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アトピー性眼合併症

アトピー性皮膚炎で網膜剥離になったり、若くして白内障になる確率が日本では高い。なぜだかわからない。確率だけではなく重症度もたかい。アトピー性皮膚炎の診断基準の違いを指摘する声もある。春季カタルもアトピー性皮膚炎合併例は男女関係なく20歳になっても治らない例が増えているようだ。昔は思春期になると治ると書いてあった。

漢方アレルギー科

漢方アレルギー科を検索しても姫路 西川クリニックは見当たりません。専門医評価機構により広告ができる専門医である東洋医学会認定漢方専門医、アレルギー学会認定アレルギー専門医を両方取得しています。いずれの専門医も全国に2000人余りいます。漢方薬でアレルギーを治療したい人は多いはずです。摩訶不思議です。

フィラグリン遺伝子変異

アトピー性皮膚炎がバリアー病であることを示したのがフィラグリン遺伝子変異です。百人に一人は持つ遺伝子です。アトピー性皮膚炎の遷延化や早期発症に関係するそうです。英国で報告されたもので、我が国でも追試されています。アトピー性皮膚炎がアレルギー疾患であることは当然ですが、バリアー病であるあることも立証され全国STUDYされるそうです。

早期の関節リウマチ

昨日たくさんの方にみていただいた続きです。関節リウマチの検査といえば基本はリウマチ因子、CRP,血沈がある。次はといえば、滑膜増殖の指標であるMMP-3,特異性が高い抗CCP抗体があるそうです。血清学的に陰性の関節リウマチもあるようです。TREAT TO TARGETつまり目標達成に向けた治療を早期から行うことが必要です。

小児喘息はなおるか

小児喘息は治るか?患者さんからよくきかれます。まず、小児喘息の8割は3歳までの発症です。30年間経過観察すると半分の人は無症状でした。必ずしも治っていません。小児喘息では環境整備は意味ありとされています。ペットを飼わない。毎周一回はは布団に掃除機をかける。毎週2回は部屋に掃除機をかけるとよいでしょう。

気管支喘息のウイルス感染とステロイド

今月、私のブログを見た人が2500人になるよう学術的な話題です。2009年のNEW ENGLAND OF JOURNALの同じ号に載った気管支喘息の話題です。気管支喘息の人がかぜをひいたつまりウイルス感染症の時、ステロイド薬を全身投与したら効かなかった。気管支喘息のかたに吸入ステロイド薬であるフルタイド750マイクログラムを2回毎日吸入したら成長抑制した。気管支喘息のかたには必ずしもウイルス感染症つまりかぜのときステロイドはよいことばかりではないようです。

アトピー性皮膚炎と遺伝

アトピー性皮膚炎は遺伝病か?双子でのデータでは二卵性双生児の一人がアトピー性皮膚炎ならもうひとりもアトピー性皮膚炎になる確率は15パーセント、一卵性双生児では75パーセントと明らかに遺伝の関与を示している。片親がアトピー性皮膚炎なら2倍生まれくる子はアトピー性皮膚炎になる。両親がアトピー性皮膚炎なら生まれてくる子は3倍アトピー性皮膚炎になる。これはアトピー性皮膚炎が遺伝病になる根拠です。

HRTできます

試薬が市販されたこによりHRTが検査可能になりました。今までRASTしかできませんでした。ヒスタミン遊離試験のことです。びっくりしましたがIgEも今はラジオイムノアッセイではないそうです。

春季カタル

アレルギー学会の専門医で眼科を専門とするのは約10名全国にいます。私は自学自習で専門医試験を通りました。自学自習は公文式のキャッチコピーみたいです。姫路西高在学中に計算ミスで点数を落としていたので公文式の数学を学びました。今、うちの子は公門式で学んでいます。しかし、女の子の体操服姿を見ると逃げて帰ってきます。公文式の先生が非常に寛大なため何とか続いています。脱線してしまいました。春季カタルはアレルギー性結膜疾患の一つです。アトピーの人に使うプロトピック軟膏の点眼や免疫抑制剤のシクロスポリンの点眼がでています。いままでステロイド点眼薬のつよいもので緑内障になられた方がいらっしゃることを考えると眼圧のリスクがないのはとても進歩したと思います。

アレルギーのくすり

リウマチの薬がアレルギーのくすりでは一番変わった。基本的に第一選択薬はメソトレキセート(MTX)16グラムを1日でのむ。更にだめなら生物的製剤であるTNFα製剤を追加で投薬する。2015年にはジェネリック医薬品がでるらしい。後はスギ花粉症の舌下減感作療法です。パンにスギ花粉エキスを最大20滴滴下するものです。2014年にはつばいされるそうです。姫路でも日本医科大学ご出身の先生のところですでにされているようです。韓国ではダニの減感作療法がおこなわれているそうです。