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爪水虫の佐藤製薬

約6割の爪水虫の人が治る薬ネイリンが登場する。大雨の中交通費も弁当も出ない爪水虫の勉強会があった、関心が皮膚科の医師も高いようで多くの参加者があった。佐藤製薬のルコナックはクレナフィンよりも効果が高いと効いている。以前ポーラファーマの講演会で聞いたところによるとルリコンをルコナックに変えるにあたり爪の中への浸透力が開発のカギだったと聞きました。特にSWOとDLSOには有効とされている。佐藤製薬は爪水虫の治療に注力している。私はアレルギー学会専門医、皮膚科専門医ではない。なのに水虫も見てくれといわれる。患者さんが診察終わったと思ったら足の爪を見せてくださる。爪水虫は痛くもかゆくもないが一家全滅の悲劇が待っている。いわゆるサイレントキラーです。尋常性疣贅いぼも同じです。爪水虫は爪の培養で白癬菌が検出された文句ない。8月になったらネイリンという爪水虫の内服薬が出る。爪水虫hにはいままで内服はラミシールを使っていましたがなかなか治りません。爪の根っこつまり爪母に白癬菌感染が起こるとなかなか治らないそうです。それが3月服用すれば治る確率が高いネイリンが登場する。昨日は爪水虫、今日は蕁麻疹、あすべては油と毎日夜な夜な勉強会がある。来週はもっとひどい、油、糖尿病などいくらでも勉強ができる。今日の爪水虫は今患者さんが多い。爪を切って診断してルコナックを処方する。一方効果が低そうな方にはジェネリックの内服薬を処方する。20年ぶりの爪水虫の薬が8月に登場する。

妊婦の葉酸摂取

妊娠中の葉酸サプリの摂取には賛否用論があるそうです。1998年に小麦粉への葉酸の負荷が全米で義務化されASDが2倍に増えたそうです。2011年妊娠中の過剰な葉酸はASDのリスクと考えられ、2016年の報告ではASDは出産時の葉酸の血中濃度が過剰になると2倍、ビタミンB12で3倍、両方で17.6倍のORとなるそうです。葉酸はホウレンソウでとるのが一番良いという当たり前の結論に近づいているようです。今日は漢方診療の患者さん、桂枝茯苓丸の錠剤と加味帰脾湯の錠剤を処方していたがおかげさまで妊娠しました。そしたら漢方薬はやめましょうといがあるかもしれないからうことになった。以前の妊娠時は妊娠後期で五苓散を服用したそうです。つわりがひどかったら小半夏茯苓湯を処方してもよいが漢方薬はすべてドーピング禁止物質になっている。理由はみちのはたらきがあるかもしれないから。ほうれん草を摂取しすぎると尿管結石のリスクが上がる。葉酸をサプリメントでとると自閉症の子がアメリカで増えた。こんな話をして患者さんにはお薬は5カ月を超えるまでは極力飲まないようにお伝えしてお帰りいただきました。

花粉症の注射

久しぶりですとご年配の男性に声をかけられた、花粉症で西川病院の時代に多くの点眼液と内服薬を処方していた人です。最近は年に一回かかりつけの内科で注射してもろうたら先生と縁がなくなったといわれました。デポ化製剤のステロイドを注射されているようです。私にとって花粉症の注射といえばノイロトロピンやヒスタグロビンです。何年の注射に通っていただく治療です。ノイロトロピンは神経痛のも花粉症にも適応があり注射が痛いという人いたくない人いろいろです。花粉症に保険適応を有するのはヒスタグロビンも同じです。最近は注射しなくても舌下免疫療法が普及している。スギもダニも続いている方はみんな効いている。舌下免疫療法は管理料や指導料がつかないから安価な治療で医療機関の経営には?こどものダニの舌下免疫療法を初めて導入した。最初は四分の一錠をザイザルシロップの前投薬下で行ったがやはりかゆいそうです。お二人とも女の子続くとよいけどね。12歳以上でもかゆいというから四分の一に舌がかゆかった、続けて頑張ってください。気管支ぜんそくの予防になるかもしれない。

相模原アレルギーセミナーで8月3日8月4日休診です

ご迷惑をおかけします、8月3日(金)8月4日(土)は相模原アレルギーセミナーへ昨年に続いて参加のため休診です。相模原アレルギーセミナーは実習は講義としてはありません。3日の間ずっと座学で参加費は三万五千円です。交通費と宿泊費を入れると10万円近くかかります。一流の講師の話を朝の軽食昼のランチョンセミナー、夕方には横浜のおやつも出ます、とにかく充実しています。これからの日本のアレルギー診療を担う若い医師が多い、女医さんも多いと思います。夏季休暇を使って勉強にお越しの方が多いと思います。居眠りするのは私ぐらい、みんな必死で勉強しています。小児科の日成人の日に分かれていますが私はすべて参加します。私は体力がないので昨年はルートイン馬車道駅の大浴場で疲れをいやしていました。今年は姫路から2人か3人ご参加になるようなので夜はアレルギー談義をしようと約束しています。研修医・専攻医は放射線科で当直は救急、眼科に変わり、姫路に帰り漢方診療を初めてアレルギー学会に入り全国で20人の眼科専門医を有するアレルギー専門医として恥ずかしくないよう勉強しています。勿論お盆もお休みします。

産業医のなり手がない

上場している大きな会社ばかり産業医をいくつかさせていただいている。医師会で公募したがなり手がない有名企業から仕事を受けてくれと医師会で頼まれた。大きな会社といっても本社健康管理室が動いているところとそうでないところで全く異なる。最近引き受けた会社は何かと大変です。私が他社で受けている待遇に比べてはるかに低い。在宅でいろいろ業務を委託される例えば職場復帰の面談です。これは定期訪問の時間ではないので残業が付くと思ったら奉仕のようで三社契約を結ぶ姫路市医師会と相談して再考を求めた、総務と相談するとのことでした。誰も公募しても手を上げなかった企業にはやはり訳があった。あまりに報酬が安いので医師会に相談するとしんどくない仕事ではありませんか?そんなことはなかった。前任者の産業医と先日お話しましたが御仏のような方でした。企業の言うとおり動いていたようです。私は保健衛生の労働衛生コンサルタントになる前には産業医の仕事を一つもしていない奇跡の合格でした、舛添要一厚生労働大臣の印が押してある。大阪でパ○ソ○ックの統括産業医の先生にボロカス言われてしごいていただいた。今でもあまりに不出来なので名前を憶えていてくださる。なんせ産業医業務を一度もせずに保健衛生の労働衛生コンサルタントの試験に合格するのは至難の業です。

便秘の治療

アミテイーザ、グーフィスそして過敏性腸症候群のリンゼスが便秘と薬としてセンナや酸化マグネシウムと変わるかどうか。私は漢方専門医だから漢方しか出せないそんなことがないのが日本の医師免許です。アレルギー科を標ぼうする医療機関の半数以上がアレルギー専門医でない。日本は自由標傍性なので医師免許があれば何でもできる。便秘を見る医師は非常に多い。漢方薬は安くてよく効く、さらにおなかが痛くならない...良いことばかりかといえばそんなことはない。センノサイドはメラノーシスコリと言って大腸に色素沈着が起こる。漢方薬の山梔子いわゆるクチナシを10年20年投与すると特発性腸間膜静膜硬化症が起きることがある。他院で黄連解毒湯を更年期のホットフラッシュで10年処方された方がお越しになったので女神算に変法した。かなりもめたが黄連解毒湯を10年も処方する医師がいることが問題です。黄連解毒湯や痔の薬をくれといわれたのでお越しいただかなくても結構ですとまで言った。最近そんな患者さんが多い。保険診療はいわば税金を使った診療です。確定申告でセルフメディケーション税制を利用した方が少なかったそうです。宣伝不足というかなんでも保険診療と思っている方が多い。新幹線でよく寝たので目が明いてしまいました。

漢方薬はレセプト一枚で2剤まで

最近漢方薬が2次審査で査定される。月の初めと月の終わりに二回お越しになったり、処方が合わないと中3日でお越しになり査定されたり。西洋薬の新薬に比べたら安い漢方薬がバンバン査定される。社保に連絡すると病名ありますか?あります。中3日で処方しているから査定したそうです。そしたら症状安定しない例で30日を超える処方をしろということですか?といったやり取りをしてもう一度突合再審と書いて提出してくださいとのことでした。なんせ昨年の10月のレセプトを保険者の申し立てにより査定します。期日までに提出しないときはこちらの判断で査定します。ツムラ加味帰脾湯を初めて処方するので14日良かったので3日後に28日処方したのが悪いというのです。そしたら42日を推奨するのかといえば30日を超えた処方は分割処方しなさいと言われることもある。漢方薬は2剤満量は認めるという申し合わせがある、クラシエ柴胡加竜骨牡蠣湯は12錠分2で三分の二の量にしている。今度の突合再審で復活することを祈ります。薬局の調剤料も査定され1万円近くの損害です。

第二回小児漢方フォーラム

いま第二回小児漢方懇話会フォーラムに参加した帰りののぞみです。来年は名古屋駅前で海の日の連休に行われるそうです。前泊して丸ノ内線でお茶の水に到着しました。順天堂と医科歯科がお隣にところです、10時30分開演でしたが満席が予想され他ので40分前には会場につきました。結局椅子しかない方が多くいらっしゃいました。ランチョンセミナーもツムラさんの読みを大きく上回り机のない参加者は弁当の到着が遅れました、先週全国で3本の指に入る兵庫県で一番忙しい休日夜間急病センターで頑張ったかいがあり充実した一日でした。10時30分に今度姫路で行われるせいばんりんしょうかんぽう研究会で一時間講演が聞ける坂崎先生の元気がつく講演から始まりました。ながらく会を主催された広瀬磁之先生がなくなられ会を継ぐ新しい世話人先生がたの元つむらさんの撤退により書籍の出版がなくなり以前のような派手さはなくなりましとても素晴らしい会とありました、絶対に眠らないと心に誓って参加しましたが一部寝てしまいました。後援会の時は日比生藩を普段は食べません。今日は名古屋で仙頭正四郎先生の講演があり迷いましたが楽しかった。今月から当直と訪問診療のバイトをやめました。韓国のアレルギー科医師の参加者から質問があり韓国の漢方エキス製剤は日本のツムラさんに比べ劣るとのことでエキス製剤は日本のツムラの製品をお使いだそうです。大変元気をいただいた講演会でした、旅費宿泊費に参加費で5万円が漢方診療で頑張ろう。

ダニの舌下免疫療法

二人の12歳未満のダニの免疫療法を始めました。ザイザルシロップを調剤薬局で保護者の方に指示して予防的に服用させていただきましたが更にマル秘の工夫も行いましたがやはり口の中はイガイガしました。姫路市北部では唯一アシテアダニとの両方のダニの舌下免疫用法を行っています、気の長い治療が必要です、妊娠出産授乳の時にアレルギー薬を服用しないことが目標です。小学生に妊娠出産授乳の時にお薬の服用は嫌でしょうとお話してもピーンとこない人が多い、しかしダニの舌下免疫療法は効果を早く実感できる。なぜなら一年中ダニやハウスダストは存在するからです、大人でも口がイガイガする舌下免疫療法小児で継続するだろうか。海外では気管支喘息の予防効果が認められている。国内ではダニだけではなくペットなどの重複感作のプロトコールが用いられたのではないかといわれる。ダニ単独感作では再治験を行うゆとりはなさそうです。ダニが予防できたら気管支喘息も予防できる。そんなことが常識になると嬉しい。今、当分することはないと思われる夜間の内科当直STERBENがあり目が明いてしまった。今日はキャッスルホテルで緑内障の講演会、明日東京で小児漢方懇話会。7月は集合会場かホテルで二日に一回以上ダブルヘッダーもある。頑張って勉強しよう、爪みずむし、蕁麻疹、糖尿病、職場復帰の面談、ストレスチェックテストと忙しそう。

国民皆保険制度の勘違い

6月になりスギ花粉の舌下免疫療法シダトレンの導入が増えている。ばかげた話だがこれって本人がこないといけないんですね?はあ?保険診療を何と思っているのか。無診療投薬は禁止、ドラッグストアではありませんよとご説明してもわからない人が増えている。シダトレンは要処方箋役である。3年から5年続けると心に誓った方のみが始める治療です。休日夜間急病センターで多くの方から言われたのはこれって治りますか?いつ治りますか?初めて出会ってわずか数分の方に免疫力がどの程度あるかわからないのにわかるわけない。私を占い師と思っているのではないかと思った。感染が起こるかどうか免疫抑制のお薬を使っているか、糖尿病はないのか。それから主訴が骨粗鬆症の検査、アレルギーの検査というのも保険診療にはなじまない。症状があるから検査するのが保険です。交通事故で10対0で加害者の場合は保険を使ってよいらしい。0割の過失の保険会社からはお金が給付されないからです。シップ○枚頂戴これは保険診療ではない。ドラッグストアで自費で買ってちょうだい。そんなこと言うと先生はケチだとか藪とか言われるが気まりを知らないのは患者さんです。30日を超えた処方はできません。