アトピー性皮膚炎は以前のように重症例を見なくなった。日本のアトピー性皮膚炎は目の合併症がきつい。なぜかわからない。診断基準の違いを指摘する声もある。石鹸できれいに洗いすぎるからアトピー性皮膚炎が重症になるとの説もある。試行錯誤で漢方で中から治療するのは結構良い気がする。朝夕冷えてくると顔が真っ赤なアトピー性皮膚炎の方がふえる。火神派で治療するとよい。
姫路の眼科 西川クリニック院長の日々雑感及びお知らせ
アトピー性皮膚炎は以前のように重症例を見なくなった。日本のアトピー性皮膚炎は目の合併症がきつい。なぜかわからない。診断基準の違いを指摘する声もある。石鹸できれいに洗いすぎるからアトピー性皮膚炎が重症になるとの説もある。試行錯誤で漢方で中から治療するのは結構良い気がする。朝夕冷えてくると顔が真っ赤なアトピー性皮膚炎の方がふえる。火神派で治療するとよい。
柴胡のはいった漢方薬が日本では多く使われています。日本人に合っているのでしょう。さらには薬価が高く売りあげ高があがることも関与しています。その処方名に柴胡が入った処方は小柴胡湯の間質性肺炎のため肺がんのイレッサ的存在になっています。大柴胡湯のように大量に使うと発散、2グラム程度の少量を使うと疏肝に有用です。
9月もこの時期になりサーバリックスかガーダシルか悩ましい問題です。厚生労働省の通達により9月末までに1回目うつよう姫路の保健所のホームページにいつの間にかのっていました。当院でも早速ガーダシルを採用しました。子宮頸がんワクチンほど父兄主導で悩むワクチンはない。今までも痛いとか不妊症になるとかいろいろな質問を受けました。サーバリックスが痛いのは西川クリニックではデマの様です。海外から輸入のワクチンには長く聞く様にアジュバントがはいっておりこれからの課題です。答えはわからないのではないかと思います。ただし、噂では北海道の札幌市はガーダシルに一本化したいようなことを聞きました。3回接種するワクチンを2種類おくことはご投薬の元なのでみんな避けたいところだと思います。
はやり目は学校伝染病の第3類に分類されています。つまり、飛沫感染が主ではないが放置すればすぐ広がってしまう病気です。去年は5から10倍はやったそうです。流行性角結膜炎以外には今話題の手足口病もあります。対策はとにかく手洗いの励行です。家族全滅にいたることもあります。当院でははやり目対策で雑誌や新聞は置いていません。眼科では雑誌や新聞は読まないほうがよいですよ。
知らない間にロタウイルスのワクチンが出ていたんですなー。同時接種推進派でないとこんなにたくさんのワクチンうてません。そもそも先進国である日本ならロタウイルスは脱水の管理をきをつけたらよいかもしません。発展途上国ならワクチンで感染そのものを防ぐとよいと思いますが如何ですか?
水を「すい」と呼ぶのが日本漢方です。よいものも悪いものも「すい」です。中医学ではよいものは津液と言います。悪いものは邪と言います。体に悪いことをするものは湿邪、痰邪、飲邪等の意味で飲、痰、湿等粘り気の差で区別します。こうみると中医学の方が優れているようにみえますがそうでもありません。「頭でっかちの尻すぼみ」というようにしっかり使い分けてこそ値打ちがでます。立派な教育理論だけでは日本は中国の属国になるかもしれません。まず塊よりはじめよ。
石鹸は安いものをすすめています。さらに「あらいすぎ」に注意しましょう。石鹸を使ったあらいすぎは皮膚のバリアーを破壊します。ドライスキンの原因になります。手のひらで泡立てると皮膚をきづつけることなく十分に洗えます。ナイロンタオルもバリアーを壊すので禁止です。また石鹸を十分あらい流すことも大切です。
発症後1カ月以上症状の出没を繰り返すものを慢性蕁麻疹と定義づけます。発症後時間経過の長いものほど難冶性になります。薬を変えるしか方法はないと思います。そして次第医に改善するのを待ちます。原因究明はなかなか難しい。ピロリ菌や肝臓が原因の場合もありますが有意差は有りません。御来院いただいてもこんな説明になります。しかし、話も聞かせていただきますし、納得いくかどうかわかりませんが説明もわかる範囲でします。
皮膚がかゆくなる食物にはヒスタミン遊離作用のある魚介類、卵白、トマト、イチゴ、チョコレートなどがあります。これらを食べるヒスタミンが遊離されかゆくなるとされています。そのものにヒスタミンやコリンが含まれるものは多くあります。案外知られていないのは「しいたけ皮膚炎」です。
食物依存性運動誘発アナフィラキシーは横浜で調査され意外と多いことが分かっていた。しかし、それは給食後の運動で起こると思っていた。「茶のしずく石鹸」は加水分解小麦に経皮感作というのが意外な感じがした。従来のWDEIAは小麦に経口感作され、小麦摂取後運動したり、鎮痛剤を服用し抗原が九州されやすくなり発症するとされた。茶のしずく石鹸によるWDEIAは特殊である。湿潤剤として酸や酵素で処理された小麦が加水分解小麦です。くわしくはリウマチ・アレルギー情報センターのウエブをご覧ください。私は日常診察の中で石鹸は一番安いものを買うよう指導している。目の周りの皮膚は非常に敏感なのです。だからこそ何も添加してない安い石鹸をアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎の患者さんにすすめています。