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ヒト汗

ヒト汗が検査できるようになったことをご存知ですか?アトピー性皮膚炎の患者さんがするべき項目です。アトピー性皮膚炎とヒト汗の研究で有名なのが広島大学医学部皮膚科の秀教授です。保健科学研究所でしかできません。西川クリニックでは保険科学研究所と契約書を結びました。ヒト汗はアトピー性皮膚炎の8割に過敏性を示します。採血をすればヒト汗との反応がわかります。アレルギーの薬は3日間休薬の上御来院ください。重篤な即時反応から1か月間をあけて検査を受けてください。

感染症

今多く行われている任意の予防接種は何でしょうか?65歳未満のインフルエンザ以外のインフルエンザの予防接種です。2回接種するのはブースター効果を期待しています。ではおたふくかぜや水痘つまりみずぼうそうは1回接種でよいのでしょうか?海外では2回接種があたりまえです。MMRの形で接種していた時代に副反応が多く起きたためおたふくかぜは定期予防接種から外れています。現在最も保障しているワクチン接種はおたふくかぜです。なぜおたふくかぜかというと3000人に一人の確率で難聴になることです。しかも一度なると回復しない難聴です。みずぼうそうは15歳以下でかかると重症化します。これがインフルエンザワクチンよりもおたふくかぜやみずぼうそうの予防接種をしようという小児科の先生の話です。大切なワクチンが無料でないのが矛盾してます。これが人生なのです。生まれるということは死ぬということです。ワクチン接種で健康被害は必ずあることです。小さな危険と大きな危険どちらがこわいか?任意の予防接種は保護者の考え方次第です。

糸状角膜炎

糸状角膜炎に使う目薬は従来ならヒアレイン点眼か抗菌点眼薬だったと思います。ジクアス点眼液で涙を増やすとどうなるか?ムチンが栄養してしまうのか?まるで東洋医学の世界だ。東洋医学では邪正闘争といいます。目のムチンと眼表面のムチンは違うらしい。漢方なら山薬が代表です。山薬はやまいものことです。

漢方では冬は腎の季節である。感情的には恐驚の季節です。五情から言うと恐れたりびっくりする季節です。腎とは腎臓ではない。下半身、耳、髪の毛にかんする問題をさします。食べ物で補腎といえばエビ、マグロ、ブロッコリー、ナッツ類、杜仲茶後は黒いものがある。男は40歳女は35歳でピークをむかえます。男は8の倍数、女は7の倍数で変化します。杜仲茶は葉ですが、杜仲は漢方薬には枝を使います。漢方エキス製剤では大防風湯の構成生薬になっています。三和とツムラにあります。最近の著効例として三和の大防風湯が足のむくみにききました。八珍湯ベースの薬です。気血が不足するのは老化の一つです。

季語

俳句には季節を表す季語をいれることになっている。昔の人と実感が違うのか私たちと感じ方が違う。五月雨は梅雨のことで6月つまり夏の季語です。若葉は夏の季語です。朝顔や七夕や天の川は秋の季語です。太陰暦と太陽暦で1か月のずれがある。でもなっとくがいかない。納得がいかないのが人生。人生50年ならば今年で臨終です。

小児のインフルエンザ

小児のインフルエンザは2回接種で1か月後77パーセントに抗体がある。5か月後に50パーセントに抗体がある。姫路市が作った高齢者向けの説明書の5か月はこれを根拠にしています。流行したインフルエンザウイルスとワクチンに含まれている抗原が一致して始めて3か月持続するそうです。これは当クリニックで接種した方にお渡ししているインフルエンザHAワクチン「生研」の添付文書の記載内容です。それによると株により抗体陽性率が異なるようです。65歳未満は任意接種となった今、受けるかうけないか1回か、2回か決めるのはあなたです。持って帰られた添付文書をご一読ください。今日は久しぶりに予防接種へのアクセスが少ないです。

色覚異常

色覚異常のことを色盲と呼んだ時代があった。だから今は色覚異常の検査は希望者のみに行う。先日、高校2年生になって色覚異常の可能性があると受診された方がいる。赤緑色覚異常であった。その人ではないが色盲ですか色弱ですかという人が多い。正確に診断するにはわれわれのところにあるパネルD15ではなく、アノマロコープでの検査が必要なのです。アノマロスコープを施行せずして程度診断はできません。しかし、石原式検査表がきれいに異常にでて、パネルD15は正常という方に初めてであった。あなたは緑の背景にある赤たとえば緑の木の間にある赤いもみじはみえますか?紅葉の時期にとった写真をみてください。今日、患者さんに言われました何科が専門かわからないと。眼科のネタも書きますよ。今日はHPの検索数でドライアイが予防接種をリードしています。目の乾く方「姫路 西川クリニック」でHPを検索してください。

ドライアイ

今日はドライアイの項目をたくさんご覧になっておられるようですね。近日、ムコスタ点眼液の勉強をしてきます。ムコスタ点眼液はグロテスクな外見と異なり、作用機序不明ですが効きそうな気がします。でも最初は新薬ですので4本×14日分しか処方できません。おおちゃくなひとかどうかみるにはよいかもわかりません。しかし、あとからくる苦みにはまいります。

FDEIA

FDEIAで日本人に多い原因は小麦が60パーセント、甲殻類が30パーセントです。給食の後の運動は要観察つまり隠れた場所で教員がたばこを吸ってる場合ではありません。しかし、誘発試験の陽性率は70パーセントにすぎない。一つには運動負荷はトレッドミルになることである。実際の運動とは違うことです。アスピリン不可にしてもアスピリン喘息誘発の危険があることです。摂取量が用量依存であることです。誘発試験はこわい。今日、初診で卵と牛乳を生れてから食べたことがない子が来た。相談を受けたがこのあたりで誘発試験ができる医療機関をお知らせした。

WDEIA

WDEIAは小麦依存性運動誘発アナフィラキシーのことです。茶のしずく石鹸で一躍有名になっています。ω―5グリアジン特異的IgEは茶のしずく石鹸では陰性になっています。茶のしずく石鹸を用いることをやめるのが一番の治療です。加水分解小麦抗原を用いてプリックテストすることです。小麦のRASTを見るよりグルテンのRASTをみるのがよいとされています。