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ブログと論文

最近の医師はブログはかくが医学論文を書かないといわれている。わたくしは学んだことをノートの代わりにブログにまとめている。一方漢方の論文というほどでもない症例報告の依頼を受けるが最近まったかくきがなくなってしまった。子供が学校に行かないことによる精神的ダメージが大きいように思う。市内の私立中学ではいじめっ子は退学だそうだ。姫路からも通っている私立学校はけがをさせて退学戸いうのもあるそうだ。ところで天下の灘中の過去問にイカの絵をかきなさいとあるそうだ。目がどこにあるか?足は何本・・・・ああ賢い人がいるもんだ。

きょうのムコスタ点眼液

ムコスタUD点眼液をお使いの方からおしかりをうけた。内容は、化粧が崩れというものであった。確かにそうかもしれない。ところでドライアイの診断にする検査はBUTかシルマー検査どちらがよいでしょうか?鋭敏さでBUTです。シルマー検査異常、BUT短縮は案外少ない。

フルオレセイン

近頃眼科へ行くと涙が青くなるような検査をされていませんか?ドライアイの診断のために簡単に手に入る色素のことです。角膜と結膜の傷を発見したりドライアイの患者さんにBUTを測定するのに必須のものになっています。必ずティッシュ等捨てられるもので拭いてください。

マイボーム腺機能不全

マイボーム腺は上下のまぶたにⅡ20から30個くらいあります。マイボーム腺機能不全は4つに分けらます。マイボーム腺機能不全のひとつめはまぶたがガタガタになっている進行期、泡沫形成は油の変化、炎症に伴う血管拡張、皮膚粘膜移動部の移行の4つです。マイボーム腺機能不全は治療はベビーシャンプーと書いてあるがお湯に綿棒を浸し鏡を見ながら睫毛の根元を掃除します。歯磨きを毎日するようなものだそうです。

マイボーム腺

マイボーム腺は瞼板腺のひとつです。マイボーム腺はドライアイと密接な関係にあります。上下の眼瞼に20から30個存在します。正常では開口部は規則正しく並び、あぶらがにじみでています。涙の中の油を作るところです。涙は油と水と糖タンパクからなります。油は涙の蒸発をふせぐ大切なものです。

結膜弛緩症

結膜弛緩症は異物感、間歇性流涙、結膜下出血などの原因になります。結膜弛緩症の手術は異物感、間歇性流涙、結膜下出血等の不快感を伴う時に行います。異物感は余分な結膜があることが原因と考えられています。間歇性流涙は異所性ティアメニスカスによると考えられます。結膜下出血も器械的刺激によると考えられています。

ムコスタとジクアス点眼

ムコスタ点眼液は作用機序を含めまだわからない事ばかりですが防腐剤無添加は大きな売りかもわかりません。東京歯科大学市川総合病院の島崎潤教授が研修医を終わったくらいにされた実験でドライアイ入りの点眼を行うと涙液中のLDHが上昇することを体験されたそうです。LDHは細胞破壊の指標でアトピー性皮膚炎の時TARCなどとともに検査をわたくしもしております。苦みは涙点を2分間圧迫すると全然違うようです。これに対してジクアス点眼液はP2Y2受容体拮抗薬として作用機序がわかっています。10パーセントにしみるという刺激感があるそうです。しかし、1週間で半分、4週間で8割が改善するそうです。ムチン?が眼脂となって出てきます。効果としてBUTを延長するそうです。

失神

子宮頸がんワクチンのサーバリックスとガーダシルの添付文書に失神の予防に子宮頸がんワクチン接種後30分間は失神による転倒に注意する旨書かれている。子宮頸がんワクチンによる失神は血管迷送神経反射による失神とされています。昨日海外渡航に日がない人が来られて4種類の同時接種を施行したところ血管迷走神経反射が起こった。その前はアトピー性皮膚炎の方に採血を行ったところ血管迷走神経反射による気分不良が発生した。2名はすぐ気分が改善し帰宅された。アトピー性皮膚炎の方はIgEが10000以上HDとコナヒョウダニが100以上ありかなりのアレルギー体質のようだ。

MRワクチン

MRワクチンは麻疹と風疹の混合ワクチンです。現在1歳過ぎと小学校へ入学する1年前が接種対象ですが、2回接種制度が導入される前の1回接種世代に対し3期と4期が実施されています。MRワクチンは年齢ではなく学年で対象が決まっています。3期、4期は2013年3月31日までの期限付き制度です。定期予防接種は社会を守る予防接種です。

ムコスタ点眼液の苦み

ムコスタ点眼液は第8位までランクアップしてきました。注目度の高さを表す指標になると思います。苦みに対しては2分間の涙点圧迫が有効だそうです。ぜひお試しください。目の前ではない近くの薬剤師さんにもご処方しましたが効果は認められるが苦みが苦痛といわれたそうです。目の前が真っ白になるのは問題にならないようですね。