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マダニ

アレルギーのダニはチリダニやヒョウダニです。死骸がハウスダストになります。草原で噛むダニのマダニはまた別のダニです。アレルギーの仲間は夏になる変わった病気がはやります。デング熱など日本にはない病気と油断していると優秀な医師にはデング熱を診断しようとまち構えていたそうです。マダニに噛まれることが問題になっている。野山のダニに噛まれる人が増え日本紅斑熱が最高らしい。発熱と消化器症状が主訴の重症熱性血少板減少症候群も多いそうです。日本紅斑熱はマダニにいる細菌感染だそうです。死ぬこともあるそうです。ダニの一種ツツガムシが媒介するツツガムシ病は発熱・発疹を主訴に東北地方に多い。日本紅斑熱やツツガムシ病には抗生剤は有効だそうです。今年は発熱・頭痛・痙攣がトリアスのダニ媒介脳炎も日本で発症した。飛行機を開始あっという間に感染症も日本に入る。ひありも怖い。アレルギーのダニにはヤケヒョウダニとコナヒョウダニがあります。日本紅斑熱がアレルギー診療で登場するのはセツキシマブアレルギーです。セツキシマブアレルギーは初回投与からアナフィラキシーを起こすこともありカレイの魚卵、マダニ咬傷による日本紅斑熱、

木村豪雄先生の漢方よろず相談

木村豪雄先生の漢方よろず相談に参加するのは今回で4回目ですが少人数で全員が指名されるというのは初めてでした。漢方メーカーのMRさんは日曜日の出勤が多い。漢方のリーデイングカンパニーのMRさん休日出勤ありがとうございます。大学時代の先輩がされた質問は芎帰調血飲についてのものでしたが芎帰調血飲そのものについて山本巌先生のご処方は秘密になっていて木村先生もご存じないそうです。明日から使えそうな話ばかりでした。外来に普通に来る風邪には参蘇飲か柴胡桂枝湯や柴胡桂枝湯と桔梗石膏が良いそうです。家族や自分の風邪は太陽病の薬だそうです。呉茱萸湯は飲めたら効く薬つまり飲みにくい方剤だそうです。症状がある貧血には気虚の方剤が良いそうです。また温病は勉強しても方剤が日本では使えないけどね。まさにそのとおりと思うお話ばかりでした。ツムラの竜胆瀉肝湯に温清飲を加えるとコタローの竜胆瀉肝湯に近くなるそうです。八味地黄丸を使いたい人で舌診で苔がない人は六君子湯や人参湯を合法するそうです。今日も一日充実しておりました。

漢方よろず相談

さすがリーデイングカンパニーという漢方よろず相談に参加させていただきました。きょうさすが今日はとは参加者全員が一つ以上質問を行使の先生にぶつけるというものです。飽きないように真ん中の時間は講義で座学でした。参加者全員が質問をぶつけるということは少人数でなければ成立いたしません。先週の子供への漢方薬の服用方法に続き座学ではない素晴らしい講演会でした。講師の先生が九州から私たちのためにわざわざ神戸までお越しくださいましたことに感謝の念でいっぱいです。朝から漢方よろず相談にのっていただきました。よろず相談者の真っ先に先週話題になった麻黄湯とカロナールの併用はどうお考えですかと聞きました。体温をいったん上げる麻黄湯といきなりセットポイントを下げるカロナールの併用は効果がないでしょうとのことでした。私が今も使いこなせない漢方エキス製剤、長い間使ったことがない柴胡桂枝乾姜湯を腹診をせずに使う使用目標を尋ねました。この先生11月5日日本東洋医学会の関西支部総会のランチョンでまたお目にかかれます。今日も一日充実していました。

関西臨床漢方セミナー

今週は毎日講演会に参加して疲れていますがそこで休んではと思い阪急グランドビル26階の関西臨床漢方セミナーへ参加しました。今日は講師が西本隆先生です、満席です、30分前に会場についてテキストを熟読しました。婦人科の漢方薬ということで23,24,25の漢方薬についてさらりと流し血府逐瘀湯を中止とした話つまりせんじ薬のお話でした。1830年に王清任の医林改錯はできたそうです。杉田玄白の解体新書が1774年ですからかなり後になりますが簡単な解剖の話が記載されているそうです。当帰芍薬散と安中散を併用すると少腹逐お湯の方位になるそうです。当帰芍薬散で下腹部が冷えると痛む方向けです。当帰湯は当帰建中湯、黄耆建中湯、大建中湯、半夏厚朴湯をミックスしたような面白い処方です。少しお高いですが以前はよく使っていました。当帰芍薬散加附子というエキス剤があることをご存知の方はかなり詳しい方です。当帰芍薬散にアコニンサン錠を加えただけです。最後は川芎茶調散ですが鼻づまりに良いそうです。麻黄が入った葛根湯川芎辛夷をずっと使うことはない、寒い時に辛夷清肺湯をずっと使うこともない、川芎茶調散には理気がいっぱい入っており鼻づまりに良いというお話でした。私もずっと前に東京の斎藤輝夫先生のお話を聞いてから鼻づまりに川芎茶調散を使っています。

認知症

医療を含めた科学の進化についていくには一日100本の論文を読まないといけない。論文よんで記憶するつまり知識を身に着けるのは意味記憶、アルツハイマー病では意味記憶が損なわれるそうです。個人の経験に基づくのはエピソード記憶。平成22年に440万人、厚労省の発表では440万人、2025年には700万人。80歳を超えたら5人に一人は認知症90歳を超えたら60パーセントが認知症。認知症に対する最大の治療は生活習慣病の数値を改善することです。昨年末から新聞を見るとアルツハイマー病の有力な治療がとん挫している。そこでアミロイド仮設の前に介入する治療が必要、あるいはアミロイドベータたんぱくができる前に介入が必要ではないかと言われています。アルファセクレターゼ、ベータセクレターゼ、ガンマセクレターゼなどいろいろな酵素もわかっている。講演会で一般開業医から演者へMMSEを患者さんにするのがよいか悪いかという質問があった。100-7は93,93−7はいくらですかでは付加だそうです。10-7はいくらですか。そこから7引くといくらですかと聞くべきだそうです。即時記憶は数秒、近時記憶は数分から数時間、遠隔記憶は昔の話。アルツハイマー病では近似記憶がやられるそうです。

ファブリ-病

キャスッルホテルでファブリー病の講演を初めて拝聴しました。満席でした、机がない医師もいらっしゃいました。角膜異常も症状にはあるそうです。しかし私は見たことありません。X LINKEDの遺伝子異常をとるためだれか見つかると血のつながった人を調べるそうです。つまり色覚と同じ遺伝形態です。つまり女性は保因者だそうですが意味不明ですが演者は今は保因者という考えはないとおっしゃっていました。眼科では今もし企画で保因者についてお話します。αGAL活性を測定するには薬価が3800点ぐらいだから大変です。そこでお安いのが尿の沈査の検査で感度特異度が100パーセントの桑の実小体を見つけることだそうです。治療のお薬も300万毎月かかり×12で年間3600万円、姫路なら戸建てやマンションが購入できます。どうも比較的早くかつ腎臓の障害が軽度な方に酵素補充療法の治療していかないと薬も効果は内容です。心臓のサルコイドーシスに進行してからステロイドを全身投与しても効果があまりないのと同じだそうです。酵素補充療法には進行予防の力はあるそうですから角膜混濁や若年白内障には注意をします。

アナフィラキシー

昆虫アレルギーにおいて今年はありが話題です、例年なら蜂アレルギーの季節です。全身に起こる重症型アレルギーがアナフィラキシーです、さらにショックを起こすとアナフィラキシーショックです。アナフィラキシーの原因は蜂さされ、薬、そして食物アレルギーが多い。山の中での蜂さされは怖い。一回刺されて大丈夫でも2回目、3回目、4回目と次第に生命に危険が及ぶアナフィラキシーが発生しやすくなる。先日お越しの蜂さされでアナフィラキシーで救急搬送された方はエピペンを持ちたいと来られたが3つの蜂抗体がすべて陰性でした。そう答えるとそしたら要らんわといわれて処方しなかった。こんな場合も処方したほうが良いに決まっている。実際にアナフィラキシーかアナフィラキシー様反応で救急搬送されたんですからね。しかし再考するとひょっとしたら蜂に刺されたのは事実として熱中症を合併したのかもしれません。このような方にエピペンを処方するのは微妙なところです。夏休みの半分終わりでいよいよお盆休みです。私は缶詰で宿泊しパシフィコ横浜でアレルギーのすべてを学びました。今日で8月が終わりです。昨日のESD、今日のファブリー病の講演会これで八月は終わります。

胃がん

ピロリ菌でMALTリンパ腫の発生が増えるそうです。井戸水や口移しでピロリ菌は移るそうです。高血糖とピロリ菌は3点5倍胃がんの発症を増やすことが久山町で分かっている。喫煙で11倍発がんを増やす。WHOは小さじ一杯5グラムを推奨している、日本人は男性11グラム、女性9グラムだそうです。ピロリ菌は1歳7か月から2歳7か月までキスで虫歯菌、ピロリ菌は移る。ベータカロチンを食べ過ぎると胃がんのリスクは下がるが肺がんのリスクが上がった。ベータカロテンの量ですが毎日人参何本とるとよいか?100グラムの人参3~4本大豆イソフラボンも多いと子宮内膜症を引き起こす、納豆2パック、豆腐1丁とると多すぎるようです。タバコ酒塩分制限が良いとのことです。胃癌のESD治療はかなりすごいみたいです。内視鏡で消化管の腫瘍病変を治療するESDにCO2レーザーを併用することも行われているそうです。炭酸ガスは水に吸収されやすい性質を利用したものだそうです。大腸のESDでは穿孔が5~15パーセント、遅発穿孔が0.4パーセントもある、まだまだ薄い大腸の壁との闘いは続いているようです。

ESD

ESDはENDOSCOPIC SUBMUCOSAL  DISECITIONの略です。GI EXPERT
WEB SEMINARを会場で見てESDってすごいという気持ちがわきましたが一方開腹手術のほうが楽ではないかという気もしました。ESDは非挿管下で局所麻酔つまり静脈麻酔でペンタジンやサイレースそしてα2AGONISTなどを使うそうです。困難症例は血管が多い、繊維化、壁が薄い、死亡が多い方のようです。大きなスクリーンに映るとやはり感動がある。壁が薄い償還にできた癌を血管に障害を与えないように根こそぎマーキングした範囲で除去することは凄いと思った。また今も翻転しないとみにくいところはもう点であり境界は色素をかけないとわかりにくいという現実は変わらないようです。VARIXを避けながら食道の腫瘍を除去する、あとからVARIXも除去して医学は進歩している。大腸は昔から壁が薄いと評判でした、十二指腸もVATER乳頭があり難しいそうです。EBDを後から何回も施行したり、ケナコルトの局所投与そしてプレドニンの内服いろいろしても管腔臓器は狭窄するようです。素晴らしい進歩ですがまだまだ課題も多いそうです。

漢方薬加単シロップ

子供に薬をいかに飲ませるか。その答えは漢方薬加単シロップでした。単シロップを漢方薬と混ぜると聞き明日から実践したいと考えています。明日からの診療でお子さんに漢方薬を処方する機会が増えそうな予感がします。母親が味見してこんなもの飲めるはずがないというのが一番まずいパターンです。東日本の震災の年に日本アレルギー学会が幕張で行われたときカレーで味を隠すことを覚え患者さんの保護者さんにはこれまでお勧めしてきました。アレルギーのドライシロップですらこれだから小児に漢方薬をいかに副作用させるかは不可能と思ってきました。漢方医薬学雑誌2015VOL23NO1に答えに一つが記載してありました。昨日の西播臨床漢方研究会でも子供にはまず小建中湯を処方すると会長がおっしゃっていましたがそこに単シロップを入れるともっとおいしくなります。がってん。お迎えの調剤薬局にいっぱい漢方薬が山積みになっている。錠剤カプセルトウモロコシでんぷんが賦形剤でないと服用できない方のエキス顆粒大人も子供も漢方薬を服用するには薬剤師さんをはじめとする医療スタッフの力が必要です。今日は本当に感動的です。