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B型肝炎ワクチン

昨日家族全員でB型肝炎ワクチンビームゲンを接種しました。子供は意外と痛くないと申しておりました。10歳で接種量が変わります。癌になることを考えるとこどもたちにも接種することになりました。どこに感染性廃棄物が落ちているかわかりません。1か月後5か月後に接種してそのあと抗体が追加採血です。

花粉症の積算温度

姫路の南に家島があり、姫路の北に生野があります。家島と生野では積算温度は100度も違います。積算温度が一定の温度に上がるとスギ花粉が飛散し始めるとされています。でも今日もステロイドなしでは生きていけないぐらいかゆい、ザイザルがないとくしゃみがとまらないと訴える方が来られた。一月一日からの最高気温の足し算が積算温度です。今年は裏年花粉は少ないはず。しかし、2月に雨が降るか?いつまで寒いか?うちの子に施行した減感作療法の効果はどうだろうか。

サンテルタックス20+DHA

日本人は糖尿病の有無にかかわらずGLP-1の分泌能力が劣るつまりヘモグロビンA1cが下がりにくい体質です。ヘモグロビンA1cと遊離不飽和脂肪酸であるDHAやEPAは相関関係があることが分かっています。今日は参天製薬のサンテルック20+DHAの紹介です。大塚製薬のファイブミニやOS-1のご紹介をしましたが如何でしょうか。確かにに診療で患者さんとお話ししすぎたときにOS-1を試してみると塩辛くありませんでした。からだがそして口が欲しているときOS-1はポカリスエット並みにおいしかった。サンテルック20+DHAは青魚に豊富にふくまれるDHAは、網膜内のωー3脂肪酸の93パーセントをしめます。ωー3は細胞の形成や細胞膜の合成にに関与している。目に良い栄養成分であるルテインにDHAをプラスしたのはさすが参天製薬ですね。お魚の摂取が少ない、お魚が嫌いな人に向いています。私自身はさんまの塩焼きやあじの南蛮漬けが好きなのでω―3系は食事でとります。

みずぼうそう

昨年から姫路ではみずぼうそうの方が多い。今日いつもお越しいただいている患者さんから8か月でみずぼうそうの予防接種をするのはいかなるものか?電話がかかってきた。答えはつぎのとうりです。母親が水痘つまりみずぼうそうの抗体を持つなら胎盤からの移行抗体、あるいは、母乳からの移行抗体が存在するなら1歳になってからの方が安全である。みずぼうそうの予防接種をするなら2回うつのが海外の標準です。我が家では明日全員B型肝炎ワクチンの大人用を打つ事にしました。私は22年前に神戸市立中央市民病院時代にうったことがありますが抗体がつきませんでした。母子健康手帳をみていますとB型肝炎ワクチンを接種されている方は5人もおられません。ほとんど家族で海外赴任された方かお母さんが看護師さんかの家庭です。肝炎学会の記事を見て慢性成果しやすいタイプが多いと聞き接種することにしました。

敏感型スギ花粉症

毎年一月には敏感型のスギ花粉症が発症する人が意外と多い。ここ数日毎年敏感型スギ花粉でお越しの患者さんが来られています。アレルギー性結膜炎もアレルギー性鼻炎の方もこられています。こんなに寒くて雪が舞う中スギ花粉症はなぜ発症するのか?でも毎年敏感型スギ花粉のかたはおられます。

患者さんの視点

今近畿全域で全国平均よりも高いインフルエンザの流行が続いている。先週に比べ定点観測で2倍らしい。
ある患者さんのおかあさんがおっしゃっていました。「みんな一回すったらよい薬を吸って熱がさがったら学校にでてきている。」だから学級閉鎖がふえるのではないか?ごもっともわたくしも同感である。医師免許か看護師免許を持つ国会議員が音頭をとって「インフルエンザ薬を投与した日を基準に7日間は登校禁止にし、投与日を学校に提出してはいかがでしょうか。「解熱後2日」なんて時代遅れです。強毒インフルエンザが来たら日本は滅ぶ。

メノエイドコンビパッチ

メノエイドコンビパッチは経皮吸収卵胞黄体ホルモンです。血栓と発癌のリスクが高くなります。汗をかきやすい人、ほてりやすい人に用いるパッチです。更年期の症状を改善させる卵胞ホルモンと子宮体がんを予防させる黄体ホルモンがあります。漢方の方が安全ですがホルモン療法の方が手っ取り早い。このうえにカルナクリンを追加するとよい。

アトピー性皮膚炎とフィラグリン遺伝子異常

昨年の夏にも書いたが患者さんに質問されることがなかったのがフィラグリン遺伝子変異です。フィラグリン遺伝子異常と言ってもアトピー性皮膚炎とそんなに関係するとは思われなかったと思いもう一度書いています。フィラグリン遺伝子異常は皮膚バリアー機能の異常です。2006年尋常性魚鱗癬の遺伝子として発見され同年にフィラグリン遺伝子異常はアトピー性皮膚炎の30パーセントにみられることがわかった遺伝子異常です。filament aggulgating proteinをフィラグリンといいます。フィラグリン遺伝子変異は10人のうち4人は発症しません。10人おられたら6人に発症します。

アトピーの乳幼児の掻破

アトピー性皮膚炎は幼児期までに80パーセント発症します。乳児期に重症ならアトピー性皮膚炎は治りにくい。アトピー性皮膚炎の乳幼児を持つお母さんにとって一番ストレスなのは子供さんがひっかくことだそうです。どんな時にひっかくか?ではどんな時にひっかくのか?入浴時が一番で、寝るとき、気分不安時、ボーっとしているとき、食事をとっているときの順だそうです。抱っこ遊びしているときにはかきません。体温が上がるとかゆくなるのはよくあることです。二重手袋やテープ固定、頭や首を氷枕で冷やす。手袋は賛否両論あります。

乳幼児アトピー性皮膚炎

乳幼児のアトピー性皮膚炎の方にステロイド外用薬を塗ることをお勧めすると断られる。副作用は現実にある。誰も塗りたくない、そこでわたくしは「コツを覚えて副作用を回避しよう」ということにしています。適当は強さのステロイド外用薬で火事を適切に消火しましょうということです。首から上はⅣ群、Ⅴ群をガイドライン上使用することになっており配慮していることを伝えることだと思います。重症例はプロアクテイブ療法、軽症は保湿をしっかり行います。