COVID19が流行する前は木曜日の夜9時なんてたいてい姫路駅前に講演を聞きに行ってました。今は夜9時は自宅にいます、この前の木曜日の夜にドクターXをご覧になった方はチー坊のイメージがすっかりなくなった杉田かおるさんがタコつぼ心筋障害の患者を演じておられました。胸痛や不整脈を自覚し心電図でST上昇がみられ心筋梗塞と鑑別が難しい疾患にタコつぼ型心筋障害がある。最終的には冠動脈閉そくがないことで心筋梗塞との鑑別がつく。心臓病は怖い、命に係わる医療の番組には必ず医療監修がついている、時々自己紹介で私があの番組の監修をしていますとお伺いすることがある。浮世離れしたドクターXはすべての外科疾患を一人の医師が手術を行うのが現代医学とはちょっと異なる。新型コロナワクチンもすごい勢いで接種が進んでいるが9パーセントが12歳未満なので最高でも接種率は91パーセントとなる。心筋炎や心膜炎の地雷疾患に出会わず良かった。6月ごろだったがモデルナワクチンで心膜炎が姫路でもあったと患者さんに伺い慎重になっていましたが100万人に10人から30人だからそんなに人口54万人都市の姫路では怒らないまれな副反応になっています。心臓病は何でも命に直結しています。