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はじめてのコンタクトレンズ

はじめてのコンタクトレンズを希望され来院される方が大体毎日2人はおられる。「姫路 西川クリニック」ではもともと中学生はすくなかった。最近はさらに減った。中学生には装着について自学自習を促進しています。大きく目があかない生徒さんが増えている。それは自分がコンタクトレンズを付けたいのではなく部活のために指導者から勧められる場合が多い為ではないかと推定します。まず、下敷きに書いてある説明をお読みいただく。爪を切る。この時爪に未練がある方はダメです。爪は短く切る。まずはいらない。最悪は付け爪です。付け爪を付けたままでできるほど簡単ではない。次は大きく目があくかどうか?目がもともと大きな方は有利です。しかし、怖いという気持ちをもつことは大切です。大きな墓穴を掘る可能性があるからです。アカントアメーバ角膜炎に一度でもかかる大変なことです。1から2か月かけてゆっくりと進行します。気が付くと遅い。水道水にいるアカントアメーバは薬がなく怖い。

コンタクトレンズはいつからはじめるか

3月ごろから「初めてのコンタクトレンズ」を希望されて御来院いただく方が一日2から3人はおられる。成功率が高いのは高校生以上の方です。成功しない中学生は周りから言われてするのが?いちばん大切なのはご本人のお気持ちです。つまり自学自習の精神です。こつこつ毎日行うことです。出来なければもう一度お越しください。発想の転換が必要です。慣れれば当たり前のことです。しかし最初は怖いという気持ちがあった方がよい。高度管理医療機器なんて机上の空論です。インターネット販売という抜け道。できればケアは過酸化水素がよい。そして一度は痛い目に合うののがよい。アカントアメーバ角膜炎の漢方治療で検索した方もこの一週間でおられる。「姫路 西川クリニック」のブログは全国の方がご覧になっておられます。いろいろな検索キーワードでトップページに位置している。アカントアメーバ角膜炎の予防には過酸化水素がよい。マルチパーパスソリューションは殺菌効果がほとんどない。こすり洗いあるのみです。

雇用保険料率

職員を雇用すると絶対加入するものが労災保険さらに週20時間以上で雇用保険です。その雇用保険料率が引き下げになりました。労働者は1000分の5、事業主が1000分の8.5です。なんでも値上げの傾向が強いこの世の中で珍しいことです。医師国保は大阪と兵庫で大きく異なります。今まで、兵庫の方が高かったが今年から大阪の方が高くなります。協会健保の健康保険料率も大阪の方が高い。今日「保険医年金」の勧誘に来られたが医師年金が大幅給付削減になるのを見ると今更加入する気がしない。年金不信は収まる気配がない。年金の一体化も職域加算など困難な道そして関門が多い。

学校での眼科健診

ある都市で眼科健診の有所見者が約50パーセントの眼科の視力検診ですがそれに対し未受診率70パーセントの眼科学校検診にどんな意義があるのかと思うのは私一人でしょうか?もっと教育委員会や学校関係者が受診勧奨したらどうかあるいはもっと保健体育の時間を活用するなど啓もう活動が必要かなと思います。「生徒さんが学校健診なんてほっといたらよい」というんですよ、本当ですかと尋ねられたこともあります。この状態を打破するためには受診鑑賞ではなく受診勧奨なんだということを考え直す必要があるのではないでしょうか。予防接種に対する保健所の方の取り組みを見ららう必要もある。秋に阪神間のようにもう一度検診できればよいと思う。財力もマンパワーも各都市で異なります。兵庫県北部では眼科過疎地域がなくなりましたが学校健診のため休診にして遠距離の学校へ行っている医師もいます。わたくしも大昔はそうでした。受診勧奨の紙を作成する養護教諭のことも考えてください。個人情報保護のためたいへんです。

復興特別所得税

昨日はブログに多数の訪問者がありました。ありがとうございます。復興特別所得税をご存知ですか?みんな2.1パーセントの付加税率が書かてきます。平成25年1月から25年間にわたり消費税増税の上に「復興特別所得税」がかっかてきます。事業主は復興特別所得税を2.1パーセント徴収し納付する義務が生じます。消費税や電力料金だけではありません。今後明るい話はほとんどありません。あるとすればなんでしょう?暗い世の中です。

舌下減感作療法

体質改善といえば漢方薬というのが一般的ですがそうとは限りません。花粉症の舌下減感作療法は韓国が先進国です。逆に日本は北朝鮮などとともに後進国に該当するそうです。舌下減感作療法はスギ花粉の根治療法つまり体質改善の薬としてスギ花粉をパンにしゅませてなめるという治療法です。日本でも一部で行われています。しかし、もし舌下減感作療法が大々的に行われた場合、花粉エキスの不足が危惧されますが大丈夫だそうです。それよりも後に発売されるダニ抗原に対する治療が期待されます。ダニ抗原に対する減感作療法を行った群では他の花粉症の改善もみられたそうです。韓国では効果を上げているそうです。花粉症を含むアレルギーの根本的治療はダニ抗原をやっつけることです。正義の味方はダニの舌下減感作療法かもわかりません。受診者はOPVよりも不活化ポリオワクチンといわれますが減感作療法も似ています。一見安全な物は不活化ポリオワクチンです。全感作療法も舌下の方が安全にみえます。3年続けるのは大変です。石の上にも3年です。

鼻噴霧ステロイド

鼻噴霧ステロイドは怖いという人が多い。鼻粘膜からの吸収が極めて低いことから安全でかつ眠くならない治療としておすすめしているが患者さんの思いは違うようです。鼻噴霧ステロイドの新しいものを用いるようになり始めて副作用が発生しました。過去の4シーズンでは何も起こっていないように思っています。古ナーゼは古い。GSK社もアラミストを販売しています。日本新薬のエリザス、MSD社のナゾネックスと3つの薬が発売されています。ナゾネックスが一番良いと思うのはシェリングプラウ社時代から使っていることです。血液中のACTHを用いて検査しても副腎抑制のEBMはありません。しかし、粘膜にステロイドを噴霧するとなるとみんな怖いんだと思います。粘膜から血液中に移行するからです。鼻閉にも鼻漏にも有効です。最近になりナゾネックスでひとりだけ味覚異常が発症しました。しかし、可逆性で回復しております。花粉症の方の生活の質の低下を防ぐためには漢方薬と鼻点鼻ステロイドが一番の組み合わせと信じています。ステロイドという言葉に抵抗があれば漢方単独もかなり効きます。

大量の花粉飛散

4月13日姫路に大量の花粉の飛散がみられたそうです。4月13日夕方から患者さんは急激に増えました。さらに、そのうえ運動会の練習や花見などが重なり大量の花粉症患者さんが発生したと考えます。うちのこどもなんてジルテックの10mg飲んでやっとおさまりました。しかし、今日の朝は起きるのが辛そうそうでした。ポララミン2mgがさっぱり効きませんでした。ジルテック5mgもいまいち。漢方薬を持参したうえ登校しました。夜は息ができないほどつらい人が4月14日は多かった。今日は朝8時30分には初めての花粉症の方で診察が始まりました。この時期の屋外スポーツは大変です。学校の登下校も花粉暴露の元ですね。たまっていたものが飛び出したんでしょう。ここ数日楽な方はヒノキやカバノキ科に花粉症がないということでしょう。うちの子はカバノキ科とヒノキ科の両方に反応してます。

米国のアレルギー科

日本のアレルギー科と米国のアレルギー科は何が違うか?日本では単独のアレルギー科はありえません。わたくしのこと「わたこ」は眼科専門医を取得しました。米国ではいきなりプロフェッショナルなアレルギー専門医が誕生し「アレルギー患者」を一人の医師がみるのではないそうです。日本では眼科を志す医師が減少しています。厚生労働省は命にあまりかかわらない眼科を軽視しているからです。専門医認定機構は米国型のアレルギー専門医の誕生をめざしています。しかし、既得権益の強い日本では癌に強い呼吸器内科医とかアレルギーつまり喘息に強い呼吸器内科医という範疇を抜け出すことはできません。一番米国型アレルギー専門医に近いのは小児科医のように思いますが。耳鏡を使える他科の医師はそういない。そんなトレーニングさせて頂ける施設はそうはない。米国ではアレルギー科を選ぶ医師は多いそうだ。専門医認定機構の思うようなアレルギー専門医が誕生する日は来るのだろうか?

好酸球性副鼻腔炎

普通の副鼻腔炎は好中球性副鼻腔炎とも呼ぶべき病態です。アレルギー性のものは好酸球性副鼻腔炎とも呼ぶべき病態があります。何が違うか?治療が違います。好酸球性副鼻腔炎はステロイドの内服です。好中球性副鼻腔炎はクラリスロマイシンなどマクロライドの抗菌薬が適応となります。鼻汁中の好酸球の数は参考になりません。オノンやキプレス、シングレアなどのLTRAや鼻噴霧ステロイドがまず使われます。血液中の好酸球が高くなることがあります。なかなか診断が難しい病気です。