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僧侶派遣会社

今日の新聞に僧侶派遣会社の税逃れがのっていました。葬式に僧侶を派遣する会社のようです。寺院にとって葬式は収入源です。そのお金で寺が維持されているのです。昔から坊主丸儲けというように非難されやすいのがお布施です。しかし、寺に住めばわかりますがすごいストレスです。不在にしていると昼来たけどおらんかったといわれたり、だからか寺の跡継ぎがいないという寺院が結構多い。庭も広いところが多い。落ち葉は気ままに庭をあらす。須佐からしをまいても追いつかない。衣も位が上がれば上がったで買い替えになります。お付き合いも広い範囲をカバーします。お葬式のお布施や戒名料は寺の管理において大きな資本です。派遣会社に登録しなければやっていけない僧侶も大変です。不動産や檀家の数で寺も持てる寺と持てない寺に分かれます。これはどうしようもないことです。持てない寺の檀家になればそれだけ寺を支えなければならない。少子高齢化の波を何とかしなければならないが子供手当が児童手当に戻るこの世に希望は少ない。

化学外傷

化学外傷とはアルカリや酸性の化学物質を目に入れることで角膜に障害がおこることです。化学外傷のなかで酸性では凝固壊死、アルカリでは融解壊死が起こります。5歳の子供に硫酸入りの点眼液をささせて逮捕されたニュースが報道されていました。アルカリ外傷の方が一般的に恐れられています。それは融解の方は凝固よりも怖いということです。アルカリ性のものが入ると時間とともに融解が進んでゆきます。化学外傷の時はとにかく洗う、とにもかくにも目を洗うことです。風呂場でシャワーで目を洗うことをお勧めしております。化学外傷でも酸性の方がまだ凝固するのでましです。アルカリ外傷で怖いものは運動場の白線です。昔は水酸化カルシウムこと消石灰でした。雨が降れば消えることが売りでした。いまだ目に入っても大丈夫なように代替え品が使われています。炭酸カルシウムです。雨が降っても消えません。白線がいつまでも残ります。高価なようです。学校で使えても球技大会ではまだ消石灰が結構使われているようです。炭酸カルシウムは水に溶けないんですよ。

目の位置

ウマの目は何処についていますか?馬の目は横面についています。一方、ライオンの目は正面についています。正面につくことで物が立体的に見えます。獲物までの距離がわかります。ウマは目が横につくことで左右に広い範囲が観察できます。早く敵を発見できます。さるの目は正面についています。木から木に移るとき正確な距離が分かるように正面に目がついています。

ムシと聞いて何を想像されますか?虫を想像しました。夏が近いからでしょうか?虫には鳥、獣、魚のどれにも属さないものです。かえるは漢字で書くと蛙です。爬虫類の蛙に虫が使われています。おたまじゃくしは足が生えているから虫に分類されたのでしょうか?ちょう、か、はちは脊椎動物です。へびは無脊椎動物です。漢字で書くと蝶、蚊、蜂、蛇戸いずれも虫が使われています。二十四節期が現代日本の季節と合わないこととよく似ています。花鳥風月は大切にしたいものです。粒粒辛苦努力してゆきたいものです。昆虫の特徴はからだが3つにわかれ足が4本あります。したがってダンゴ虫は昆虫ではないそうです。節足動物に足があるのは動きやすくなる為です。節足動物はクモ類、昆虫類、多足類、甲殻類の4つにわかれます。動物を殺すのは医学部の学生になると当たり前のことです。女子学生も生物の実験で殺さなければなりません。蛍が舞う季節です。夢前川沿いに蛍を取るなという趣旨の看板が立っていました。ほたるは見て楽しみたいものです。地震でごみが下流へ流れると困ります。

アレグラ

抗アレルギー薬で世界に通用する薬がアレグラです。アレグラといえばインペアードパーフォーマンスです。わたくしが処方した鼻噴霧ステロイドと漢方薬の組み合わせよりもアレグラの方がましと患者さんに言われた。ましです。アレグラは一番眠くならない抗アレルギー薬といわれています。しかし、一方10人に1人は眠くなるともいわれています。インぺードパーフォーマンスということばを広めたのもアレグラです。インペアードパーフォーマンスは知らず知らずのうちに作業効率が落ちていることです。だから危険です。本人は大丈夫と思って車の運転をしているのです。インペアードパーフォーマンスは脳内にヒスタミンが移行することで生じます。インペアードパーフォーマンスなら漢方薬に一日の長があるとかんがえています。全く眠くならないからです。昨日はたくさんのアクセスありがとうございました。やりがいならぬかきがいがあります。

眼科はなぜ予約制ではないか

眼科はなぜ予約制の診療をしないか。開業以来予約できますかというご連絡をいただきます。しかし姫路市内を見渡したも眼科は1件を除いて約診療していません。近隣の市町村を見渡したところコンタクトレンズ診療以外で予約診を実施しているところがあった。コンタクトレンズ診療を予約制にするとITに強い若年層が予約を支配してしまうという危険性がある。ご老人にやさしくないクリニックのイメージが定着する恐れがある。昔のように老人のサロン化した眼科はすくない。めがねの処方箋や視野検査、初めてのコンタクトレンズの指導など時間がかかるケースと再診ではおひとりあたりの時間が大きく変わる。雨が降ったら来られないかもわからない。暑くても寒くても何の連絡なく来られないかもしれない。病院のように2時間も3時間まってはもらえない。30分まったら帰ろうか?まだとかいろいろ難しい。学校から帰ってくのが16時です。それから来られると16時代に混み合うののは見えている。

網膜中心静脈分枝閉塞症

5月に多い病気といえば何を思い浮かべるか?わたくしは網膜中心静脈分枝閉塞症を思い浮かべます。網膜中心静脈分枝閉塞症は多い年で7眼から9眼の治療経験がある。原因は高血圧症が多い。眼科臨床医報の鉄欠乏性貧血が原因で発症した網膜中心静脈閉塞症の報告をした経験がある。しかし、中高年以降になると高血圧が原因となることが多い。そして、この病気は一度よくなるが高血圧の治療をしっかりしないともう片方の目に発症したことも経験した。五月は意外と温度差が多い。今年の五月もそうだ。あわてなくてもよいのにあわててしまうそんな病気が網膜中心静脈分枝閉塞症です。まずは血圧の治療です。早朝高血圧の可能性はないだろうか?血圧は生き物です。絶えず変化しています。予後がよいだけに原因をしっかり究明し治療してほしい。今日の姫路は晴天です。天体観測にはもってこいです。

突合点検調整額通知票

今日各姫路市内の各医療機関に社会保険診療報酬支払基金から突合点検調整額通知書なるものが送られてきたに違いない。ナゾネックス点鼻薬を一本処方しアレルギー性鼻炎の病名漏れのため査定され今月の当院の診療報酬から減額された。ここからが問題です。保険薬局は調剤料なるものが算定されています。それも減点されるのが今日この頃です。話は変わりますが、このたびは医療事務の募集にたくさんの方からご応募いただきましてありがとうございました。このようになかなか医療事務は特殊な事務職です。更に高血圧のアムロジンも査定の対象になりました。今日通知がきたなかでうれしいこともありました。暗中模索し四月分のレセプトはゴールデンウイークにこのブログを書きながら頑張ったので査定ゼロでした。ほっと一息です。以前ならくすりが査定されるだけでしたが保険薬局の調剤料も査定されるようになりました。ほんとに大変です。一年前のレセプトが査定されることもあります。五里霧中の中査定ゼロをめざしています。近畿厚生局の公表する眼科の平均点数が私どもの平均点数です。わたくしどもが平均的な治療をしているあかしです。

色の確認表

医学書院から出版されている「先天色覚異常の方のための色の確認表」をご存知ですか。先天色覚異常は色が見えなのではなく色を見分けることができないことがある病態です。先天色覚異常は男子では20人に1人とかなり多い。先天色覚異常は思ったよりも多い病態です。そのような方に医学書院から出版されている「先天色覚異常の方のための色の確認表」をお勧めいたします。3000円と手軽な価格設定となっております。カラーなので個人での購入がよいと思います。先天色覚異常の方が同様に間違えるかを親として身近に体験できます。

アトピー性皮膚炎の検査

アトピー性皮膚炎の検査といえばどのようなものを思いつかれるでしょうか?新しいものとしては塩野義製薬のHRT,TARCが挙げられます。TARCはアトピー性皮膚炎の病勢をモニタリングすることで良好なコントロールを目指すものです。皮膚炎の程度を短期の変化を鋭敏にとらえます。HRTはヒスタミン遊離試験のことです。原因を検索する検査です。食物アレルギーに対し生理的につまり生体内に近い状態で測定します。また、夏のアトピー性皮膚炎の増悪因子である汗の自己抗体を検索することに適しています。いずれも塩野義製薬の商品だから安心です。