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ジクアス点眼液の効果

ドライアイの治療を変える点眼液であるジクアス点眼液ですが、使われている方から最近目ヤニが多くおかしいと苦情が来てます。わたくしてきにはやはり効いているんです。P2Y2受容体拮抗薬というからにはレセプターの反応性がいろいろあると思います。糸を引くようなつまりいかにもムチン様の物質が角膜についています。

アレロックとアレグラ

抗アレルギー薬の世界的な標準薬はアレグラとクラリチンです。そんなアレグラは7から12歳未満は30mgを一日2回12歳以上は60ミリグラムを一日2回服用することになっている。クラリチンは7歳以上は一日10ミリグラム服用することになっている。日本で開発されたアレロックは2.5ミリグラムと5ミリグラムの錠剤があります。さらには細粒があります。2歳以上は細粒で5ミリグラム服用することになっています。2歳と成人が同じ量を服用することにすごく抵抗があるのはわたくしだけでしょうか?どう説明するか難しいところです。薬剤師さんも私にわかるのは添付文書に記載されていることだけですと言われてました。

鼻噴霧ステロイド

鼻噴霧ステロイドに限らず点鼻薬が子供でどれくらい使えるか?という調査がある。幼児では3人に1人、学童では80パーセント抗ヒスタミン薬とステロイドをあわせたデータです。抗ヒスタミン薬が安心でステロイドが危険とは言い切れない。抗ヒスタミン薬の使用で興奮やけいれんをおこすことがあげられます。つまり脳内移行の問題です。鼻噴霧ステロイドはバイオアベラビリテイーが低い薬です。どの抗アレルギー薬とシステイニイルロイコトリエン受容体拮抗薬の組み合わせにも勝るのが一日一回の鼻噴霧ステロイドです。今年は花粉の飛散が少ないからか鼻噴霧ステロイドは不人気でした。ステロイドが怖いからか点鼻薬が嫌なのか花粉の飛散量が少ないからか何が原因なのでしょう。調剤薬局が儲かるのはシステイニイルロイコトリエン受容体拮抗薬と抗ヒスタミン剤です。更にジェネリックを使用すると利益率が上がります。

小麦アレルギー

小麦アレルギーの時どのような検査をするかですが小麦は当たり前ですがグルテンさらにω5ぐリアジンもあります。水に不溶性のω5グリアジン小麦依存性運動誘発アナフィラキシーでは80パーセントの陽性率です。ω5グリアジンは偽陽性率は0.7パーセントです。小麦アレルギーでは必ず運動負荷が必要です。ただし、運動負荷の程度はひとさまざまです。

HRT

アレルギーの検査でHRTはご存知ですか?産婦人科ではHRTとはホルモン補充療法のことですがここではアレルギーの検査のHRTです。HRTはヒスタミン遊離試験のことです。HRTは5項目までが保険適応です。いままでは保険科学研究所が5項目のセットにしていましたが汗の自己抗体の有無などこれだけ調べたいと思う検査項目を調べることが可能になりました。食物アレルギーに関しましてはより生体内により近い形で検査が可能になります。

アレルウオッチ涙液IgE

わかもと製薬のアレルウオッチ涙液IgEをご存知でしょうか?アレルギー性結膜疾患に対する眼科診療の場でその場で患者さんにみてもらうことができる検査です。そのアレルウオッチ涙液IgEが涙液採取に要する時間が大幅に短縮されました。また、アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン2010でアレルウオッチ涙液IgE測定が眼局所の検査としてとりいれられている。アレルギー性結膜疾患のような局所では全身のIgEは役立たずです。RASTの役に立ちません。涙液IgEを調べるのは有用です。もちろん保険適応です。

COI

医学の雑誌を読むとCOIという言葉がよく出てくる。COIは利益相反のことです。子供が不登校になったとき金融機関に土地を探していただいていた時も支店長さんがこれ以上は利益相反のなりますので直接仲介業者とお話ししてくださいといわれました。この度の春季アレルギー学会総会でも利益相反のことが最初のスライドにでていました。特定の企業と癒着のない研究内容であるということを前面に打ち出すことは大変すばらしい。さて今日の日本経済新聞をご覧になりましたか?貿易赤字の原因が皆さん飲んでいる薬だというのです。昨日の荒れる疑学会でも協和発酵キリンのアレロックは何処の区で開発された薬かという問題が答えは「日本」です。今ワクチンも高価なものはみんな輸入品です。生物製剤や抗ガン剤も同じです。輸入品ばかり使ているから貿易赤字が陰ながら拡大しているというのす。

じんましんの原因

じんましんが治らないといってお越しの方は多い。検査しても何も原因が分からないことが大きな要因と考えます。薬を飲むしかない自律神経失調症のような状態です。このようなお薬が無害であればよいが肝障害などを起こす可能性も否定できない。まずはアレルギーの薬を飲むことです。つぎは増量することです。じんましんは以前にも述べましたがアレルギーとは限りません。物理的刺激のみが原因の場合もあります。ところで原因を知りたいと思うのはきっといつまで薬を飲めばよいか先が見えないことに対するいら立ちかと思います。ではクラリチンやエバステルの屯用はどうでしょうか?これはだめらしいです。なぜなら、最高血中濃度到達時間が長いのです。すぐ効かないのがクラリチンとエバステルです。タリオンが即効性では勝ります。検査が有用な物には自己抗体が原因のものがあります。更に薬ですが膨疹の持続時間が長いのはシステイニルロイコトリエン受容体拮抗薬が補助役としておすすめらしいですよ。

日食網膜症の続き

二日続きで日食や太陽が月でかくれる金環食についてブログ書かせていただきました。日食網膜症で一人の被害もないよう啓もうしましょう。金環食と日食網膜症を書いたところ多くのアクセスをいただきました。日食網膜症について追加します。近年日食網膜症の黄斑部の病変はOCTの普及で報告が増えているそうです。日食網膜の自覚症状は直後は幻惑程度なかには無症状ということもあります。徐々に真中が見えなくなる中心暗点に進行します。翌日には視力低下が起こり大騒動になるかも?黄斑変性や黄斑円孔をきたすと予後不良です。魔法の薬と言われるステロイドについてもエビデンスはないそうです。まずは専用遮蔽板の使用と長時間使用をさけることです。

眼科健診

お昼休みは眼科健診に学校へ出向く今日この頃です。昨日なんて8件も電話が着信履歴が昼休みに入っててんやわんや。帰ってきたら今度は花粉症と視力測定が待っています。ありがたいことです。入試問題にはその年の不幸はテーマにならない。これが通説です。今年なら弾丸低気圧は普通はテーマにならない筈らしい。学校健診の中で視力検査はとても大切です。姫路市内特に旧姫路市内は年一回しか行われません。神戸とか阪神間へ行くと秋の視力検診もあるそうだ。身長・体重を学校で年間何回測るかは大きく学校により異なる。色覚異常の検査もあまりなされていなのではないだろうか。小学校4年生で希望者のみ行われる。高校生で初めて色覚の検査を受けにくる人もいる。何が言いたいかわからないとりとめのない文章でした。金環食の日の網膜症の話受けてるみたいですね。本日アクセセス殺到中です。