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ラクトフェリン

ドライアイの方の涙にはリゾチーム、ラクトフェリン、リポカイン等が減少していることが分かっています。眼科領域ではっきりしたエビデンスのあるサプリメントは加齢黄斑変性症のもの位だと思います。いまドライアイのサプリメントとして研究されているものにラクトフェリンがあり6か月後の涙の量が優位に増加したとの報告があります。ラクトフェリンは抗酸化作用、脂質代謝改善作用、骨形成作用、免疫改善作用などが期待されています。漢方やサプリメントでからだの中から改善したいと希望される方は大変多く存在します。しかし、ドライアイは涙の問題だけではなく、瞬目の問題、作業環境、コンタクトレンズなど多様な理由によります。

サンテルタックス

サンテルクスは目の健康のためのルテイン配合栄養補助食品です。サンテルタックスはルテインとDHAを含みます。加齢黄斑変性症で実績のあるルテインと青魚に豊富に含まれるDHAは細胞の形成にそして細胞膜の合成に関与しています。サンテルックは目の健康を保つDHAとルテインが配合されています。DHAはドライアイのサプリメントとして期待されています。先日も記載しましたが大きな魚は深海で生活し水銀を多く含んでいる恐れがあります。そこでサプリメントの出番があるそうです。イワシなどの小魚がよいかもしれません。放射能が怖い人はサプリメントがよいかもしれません。元放射線科医のわたくしは血管造影や低緊張十二指腸造影でバンバン被曝してきました。でも、皆さんサプリメントお好きですね。和漢箋を飲まなくてもクラシエさんの防風通聖散を毎日27錠飲むだけでダイエットできそうな気がします。わたくしは漢方エキス製剤を勧めてもサプリメントはいまのところはお勧めいたしません。

SEX HORMONEとドライアイ

SEX HORMONEつまり性ホルモンとドライアイの関係をご存知でしょうか?性ホルモンとマイボーム腺は密接な関係があります。マイボーム腺は性ホルモンレセプターが発現している。つまり、マイボーム腺は性ホルモンの標的臓器です。閉経前やホルモン補充療法を受けている女性にドライアイが多い。前立腺癌でホルモン療法をうけている男性にもMGDつまりマイボーム腺機能不全によるドライアイは多い。ホルモン補充療法は以外にもドライアイと大ありです。あなたは更年期障害に対するホルモン補充療法をうけておられませんか。

子供がすくない眼科

「姫路 西川クリニック」は思っていたより18歳以下のお子さんが少ない。具体的に言うと10パーセント以下で下手すりゃ5パーセントくらいです。おかげでとても静かです。感染症対策として待合室のおもちゃを撤去したこと、はじめから待合室が狭くTVを設置していないことなど子供さんの受診は少ないことを想定していた。待合室におもちゃを置くとがたがたと音がする。不快感を示す人もおられる。漢方薬の処方を希望してこられる方は遠くは福井県、滋賀県、岡山県などから来られたことがあります。不妊治療などナーバスな問題もあります。姫路は専門性を重視する土地柄です。眼科以外を表に出すのはむずかしい。予防接種はこどもがおおいがそれは小児科ではインフルエンザなど感染症をもらう可能性があることです。

メイク落とし

メイク落としと眼科にはどんな関係があるのでしょうか?コンタクトレンズ装用者がコンタクトレンズと着けたままメイク落としをしておられる方が多いように思います。化粧品やクレンジングでコンタクトレンズが劣化することをご存知でしょうか。結膜嚢内に化粧品やクレンジング剤が入るとコンタクトレンズは汚染されます。そんなことどうでもよいと思われている方が多いと推測します。低刺激で洗浄力があるバランスがとれたものでアイメイクを落とす前にコンタクトレンズをはずすことが大切です。

ハシズム

ハシズムをきかれたことはありますか?わたくしは大阪のタクシーの中で聞きました。大阪市では余ったばすの運転手さんが午前中バスレーンに入るバス以外の車両を排除しているそうです。そんなもの民間がやればもっと安くできるはずです。タクシーの運転手さんは必死だそうです。そういう無駄を省き西成や教育や教育委員会をかえようのをまとめてハシズムというそうです。命名者は不詳です。

ドライシンドローム学会創立

ドライシンドローム学会創立おめでとうございます。ドライシンドローム学会はドライアイ、ドライマウス、ドライノウズ、ドライバジャイナなどを総合的にみる学会です。シェーグレン症候群学会が今年京都で行われます。ドライシンドローム学会とシェーグレン症候群学会が合同になればよいと思います。私は厚生局の新規開業指導で眼科で関節リウマチの疑いで採決するのはおかしいといわれた。しかし、二次性シェーグレン症候群の診断にまず関節リウマチの検査を行い、そのあとSSA、SSBを調べることが順序だと思う。非特異的IgEの次の検査として特異的IgEを検査するよう指導するならまずは関節リウマチの検査をおこない、そのあと二次性シェーグレン症候群の診断をすべきかと思います。そのためにはドライシンドローム学会が不可欠です。アレルギー学会の専門医がアレルギーすべてを熟知するのと似ています。

ドライアイの危険因子

ドライアイの危険因子といえば何を思い浮かべますか?加齢、女性、エストロゲン治療、抗アレルギー剤たとえばポララミン、LASIK,放射線治療、C型肝炎、アンドロゲンの低下、コンタクトレンズ装用、ω3の不足などが因果関係が強いとされています。更年期障害のホルモン療法や前立腺癌のホルモン治療がドライアイと関係すると思っている医師はどれほどいるだろうか?ハルナールと白内障手術の関係もしかりです。

過剰なアイメイク

最近アイメイクによる眼障害が多くなっているそうです。目の周りの皮膚のみならず粘膜側にアイメイクをされてコンタクトレンズを装用する女性がふえている。「目を大きくはっきり見せる」としてまつ毛との間を埋めるようにアイラインを塗ったり下まぶたのきわに」アイシャドウを塗る化粧法が紹介されているそうです。そのうえカラーコンタクトレンズを入れて酸素不足で眼障害が多発しています。後始末するのが眼科専門医であるわたくしに仕事です。

EPAとドライアイ

EPAやDHAは青魚に多く含まれる油です。ある大学の眼科ではドライアイやアンチエイジングつまり動脈硬化の薬としてEPAを1800mg毎日服用することを勧めているそうです。出血していないのかと心配します。EPAやDHAは青魚を取ればよいが深海魚は水銀の問題があります。まぐろのさしみがよいと思いまぐろのさしみばかりたべると50切れ位食べないといけなそうです。さんまなら1匹です。青魚をフードファデイズム的に摂ると水銀の過剰摂取につながります。ω―3の不飽和脂肪酸でドライアイを改善させるのではないかという仮説があります。