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スギの植林

姫路市夢前町に行くとスギの植林で山がいっぱいです。終戦後に杉の木で家を建てると国が豊かになると考えたようです。11月になるまいとし過ぎの花粉が飛散する。小春日和というように3月11月は気候が似ている。中国や韓国の富裕層の爆買いのおかげでスギの木の価格も2013年から見ると倍増だそうです。植林から50年今ですよとスギの植林が成長している九州から伐採が始まっている。直経20センチ、樹高20メート無断伐採をされても防犯カメラがない。樹高20メートルとなると技術も伐採には必要です。スギ花粉は老樹になり飛散は減少している。大飛散はここ数年ありません。スギよりもヒノキの舌下免疫療法を希望する人が多いが実際発売されるとみんな希望しないやめてしまう、鳥居薬品は困ってしまう。ヒノキの花粉はのどに症状が出るからたちが悪い。4月にのどがイガイガするのは考査やPM2.5とかが得ている人がいるがちょっと異なるかもしれない。杉の舌下免疫療法をしてもヒノキには無効というのがわかってきている。しかし舌下免疫療法のお薬だが安いこと、さらには指導料や管理料が算定できないのであまり啓もう活動ができない。あまり声高に叫ぶと保険はずしの問題もある。

ドライアイ

さわやかな秋になってきた。体は楽だが目は悲鳴を上げる。目がかゆい人も増えている、朝夕の冷え込みなくして紅葉はない。ドライアイの治療は患者さんの自覚症状改善が目的です。しかし医師と患者で満足度が異なるそうですね。それはなぜかというと検査所見の解釈、現在の検査の限界、眼表面の感覚の関係などが考えらrているそうです。ドライアイの自覚症状は目の疲れ乾燥そして不快感が考えられている。ドライアイの点眼液で患者さんから人気なのはヒアルロン酸しかし作用機序を考えるとジクアス点眼液やムコスタ点眼液が理にかなっている。ドライアイには6割以上ヒアルロン酸が使われている。その結果点眼直後は良いがすぐに症状が戻る気がするという話になる。もっと目が潤いたいという人がたくさんおられるそうです。そのためにはデイスプレイを見る時間を減らすのが一番と認識します。しかしそれができないから眼科にお越しになる人が多い。安全性の問題からヒアルロン酸100パーセント点眼液は発売されません。ドライアイの診断基準が変わりましたがヒアルロン酸が多く使われるのには高い点眼液が使いにくい時代の背景が大きいと思います。少ない原料を水に溶かしてできるのが点眼液です。

ビラノア錠のウエブ講演会

駅前で行われたビラノア錠の集合会場でのウエブ講演会は参加者はぜいたくにもわたくし一人でした。アレルギーの薬なのに精神科の有名教授が講演されたが先生が言いたいのは昔のアレルギー薬で寝るのはやめようという内容でした。OTCのドリエルなど第一世代の抗アレルギー薬でも眠ることはできるがすぐに耐性ができるから睡眠は睡眠薬アレルギーはビラノアのように眠くならずにすぐに聞く薬を使いなさいということでした。私も最近は非鎮静性のアレルギー薬を選んで使っています、第一世代を使うとダニ世代のアレルギー薬の良さが飛んでしまう。第一世代の抗アレルギー薬や総合感冒薬は抗コリン作用が強いつまり脳内に移行して認知症リスクを上げる。最近PL顆粒を見たことがない、抗コリン作用が強い薬です。さらには中毒になる、ロキソニンなどの非ステロイド鎮痛薬は悪魔の薬です、薬剤性頭痛につながります。漢方薬の呉茱萸湯や川芎茶調散そして五苓散が良い。アレルギー性鼻炎にはいろいろな漢方薬がある。舌下免疫療法もある。今はハウスダストのアレルギ-が非常に多い。ビラノアは食事とって服用すると効果減弱するのが弱点か?

甘草が入ってないエキス製剤

名古屋の講演会で漢方薬で甘草が入ってないものを探すと興味深いと仙頭先生が言われたので探してみました。八味地黄丸、大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、黄連解毒湯、半夏厚朴湯、五苓散、半夏厚朴湯、小半夏茯苓湯、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、真武湯、呉茱萸湯、大黄牡丹皮湯、半夏白朮天麻湯、猪苓湯、七物降下湯、温清飲、茯苓飲、四物湯、六味丸、大建中湯、辛夷清肺湯、牛車腎気丸、三黄瀉心湯、三物黄笒湯、茯苓飲合半夏厚朴湯、茵陳五苓散、桂枝茯苓丸加ヨクイニン,麻子仁丸、麻黄附子細辛湯、大承気湯、桔梗石膏、大柴胡湯去大黄、九味檳榔湯、腸廱湯、コタローの300番台には甘草が入っていないものが多い。まだあるかもしれません。オオスギ製薬の四令散を忘れていました。

コタロー漢方名古屋セミナー最終回

今日は朝6時に起きて岡山のコンベンショナルセンターで小児アレルギー学会へ参加する予定でしたが起きたら7時40分、8時からモーニングセミナーが始まる。予定を変更して名古屋へ行ってきました、14時からコタロー漢方名古屋セミナー。20分前に安保ホールにつくと講師の仙頭正四郎先生もちょうどお越しになったところでした。遠いところご苦労様といわれたが先週も仙頭先生は名古屋におこしのはず、来週は関西系統中医学講座のはずです。名古屋は姫路と東京の中間で約90分のぞみに乗ればよいところです。ほんとん気のお話でした。ZtoAでも講義を聞きましたが新鮮なお話でした。第8回になるコタロー漢方名古屋セミナーですが今日で終わりだそうで来季からは違った会になるそうです。漢方薬のメーカーさんの講演会の予定はどこのメーカーさんも来年の大筋が決まっているようです。ほんとん気の話はとても面白い、仙頭先生にはお孫さんが5人もいらっしゃるそうです。楽しかった。

冷えた頭痛に呉茱萸湯、むくんだ頭痛に五苓散

頭痛の漢方薬が聞くのは間違いない。血管収縮剤のトリプタン、腎臓障害を起こすこともあるロキソプロフェン、出したくない薬です。三重の安井先生の講演会3回シリーズ第3回に遅れて参加しました。いつものお堅い医史学と違って今回は頭痛の話が聞けました。かいつまんで私が理解したのはトリプタン系の頭痛の薬を使う前に漢方薬で頭痛を治療する、ロキソニンがほしいといわれても薬剤性頭痛が多いので処方は断る。漢方薬では呉茱萸湯や五苓散は使用目的がはっきりしている。菊がわからないのが川芎茶調散とのことでした。ロキソニン飲んでると癖になり腎臓が悪くなる人がいる。POWERPOINTのスライド資料は配布されるが実際にお話を聞かないと安井先生の奥深い話は分からない。初めて安い先生の話を聞いたのは20年前に三田市での漢方薬の合宿でした。さっぱっりわかりませんでした。面白くないこと難しいことを研究されているなあと思ってました。漢方薬の講演会は土曜日と日曜日が多い。今日はブログを書いていたら患者さんが入ってきた、ゴミが入っている結膜異物である。今日は快晴、岡山では小児アレルギー学会、名古屋では仙頭先生の講演会どちらに行くか。

たかが手湿疹、されど手湿疹

金属アレルギーなどの接触性皮膚炎の実習で何度か教えを乞うことがあった高山かおる先生の講演を聞いた。手湿疹ガイドラインの作成で大活躍されたそうです。女性の先生の講演の中では元気が出る講演というものがある。手湿疹ガイドラインはこれから手荒れの女性が多い季節です。私のクリニックは漢方診療のためいつも静か子供も少しはお越しだが9割まじめな女性というのがわかっている。手湿疹は漢方薬で直してくれという領域ではありません。しかし皮膚の血虚と考えたら漢方薬でもよいとは思う。その中で手湿疹になぜガイドラインがあるかといえばどうも原因を調べるという意義があるようです。あるいは分類するという意義があるようです。保湿剤とステロイド外用薬の組み合わせは皮膚科医でない我々の仕事、紫外線治療やステロイド免疫抑制剤の全身投与は皮膚科医でしかできない治療ということでした。終わって阪急グランドビル26階会議室で中医学の講演を聞くため快速電車にのったら立花で急病人とのことでしばらく止まってしまった。夕方から少し冷えたがホンマに昨日は楽しかった。

安全衛生委員会

労働安全衛生法は成長する法律です。労働安全衛生法は毎月安全衛生委員会を開くように決まっている。ただし台風が来たらどうなるか。わたくしたち開業医も昼休みいろいろ仕事をクリニックから外へ出て行っている。当然絶対参加しないといけないものとそうでないものがある。今日も夕方の診療が終わった後産業医の仕事が待っていた、明日の昼安も安全衛生委員会です。返ってきたら午後の診療が待っている。安全衛生委員会が全く活性化しない企業がある、私が講義をして2カ月に一度行うことが義務付けられている職場巡視など全く関心なし。そんな事業所に限り労働基準監督署が立ち入り検査に入る。どこに危険があるかわからない。活性化するために私は何も話さないといったらどうしようとなる、業種により安全が義務付けられるところは安全重視でかつ安全委員会の時間が多くかかる。安全衛生委員会は健康大学ではない、事故が起こらないように気付きを促すことが重要です。騒音などはどうしようもない。いろいろな事業所で便所をお借りする、これは大きく役立つ。男子トイレを見れば大体わかる。NHKのPROFFESIONALに女子バレーの監督が出演されていた。感動的でした。20歳の選手が監督を名前で呼んでいた。女子バレーは今までは日本の家芸でしたが190㎝の選手がいない日本は高さでは相手にならない、男子のような強烈なジャンピングサーブができるわけでもない。拾って拾って拾いまくる。モノづくり日本は有害業務を海外に移転しているが台風で神戸では中古車があふれて困っているそうです。過重労働メンタルヘルスケアに産業医学もシフトしている。下町ロケットが始まった、モノづくり日本、そしてバレーボールではサーブレシーブで崩す粘りのバレーでオリンピックで頑張ってほしい。TBSは今回のバレーボールで大赤字だそうです。スポンサーにも頑張ってほしい。

産業医の業務は大きく変わった

台風の影響で残業が増えた事業所は少なくない。残業が増えると安衛法で過重労働対策として産業医による面談を受ける必要がある。ストレスチェックテストの結果高ストレス者と判定され面談を希望するのとはちょっと違う。高ストレス者になろうと思えば作為的高ストレス者になれる。台風でいまだかつて経験したことがない残業に至る人は意外と精神的肉体的に健康そうだった。有害業務はすべて海外へ行ってしまった。残るは過重労働メンタルヘルス問題です。10月の姫路は祭り一色の地域もある。一方必死で残業して経済を支えてくださっている方もある。全国で地価下落の3位は家島の真浦、5位は夢前町と姫路は駅前以外元気がない。今日も先ほど子供の迎えに駅前に行ったが人はまばら子供の姿を探すのに苦労はしない。広畑の新日鉄の高炉が赤く見えた時代が懐かしい、そして光化学スモッグ注意報が学校の帰りに良く発令されたあの時代。広畑や飾磨には今は降下ばいじん問題がある。産業医の仕事も面接力に変わってきている。舛添要一厚生労働大臣の時代に取得した労働衛生コンサルタント(保健衛生)を生かすも殺すも面接力です。先日も新山口と福山での面接のお仕事をしないかとお声がけいただきましたが夏バテで辞退しました。

夏バテ

こどもが珍しく電話をしてきた、迎えに来るなら電車一本おくれているかラまっとけと言うことらしい。先週迎えに行き姫路駅の改札で待っていいるとお知り合いの女医先生お急ぎのご様子でした。私がノートを広げて学生のように系統中医学を勉強していると何の勉強しているんやろとのぞき込まれた。そのあと時々漢方診療にお越しの男性が改札から出てこられた。その他いろいろ姫路駅の改札付近では出会いがある。私は今夏バテ真っ盛り、毎日大韓民国の人参公社の作る正官庄の紅蔘まつをまず朝からぐい飲み、勿論患者さんにもおすすめ、私のナンバーワン処方の一つで気血両虚の横綱である加味帰脾湯も一日分まとめてぐいいと服用。そして肌寒いと思ったら麻黄附子細辛湯で体の中から腎から陽気を引っ張り出す。さあ今から姫路駅に子供を迎えに行きます。夕食は炊き込みご飯だったのできっと何も食べてないから炊き込みご飯のおにぎりを持っていきます。どうしようもない馬鹿な子だけど悪い大人がいっぱいいるので迎えに行きます。最終のバスは23時過ぎだからきっと間に合わない。無茶苦茶重い鞄持って塾行っても成績はさっぱり、犯罪に巻き込まれてはいけないから迎えに行こう。本当は夏バテで眠りたい、産業医で過重労働面談をお昼休みに行ったので今日はへとへとでも子供もへとへと。夏バテにはさらには祭りばてにも漢方薬で気血津液精を補おう。