記事一覧

当帰末と川芎の粉末

漢方エキス製剤はどこでも手に入るようになっている。一方生薬末は保険診療では97パーセント逆ザヤといわれています。わざわざ名古屋の松浦薬業さんに質問したら価格表を持って駆けつけてくださった、ありがとうございます。先日あの台風の日私は三ノ宮で秋葉先生の講演と蔭山先生の講演を掛け持ちしました。蔭山先生の講演会の質問コーナーで挙児希望の婦人の方には当帰末と川芎末を加えているというのを講演会で司会の先生の質問の最後に聴き早速使ってみることにしました。処方すればするほど赤字なので患者さんを選ぶ必要があります。最近は45歳以上60歳未満の婦人の更年期障害にプラセンタの注射をたくさんしております。遠くは宍粟市の山崎・一の宮から、舌下免疫は赤穂や千種町さらには神戸市からお越しになっています。もちろん漢方診療も朝来市生野や宍粟市からお越しです。蔭山充先生秘伝の生薬末赤字ですが治療成績が上がればうれしいです。今日は朝から高度管理医療機器の立ち入り検査で保健所の方が満員の待合室にお越しになりご指導をいただきました。今までは県の薬務課流通指導係でしたが今回初めて姫路市の保健所の方が来られました。無事終わりました。

爪水虫にネイリン

爪水虫は病名としては爪白癬といいます。爪水虫に20年ぶりの新薬ネイリンが発売になりました。一日一錠で12週間服用します。今までのイトラコナゾールとラミシールそしてそのジェネリックに比べて重篤な肝障害・劇症肝炎が少なく12週間の服用すれば後は爪が伸びて生え変わるのを待つだけの薬です。ネイリンの保健適応病名は爪白癬です。足の爪が生え変わるんはなんと一年から一年半かかります。12週間のの服用で9か月経過観察するという面白い薬です。妊娠の可能性のある方は服用できません。エーザイが開発し病院はエーザイ、私たち開業医は佐藤製薬が販売するそうです。ルリコン・クレンフィンという外用薬も治癒率20パーセントでなかなか難しい。ネイリンは副作用の肝障害が少なく効果は良いというのが今のところのイメージです。爪白癬は移る病気です、感染症なのです。家族に一人でも居たら爪白癬がいると簡単に移ってしまう。普通は足白癬があり爪白癬に至る。夫の爪白癬は妻が夫を強制的に医療機関につっれて行ってでも治療しないと一家全滅になります。いぼも同じです。妊娠可能女性はネイリン服用後3か月の避妊を要します。お盆で公衆浴場に行かれる方は自宅に帰ったら足をもう一度洗おう。水虫は国民病なんです。ずっと薬を使い続けて爪白癬にならないように気を付けましょう。かかってしまったら20年ぶりのネイリンを一回試してみよう。

熱中症

横浜から帰ってきて気が付いたが水槽にいた大きなウグイがいない。ねったぎょが二つの水槽にいっぱいいる。水槽にいた二匹の10cm以上の大きなウグイが熱中症か??突然死した。熱帯魚を飼育する水槽にはクーラーがついている。こちらの熱帯魚は元気にすいすい生きている。庭には色々なメダカがすいすい泳いでいる。昨年、私はウグイを川に返そうと夢前川へいった、子供たちが反対して連れ帰った、放流していたらまだ生きているかもしれない。メダカのような小さいときに採取してきたので自然界で生きるは無理かもしれなかった。子供たちが庭に埋めていた。昔はカブトムシをたくさん飼育した時期があった、今はメダカに一生懸命です。それくらい一生懸命勉強すればうれしいです。熱中症予防が叫ばれる。水分補給は必要ですが漢方薬の考えでは水毒になってしまう。過剰摂取には注意がいる。水分を特に冷たい水分を過剰にとると胃腸が弱る。炭酸水は胃腸の動きを活発にする、レモン水はビタミンCを補う。梅雨明けの時期8月の中旬のなつばてでじわじわ方熱中症が増えるそうです。毎日クーラーの中で暮らす私には熱中症はご縁がない。最近はビールも飲めなくってしまった。としですね。横浜に行って帰ってきたらもっと仕事があるのかなと思ったが意外と暇です。来たけど休みやったね、今度から電話してくるわとおっしゃのはご年配の方に多い。

アシテアダニ舌下錠を7歳のお子さんに導入いたしました

この夏はダニアレルギーが多くダニの舌下免疫療法を希望される意識レベルが高いお母さんが増える気がします。濃度が低いミテイキュアで安全策を取ってきましたが今日は7歳のお子さんにミテイキュアではなくより高濃度のアシテアダニ舌下錠を導入いたしました。目の前で初回はしていただきますが上手にしたの下での見込まずに頑張っていただきました。姫路では7歳での導入はおそらく、アシテア導入は第一号と思います。頑張って続けてほしい。海外ではダニアレルギーはガイドラインでも気管支喘息の治療に入っている。日本では治験のやり方がまずかった?デザインが悪かったとかでアレルギー性鼻炎の治療になっているがひょったしたらダニアレルギーがある人が採血で感作が確認された人にダニの舌下免疫療法を行うことは夢がある治療です。全国で喘息死ゼロ作戦が展開されている、しかし2017年は喘息死がわずかながら増えた。気管支喘息は死亡する病気という意識がkICSLABAの吸入薬の普及で減少してきた。私が研修医として救急で当直を始めた時に気管支喘息の発作の人をまず確実に見ることができるようにといわれた。またソルメドロールが販売されたところだった、LONGACTINGのリンデロンやデカドロンの静脈投与は入院後,外来ではサクシゾンやハイドロコートンを使いなさいといわれていました。その後アスピリン喘息が十人に一人と非常に多いことからステロイドの種類を選ぶようになっている。抗体製剤も抗IgE抗体。抗IL5抗体、抗IL5Rα抗体の3種類が日本でも使えるようになった。気管支喘息での死亡ゼロにはダニアレルギーに対する治療が重要と思う。しかし今が大切な人が多くダニの舌下免疫療法を始める人は少ない。アレルギーマーチを遮るにはダニアレルギーの克服を考えることが大切だと思う。さあ昼休みも終わりです今日もあと半日頑張ろう。

舌下免疫療法を二日に一度しかしない人が増えている

ダニのアレルギー性鼻炎の舌下免疫治療をする人は少ない、医療側から勧める治療です。苦労してお子さんに採血を行い感作されているのを確認して説明が効きたいというから説明したらそんな長い治療無理。面倒な採血をするということは何か良い治療を探しているという推察を行う。シダトレン発売時からお越しになった方は14日ごとにまじめに受診した。予約性のところは予約時に来ない方は呼び出しているところもあると聞く。4月からお越しになってない親子が来た、そしてシダトレンをいつものように処方するようにおっしゃる、いやいま8月ですよ、いったい何日間隔で施行しているのかとお子さんを問い詰めた、答えられない。お母さんが起こってあんた私をだましの?親子一緒にお越しだからこれはやらせ?保護者もわかっているはずです。こんな人日本中にいっぱいいると思う。皮下注射による免疫療法に比べたらかなり安全。しかし、RASTでクラス5や6のお子さんにダニ舌下を勧めるが困っていないとの答えが多い。やアリ発売時にホテルニューオオタニの講習会で演者がいった永遠に14日処方が良いといった意味はここにある。

新生児乳児消化管アレルギー

新生児乳児消化管アレルギーは0.21パーセントに起こるとされています。新生児乳児消化管アレルギーは食物アレルギーguideline2016にも記載があるそうです。乳児消化管アレルギーのお話を第52回日本アレルギー学会専門医教育セミナーで初めて拝聴しました。相模原臨床アレルギーセミナーでも違う講師の話を拝聴しました。小児科の医師にとっては重要な疾患のようです。昨年の第11回でも今年の第12回でも講演終了後の質問に行列ができました。次の講演時間までずっと誰かが質問されていました。小児科医にとってきっと重要な疾患何だろう。新生児乳児非IgE依存性食物タンパク誘発胃腸症という名前にしようということになっているようです。これは即時型アレルギーや炎症ではないということを強調しているそうです。年齢と症状からこの病気を疑うようです。日本人や遺伝子が似ている韓国で多い病気だそうです。即時型アレルギーはIgEが関与するアレルギーです。LTRAが薬としては効く可能性があるが保険適応外です。

花呉装さんの和服

ファイル 4245-1.jpgファイル 4245-2.jpg

京都と伊勢原市にお店があるのが花呉装さんです。昨年はまさかのハプニングでふるさと納税で大きな損をした。ふるさと納税の返礼品は3割に抑えるというので春先にふるさと納税をしていたところ勝手に一時金が入金され大きな損となった。ふるさと納税で損をするというのは私ぐらいではないかと思う。懲りずに今年もふるさと納税をしています。そんな中ふるさとチョイスの返礼品で神奈川県の伊勢原市の花呉装さんのモンペのようなズボンとシャツをお願いしたところメールでこんな柄の生地はどうですかとメールに写真が添付されてきました。大島紬の着物や作務衣を昔から愛用しています。比叡山の横川の行院では綿の作務衣ですが下界作務衣で草引きすることなどなく完全なおしゃれ偽です。わたしは大島紬の作務衣で診察することもある、山口県まで講演を聞きに行ったり姫路市の眼科医会にも作務衣で行ったことがある。昔神戸の中医研へ奈良から作務衣でお越しの医師がおられた。今はやりのスクワブも作務衣をヒントに作ったのかもしれません。さすがにこの暑い中はT者をいっぱい持って横浜へ行きました。ふるさと納税の返礼品に作務衣は少しある。女性医師の方でおひとり相模原臨床アレルギーセミナーに和服で参加されていた。おしゃれな女医さんだ。第12回相模原アレルギーセミナーが終わってから夜に花呉装さんにおうかがいたしました。相鉄と小田急を乗り継ぎ花火大会でにぎわう立川を超え何とかお店にたどり着きました。染め物を生かして和服の良さを洋服特にシャツの中に取り入れている。すべて一点物ですとこれはこれはLサイズですといろいろみせていただいた。靴下や靴も個性的です。しかし私が気に入っているシャツは人生万事塞翁が馬などという言葉は描かれているものです。しばらく診察服として着用してみようと思います。いっぱい勉強して色々な領域の患者さんに漢方を併用して触れ合っていきたい。コンタクトレンズ診療はどちらでもよい。花呉装さんは今日にもあるが土曜日・日曜日はお休みだそうです。思い切って伊勢原市までパシフィコ横浜から約1時間かけて伺い楽しかった。PAUL SMITHのような色遣いのものも多くあったが私は気の利いた言葉入りのものを購入知った。私は手術ができないから違ったことで患者さんンとコミュニケーションをとりたいと思います。

蜂刺されにエピペンの携帯

蜂が増殖する時期が来ています、蜂アレルギーの重症型アレルギーのアナフィラキシーショックにエピペンの携帯を希望される方が増える時期です。エピペンは保険適応になっているので保険の制限の中での処方です。蜂刺されは2回目以降が危険というが多量の蜂に襲われたときには一回目からアナフィラキシーに至る…。皮膚症状では判断が難しい、呼吸器消化器循環器の症状が出現し迷ったらうつことです。蜂などの昆虫では10分、FDEIAでは2時間。FDEIAでは小麦と甲殻類から果物が原因の例が増えている。私のところにもおられるが薬でもアナフィラキシーショックは起こる。痛み止めを安易に服用する傾向があるがボルタレンやロキソニンとそのジェネリック医薬品は鎮痛剤のアナフィラキシーの死亡例の50パーセント以上と危険な薬です。カロナールのほうが安全なようです。

呼気NO

相模原臨床アレルギーセミナーで(好酸球性)炎症を調べる呼気NOの検査を体験しました。体験した呼気NOは保険適応がある携帯型機種でした。デイスポとメインテナンスでお金がかかるためつまりランニングコストがかかるため購入は難しそうです。私は正常でした。総合アレルギー講習会でも実習として行われます。定価は90万円ぐらいするが空気を吹くところがデイスポで毎年メーカーに送ってメインテナンスが必要だそうです。FENOは気道の炎症を繰り返し検査できる、FENOは呼気流速に依存する。明日から日常診療という現実に戻ります。今回のセミナーは呼吸領域が多く皮膚領域が少ない気がしました。

アレルギー検査は舌下免疫療法のため

アレルギーの検査を希望されたら保険を使って行うかどうか異論があるところです。ある意味人間ドックに似た領域です。私は何のために採血するかといえば舌下免疫療法を普及させるたとお答えしています。安くなくかつ検査会社に利益があるので魅力は少ない。中学生以下なら抗体製剤が無料でできる時代です。難治性になる前に舌下免疫療法を行うために採血をしている。血液でアレルギーの検査を調べるかどうか、一回検査しておいた方がよいかなと思ってくらい意外とブナ科の植物ならやめておいた方がよい。検査が目的ならやめた方がよい。アレルギー検査をする理由を保護者が述べないときにはしない医師も多い。これという理由もないのにするのは保険診療にはなじまない。スギやダニが陽性なら舌下免疫療法を行うという目的がある。採血でアレルゲンを調べても何も変わらないならやめておいた方がよい。国によりアレルゲンは異なる。4月中にアレルギー症状が出る人が増えている。結膜炎や鼻炎だけではなくのどの症状が出るのが特徴です。4月は世間ではヒノキといわれている。しかし、意外とブナ科アレルギーが多い。ブナ科に反応するようになると口がかゆくなる、特にバラ科植物で口がかゆくなる。