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じんましんの外用薬

昨日は誠にたくさんのアクセスありがとうございます。じんましんに飲み薬ではなく外用薬を希望される方は多い。しかし、これはもぐらたたきになる。患者さんと温度差がある部分です。じんましんには2つの効果が期待される。一つはかゆみ止め、もう一つは今そこに見えている症状をおさえることです。しかしオイラックスとレスタミン、ベナパスタの2系統しか保険適応はない。しかし意外と体内に取り込まれ28時間後まで尿に排泄されます。

アスピリンの少量投与

バイアスピリンやバファリン81は少量のアスピリンを内服し血液をサラサラにする治療法です。バイアスピリンは100mg、バファリン81は81mgのアスピリンを含有します。今日お越しの患者さんは片方の目が網膜剥離の術後で失明し水泡性角膜症になっておられ虎の子の右目の周りが真っ青になりご本人はうった記憶がないとのことで来院されました。結膜下出血はよく起るがまぶたが真っ青なので何事かわからなかったようです。血液サラサラは決して良いことばかりではありません。ご注意ください。アスピリンは少量で血液サラサラ、多量でどろどろになります。

ムコスタ点眼液と心の病

漢方診療のこころえとして診察の時よく話を聞くのをこころがけている。心の病をお持ちの方が時々お越しになる。その方に処方して喜ばれるのがムコスタ点眼液です。心の病にたいするお薬はドライアイの原因となります。ムコスタ点眼液でムチン分泌を促すことを涙点プラグを挿入する前に入れることは有効かつ大切です。

薬価改定

薬価改定がおこなわれます。消費税増税が行われると薬価は大変な影響をうけます。特に、院内処方に対する影響は大変大きいと考えられます。薬を一錠の無駄なく使いきることは不可能です。皆さん診察をうけて消費税を支払わないことを不思議に思われたことはありませんか?薬を仕入れるには消費税がかかります。患者さんに提供するには消費税をいただくことは保険診療の範囲内ではありません。古くてもよい薬が数多く存在します。EPL,プロへパール数々の逆ザヤの薬が存在します。厚生労働省も薬価を上げる薬があるらならその前に逆ザヤの薬をなくしてほしい。セデスGがなつかしい。

ウチダのコウイM

漢方薬として保険で処方できるあめが有ります。ウチダのコウイMです。一個10グラムです。現在は処方すればするほど赤字になる逆ザヤ品でどこへ行っても処方されないかもしれません。小建中湯や大建中湯に含まれる飴です。あまり甘くなく人気の商品でした。ウチダのコウイMはなつかしい。直接取引でなかなか大変です。

漢方名医マップ 西日本

最近は毎日電話での対応に忙しい。何が?週刊朝日の影響です。以前源草社から「漢方名医マップ西日本」というものが発行されわたくしも掲載された。その時は遠く福井や滋賀から診察に見えた。しかし、「この後どうしましょう」と言われた。どうしようもない。やはり診察にお越しいただくことしかない。ステロイドの点眼薬を処方された方も来ていただくしかない。だから私はメールが嫌いです。

ザイザル錠

ザイザル錠は平成24年1月から長期処方が可能になり大変使いやすなりました。ザイザル錠はジルテックの改良型ということでザイザル錠はジルテックの悪いところつまり口渇・倦怠感がないように聞いていたが、少なくとも担当のMRはそういった。みんな倦怠感がある。抗アレルギー薬が効かないのは自分が悪い。眠たくなるのは医者が悪いというキャッチコピーの会社もあった。アレルギーには特に花粉症には眠くならない漢方薬が一番良い。口渇もない。麻黄と石膏の入った処方で利水・消炎するのがよいと思います。麻黄と石膏の比率は傷寒と温病で異なると焦樹徳先生の中国語の本に書いてあった。NOVAで中国語を学んだ時が懐かしく思われる。アレジオンのジエネリック医薬品を毎日飲んでいた人がザイザル錠隔日投薬でよくなった。人生何がよいかむずかしいですね。

東洋医学と漢方薬

検索キーワードとしては「漢方薬」や「漢方」が優れている。なぜなら医療従事者以外は東洋医学や中医学さらには日本漢方の古生派、折衷派、後生方派という用語を知る人はすくない。しかし漢方というのいかにも中国だけが優れているというニュアンスの用語です。日本や韓国に入り独特の成長をとげたのが表現されるのが「東洋医学」という言葉にはこめられていると思いわたくしのブログやホームページでは東洋医学という言葉が使っています。

五虎湯の錠剤

麻杏甘石湯に桑白皮を加えると五虎湯になります。大阪で小児科を診療されている先生が子供に五虎湯の錠剤をよく使うといわれていました。確かに効きそうな気がします。小青龍湯加杏仁石膏を漢方エキス製剤でつくるには小青龍湯と麻杏甘石湯をあわせることになります。麻杏甘石湯は喘息の薬となっていますが桑白皮をくわえるとパワーアップします。漢方に錠剤は邪道と言われる方もおられますが子供にはとても役立ちます。O社から1日9錠毎食前に服用として発売されています。

生活機能評価

特定健診の駆け込み受診が多いきょうこのごろです。特定健康診査を受けると65歳以上の方は生活機能評価というのが行われてきました。平成24年度からはこの制度が廃止されます。その代りに二次予防事業対象者に対し介護予防教室いわゆるおたっしゃ教室がはじまります。デイサ―ビスですと迎えがきます。地域包括支援センターへ自ら出向くこの制度はうまくゆくのでしょうか?