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にきびの漢方治療

アレルギー疾患であるアトピーよりも感染症であるニキビに漢方薬は聞く。しかし一度瘢痕化したものは改善しない。ニキビ治療をしている人はチョコレートを食べると悪くなるともっともらしく言われています。しかし悪くならないという論文もまた多くあるそうです。ニキビの漢方治療は結構効果があります。ゼビアックスやエピディユオではなく漢方薬をという患者さんは男性に多い。下地のヒルドイドなどヘパリン類似物質と漢方薬の粉末飲めなければ錠剤やカプセルで清熱します。結構きれいになります。瘢痕化する前に治療をすることが重要です。瘢痕化したにきびは保険適応の範囲では無理だと思います。ニキビの外用薬には副作用が一定の割合で起こります。最初から顔に塗らず少しの量を顔の隅に3日ぐらいお使いください。私は漢方専門医です、皮膚科ではありません。漢方薬を飲んで治療をなさりたい方のご来院をお待ちしております。

気管支喘息と妊娠

気管支喘息の女性も妊娠する。そんなときどうする。昨日のアレルギーの抄読会のテーマです。抄読会は一般の方にはわからない用語の様です。英語など海外文献を読んで日本語の教科書ではあまりなじみがない新しい内容を解説し討論するものです。今の日本にはアレルギー専門医といってもすべてを診療できる人はいない。私の出番は年明けぐらい。原典は雑誌CHESTです。まず吸入ステロイドはBUDが妊娠中は有名だがどれでもよいそうです。LTRA受容体拮抗薬は動物実験で妊娠中も安全、日本ではないのでプランルカストが記載がない。テオフィリンは日本ではかなり減っているがアメリカではモニタリングをしっかりするとの記載になっている。オマリズマブはアナフィラキシーが起こりうるので妊娠中は開始しない。アレルゲン免疫療法はアナフィラキシーが危惧されるので新規に開始することは蜂毒以外は推奨しない。薬物以外では布団を55度以上で洗うこと。なるほど昨日アシテアダニ舌下錠を新規で導入した方の保護者に効かれたが今度来られたらお伝えしよう、しかし55度以上のお湯でどうやって洗うのか興味がある。今日も医師会館で小児科の講演会、明日は関節リウマチ毎日忙しい。

イムノキャップラピッド

イムノキャップラピッドは少ない血液で8項目のアレルギー検査が可能です。イムノキャップラピッド鼻炎喘息Ⅰの8項目にはスギとダニの舌下免疫療法の検査が含まれます。今まではアレルギーの検査は採血で行うことが多いと思う、普通、手術をしな眼科では採血ができないところが多い。そこでこれからサーモフィッシャーダイアグノステイック株式会社からどんどん出てくる予定ですがイムノキャップラピッド鼻炎・喘息Ⅰがまず出ました。これは採血がしにくい環境で陽性と診断できるのがよいと思います。採血でのアレルギー検査を希望されても冬になると子供さんの血管が収縮して見えなくなるので小児へ行ってくださいあるいは来年のあったかい時期まで待ってくださいというのに良いと思います。アレルギー検査は決して利益は出ませんが舌下免疫療法に年齢制限がなくなりくちの中に舌下錠を飲み込まずに保持できたらスギとダニに限定ですが体質改善が可能になっています。

アイボンは塩化ベンザルコニウムフリー

「小林製薬のアイボンには防腐剤がいっぱい。」というのは常識と思ってました。実はアイボンには2003年ごろからかぶれの原因になる塩化ベンザルコニウムや気管支ぜんそくの原因になるパラベンは入っていなかった。アレルギー性結膜疾患ガイドラインの記載や洗眼すると角膜に傷がつくというのも常識と思ってました。あったらいいなの小林製薬、コンタクトレンズをはずした後にアイボンとの記載がある。アイボンは第3類物質で私たち眼科医や薬剤師に情報提供するMRがいない。頻回交換のコンタクトレンズのケースも使いまわしアイボンのカップも使いまわしになっている。慶応大学や鶴見大学の実験では低温洗浄と乾燥でアイボンのカップもかなり安全であるとの報告もある。水道水で洗うことの問題は薬がないアカントアメーバが水道水には存在することです。人口涙液型の点眼液での洗眼が推奨されてきたがアイボンには過剰の塩化ベンザルコニウムが配合されているというのは大昔の話である。カップの清潔さ以外に洗眼のもう一つの問題点はムチンや塩化リゾチームを洗い流してしまうことです。眼科アレルギー学会に朝8時30分から18時30分まで参加して得た大きな目からうろこでした。

第一回眼科アレルギー学会

お茶の水のソラシテイで行われた第一回眼科アレルギー学会に参加しました。第一回の眼科アレルギー学会に姫路のツカザキ病院から2演題でているのにびっくりしました。兵庫医大からも2演題。東京はお天気が良く、関西は雨だったようですね。昨夜最終ののぞみで新神戸から東京に向かいました。先週のアレルギー学会の第一回臨床アレルギー講習会は多職種、看護師、栄養士、薬剤師、エディユケーターみんなで一緒に勉強しましょうという会でした。今回は基礎医学や他科の著名な医師をお招きしお話をお伺いいたしました。朝8時30分から18時30分まで疲れました。アイボンには塩化ベンザルコニウムが入っていないというのが一番びっくりしました。ソフトサンテイア点眼液で洗眼すると言うのは過去のことのようです、新しいガイドラインでの記載を待ちたいと思いました。舌下免疫療法をする医師は眼科医では非常に少ないという話で終わりました。

丁寧な方

人工授精をするとき漢方薬を併用して授かったといって5カ月のお子さんを連れてベビカーを押してこられました。向かいの調剤薬局も通ってよいですかといって通られたそうです、薬局長は接客中なので本当はお礼を述べたかったのかなと思います。といううちのクリニックも木曜日の午後なのでものすごく遠くの小学校から養護教諭と教頭同伴で目を打ってげぼげぼ嘔吐している方が来られバタバタしておりました。周りはみんなまだなのに私は授かった、しかし生後4日でブドウ球菌による敗血症に罹患し転院しNICUに入りました、しかし元気になりましたとにこやかに帰っていかれました。ご丁寧にありがとうございました。

N型カルシウムチャンネル講演会

ポートピアホテルで行われたN型カルシウムチャンネル講演会に参加してまいりました。NはNERVEのNだそうです。交感神経をブロックすることを意味します。高血圧治療における交感神経抑制と臓器保護の重要性に対をテーマにお話を拝聴しました。19時に神戸にいることは18時まで診療する者にとって不可能なので19時30分から始まるとありがたい。三ノ宮駅からポートピアホテルへの行きはタクシーがトンネルを通らず神戸大橋を渡るのでなぜかと思ったら水没していて地下トンネルは通行止めでした。帰りの新快速は加古川の手前で先行列車が遅延のため遅れていると聞きまたかと思ったが無事帰ってきました。兵庫県知事選に出馬された勝谷友宏先生の講演には遅れて参加したためほとんどお話聞けませんでした。アテデイオ配合錠はTRIPLE BLOCKERつまりL型とN型CaチャンネルブロックとAT受容体1ブロックの3つの働きだそうです。レニンアンギオテンシンアルドステロン阻害薬投与後のアルデステロンブレイクスルーは血漿中のアルドステロン濃度が初期には低下するが長期では一転上昇することです。これがアルブミン排泄低下に関係するそうです。ひと副腎皮質にはN型Caチャンネルが存在することが確認されているそうです。アテデイオはジェネリックが出ているから普通は講演会がないが貴重な勉強をしました。

台風21号一過の晴天

昨日の台風21号は姫路では特に私の周りでは大きな被害はなさそうです。昨日の今頃晴天でしたがどんどん天候は悪化してゆきました。お昼には自宅に食事に帰る気がなくなるほども雨でした。お迎えのゴダイさんでまとめ買いしているアイスクリームのシロクマくんで昼ごはんの代わりにしました。夕方診療が終わるころには西の空は明るくなっていました。本当は駅前でミケルナの講演会でしたが前日から早々中止、延期が決まっていました。三和化学のウリアデックの講演会を見てほしいとMRさんがパンフレットを置いていってたので神戸営業所に電話したら決行しますとのことでした。夕方6時50分になりアクセスすると中になりましたON DEMANDもありません。それならメール配信するか大塚製薬みたいに電話一本くれたらよいと思いませんか。三和化学さん。そこで興和さんの眼内レンズの講演に切り替えさらには15分からは武田薬品工業のメトフォルミンの講演を見ました。先日の20号で姫路キャッスルホテルで行われるはずのメトグルコの講演の演者の先生でラッキーでした。海外ではもっとメトフォルミンを使っている。

第5回総合アレルギー講習会

第五回総合アレルギー講習会の申し込みが始まりました。9月3日の14時スタートでした。いくつも参加はできるのですが実習は人気で別料金で一つの講座2000円です。昨年は実習ばかり取りましたが呼吸器の関係のものは機械を持っていいないのであまり役立っていません。今年は土曜日休診にして参加します、12月15日(土曜日)はインフルエンザワクチンの予防接種で込み合う時期ですが休診です。何回受けてもよい講座は藤田学園の矢上晶子教授を中心に行われるPRICKTESTの講座です。何とか希望講座すべて登録できました。第一回臨床アレルギー講習会は御堂筋線の難波駅の14番出口を出ると梅田寄りに歩くとかに道楽の看板が見えさらに道頓堀川を超えると行れるがビルの外に続いていたこれが今日の第一回臨床アレルギー講習会の会場のようです。エレベーターでたどり着きました。東京会場は雨だそうです。アレルギー学会会長の近畿大学の呼吸器アレルギー内科東田教授があいさつされました。多職種で取り組むアレルギー診療を5会場いつも東京で行われることが多い講演会をインターネットでつなぐ講演会ですが2017年のGSKの教育支援事業でCATSと言われています。慈恵医大の小児科の勝沼教授が次にあいさつされました。会場が大阪はかなり狭い。もう一つ小さな部屋で受講された方も多くおられたようです。今日5時まで講習を受けたら血となり肉となるそうです。インターネットでつなぐのは回線トラブルが一番の心配です。まずは耳鼻科です。45分の講義15分の実習のビデオ、事前に寄せられた質問に来足るという形式です。気管支ぜんそくのお話をなさった近畿大学の先生は学生時代からの知り合いです、今月の終わりに姫路に講演に来られます。第5回総合アレルギー講習会ではアナフィラキシーのお話をしてくださるそうです。楽しみにしております。

日本小児東洋医学会

小児東洋医学会の会員です。小児東洋東洋医学会はなぜか日本東洋医学会の専門医の単位認定がない。不思議、小児科専門医の単位はあるそうです。この日は岡山国際ホテルで前日から瀬戸内コロッシアムが行われる。どっちに行くか悩ましい。岡山の国際ホテルに電話をしたが満室だそうです。岡山で泊まるとなると駅前でしょうか。臨時のバスが岡山三谷和男先生が特別講演されるし坂崎こどもクリニックの坂崎弘美先生が司会をなさるし参加したいがこの日毎年参加する瀬戸内コロッシアムがあり14時からは博多でコタロー漢方製薬の仙頭正四郎先生の講演がある。どうぞよろしくお願いいたします。どちらに行くか悩ましい。瀬戸内コロッシアムは広島で行われていた時のような派手さがない、広島大学医学部の学生さんの音楽演奏などがあった。岡山国際ホテルは駅前のホテルではないの不便になった。眼科専門医の単位を100単位集めるには瀬戸内コロッシアムに行くのが良い。前日は大阪の阪急で漢方薬講演会もある。どう組み合わせよう。