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涙の浸透圧

涙の浸透圧はわかりやすく言うと涙の電解質濃度です。涙の浸透圧は塩分濃度で決まります。蒸発で失われる涙の量は約一割です。涙が涙腺から分泌されるときは血清と同じ濃度です。ドライアイでは不思議なことに涙の浸透圧は変化しないとされています。涙の高浸透圧は炎症の誘因とされています。涙点プラグでは浸透圧も炎症も改善しないとされています。まったくふしぎなはなしです。

チオラ錠

チオラ錠は保険適応のある薬です。チオラ錠は白内障に保険適応がある飲み薬です。代謝改善や解毒のために使います。水銀は腎臓や脳よりも水晶体に蓄積します。つまり、チオラ上を飲めば白内障のリスクを減らせる可能性があります。これは慶應義塾大学の眼科の教授坪田先生の話です。抗加齢学会へいこう。

小児の白内障

子供が白内障だったらどうしますか?6週以内に手術だそうです。遅れたら遅れるほど予後不良です。もちろん全身麻酔の手術です。いろいろな危険性があります。しかも子供専用の眼内レンズはありません。成長とともにどうなるか予想どうりに行かない可能性もあります。後発白内障になるかもしれなので硝子体切除も行うそうです。更に術後緑内障も起こりえます。

キープティア

キープティアは液体コラーゲンです。キープティアを上下涙点から注入してムコスタ点眼液を使用するとどうなるか?苦い味がしませんでした。当たり前のことですが貴重な経験です。だからムコスタ点眼後に涙点圧迫をして閉瞼すると苦みがないんですね。しかし、角膜障害は残っていました。他のプラグが入っている人はどうなのか報告が待たれるところです。先日、子供とN特進の試験を受けに行きました。結果は惜敗でした。本当に惜しい。でも一点足りなくても事実を男受け止めなければなりません。まわりはNバッグをもっとお子さんばかりでした。しかし、週4回も明石へ通うのは困難です。明石焼きを生れて初めて食べて喜んでいました。人生万事塞翁が馬。

連休

明日から連休です。わたくしは日本眼科医会主催の生涯教育講座へ参加します。東京にいきます。ブログにいろいろ書けるようにしっかり勉強してきます。花粉症の症状をうったえるひとがふえています。

やっぱり

昨日から予防接種のキャンセルが殺到しています。インフルエンザがこの地域で警戒入りしているからでしょう。みんなインフエンザにかかられているようですが噂ではこの地域ではまだまだA型インフルエンザ優位ですがB型が3割という噂もあります。もう一回なるかもしれないインフルエンザウイルス感染症です。

ムコスタ点眼液は

今日受診されたのは約1か月前にムコスタ点眼液を処方した方です。お若い男性の方です。心の薬を飲まれておりそのために涙液分泌が低下しているのか、瞬目が浅いのかわかりませんが目が乾いていました。ムコスタ点眼液をリピートされました。更に先日ジクアス点眼液に変えられたかたはジクアス点眼液に10人に1人と言われる刺激が強い人だったようで再度ムコスタ点眼液を希望されました。なかなかどんなドライアイにムコスタ点眼液が有効かを見極めることは難しい。

PFの意味

PFの意味はとの検索があったので説明します。PFのPはpreservativesつまり防腐剤のことです、Fはfreeです。入っていないことです。特に女性の方で多いのが点眼薬による接触性皮膚炎です。もっとも確信犯は塩化ベンザルコニウムです。塩化ベンザルコニウムがはいってない点眼薬にはヒアレイン、インタール、ザジテンそしてムコスタが登場しました。そうですねトラバタンズも塩化ベンザルコニウムは入っていませんでした。下まぶたがただれるのが特徴です。

ロタテック

ロタテックは乳幼児ならみんながかかるロタウイルス胃腸炎の予防のためのワクチンです。弱毒生ワクチンです。小学校の一クラスに一人の割合で入院経験者がいます。ロタテックは第2世代のロタウイルスのワクチンです。ロタテックは生後2か月、4か月、6か月の3回のいずれも他のワクチンとの干渉を避ける為27日以上開ける必要がある。ロタテックを他のワクチンのあいまにたいへんなことです。ロタテックがブログの検索件数が20位以内ランクインしました。洛南中学の入試問題?ブロッコリーの旬の季節はいつでしょう?

ラピアクタとイナビル

時間外でこられたかたにラピアクタとイナビルを使用しました。ラピアクタはまだ使用例が少ないのでないかとおもいます。おひとりはリレンザ吸入で高熱が続くとのことでした。ラピアクタは思ったほど効かなかった。解熱するのに1日以上かかった。次の日は足元が頼りないということと異常行動の問題があり一日寝てもらった。ラピアクタはそれほどイナビルに比べ有効とは感じなかった。もう一人も時間外診療です。ラピアクタを用い解熱するのにやはり2日ぐらいはかかりました。重症に使うから効きが悪いか。世間の評判はどうなのでしょうか?もうこりごりですね。ラピアクタは高いしだれも説明にも来ないしイナビルの方が患者さんも安心です。ラピアクタは100例ほどしか治験もしていないらしい。まだまだ分からない薬です。