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不眠症の向精神薬のやめ方

西洋医学では不眠症は入眠障害、熟眠障害、中途覚醒、入眠障害の4つに分類される。精神疾患の弁証における邪は4つあります。痰・鬱・火・瘀です。心火上炎だけではありません。不眠症に4つの弁証があります。心腎不交、心脾両虚、心胆気虚、消食導滞です。関西系統中医学講座では今日は精神科領域特に不眠について学びました。使える方剤は保険診療の中では限られています。どうやってデパスから離脱するか。デパ中は頑固です、夕方になると不安ですと訴えてくる、デパスの0.25mg服用していただくと黄昏症候群の方が今日は寝ておきますあるいは今から行ってみてほしいのですよといわれます。抗不安作用が大きいからでパスを旧約するのは難しい、悪魔の薬です。夕方になると悪魔がささやく、そんな状態を漢方薬でゆっくり減らしてゆく。すぐ辞められる方もいる、比較的お若い人です。いずれにしも女性です。漢方やっていると9割は女性で。マイスリーを8分割して粉末化して処方してふらついた人がいる、何か訳ありです、きっと。その方がデパスなら飲める、何か私に言えないことがある。エチゾラムの抗不安作用が怖い、依存に耐性。

今日は関西系統中医学講座に参加しました。

今日は珍しく新幹線で関西系統中医学講座へ向かった、したがって早く着きました。今日は控室の本屋さんがお見えでした。読みもしないのに積読のため30000円分も東洋医学の書籍を買いました。ふつうの本屋では売っていない本です。姫路駅に出るバスの中でバスの中でおはようございますといわれた、高校三年生の時の同級生です。臨床検査技師で基幹病院に勤める女性です。早くから勉強ですか?とお尋ねすると認定の技師の研修で大阪城公園まで行きます。バスがすいていたのでいろいろお話を居ると私と同じ天台宗の寺の子がいた、お父さんは叡山学院の教授、女子3人で跡取りに困っているそうよ、同じクラスにもう一人臨床検査技師の女性がいた。姫路○○病院に勤めて脳外科の医師と結婚して今は岡山よ。○○さんは放射線科の医師ですよね、私の神戸市立中央市民病院で放射線科の研修医でした。医師会立診療の所長をしていたけど誰も姫路にいないから同窓会にも来てないよ。女性の情報網はすごい。○○さん上位の蚊鏡というので日本の眼科という雑誌に顔写真入りで出てましたよ。さすがりかけクラス女性も医師か臨床検査技師そして薬剤師が多いようです。お近くに住んでいても最近はめったに合わなかった。

不妊治療

もっと不妊治療、そして妊婦検診に女性を増やすべきだと思う、少子化対策はこどもの医療無料化ではない。人工受精・顕微授精・体外受精いずれもお金がかかる。漢方診療をしている御縁で不妊治療についていろいろ挙児希望の方からお話をいただく。子供医療は人口の移動を生むだけです。お金がかかる、めげていても仕方がないといわれ体調も悪いがAIHをしたとか。お金がかかるので万全で望みたい。子供医療の無料化は元へは戻れない。調剤薬局ではジェネリック医薬品を進めても保護者が先発品をとるそうです。差額徴収の話につながっていくと思われる。いつまでも子供の医療費は無料にならない。田中角栄元総理が老人医療を無料にしたが小泉内閣が1割負担に、そして今は2割負担になっている。歴史は繰り返す。アメリカではオバマケアに対して民間の保険会社が下りてしまって大変らしい。大阪市では橋下師長の時代に妊婦さんへの検診費が多く助成されるようになっている。先天性梅毒患児が増えている。それを放置するのは検診を受けないからだそうです。いまから梅田のsンルートで関西系統中医学講座です。午前3.5時間午後3.5時間長い、そして実りのあり講演会です。

東洋医学と西洋医学

兵庫医大の一級下の女医先生のうつ病の講演を西洋医学のメーカーと東洋医学つまり漢方薬メーカーで中一日で加古川と神戸で聞きました。かなり良く講演をなさっているようでスライドの内容は頭に入っているようです。ある意味話の速度が速い、しかし質問の時間を残しきっちりと終わる。わたしにはまねができない、私は講演会直前までスライドを作っている。あれも話したいこれも話したい。西洋薬メーカーがスポンサーの時は一切漢方薬のお話はなかった。では漢方薬メーカーがスポンサーになると漢方薬を使ってうまくいった症例を提示されるぐらいで具体的な漢方薬の使い方についてはほとんど触れません。そして究極の違いはパワーポイントのスライドを漢方薬メーカーでは惜しげなく配布されました。加古川では必死でノートをとりましたが神戸では復習も電車の中で楽勝でした。講演の依頼を受けたらこうでなくてはいけないのでしょう。いきなり3回シリーズで講演を受けられすごいなあと思います。私など60分から90分でといわれたら90分お話してしまいました。明日は関西系統中医学講座です。今月は5回も日曜日がありますが4回コタロー漢方製薬の講演会です。

女性のメンタルヘルスを考える会

今日は加古川の商工会議所で女性のメンタルヘルスを考える会に参加しました。講師は兵庫医科大学で一学年下の女性医師でした。講演をかなりなさっているようでわかりやすいおはなしでした。鬱の症状は不安不眠が多く、セロトニンが低下する不安、ノルアドレナリンの減少で意欲が低下する、そして最後はドパミンが減少して快楽つまり喜びの感情が減るそうです。プロラクチンが増加しエストロゲンが減少し焦燥感がつよくなる。うつ病は4割が認知症になる。家事とは24時間労働です、家事には時間短縮勤務はないそうです、実は女性は孤独な存在だそうです。家族以外との意味のある会話が少ないそうです。家事を手抜きできる女性は良い。手抜きできない女性は不安いっぱいです。体重増加と食欲亢進する人が女性のうつ病には多いそうです。不安とは明確な対象がない恐怖だそうです。IBS,PTSD.SAD,PANIC適応障害、強迫性不安障害、全般性不安障害病気ではないと思うから受診が遅れる。海外では女性が多い。日本では性差がないようです。女性は平均28歳で受診となるそうです。

女性9割の医療

女性9割の医療それが漢方です。漢方クリニックは最低でも8割が女性です。女性はまじめだから漢方薬でゆっくりじっくり治そうとする。男性はその時良ければよい。舌下免疫療法も最低3年続ける治療です。舌下免疫療法は私のところでは圧倒的に男性です。妊娠出産授乳があるから舌下免疫療法を勧めるが口がかゆいとかで女性はなかなか続きません。女性は男性の2倍気分障害にり患しやすい。精神疾患は双極性障害の一型を含めて女性が多い。女性は優秀です、だから思春期においては心因性視覚障害にり患する。そして男女平等といわれて高学歴の女性が増え専業主婦は25パーセントしかおられないそうです.専業主婦かどうかは出産後の公園デビューでもグループが変わるらしい。住宅ローンがあるから働く、それとも夫に経済的依存をしていたら離婚できないから専業主婦にはならない。4組に一組が離婚する時代です。精神疾患になぜ女性がり患しやすいかといえば職場・家庭で忙しすぎることに起因しているそうです。少子化に歯止めがかからない。困った時代が来ています。

じんましんの講演会

じんましんについてのお話が非常に増えています。講師は圧倒的に広島大学の関連の先生が多いです。WEBではクイズもありました。クイズによるとアレルギー性のじんましんは20パーセントにすぎません。8月のアレルギー学会専門医講習会では難治性じんましんのお話が広島大学の先生が講師であります。NAVA社ではアレルギー学会のONDEMAND放送が終わりました。ゾレアのじんましん適応拡大で多くの人が集まったようです。欧州では非鎮静性アレルギー薬を4倍まで使ってだまならゾレアだそうです、日本ではビラスチンやデザレックスは適宜増減してはいけません。来週水曜日はビラスチンの会社でWEB講演会です。無茶苦茶忙しい。梅雨で体の外からの湿邪と水分摂取過多による内湿で胃腸虚弱の方には漢方薬がぴったりの気候です。8月4日5日6日は相模原病院の相模原アレルギーセミナーです。テキストが充実しているそうです。誘ってくださった私の高校の後輩になる先生は欠席らしい。会費35000円の講演会です。宿泊に交通費物入りです。朝から晩まで缶詰です。邪心を捨てて子供たちよりも勉強しています。産業医の仕事の帰りに子供にバスの中で会った。微分・積分を解いていたが何のことかさっぱりわかりません。8月2日まで夏期講習らしい。負けないように私も頑張りたいがあと10年したら年金生活者のみで体がだるい日々が続きます。今日も多くのアレルギー患者さんがお越しいただければ幸いです。

労働衛生コンサルタント

連休明けです、今日は昼休み産業医業務でつぶれた、明日も往診でつぶれる。医師は労働衛生コンサルタントを取得しても初戦産業医です。労働衛生コンサルタントの資格は医師でない方にとっては飯の種です。2日にわたる遅刻早退を一切認めない東京の日本医師会の講習を受けると労働衛生コンサルタントは筆記試験免除となります。保健衛生の労働衛生コンサルタントは3回受けないと通らないといわれています。苦労して労働衛生コンサルタントの試験に受かっても相変わらず産業医講習会には参加して自己研鑽が必要です。実地研修を含む20単位が5年で必要です。労働衛生コンサルタント会は本部の年会費25000円、さらに兵庫県支部会費が必要になります。試験に受かるためにいっぱい勉強しました。姫路でも50人以上の学校では産業医を設置しています。しかし、眼科専門医であるがために内科の先生希望という姫路市立の学校もありました。産業医学は健康管理もありますがまずは作業環境管理が一番重要です。産業医講習会は内容が多岐にわたります。勉強になります。

一周忌の法要

一昨日は父親が亡くなり一周忌でした。母親の20回忌でもありました。8月は寺院にとって一番忙しいのでの7月に前倒し、3連休の最終日です。それも檀家さんが法事をなさらないさん連休の最終日でした。7月17日、これが母親の命日です。昨日は朝は姫路は大雨でした、アレルギーの重症の患者さんが続きました。あの雨でお越しになるのはやはり重症です。昼は産業医、昼飯抜きで帰ってきたら患者さんに業者さん、そしてお迎えの調剤さんのエリアマネージャーさんがアポなしで会いたいと電話がかかってくる。わずか30分のお話です。私にしかできない業務がいっぱいある。いくら小さい医院でもいわば医院の院長は会社で言えばトップです。面会を求めるなら今から言ってよいですかではなくあらかじめアポがほしかった、飛び込みで面会を求めて面会がかなう会社はなかなかありませんよ。会社の社長さん今日は往診、明日は加古川、そして…毎日大忙し。疲れで帯状疱疹、ものもらいが多いですが流行性角結膜炎が増えているようです。アデノウイルスの検査キットを展示会で見ましたが咽頭用のキットばかりでした。アデノウイルスは手から感染します。アデノはできるだけよそに行ってほしい。

菊花

漢方薬で菊の花は重要です。日本のせんじ薬では黄色のキクの花が用いられます。釣藤散に医療用では菊の花が入っています。菊の花は甘い苦いそして微寒です。菊とクコは対薬で明目作用をパワーアップします。秋はキク科の花粉症の季節です。しかし今採血で調べると皆さんキク科のアレルギーでなくハウスダストアレルギーです。生薬の菊花には3つのものがある。よういんへいかんつまり養う力が強い白菊花、解毒作用が強い野菊花、ちょうど中間の抗菊花があります。抗菊花は黄色の花です。白菊花は甘みが強い。そして肝腎の陰虚を補います。養う薬とは滋陰養肝つまりは肝腎陰虚を養陰します。日本へ主に輸入されるのは抗菊花です。清肝明目祛風の働き中心です。一昨日は法事で菊の花がいっぱいです。白い菊の花がきれいです。白い菊は養う力が強い。