球菌ワクチン

Hibと肺炎球菌ワクチンをお願いしますと電話が鳴る。来られてみると子供さんはおひとりだ。しかも2か月のべービーです。お母さん怖くないですかと申し上げると怖いとおっしゃる。じゃあHibだけにしましょうというと納得される。小児肺炎球菌ワクチンは発熱率が高いのでHibから接種することをお勧めしている。いろいろな方がおられる。来院されてから接種するか悩む人も意外と多い。もう少し保健所の予防課の方に相談されてからご来院いただくと助かるのですが。0歳児で主に接種する小児肺炎球菌ワクチンのプレベナーやヒブワクチンを予防接種する間隔ですがおおむね一か月あけることになってます。三種混合ワクチンは3週間あけることになっています。不活化ワクチンは一週間間隔で接種可能です。同時接種が始まり短期間で8人もの尊い命が失われたことをご存知ない父兄も多い。

これからのコンタクトレンズ

コンタクトレンズアレルギーについては以前も記載いたしました。毎日毎日あまりにも多いのでまた記載しておきます。原因はこすり洗いを20回以上しないからです。ソフトコンタクトレンズは違和感もなく装用は簡単にできる。中学・高校になると部活に属する。それが終わったら塾。休日も試合でつけっぱなし。メガネなんて持っていません。学校からけがで受診して視力を測るとコンタクトレンズをはめて0.3、角膜内皮細胞の数を測定すると減少している。或いは大小不同著明こまったなあ。痛くもかゆくもないから甘く見る。そこに金儲けのためにコンタクトレンズクリニックが付け込む。厚生労働省はコンタクトレンズの処方箋なんて決まりつくっていません。どんなふうに利用又は悪用されるかわかりません。