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漢方薬の病名

漢方薬の病名は複雑です。3月から実施される。縦覧・突合でますます複雑になります。もともと漢方薬の病名は会社により異なるから大変です。4種類ぐらいのバリエーションに分かれます。それを縦覧・突合で査定していくというのは至難の業です。漢方薬は兵庫県では本来単剤で処方すべきとされています。それを大目に見て2剤まで許すようなことが記載されたものをみたことがあります。

EPA/AA比

EPA/AAはEPAとAAの比のことです。ご存知のようにAAはアラキドン酸EPAはエイコサペンタエン酸のことです。多価不飽和脂肪酸にはn-6系とn-3系があります。n―3系のことをωー3系つまりαーリノレン酸といい動脈硬化を予防します。n-6をωー6といいリノレン酸といい、摂りすぎると炎症や血栓を起こし動脈硬化を促進します。EPAはよい、そしてAAは体に悪い油です。EPA/AA比が高くなると心臓病や脳血管疾患になる確率が減ることがわかっています。持田製薬のエパデールはすでに後発品もある優れた実績のある薬です。飲みすぎると出血傾向が出現します。ご注意ください。動脈硬化と脂質異常の薬です。

ステロイドレスポンダー

ステロイドレスポンダーとはステロイド点眼液を花粉症つまりアレルギー性結膜炎で用いて眼圧が上昇することです。或いは眼圧が上昇する人です。フルメトロンなら大丈夫と思っておられる方が少なからずおられる。フルメトロンやオドメールは懸濁液ですが眼圧が上がることが間違いなくある。先ほど来られた方は初回14mmHg2回目18mmHg、三回目28mmHgでした。オドメール点眼を使われた方でした。アレルギー牲結膜炎やウイルス性結膜炎で用いるオドメールやフルメトロンに要注意です。一方、効果が抗アレルギー薬とは全く違います。注意しながら使えばオドメールやフルメトロンはよい薬です。

眼科とサプリメント

眼科とサプリメントの関係について述べます。ルテインは加齢黄斑変性にEBMがあるサプリメントです。ωー3つまりDHAやEPAもドライアイなどに用いられるサプリメントです。カロテン、カロテノイド、キサントフィル等の抗酸化物質がサプリメントを取らなくても血液中に多い人は加齢黄斑変性になりにくいそうだ。ルテインは体の中で合成できません。ルテインは水晶体と網膜の黄斑に多く取り込まれるそうです。たまごのキミにはコレステロールも多いがルテインもおおいそうです。EPAを服用すると魚を多くとる日本人でも心血管エベントを減らすことが可能なそうです。

越婢加朮湯

越婢加朮湯エキスを花粉症の治療に応用することは中医学の世界ではあたりまえになって久しい。しかし、これをEBMにすることは大変なことです。時間にお金もかかります。しかも越婢加朮湯は漢方薬の中でも味が悪い。しかし、確かにきく。有効性は間違いない。麻黄と石膏を合わせると炎症を抑え、利水作用が生じる。朮は蒼朮は利水、白朮は補気と理気利水の働きを増す。確かに関節リウマチにも使える。アトピー性皮膚炎のジュクジュクした者にも使える。アレルギー性鼻炎ではなみずがたくさん出る人の炎症を抑え水を裁くのにも応用できる。Nの特進クラスに共通以外に応用の試験問題のようなものです。製薬会社の手帳漢方つまり病名漢方にもよさはあるが応用できる漢方エキス製剤の使い方があることを知っていただきたい。

金環食

平成23年5月21日に金環食が起こります。日本眼科医会では直接見ないようにポスターを作成中だそうです。朝7時30分ごろとちょうど通学時間に重なります.皆既日食とは全然異なる原書で大変危険なことです。直接見ないようにわが子には伝えました。皆さんもお子様にお伝えください。

アイファガン点眼液

アイファガン点眼液は緑内障の薬です。アイファガン点眼液は他のすりに追加して使うそうです。アイファガン点眼液は海外ではアルファガン点眼液として15年の歴史があります。防腐剤はBACではなく亜塩素酸ソーダが使われています。すべての点眼液に追加することが可能です。世界では15年の歴史があります。結膜アレルギーが問題です。99人中20人が結膜アレルギーを起こしたそうです。アイファガン点眼液は5月ごろに発売予定です。

NHK

MRさんがきてNHKのTVの漢方薬にたいする影響を尋ねられた。不登校児童を抱える我が家にTVはない。東京女子医大の先生がご出演されているらしいがさっぱり何の話か分からない。先日も「すくすく」で眼科の話題が取り上げられるという話を聞いたがTVがないのでどうしようもない。今の時代についていくにはTVを見ることも必要だ。「NHKのためしてがってん」に取り上げられると何でもパニックに至る。医師には大変不人気だ。偏った意見が不変の真理のように伝えられるというのだ。

眼科アップデートセミナー2013

眼科アップデートセミナーは今年で最後と思い参加させて頂いた。ところがどんなか形かわからないが来年からも継続するそうですよ。うれしいです。しかし、大学病院の眼科の外来で抗加齢眼科外来つまりサプリメントを処方する外来があるそうです。時代はどんどん進化しています。また、白内障手術もB先生がいってましたが大きく進化するそうです。超音波をかける時間がうーんと減るそうです。近未来眼科は前眼部OCTを含むOCTがルーチーンになりそうです。神経眼科ではIgG4が重要性を増しているみたいだしもうわたくしは引退でしょうか。そういえば今日変な電話があった。保健衛生で労働衛生コンサルタントの資格がある医師以外の方を探しているご存じありませんかとといわれた。。。。。わたしをどこか専属産業医でやっとていただけませんかね。

緑内障をみつける

緑内障は日本人の40歳以上の20人に一人、さらに70歳以上の10人に一人かなりの頻度です。誰がなってもおかしくない。10人に9人は緑内障であると知らない。だいたい緑内障の四人に三人はドックで発見されています。緑内障の患者さんで何かで眼科を受診して発見されるのが五人に一人程度です。やはり一病息災の可能性があります。