医療用漢方製剤で不眠症といえば帰脾湯・加味帰脾湯・甘麦大棗湯・酸棗仁湯・竹茹温胆湯方剤ではなく生薬末にはサフランもある。医療用にはないが天王補心丹も有名である。心腎不交で安眠作用が強いのが天王補心丹です。生薬学的には安神薬の酸棗仁湯が有名である。酸棗仁は決してねむくならない。酸棗仁は収斂作用があり舌苔が厚い人には無理です。漢方薬はベンゾジアゼピン系睡眠薬とは異なり眠くならない。ベンゾジアゼピン・非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と異なり癖にはならない。重たい生薬で心を落ち着かせるのが竜骨・牡蛎で重鎮安心薬という。医療用には柴胡加竜骨牡蠣湯・桂枝加竜骨牡蛎湯の二つが使える。温胆湯は陳皮・半夏・茯苓(茯神)枳実・竹茹・甘草からなる方剤です。温胆湯は医療用漢方エキス製剤には存在しません。二陳湯に冷やす竹茹と下向きベクトルの枳実を加えています。竹茹温胆湯には冷やすものが配合されいる。温胆湯は温という字が入っているが方剤としては冷やす。上昇した熱痰を覚ます薬である。竹茹温胆湯で舌苔を薄くしてから酸棗仁湯を使うと理にかなっている。竹茹温胆湯で私は何度も口内炎ができている。冷え症の私には1グラムの黄連が素体を冷やし過ぎると考えている、私は陰虚でもある、少し酒も飲んでいないのに顔が紅潮している。昔は白かった。で顔が赤みを帯びていると考えています。。虚熱には黄連が強すぎるのではないかと考えます。近年私は竹茹温胆湯はツムラしかないが竹茹温胆湯は使ったことがない。今日はかつて全国で3本の指はいる忙しさを誇った休日夜間急病センターで18時まで拘束されています。患者さんがお越しにならない時間は有効に勉強しています。