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海外旅行の前のワクチン

まず、海外旅行の前のワクチンといえばだれでも黄熱病を思い浮かべるでしょう。検疫所でイエローカードという証明書付きのワクチン接種をしてもらいます。意外と忘れているのがA型肝炎、B型肝炎でしょう。特にB型肝炎は、HBs抗体が消えても有効?と書いてあるものもありました。日本人はきれい社会社会の落とし穴にはまっており無防備と言われているようだ。海外旅行の時ワクチンで予防できるものはしたほうがかかるよりましか?誰も伝染病にかかりたくない。誰も不登校になりたくない。転校して成功すればよいが。

BLOG

BLOGのアクセス数が減ってます。また、最近小学生の受診者が減ってます。自然学校の関係でしょうか?PCが銚子が悪いのでしばらくBLOGは休みです。

MRワクチン

MRワクチンの接種率95パーセントをめざしている話は先日させていただきました。兵庫県では第一期は九六パーセントでした。第二期は九二パーセントで全国平均を下回りました。患者さんが多く一度に来られ中断しました。後、一年半の3期が87パーセント、4期が81パーセントでした。受診者の方は「3期を受けなくても4期があるさ」と思っている節がある。もっともっと啓蒙活動を姉妹と95パーセントには遠く及ばない。そんな気がします。無料化してもうけない人、救済措置を施行しても受けない人は、ワクチンで怖い目にあったか、怖い目にあった人をみたかどちらかではないでしょうか。

スギ花粉

裸子植物の常緑或いは落葉高木です。人工林として戦後急に発達したものです。「直木」の意味とされています。屋久島に縄文杉があります。長寿の象徴です。ブタクサ発見後の1963年に日光で発見され、3年周期で出現しています。五人に一人と多い為「国民病」ともいわれています。

ヒノキ

ヒノキは日本固有の有用樹です。関東以西に多い。あすなろやネズも仲間です。スギ花粉症の8割はヒノキ花粉に合併します。1985年に最初に報告されました。ヒノキ科単独感作例がない為よくわからないことが多くあります。また、なぜヒノキ単独監査例がないかもはっきりしないそうです。

イネ科の植物とイネ

全世界にイネ科の植物は1500種が知られています。日本の北方系イネ科の花は共通抗原性をもちます。多くは春花が咲きます。早朝から午前にかけ鼻が咲くため学童が通学時感作されます。市街地よりも近郊のの周辺部に多いようです。イネは春咲きのイネ科の植物と異なり8月に開花します。イネは自家受粉のため遠方まで運ばれるこはありません。

ネズミサシ

常緑針葉樹のネズこと「ネズミサシ」はとがった枝や葉をネズミが嫌がるため、通り道をふさぐことからなずけられたそうです。姫路のような瀬戸内海沿岸の乾燥した気候に適応します。ネズミサシは強い日照を必要としますが、やせ地に特に生育します。岡山県で杉、ヒノキに次ぐ花粉として注目を浴びました。ネズミサシはRASTでは現在のところ検査出来ません。

ヨモギ

ブタクサもヨモギも強い抗原性を持つ。ヨモギは多年生で繁殖力が強いのは知ってのとおりです。ヨモギの開花は8月から9月です。風媒花です。ちなみにタンポポは虫媒花です。風媒花ではありません。ヨモギ花粉前線は北から南へ一か月かけて南下します。

ブタクサ

日本で最初に発見された花粉症はブタクサです。夏から秋の花粉です。ブタクサは北米原産のキク科の草です。ブタクサ花粉はキク科ですがヨモギ科とは交差性が低いとされています。オオブタクサはクロウメモドキのことです。午前中雨でも小さいので花粉の飛散は午後には回復します。都会の空き地の減少や草刈り条例により減少しているとされています。

オオヤシャブシの続き

オオヤシャブシについてもっと聞きたいと患者さんが言ったので続きを書きます。オオヤシャブシはやせ地に適し根が深く成長がはやい。砂防に用いられてきた。便利で安価のため六甲山には500万本植えられました。オオヤシャブシ花粉症は症状が多彩でスギ花粉症より重症です。フルーツアレルギーを合併します。喘息も一割に合併します。微熱がでることもあります。モモやリンゴの果汁がのどにふれることによりかゆみや張れを生じます。北海道では札幌医大を受診した人の三人に一人はシラカンバアレルギーでその二から三割はフルーツアレルギーがみられます。