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ドライアイのコンポ―ネント治療

涙は油層、水層、ムチン層の3層構造からなります。油を補うには眼軟膏、水層は人工涙液あるいはヒアルロン酸の点眼、ムチン層はレバパミドことムコスタ、ジクアソイドNa点眼液つまりジクアスが日本発でもちいることができる。「3コンポーネント治療」と呼ぶ人もいます。油層の油は何処からきているか?マイボーム腺から一部来ています。しかし由来が不明な油があります。ムチン層のムチンは分子量25万の高分子糖鎖です。カエルの表面のにゅるにゅるはムチンの存在を示します。角膜上皮には糖衣がくっついています。ムチンは陰性荷電しており涙液を広げる親水性をもっています。膜型ムチンは核膜上皮全体をおおい第3層以下にはありません。

ファミリービジネス

終身雇用なんて公務員以外では死語ですな?このBLOGを御藍頂く多くの医療関係者に共通すると思います。ファミリービジネスとはスリランカでのことです。ファミリービジネスは子供のために仕事を犠牲にしてもこどもを大切にするスリランカの生き方です。わたくしにはユートピアわたくしのユートピアはスリランカのファミリービジネスなんです。今の肩書や名刺さえも失っても「お父さんが苦しいときには寄り添ってくれるそんなこどものおやになりたい」子供には様々な支えが必要です。わたくしの生き方を公私混同というひとがいます。不登校の子供をもったかたや育てた方しかわからないし、子供話は子供を育てたひとしかわからない。上田紀行さんの「生きる覚悟」角川マガジンズに基づく内容です。

TS-1

TS-1をご存知ですか?TS-1はテガフールのことです。TS-1は経口抗がん剤です。5-FUの改良型だそうです。つまり、5-FUのプロドラッグだそうです。眼科とTS-1はなに関係があるのでしょうか。おおありだそうです。TS-1を内服しているひとには角膜障害が起こりやすいのだそうです。円盤状の白濁が角膜におこるそうです。しかし、TS-1の内服をやめると発生したハリケーン角膜症が治るそうです。また、涙道閉塞も起こるそうです。原因は涙道上皮障害です。わたくしも最近ナゾネックス点鼻薬で味覚障害を経験いたしました。副作用のない薬はありません。

ムコスタUD点眼液

ムコスタUD点眼液は1990年に発売されたムコスタ錠の点眼液です。学術のUさんはなんと赤穂の研究所におられるそうです。私の高校の同級生に女性で一族の大塚さんがいらした。どうしておられるのだろうか。ムコスタ点眼液には防腐剤が入っていないそうです。ムコスタの内服をやめたら角膜が修復した例があるそうです。つまり、ジクアス点眼液でもムコスタ錠の内服や点眼ともに糸状角膜炎には要注意です。上場はしていませんが国内では武田薬品さんに次ぐ規模で日本国に税金が入る会社です。乳白色の外観のようにあまりドライアイでお困りではない人には向かない薬です。しかし、リピートしているのも事実です。

アジスロマイシン点眼液

アジスロマイシンつまりジスロマックの点眼液が海外では発売されています。ジスロマックは15員環のマクロライド系抗菌剤です。内服薬は250ミリグラムを2錠3日間かジスロマックSRを1回で飲むことになります。マイボーム腺の治療にはテトラサイクリン系かマクロライド系の抗菌剤が有効のようです。瀰漫性汎細気管支炎やざ瘡つまりにきびの治療と同じです。ある程度長期に使うことが必要な場合はマクロライド系やテトラサイクリン系になります。アジスロマイシン点眼はゲル化されており1日に1~2回点眼です。アジスロマイシン点眼液は血液中よりも100倍の組織移行します。商品名はAZASITEです。日本ではキノロン系ばかりです。

スギ花粉症

スギ花粉の影響が次第に出てきています。わが子が学校から帰ってくると瞬く間にテイッシュが箱ごと空になった。昨年5月からスギ花粉の減感作療法に親子で取り組んできたが効果は出ていない模様です。3年はかかるといいますが裏年に当たる今年は期待しましたが駄目でした。早く、舌下減感作療法が保険適応になる日を期待しております。子供に痛い注射は無理があります。

フードファデイズム

トマトジュースがフードファデイズムのターゲットになっているそうですね。しかし、トマトジュースをウヲッカで割るとブラッディメアリですがこんな物を楽しむくつろいだひと時など全くありません。トマトは何かの植物か?トマトはナス科になります。「とうばんじゃんにまーぼなす」とはなす科の記憶方法です。脂肪燃焼効果とやらの論文が出たといかにもマスコミ受けしやすい話題です。逆に塩分摂取過多で高血圧になったら心血管エベントが50パーセントアップするそうです。何か一つで健康を得るのは無理な話です。

チメロサールフリー

チメロサールフリーとはエチル水銀化合物のチメロサールが入っていないことを示します。チメロサールはワクチンに添加されている水銀化合物です。保存剤としてくわえられている。WHOは自閉症とチメロサールの関係を否定した。更にチメロサールによる有害性よりも有益性の方が勝るとの見解を示した。日本脳炎ワクチンはチメロサールを除去するため約5年にわたり予防接種が実施されなかった。インフルエンザワクチンにもシリンジに入ったものがありチメロサールは入っていません。

渡航前の予防接種

渡航前の予防接種は数か月前または渡航が決まった時点で受ける必要があります。A型肝炎やB型肝炎ワクチンは開始時を0とすると1か月、6か月の3回の接種を受けて初めて採血で調べることになります。今日、お越しいただいた方は明後日外国へ行かれてしまうとのことでした。一回だけうっても効果がない。3回うっても抗体がつくかどうかわからない。海外旅行には関係なく接種されるB型肝炎は3回接種で95パーセント抗体が獲得できるとされている。1回接種ではちなみに10パーセント2回で約50パーセントとされています。黄熱病は検疫所でうつ必要があります。一か月後に帰ってくるそうですので帰ってきたらお越しくださいと伝えました。

ノルスパンテープ20mg

ノルスパンテープ20をお使いの方からメールにて週末にノルスパンテープ10に変更してほしいと連絡があった。ノルスパンテープを貼った跡がパッチテストをしたように真っ赤になっているではないか?接触性皮膚炎を起こしておられる。その代りはないか?かわりは飲まないといけないがトラムセット配合錠になるそうです。慢性疼痛や抜歯後疼痛治療薬だそうです。まずは1錠からはじめるそうです。一日2回服用で8錠までの範囲で増減するそうです4錠を超えるとアセトアミノフェンが1500mgを超すため肝機能障害に注意して用いる必要がある。折角、よく歩けるようになったのに残念です。この薬もナウゼリンOD錠と一緒に服用した方が無難だそうです。「姫路 西川クリニック」のホームページもこのブログも最近ものすごい数のアクセス数になっております。一体全体どうなっているのでしょうか?花粉症の前ぶれという人もいます。